ビックカメラSuicaカードとは?メリット・デメリットや口コミを詳しく解説

ビックカメラSuicaカードとは、実質無料でSuicaのオートチャージやJR東日本関連の優待を利用できるクレジットカードです。

そのため普段からJR東日本の電車やSuicaを利用する機会があるのなら、非常に便利でお得な1枚となってくれることでしょう。

今回はそんなビックカメラSuicaカードのメリット・デメリットや、実際の利用者の口コミを中心にまとめました。

目次

1分で分かる!ビックカメラSuicaカードのメリット・デメリット

ビックカメラSuicaカードは一言で言うと、「年会費無料でJR東日本をもっとお得に利用できるクレジットカード」です。

このカードのメリット
  • Suicaオートチャージ機能付き、さらにチャージでポイントアップ
  • JR東日本に関連する優待多数
  • 簡単に年会費を無料にできる
  • 基本のポイント還元率が高い
このカードのデメリット
  • 券売機や「みどりの窓口」で切符を購入する場合の優待なし
  • ポイントが分散するので管理が面倒
  • ETCカードが有料

「今よりもお得かつ便利にSuicaやJR東日本を利用したい」という方にとって、ビックカメラSuicaカードは非常に有用な1枚となってくれることでしょう。

ただしポイントが分散する特殊な還元仕様を加味すると、このカードはメインカードというより、「JR東日本関連にのみ使うサブカード」としての使用がおすすめかもしれません。

ビックカメラSuicaカードの特典・メリットとサービス内容について

ここからはビックカメラSuicaカードが提供するサービスや特典について、より詳しく解説していきます。

Suicaオートチャージ機能付き、さらにチャージでポイント還元率1.5%

ビックカメラSuicaカードは、Suicaのオートチャージに対応した「ビューカード」の1つです。

ビューカードとは、JR東日本グループのカード会社(株式会社ビューカード)が発行するクレジットカードの総称です。

「Suicaの残高が一定の数値を下回った時、自動的にクレジットチャージ」を行うこの機能を活用すれば、Suicaの残高を気にせず改札を通過することができるでしょう。

またビックカメラSuicaカードを含むビューカードは、Suicaチャージ(オートチャージを含む)時に1.5%の「JREポイント」が還元されます。

高還元で知られる楽天カードの基本還元率が1.0%であることを考えると、「チャージで1.5%還元」のメリットの大きさが分かります。

ビックカメラSuicaカード本体にも「Suica」の機能が搭載されていますが、オートチャージの対象にはすでにお手持ちのSuicaカードを選択することもできますよ!

Suicaオートチャージの設定方法とは?

Suicaのオートチャージの設定方法は、

  • 「ビックカメラSuicaカード」に搭載されたSuicaにオートチャージを行うか
  • ビックカメラSuicaカードとは別のSuicaカードにオートチャージを行うか

によって変わります。

前者の場合であれば、クレジットカードへの申込時にオートチャージの設定を済ませられます。

一方、既存のSuicaカードに「ビックカメラSuicaカード」を使ったチャージを行うためには、JR東日本の各駅に設置されているATM「VIEW ALTTE」での手続きが必要です。

画像引用元:ビューカード公式サイト

「残高が○○○○円を下回ったら××××円をチャージする」といった設定は、1,000円単位で自由に選択できますよ!

Suicaのオートチャージの対象となるのは、「対象区域で改札を通過した場合」に限られます。
コンビニエンスストアなどでSuicaの残高を使用しても、オートチャージは行われません。

「えきねっと」や「モバイルSuica」で切符や定期券を購入したとき還元率5.0%

ビックカメラSuicaカードを含む「ビューカード」では、インターネットを通じて切符や定期券を購入した場合、以下のポイント優遇を受けられます。

ビューカード(一般)のポイント優待
対象サービス還元率(JREポイント)
「えきねっと」で切符を予約5.0%
モバイルSuicaで切符や定期券を購入5.0%
Suicaのチャージ・オートチャージ1.5%

「えきねっと」や「モバイルSuica」を利用する機会が多い方ほど、ビューカードを使用するメリットは大きいと言えるでしょう。

一方、「みどりの窓口」や券売機で切符を購入した場合、ポイント優遇は受けられませんのでご注意ください。

ビックカメラSuicaのSuica機能を、モバイルSuicaに登録できますか?

