改悪後のMileagePlusセゾンカードとは?最新メリット・デメリットと各カードの比較

MileagePlusセゾンカードは「ユナイテッド航空」のマイルが貯まるクレジットカード。

しばしばANAよりも少ないマイル数でANAの飛行機に乗れるということもあり、コストパフォーマンスの良いカードとして知られていました。

…が、2024年に入って度重なる改悪が発生。今までこのカードを使用してきた方の離反が増えていることも事実です。

今回はそんな「MileagePlusセゾンカード」の最新情報を踏まえた上で、このカードの利点や難点を解説していきます。

目次

1分で分かる!MileagePlusセゾンカードのメリット・デメリット

MileagePlusセゾンカードは一言で言うと、「コストパフォーマンス良くユナイテッド航空のマイルを貯めたい方向け」のクレジットカードです。

このカードのメリット
  • 改悪後も最も安い年会費で、マイル還元率1.5%を達成できる
  • 貯めたマイルはユナイテッド航空の他、ANAでも使える
  • マイルの有効期限なし
このカードのデメリット
  • 現在はマイル還元率1.5%の達成に、最低でも14,300円の年会費が必要
  • 国内の航空会社に比べると、マイルの交換レートや仕様が非常に不安定

2024年に入り、場合によっては必要な年会費が倍増するなどの大きな「改悪」が生じたこのカードではありますが…。

今でもライバル他社カードに比べ、コストパフォーマンスの高いクレジットカードであることは確かです。

特に「可能な限り安い年会費で、価値の高いマイルを効率よく貯めたい」という場合において、MileagePlusセゾンカードは有力な申込先候補となってくれることでしょう。

国内の航空会社に比べると、何かとサービスが不安定な部分はありますが…。
上手くハマれば非常にお得なメインカード候補となってくれますよ!

MileagePlusセゾンカードの主なサービスと特典

ここからはまず、現行の「MileagePlusセゾンカード」の基本的なサービスや特典について見ていきましょう。

1マイル=2円~の価値があるユナイテッド航空のマイルを貯められる

MileagePlusセゾンカードを使用することでもらえるのは「ユナイテッド航空のマイル」。

そしてこのマイルは航空券との交換に用いる場合、実質2円相当、あるいはそれ以上の価値を持つことが多いです。

MileagePlusセゾンカードの中で最も年会費の安い(3,300円)一般カードの場合、「決済額1,000円ごとに5マイル」が還元されます(=マイル還元率0.5%)。

ただしユナイテッド航空のマイルの価値を考えると、実質的な還元率は1.0%~相当と考えることができるでしょう。

11,000円の年会費の追加やゴールドカード等の選択でマイル還元率は1.5%にアップ

MileagePlusセゾンカード(一般)のマイル還元率は0.5%ですが、

  • 有料サービス「マイルアップメンバーズ」(年会費11,000円)への加入
  • ゴールドカード(年会費33,000円)またはプラチナカード(年会費55,000円)の選択

という条件のいずれかを達成することで、マイル還元率を1.5%にまで引き上げることが可能です。

1マイル=2円相当と見積もる場合、実質還元率は3.0%となるわけですね!

年会費はかさむものの、ユナイテッド航空のマイルをより効率よく貯めたいなら、ぜひ活用したい仕様だと言えるでしょう。

特に「一般カード+マイルアップメンバーズへの加入」であれば、ライバルカードと比べても最も安い年会費(14,300円)でマイル還元率1.5%を達成できるためおすすめです!