JR東日本の駅ビルや系列ホテルなどで優遇を受けられる

ビューカードの会員は、JR東日本系列のホテルや駅ビルなどで割引などの優遇を受けられる場合があります。

ビューカード会員優待の例
  • JR東日本ホテルズにて最大20%割引、その他優待多数
  • JRホテルグループ宿泊料金割引
  • 東急ホテルズにて宿泊基本料金10%割引
  • 新宿中村屋 レストラン優待
  • カラオケ ビッグエコー室料30%オフ
  • 空港宅配JAL ABC優待サービス優待>
  • その他独自の優待多数

JR東日本の主要駅近辺のホテルや、優待対象のレストランなどを利用する機会があるのなら、こちらも是非チェックしておきたい特典と言えるでしょう。

優待の受け方などの詳細については、ビューカードの公式サイト をご確認ください。

JREポイントカード機能が付帯しているので貯めたポイントを簡単に使える

ビックカメラSuicaカードには、JR東日本のポイント「JREポイント」を貯める機能(JREポイントカード機能)が付帯しています。

そのためこのカードで貯めたJREポイントは、JRポイント加盟店(駅ビルなど)やSuicaのチャージに、簡単に使用できます。

現在所有しているJREポイントの数は、JREポイントアプリまたは「JRE POINT WEBサイト を通して確認できます。

ビューカードでは珍しく、簡単な条件で年会費を無料にできる

ビューカード(JRE東日本グループのクレジットカード)の年会費は基本的に有料なのですが、「ビックカメラSuicaカード」に限っては、

  • 入会の初年度である
  • 前年に1回以上、ビックカメラSuicaカードを使用した(オートチャージのみでも可)

という条件のいずれかを満たすことで、年会費が無料となります。

オートチャージや「えきねっと」優待といったビューカードの特典はそのままに、年会費を抑えられるのが「ビックカメラSuicaカード」の利点だと言えるでしょう。

年会費を掛けずにJR東日本の優待を受けるには、「ビックカメラSuicaカード」がベスト、ということですね!

ビックカメラで10%還元、Suicaと組み合わせて合計11.5%還元

ビックカメラSuicaカードは、名前通り「ビックカメラ」と提携したクレジットカードです。

そのためこのカードには、

  • ビックポイントカード機能
  • ビックカメラでのお買い物時、現金払いと同じ分のポイント(10%)が還元される
    ※通常のカード払い時の還元率は8.0%

といった、他のビューカードに無い追加サービスが設けられています。

JR東日本だけでなく、ビックカメラもお得に使えるということですね。

ちなみにビックカメラでは、Suicaを使ってお買い物をした場合でも10%の「ビックポイント」が還元されます。

そのため、

  • ビックカメラSuicaカードを使いSuicaへチャージ(JREポイント1.5%還元)
  • チャージしたSuicaを使いお支払い(ビックポイント10.0%還元)

という方法を取れば、ビックカメラで合計11.5%のポイント還元を受けられます。

画像引用元:ビューカード公式サイト

ビックカメラにて仮カードの即日発行が可能

一部の「ビックカメラ」の店舗は、ビックカメラSuicaカードの「仮カード(店頭発行カード)」の即日発行に対応しています。

ただしこの仮カードは、ビックカメラ・コジマ・ソフマップ店舗でのみしか使用できません。また、Suica機能も搭載されていません。

様々なお店やサービスで使用でき、Suica機能も搭載された本カードは、申し込みから2週間ほどで届きます。

仮カードを使った場合でも、ビックカメラ等での10%還元は適用されます。
仮カードの即日発効に対応している店舗については、ビックカメラの公式サイト をご確認ください。

ビックカメラSuicaカードへ申し込む前に知っておきたいデメリット・注意点

簡単に年会費を無料にでき、JR東日本ユーザーに嬉しい特典が揃った「ビックカメラSuicaカード」ではあるものの、デメリットがないわけではありません。

ここからは、このカードへ申し込む前に知っておきたい注意点について解説していきます。

2種類のポイントが同時に貯まるため管理が難しい

ビックカメラSuicaカードのポイントシステムはかなり特殊で、

  • 1,000円につき5円相当の「JREポイント」
  • 1,000円につき5円相当の「ビックポイント」

それぞれ同時に還元されます。

結果として基本還元率は1.0%(楽天カード等と同じ)となるため、カタログスペックの面では優秀なのですが、2つのポイントは使い方も有効期限も異なります

そのため結果として、ポイントの管理がやや煩わしいカードであることは否めません。

2つのポイントの概要
JREポイント・SuicaのチャージやJR東日本の駅ビルなどで使用可
・有効期限は「最後にポイント獲得・利用した日から2年後の月末」
ビックポイント・ビックカメラやコジマ、ソフマップなどで使用可
・有効期限は「ビックポイントカードを最後に使用した日から2年間」

「年会費無料で高還元」なクレジットカードの中では、初心者におすすめしづらい1枚と言わざるを得ないでしょう。

ちなみにビックポイントは3:2(1,500ポイント→1,000ポイント)のレートで「JREポイント」へ交換可能です。
交換レートが良いとは言えませんが、ビックポイントを使う機会が無いのなら、JREポイントに交換するのも良いでしょう。