MileagePlusセゾンカード「マイルアップメンバーズ」の損益分岐点

貯めたマイルはANAの国内線を含むスターアライアンス系の航空会社でも利用可能

ユナイテッド航空のマイルは、ANAやアシアナ航空、エア・カナダ等のスターアライアンス加盟航空会社でも利用可能。

特にANAの場合は、ANAマイルを使って国内線を予約するよりも、ユナイテッド航空のサイトを経由した方が必要マイルが少なくなることも多々あります。

ユナイテッド航空の国際線を利用する機会がある方はもちろん、ANAの国内線等を利用する機会が多い方にとっても、ユナイテッド航空のマイルは有用と言えるでしょう。

特典航空券との交換に必要なユナイテッド航空のマイル数の一覧【国内線・国際線】

デメリット

ただしユナイテッド航空の場合、ANAに比べると必要マイル数サービス提供状況が不安定というデメリットもあります。

ユナイテッド航空のマイルは有効期限なし

ユナイテッド航空のマイルは、ANAやJAL(いずれも有効期限36ヶ月)と異なり、時間が経っても失効しません。

「無期限でマイルを貯められる」こともまた、この航空会社のマイルを獲得する利点となってくれることでしょう。

ユナイテッド航空の航空券を購入する場合ならマイル還元率アップ

MileagePlusセゾンカードを使用して「ユナイテッド航空」の航空券を購入すると、以下のマイル還元率の優遇を受けられます。

ユナイテッド航空におけるマイル還元率優遇
一般カード
(年会費3,300円~)
1,000円につき5マイル付与(+0.5%)
ゴールドカード
(年会費33,000円)
1,000円につき15マイル付与(+1.5%)
プラチナカード
(年会費55,000円)

ゴールドカードやプラチナカードを選択する場合であれば、通常の還元率と合わせて実に3.0%相当のマイル還元を受けられる計算となりますね。

ユナイテッド航空を利用する機会の多い方にとっては、こちらも嬉しい特典と言えるでしょう。

アメリカン・エキスプレスブランドの選択時であれば継続特典のマイルがもらえる

MileagePlusセゾンカードではAmerican Expressブランドを選択した場合に限り、以下の継続特典(サンクスマイル)を受け取ることが可能です。

MileagePlusセゾンカードのサンクスマイル(Amex限定)
一般カード
(年会費3,300円~)
500マイル
ゴールドカード
(年会費33,000円)
1,500マイル
プラチナカード
(年会費55,000円)
5,000マイル

国際ブランドにこだわりがないのなら、嬉しい継続特典がもらえる「American Express」ブランドを選択するのが良いでしょう。

デメリット

ただし海外でクレジットカードを利用する機会が多いなら、加盟店数(使えるお店の数)が多いのはVisaMastercardの方ですから注意が必要です。

Mastercard公式サイトより、全世界の加盟店数比較

一般カードでも最大3000万円の海外旅行保険が付帯

MileagePlusセゾンカードには、一般カードであっても最大3000万円の「海外旅行保険」が付帯します。

MileagePlusセゾンカード(一般)の付帯保険
海外旅行保険(利用付帯)
傷害死亡・後遺障害最高3000万円
傷害治療費用
疾病治療費用
最高300万円
賠償責任最高2000万円
携行品損害最高30万円
※自己負担額3,000円
救援者費用最高300万円

※一般カードの場合、国内旅行保険やショッピング保険は付帯しません。

年会費3,300円のクレジットカードとなると、海外旅行保険が付帯することは当たり前かもしれませんが…。

海外に行く際の病気やケガ、盗難などに備えられるという点は、やはり嬉しいポイントと言えるでしょう。

ゴールドカードやプラチナカードの付帯保険について詳しくは、こちらのクレディセゾン公式サイト をご確認ください。

便利な「タッチ決済」の機能付き(Mastercardを除く)

MileagePlusセゾンカード(Mastercardブランドを除く)には、便利な「タッチ決済」の機能が搭載されています。

これにより上の漫画のように、多くのコンビニエンスストアやスーパー等で「カードをかざすだけ」での決済が可能となることでしょう。

もちろんタッチ決済を利用した場合であっても、通常通りユナイテッド航空のマイルを獲得可能です。

その他セゾンカード共通の居酒屋などでの優待も付帯

MileagePlusセゾンカードには、以下のようなセゾンカード共通の優待も適用されます。

セゾンカード・UCカードの共通優待
  • 「笑笑」「魚民」「白木屋」などの居酒屋 10%オフ
  • カラオケ館 室料30%オフ
  • 富士急ハイランド フリーパス500円オフ
  • 宿泊予約サイトagoda 8%オフ
  • Hulu 1ヵ月無料トライアル
  • ライザップ 入会金無料
  • レンタカー割引(トヨタ、オリックス他)
  • その他公式サイト参照