「みどりの窓口」や券売機で切符を買ってもポイント優遇を受けられない

ビックカメラSuicaカードでポイント優遇を受けられるのは、「えきねっと」や「モバイルSuica」で切符や定期券を購入した場合に限られます。

「みどりの窓口」や券売機を使って切符や定期券を購入しても、通常通り(合計1.0%)のポイント還元率が適用されますのでご注意ください。

これまで券売機などを利用していた方は、ビックカメラSuicaカードの取得をきっかけに「えきねっと」等を利用してみるのも良いですね!

ETCカードの年会費を無料にできない

ビックカメラSuicaカードを含む「ビューカードの一般カード(ゴールドでないカード)」を使いETCカードを発行する場合、初年度を含め必ず524円の年会費が発生します。

残念ながらビックカメラSuicaカードの会員が、無料でETCカードを使う方法はありません。

タッチ決済に対応していない

ビックカメラSuicaカードは、2023年現在「タッチ決済」に一切対応していません

タッチ決済とは、「クレジットカードをかざすだけ」で支払いを行うクレジットカードの機能の1つです。

近頃はタッチ決済を前提としたキャンペーンが行われていることも多い中、「そもそも一切タッチ決済を利用できない」ことは、注意点の1つと言わざるを得ないでしょう。

こちらもチェック!

ビックカメラSuicaカードを賢く使う方法は?

ここからはビックカメラSuicaカードのメリット・デメリットを踏まえた上で、このカードを賢く使う方法について解説していきます。

無料でお得にSuicaを使えるサブカードとして利用する

どこで使っても高還元率な「ビックカメラSuicaカード」ではあるものの、基本的にこのカードは「JR東日本やビックカメラでのみ使うサブカード」として使用するのがおすすめです。

  • 普段はより高還元な有料カードであったり、よりポイントが使いやすい高還元カードを使う
  • SuicaのオートチャージやJR東日本関係の優待などを受ける場合に「ビックカメラSuicaカード」を使用する

という使い分けを行えば、ポイントの使い道に不安があっても「Suicaのオートチャージ」をはじめとする特典を上手く活用できることでしょう。

サブカードとして利用する場合でも2年に1回以上ビックカメラやコジマに行けば、「ビックポイント」の失効を防げますよ!

高還元なメインカードとして利用する

あなたが「JREポイント」「ビックポイント」両方を使いこなせるのなら、「実質年会費無料・ポイント還元率1.0%」であるこのカードを高還元メインカードとして使用しても良いでしょう。

メインカードとしての利用は、

  • SuicaのチャージやJREポイント加盟店を利用する機会が多い
  • 2年に1回以上はビックカメラ等を利用する

という方におすすめです。

証拠あります!実際にビックカメラSuicaカードを使用している方の口コミ・評判

100名のクレジットカード利用者にアンケート調査を行ったところ、2名の方が「ビックカメラSuicaカード」についての口コミを寄せてくださいました。

ここでは実際にこのカードを利用している方の、正直な感想や体験談を紹介させて頂きます。

実際にビックカメラSuicaカードを使用している方の口コミ

30代公務員「カオナシ」さんの口コミ・感想

まず紹介するのは、39歳公務員という属性で「ビックカメラSuicaカード」を利用しているカオナシさんの口コミです。

ビックカメラSuicaカードの口コミ(1)

▲ご提供画像
(契約の事実が分かるもの)

ハンドルネーム
カオナシさん
申込時の属性
・39歳
・公務員
・年収600万円
利用可能枠
50万円
5点満点で評価するなら?
このカードを選んだ理由
ビックカメラのポイントカードとクレジットとSUICAカードが一つになって便利だと思った。
自由な口コミ・感想
このカード一つでJRを利用することができ、クレジット機能も持っているので他のカードが必要ない。知らないうちにビックカメラのポイントも貯まってお得感がある。

ビックカメラSuicaカードに対し「5点中5点」を付けていることからも、カオナシさんがこのカードを高く評価していることが分かります。

この方のようにビックカメラとSuica(JR東日本)、両方を利用する機会がある方にとって、ビックカメラSuicaカードは非常に便利でお得な1枚と言えるでしょう。

30代会社員「パテマ」さんの口コミ・感想

続いて紹介するのは、会社員のパテマさんの口コミです。

ビックカメラSuicaカードの口コミ(2)

▲ご提供画像
(契約の事実が分かるもの)