これらの優待を活用できれば、飛行機と関係のないお店やサービスもお得に利用可能です。

MileagePlusセゾンカードのデメリットと注意点

利点や特典の多い「MileagePlusセゾンカード」ではあるものの、申込み前に知っておきたい注意点が存在することもまた事実です。

ここからは、MileagePlusセゾンカードのデメリットについて簡単に解説していきます。

一般カード会員は家族カードを発行できない

MileagePlusセゾンカードの一般カード会員は、なぜか家族カードを発行することができません。

配偶者などの家族と共同でマイルを貯めたいという場合には、

という対応を取る必要があります。

マイル還元率1.5%の達成には上限がある

MileagePlusセゾンカードは有料サービスへの加入、またはゴールドカード以上のグレードを選択することで、マイル還元率1.5%を達成可能。

ただしこちらには以下の付与上限が存在します。

マイル還元率1.5%の上限
一般カード+マイルアップメンバーズ45,000マイル/年
※目安決済額年300万円
ゴールドカード75,000マイル/年
※目安決済額年500万円
プラチナカード900,000マイル/年
※2025年3月4日~/現在は上限なし

この上限を超えた場合マイル還元率は0.5%に低下してしまうため、年間決済額の大きい方は注意が必要です。

「マイルアップメンバーズ」に加入しない場合は他社との差別化が難しい

MileagePlusセゾンカードの一般カード(年会費3,300円・マイル還元率0.5%)は、セゾンカードのユナイテッド航空提携カードの中では、最も年会費の安い1枚です。

ただし他社発行カードにまで目を向けると、マイル還元率0.5%のユナイテッド航空提携カードは、他にも

  • MileagePlus JCBカード クラシック(年会費1,375円)
  • MileagePlus UCカード(年会費1,650円)

といった選択肢が存在します。

つまり「マイルアップメンバーズに加入せず、できる限り安い年会費でユナイテッド航空のマイルを貯めたい」という場合には、セゾン以外の発行元を選んだ方が、コストパフォーマンスが良い可能性があります。

その他のユナイテッド航空のマイルが貯まるカード(MileagePlusカード)との比較

国内の航空会社に比べるとマイルの交換レートが不安定

ユナイテッド航空はANAやJALといった国内の航空会社と違い、マイルと航空券の交換レートが一定ではありません。

そのため「この間は8,000マイルで予約できた路線が、今は12,000マイルでも足りない」といった事態もしばしば生じます。

実際に予約を取るタイミングまで、航空券との交換に必要なマイルが判明しないことは、ユナイテッド航空(というより多くの海外の航空会社)のマイルを貯める上での懸念と言えます。

▲日程によって必要マイルが大きく変動する「東京→ニューヨーク」の例

国内線(主にANA)を利用する場合の仕様が不安定

ユナイテッド航空はANAと同じ「スターアライアンス」加盟航空会社ですので、この二社間ではマイルの相互利用が可能です。

ただしユナイテッド航空のマイルを使ってANAの予約を取る場合の仕様は、非常に不安定であるという口コミが散見されます。

ユナイテッド航空のマイルを使うと、ANAマイルよりも少ないマイルでANAの予約を済ませられることも多いのですが…。

  • 必要なマイル数や各仕様に、急な変更が入る場合がある
  • そもそもマイルの交換レート自体が不安定

という状況については把握しておく必要があります。

デメリット

安定性のANAマイル、ハイリスクハイリターンなユナイテッド航空のマイル、とも言い換えられそうですね。

2024年以降の「MileagePlusセゾンカード」の改悪について

2024年に入って、「MileagePlusセゾンカード」…というよりすべてのセゾンカードは、悪い意味で話題に上ることが多いです。

というのもここ最近、セゾンカードでは多くの会員が解約を決意するほどの改悪、つまり悪い方面での仕様変更が相次いでいるためですね。

そこでここでは2024年に発表された「MileagePlusセゾンカード」の改悪の内容について、簡単に解説していきます。

基本年会費・マイルアップメンバーズ年会費の大幅値上げ

2024年5月1日以降「MileagePlusセゾンカード」の基本年会費は、以下のように改定されました。

MileagePlusセゾンカードの基本年会費
2024年4月まで2024年5月以降
一般カード1,650円3,300円
ゴールドカード22,000円33,000円

※プラチナカードは55,000円のまま据え置き

さらに一般カード会員が加入できる「マイルアップメンバーズ」の年会費もまた、5,500円から11,000円に大幅増額されています。

結果として「MileagePlusセゾンカード」を使ってマイル還元率1.5%を達成するために必要な年会費は、2024年5月を機に2倍(7,150円→14,300円)となってしまいました。

デメリット

改悪前のコスパが良すぎたのかもしれない…とは言え、ここまで急な値上げも珍しいですよね。

税金および公共料金のマイル付与条件の改悪

「MileagePlusセゾンカード」を使って公共料金や税金を支払う場合のマイル還元率は、「2024年8月11日到着分」を持って以下のように変更されます。

税金および公共料金を支払う場合のマイル還元率
2024年8月11日到着分まで2024年8月12日到着分以降
一般カード
※マイルアップメンバーズなし
0.5%0.5%
一般カード
※マイルアップメンバーズ加入
1.5%0.5%
ゴールド
プラチナ
1.5%0.5%

要するに公共料金や税金を支払う場合、「マイルアップメンバーズ」への加入やカードのグレードにかかわらず、マイル還元率は0.5%で固定となってしまうわけですね。

今までこれらの料金の支払いでマイルを貯めてきた方にとっては、まごうことなき「改悪」と言えます。

電子マネー・プリペイドカードチャージのマイル付与条件の改悪

これまでマイル還元の対象であった電子マネーやプリペイドカードへのチャージには、公共料金や税金の支払いよりも厳しい対応が取られます。

該当するのは主にモバイルSuicaやWAONなどですね。
(※nanacoや楽天Edyはもともとマイル還元の対象外)

電子マネー・プリペイドカードチャージ時のマイル還元率
2024年8月11日到着分まで2024年8月12日到着分以降
一般カード
※マイルアップメンバーズなし
0.5%マイル還元なし
一般カード
※マイルアップメンバーズ加入
1.5%マイル還元なし
ゴールド
プラチナ
1.5%マイル還元なし

特にこれまで「MileagePlusセゾンカード」を使ってモバイルSuicaへのチャージなどを行ってきた方は、ビューカードの新規発行などの代替策を検討した方が良いでしょう。

「マイル購入10%割引サービス」の終了

ゴールドカード・プラチナカードに適用されていた「マイル購入10%割引サービス」は、2024年3月31日をもって終了済みです。

現行のカードを使い、ユナイテッド航空のマイルを使用しても、必要なマイルが割引されることはないためご注意ください。

ただし2024年に新たに追加されたサービス・特典も存在する

これまで触れてきた通り、2024年に入って一気に(それもかなり深刻な)「改悪」が発表されたMileagePlusセゾンカード。

…ではあるものの、実は2024年に入って追加された特典やサービスも存在します。

2024年以降のMileagePlusセゾンカードの追加特典

もしかするとMileagePlusセゾンカードの場合、単純に「改悪」が行われたというよりは、「実質的に年会費の高い、別種のカードに生まれ変わった」と考えた方がスムーズかもしれませんね。

えっ?一般カードはほとんど改悪ばかり?
今までのコスパが良すぎた、ということで一つ…。

MileagePlusセゾンカード「マイルアップメンバーズ」の損益分岐点

MileagePlusセゾンカード(一般)を、マイルアップメンバーズ(年会費11,000円)の加入の有無で比較すると以下のようになります。

「マイルアップメンバーズ」加入の有無による相違点
マイルアップメンバーズなしマイルアップメンバーズあり
年会費3,300円14,300円
マイル還元率0.5%1.5%
(年45,000マイルまで)

以上を元に、1マイルの価値を2円相当と見積もり、「マイルアップメンバーズに加入した方がお得となる年間決済額X」を計算すると、

  • X×0.015×2≧X×0.005×2+(14,300-3,300)

を解いてX≧550,000。

つまり目安として年間決済額が55万円以上であれば、「マイルアップメンバーズ」に加入した方がお得と考えられます。

月間平均決済額で言うと約45,833円~ですね!