ハンドルネーム
パテマさん
申込時の属性
・37歳
・会社員
・年収400万円
利用可能枠
60万円
5点満点で評価するなら?
このカードを選んだ理由
ビックカメラのポイントやビューカードのポイント還元率の高さや、他社カード解約の為、申し込みました。
自由な口コミ・感想
ビューカードの機能やビックカメラのポイント機能が使いやすく、年間1回で年会費が無料となる点やJR東日本利用の相性が良いカードです。

この方もビックカメラとJR東日本、両方を利用する機会がある方のようですね。

「年に1回の利用で年会費が無料になる」のは、一般的なビューカードには無い利点です。

コストパフォーマンスを重視する方にとっても、ビックカメラSuicaカードは有力な申込先候補と言えるでしょう。

ビックカメラSuicaカードに関するよくある質問と回答

ここからはビックカメラSuicaカードに関するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

ビックカメラSuicaカードの審査は甘いですか?厳しいですか?

審査難易度を推測する上で重要となる、ビックカメラSuicaカードの「申し込み条件」は、以下のように非常にシンプルです。

日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方。ただし、高校生の方はお申込みいただけません。

引用元:ビューカード公式サイト

高校を出たばかりの18歳の方でもこのカードへ申し込めることから、ビューカード側は「ビックカメラSuicaカード」の申込者に対し、高い収入やステータスを要求していないと考えて良いでしょう。

実際、SNS上には「年収50万円の学生」としてこのカードの審査に通過できた方がいらっしゃいました。

こちらもチェック!

ビックカメラSuicaカードにゴールドカードはありますか?

残念ながら、ビックカメラSuicaカードにゴールドカードは存在しません

さらなるJR東日本系列の優待を求める場合には、「ビューゴールドプラスカード などをお選びください。

ビックカメラSuicaカードに家族カードはありますか?

ビックカメラSuicaカードは、家族カードの発行に対応していません

もしご家族も、ビックカメラSuicaカードのサービスを利用したいのであれば、ご家族自身が本会員となり、自身の名義の口座から毎月の支払いを行う必要があります。

ビックカメラSuicaカードのような「提携カード」の場合、家族カードの発行に対応していない例がしばしば見られます。

ビックカメラSuicaカードのSuica機能を、モバイルSuicaに移行・登録できますか?

はい、ビックカメラSuicaカードに付帯する「Suica」機能は、「モバイルSuica」に移行できます

ただしモバイルSuicaへの移行後は、カードに搭載された「Suica」機能が使用不可となりますのでご注意ください。

モバイルSuicaの登録方法については、JR東日本の公式サイト にて詳しく解説されています。

ApplePayやGoogle Payに対応していますか?

ビューカードはApplePayの登録には対応しているものの、2023年現在Google Payには未対応です。

ただしGoogle Payであっても、クレジット機能ではない「Suica」機能のみを登録することは可能です。

ビックカメラSuicaカードの締め日・引き落とし日はいつですか?

ビックカメラSuicaカードを含むビューカードは、いずれも「毎月5日締め、翌月4日払い」です。

例えば1月6日~2月5日に「ビックカメラSuicaカード」を使用した分は、3月4日に引き落とされます。

ビックカメラSuicaカードについてのまとめ

ビックカメラについてのまとめ
  • 年会費は原則無料ながら、「Suicaオートチャージ」「JRの切符購入でポイントアップ」などのビューカード優待を利用できる
  • ポイント還元率は1.0%と高いが、「2つのポイントが分散して貯まる」ので注意
  • メインカード・サブカードどちらでも利用できるが、ポイントの使い勝手を考えると「サブカード」としての使用がおすすめか

ビックカメラSuicaカードは、「2つのポイントが同時に貯まる」という特殊な性質を持ったクレジットカードです。

このカードを極力お得に使用するためには「Suicaオートチャージ」を利用する他にも、

  • 切符や定期券の購入をインターネット上で済ませる(えきねっと・モバイルSuica)
  • ポイントを失効させないよう、2年に1度はビックカメラ等を利用する

といった点に気を配ると良いでしょう。

こちらもチェック!
年会費
524円
※初年度無料
※年1回の利用で無料
基本還元率
1.0%
国際ブランド
VISA
JCB
還元ポイント
ビックポイント0.5%
+JRE POINT0.5%
発行元
株式会社ビューカード
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • Suica機能、Suicaオートチャージ機能付き
    (定期券機能の付帯は不可)
  • JREポイントカード、ビックポイントカード機能付き
  • モバイルSuicaへのチャージ、またはSuicaオートチャージで1.5%還元
  • 「えきねっと」またはモバイルSuicaを使った切符・定期券の購入で5.0%還元
  • ビューカード会員限定特典
  • ビックカメラで10%ポイント還元(ビックポイント)

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