このように「改悪」後のマイルアップメンバーズ加入時の年会費は非常に重いところがありますが…。

ユナイテッド航空のマイルの価値を加味すると、今でも「マイルアップメンバーズ」への加入が推奨される方は多いでしょう。

3グレードの「MileagePlusセゾンカード」比較とその選び方

「MileagePlusセゾンカード」は一般・ゴールド・プラチナの3グレード展開です。

3つのグレードを簡単に比較すると、以下のようになりました。

MileagePlusセゾンカードの比較
MileagePlusセゾンカード(一般)MileagePlus セゾンゴールドカードMileagePlus セゾンプラチナカード
デザイン
年会費3,300円33,000円55,000円
マイル還元率0.5%
※マイルアップメンバーズ(年11,000円)への加入で1.5%
1.5%1.5%
国内ラウンジ×
海外ラウンジ××
ただし空港ラウンジ「ユナイテッドクラブ」が年1度無料
×
空港ラウンジ「ユナイテッドクラブ」は年2回無料
1.5%還元の上限45,000マイル
マイルアップメンバーズ加入時
※超過分は0.5%還元
75,000マイル900,000マイル
※2025年3月4日~/現在は上限なし
継続特典
(Amexnのみ)
500マイル1,500マイル5,000マイル
その他国際線利用時の手荷物配送が1個無料(Amex限定)左記に加え
・優先搭乗
・コンシェルジュサービス
・ホテル優待 等

それぞれのグレードは年会費・特典ともにきっちり差別化されているため、基本的には重視したいメリットと年会費の兼ね合いで、申し込みを決める形で差し支えないでしょう。

マイル還元率1.5%を重視したいなら最も年会費の安い「一般カード+マイルアップメンバーズ」、
一般カードのマイル還元上限が気になるならゴールドカード等がおすすめ…といった具合ですね。

ただし、

  • 空港ラウンジサービスを重視する場合には、「一般カード+他社カード」の方がコストパフォーマンスが良い可能性がある
    (年会費3,300円の「TRUST CLUB プラチナマスターカード」を活用する場合など)
  • プラチナカードに海外空港ラウンジサービス(プライオリティ・パス)が付帯しない

といった点には注意が必要と言えます。

プラチナカードの特典について詳しくは、こちらの公式サイト情報 をご確認ください。

こちらもチェック!

その他のユナイテッド航空のマイルが貯まるカード(MileagePlusカード)との比較

ユナイテッド航空のマイルを貯められる、ユナイテッド航空提携のクレジットカードを発行しているのはセゾンだけ…ではありません。

ここでは「MileagePlusセゾンカード」を含むユナイテッド航空提携カードを、「年会費の安い順」に並べてみました。

MileagePlusカードの比較(安い順)
MileagePlus JCBカード(クラシック)MileagePlus UCカードMileagePlusセゾンカード(一般)MileagePlus JCBカード(一般)MileagePlus MUFGカードMileagePlus MUFGカード(ゴールド)MileagePlus JCBカード(ゴールド)MileagePlus ダイナースクラブカードMileagePlus セゾンゴールドカードMileagePlus ダイナースクラブファーストMileagePlusセゾンプラチナカード
デザイン
年会費1,375円1,650円3,300円5,500円5,500円16,500円21,450円30,800円33,000円47,300円55,000円
マイル還元率0.5%0.5%0.5%
(通常)
1.5%
(マイルアップメンバーズ加入)
1.0%1.0%1.0%1.5%1.0%1.5%1.5%1.5%
国際ブランドJCBVisa
Mastercard
Visa
Mastercard
Amex
JCBVisa
Mastercard
Visa
Amex
JCBDinersVisa
Mastercard
Amex
DinersVisa
Amex
旅行保険最大2000万円最大2000万円最大3000万円最大3000万円最大3000万円最大5000万円最大1億円最大1億円最大5000万円最大1億円最大1億円
特徴1番年会費が安いショッピング保険付帯500マイルの継続特典(Amexのみ)1,200マイルの継続特典(条件あり)リボ手数料の発生で還元率が上がるが非推奨特筆事項は特になしクラブオフ等のJCBゴールド特典海外空港も年10回無料など空港ラウンジ「ユナイテッドクラブ」1枚付与海外空港も年10回無料などコンシェルジュ・ホテル優待など
発行元JCBUCカードセゾンJCB三菱UFJニコス三菱UFJニコスJCBトラストクラブセゾントラストクラブセゾン

※ゴールドカード以上(ダイナース含む)にはすべて国内空港ラウンジサービスあり

ご覧の通り、単に「最も安い年会費で、還元率を問わずユナイテッド航空のマイルを貯めたい」という場合には、JCBやUCのカードを選んだ方が良いでしょう。

ただし改悪後の今であっても、「最も安い年会費でマイル還元率1.5%を達成できる」というMileagePlusセゾンカード(一般)の優位性は据え置きです。

マイル還元率に対するコストパフォーマンスを重視するのなら、「MileagePlusセゾンカード(一般)+マイルアップメンバーズ」が、最有力候補となってくれるでしょう。

その一方、ゴールドカード以上のグレードとなると、

  • 海外での使い勝手には不安があるものの、コストパフォーマンスの良いJCBのゴールドカード
  • 海外空港ラウンジサービスを使用できる、ダイナースカード

の存在が気になるところです。

MileagePlusセゾンカードの口コミ・評判

直近の「MileagePlusセゾンカード」に関する口コミをSNS上で探してみましたが…。

やはりその内容は「改悪」に関する言及一色ですね。

特に一般カードの「実質的な年会費の倍増」をきっかけに、このカードから離れたという声は多く聞かれました。

とは言え、特にマイル還元率1.5%達成時の「ユナイテッド航空のマイルの貯まりやすさ」を支持する声が多かったこともまた確か。

また「貯めたマイルをANAでも使える」「マイルの有効期限がない」という点から、この会社のマイルを積極的に貯めているという方も多くいらっしゃいました。

必要なマイル数やマイル交換の仕様などが不安定な点、そして度重なる改悪は気になりなるところですが…。
「価値の高いマイルを効率よく貯められる」という方面で、高評価を得ていることは間違いなさそうです。

特典航空券との交換に必要なユナイテッド航空のマイル数の一覧【国内線・国際線】

ユナイテッド航空の特典航空券(マイルと交換できる航空券)の交換レートは常に変動しているようで、JALやANAのような一覧表が存在しません。

が、それで終わらせてしまうのも不便なので、今回は「2024年6月下旬に、2ヶ月後(8月下旬)の飛行機を取る」場合の運賃を検索し、その目安運賃(必要マイル数)を記載させて頂きました。

予約のタイミングやシーズンによっては、同じ路線であっても必要マイル数が大きく異なる可能性があります。あらかじめご承知おきください。

航空券との交換に必要なマイルの例(片道/8月の場合)
福岡→東京(ANA)5,000マイル
+480円~
東京→札幌(ANA)5,000マイル
+740円~
東京→那覇(ANA)8,000マイル
+610円~
福岡→札幌(ANA)8,000マイル
+480円~
東京→グアム15,400マイル
+5,060円~
東京→台北17,500マイル
+1,370円~
東京→香港22,500マイル
+4,180円~
東京→シンガポール35,000マイル
+2,460円~
東京→シドニー35,000マイル
+7,250円~
東京→ホノルル55,000マイル
+7,670円~
東京→ロンドン60,000マイル
+4,180円~
東京→ニューヨーク60,500マイル
+6,780円~
※9月に入ると41,500マイル~に大きく下落

※いずれもエコノミークラス
※「ANA」と記載のあるものの他にも、ユナイテッド航空の運航便でないものを含みます。

必要マイル数には変動が多いためあくまで目安程度にはなるものの、マイルを貯める際の参考にしてみてくださいね。

その他の路線や現在の必要マイルについては、こちらの公式サイト から確認可能です。

ちなみにユナイテッド航空のマイルを使って特典航空券を購入する場合、燃油サーチャージは免除されますよ!

MileagePlusセゾンカードに関するよくある質問と回答

ここからは、MileagePlusセゾンカードに関連するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

MileagePlusセゾンカードの年会費の元を取るために必要な決済額はいくらですか?

1マイル=2円相当と見積もった場合、以下のように計算できます。

年会費の元を取るために必要な決済額(改悪後)
一般カード(年3,300円)
※マイルアップメンバーズなし
33万円/年
一般カード(年14,300円)
※マイルアップメンバーズ加入
47万6667円/年
ゴールドカード(年33,000円)110万円/年
プラチナカード(年55,000円)183万3334円/年

マイル還元率1.5%を達成できる場合であれば、マイルの価値の高さも相まって、意外と「年会費の元を取る」ためのハードルは低くなる印象です。

MileagePlusセゾンカードはETCカードの発行に対応していますか?

はい、新規入会時または入会後の任意のタイミングで、ETCカードへの発行申込みが可能です。

度重なる「改悪」の後も、ETCカードの利用分に対しては通常通りのマイル還元率が適用されるようですね。

MileagePlusセゾンカードの家族カードの年会費はいくらですか?

家族カードの年会費設定は以下の通りです。

MileagePlusセゾンカードの家族カード年会費
一般カード家族カードの発行不可
ゴールドカード5,500円
プラチナカード9,900円

なぜか一般カードは家族カードの発行に対応していないため、ご夫婦でマイルを貯めたい場合などにはご注意ください。

モバイルSuicaへのチャージは「MileagePlusセゾンカード」のマイル還元の対象ですか?

今まではマイル還元が適用されていたものの、2024年8月11日(日)以降はマイル還元の対象外となります。

モバイルSuicaへのお得なチャージを継続したい場合には、ビューカード(JR東日本系のクレジットカード)の発行などをご検討ください。

MileagePlusセゾンカードについてのまとめ

MileagePlusセゾンカードについてのまとめ
  • MileagePlusセゾンカードは改悪後の今も、比較的コストパフォーマンスよく「ユナイテッド航空のマイル」を貯められるカード。
    特に「一般カード+マイルアップメンバーズ」であれば、最も安い年会費(年14,300円)でマイル還元率1.5%を達成できる
  • ユナイテッド航空のマイルはANA便の予約にも使用できるが、交換レートやシステムには不安定な部分も多いため注意
  • 2024年8月~公共料金・税金の支払いや電子マネーチャージ時の還元率は大きく改悪されるため注意が必要

改悪の影響は少なくないものの、今でも何とか「他カードに比べると高コスパ」という立ち位置を保っている「MileagePlusセゾンカード」。

ユナイテッド航空におけるマイルの価値やサービスの不安定さはやや気になるものの、「この航空会社のマイルを効率よく貯めたい」という場合には、有力なメインカード候補となってくれることでしょう。

年会費
3,300円
基本還元率
1.0%前後~
※1マイル=2円相当~と見積もった場合の目安値
国際ブランド
VISA
Mastercard
Amex
還元ポイント
ユナイテッド航空のマイル
発行元
株式会社クレディセゾン
申込条件
18歳以上電話連絡可能な方(高校生可)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済(Visa・Amexのみ)
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 「マイルアップメンバーズ」への加入(年11,000円)マイル還元率は1.5%
    ※年間上限45,000マイル(超過分は0.5%還元)
  • 毎年500マイルの継続特典(アメリカン・エキスプレス限定)
  • ユナイテッド航空の航空券購入時のマイル還元率+0.5%
  • 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待 

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