2024年6月4日、「楽天ペイ」のポイント還元仕様に変更が入りました。
その内容は多くの人にとって「改善」と言ってよいものですが、一部の利用者からは「改悪」と映ることも。
今回は6月4日から適用された「楽天ペイ」の新しいポイント還元仕様について、可能な限り分かりやすく解説します。
目次
【改善】楽天ペイでは「楽天カード」なしでも1.5%還元が可能に【2024年6月から】
画像引用元:楽天ペイ公式サイト
以前の楽天ペイの基本還元率は1.0%。
ただし「楽天カード」を使ってチャージを行った場合に限り、楽天カードとのチャージ分と合わせて「1.5%還元」が可能という仕様でした。
これに対し2024年6月4日からはチャージ払い、つまり「楽天ペイにお好きな方法で<チャージ>し、支払い」を行った場合の還元率が一律1.5%に。
この仕様変更により、
- 楽天カード
- 銀行口座
- セブン銀行またはローソン銀行ATM
- 「ラクマ」売上金
- 楽天ウォレット
- 楽天ギフトカード
といったどの「チャージ」方法を利用する場合でも、高い還元率を実現できるようになりました。
「楽天カードのポイント付与のタイミングが変わった」などの細かい改変はあるものの…。
「1.5%還元を受ける方法が増えた」という意味で言うと、この仕様変更はサービス内容の改善(アップグレード)と言えそうです。
▲ちなみに楽天キャッシュとは、楽天ペイのチャージ残高のことです。
この仕様変更に伴い、「楽天カードを使い楽天キャッシュ(チャージ残高)にチャージした際のポイント還元」は撤廃されています。
【改悪】楽天ペイの「請求書払い」はポイント還元の対象外に
1.5%還元を受ける手段が増えたということで、一般的には「改善」と見なされるであろう今回の仕様変更ですが…。
お知らせ内容をよく見てみると、楽天ペイの「請求書払い」は「楽天キャッシュ」利用ポイントの対象外とのこと(以前はチャージによる0.5%還元が可能でした)。
さらに以前から「請求書払い」には決済時のポイント還元(1.0%)も適用されません。
「楽天ペイ(請求書払い)」でのお支払いご利用分は、楽天ポイント付与の対象外です。
引用元:楽天ペイ公式サイト
結果として楽天ペイ「請求書払い」の還元率は、最大0.5%から0%に低下してしまった形となります。
これまで楽天ペイで公共料金などを支払ってきた方にとって、この仕様変更は「改悪」と言わざるを得ないでしょう。
2024年8月に実施されている「楽天ペイ」のキャンペーンについて
楽天ペイは2024年8月1日~9月2日09:59の間、「楽天ペイアプリ内のポイントカード」を使用すると、ポイント付与率が10倍となるキャンペーンを実施しています。
ポイント10倍の対象はあくまで「ポイントカード提示分」ですのでご注意ください。
例えば通常時、「税込み価格に対し200円につき1ポイント(0.5%)」が還元されるファミリーマートであれば、その5倍にあたる5.0%相当のポイントがもらえる計算となりますね。
このキャンペーンを活かすため、8月の間は「楽天ポイント加盟店」を積極的に利用すると良いでしょう。
「楽天ペイが使えるお店」と「楽天ポイント加盟店」は異なりますのでご注意ください!
例えばセブン-イレブンは楽天ペイを使用可能ですが、「楽天ポイント加盟店」(=楽天ポイントカードを持っているとポイントが上乗せされるお店)ではありません。
※キャンペーンによって付与されるのは、「2025年1月末」まで有効な「期間限定ポイント」です。
※キャンペーンによって付与されるポイントの上限は、201ポイントです。
参考元:楽天ポイントカード公式サイト
実際に楽天ペイのアプリで「楽天キャッシュ」にチャージしてみた
なんかお得そうなキャンペーンをやっている!
ということで実際に「楽天ペイ」のアプリを数年ぶりにインストールし直し、「楽天キャッシュ」へのチャージをやってみました。
わたしは楽天カード(楽天プレミアムカード)を持っているので、こちらでチャージしていこうと思います!
久しぶりにインストールしたところ、ご親切にキャンペーンへのエントリー案内が出てきたのでこちらから登録を済ませておきます。
エントリー登録後、すぐに支払い方法を選択する形に。
もちろん1.5%還元を受けられる「楽天キャッシュ」を選択…と言いたいところですがなぜかエラーが出て先に進めなかったので、取り急ぎ「楽天カード」を選択しました。なぜ…
登録自体は手持ちの楽天カードをスマホで読み取る形で、簡単に済ませられました!
ということでトップ画面に。
まだチャージ残高(楽天キャッシュ)はゼロ円なので、バーコード上の「チャージ」ボタンを選択します。
チャージ!
楽天カードの情報を登録済みなので、自動的に楽天カードが選択されていました。
ご覧の通り、その他のチャージ方法も選択可能です。
いつの間にか、楽天銀行以外の口座を使ったチャージにも対応していたんですね!
チャージは簡単に完了!
チャージ後の画面はこんな感じ。「お支払い元」も楽天カードから楽天キャッシュに変更しておきました。
あとはこの画面を「楽天ペイ」加盟店のお店で提示するだけで、1,000円分のお買い物が可能です。
次ファミマに行ったときに使お~♪
2024年6月以降「楽天カード」の優位性は失われたのか?
2024年6月4日以降、「楽天ペイで1.5%還元」は楽天カードの専売特許ではなくなってしまいました。
銀行口座やATMなどを使ったチャージでも1.5%還元を受けられるようになったことで、結果として「楽天カード」の優位性は一段落ちたと言っても過言ではないかと思います。
とは言え、
- 楽天銀行以外の口座を登録するには、運転免許証またはマイナンバーカードを使った本人確認が必要
- ATMを使った入金は手間が掛かる
- 「ラクマ」売上やギフトカード等は継続的に、いつでも利用できる方法とは言いがたい
といった部分を考えると、やはり「楽天カード」が便利なチャージ手段であることは確か。
1.5%還元を受けるための選択肢が増えたことは事実ですが、これまで「楽天カード」を使ってきた方が残念に思う必要はないでしょう。
楽天カードユーザーの方は、これまで通り便利&お得に楽天ペイを利用していけるというわけですね!
2024年6月の「楽天ペイ」改善・改悪についてのまとめ
- 2024年6月4日以降、楽天ペイでは「楽天キャッシュ」を使ったお支払い(=チャージ払い)全般で1.5%還元が適用されるように!
- ただし仕様変更に伴い、「請求書払い」でポイントを受け取ることは不可となったため注意
- 2024年7月1日まで、「楽天キャッシュ」を利用することで最大20%(最大1,000円分)のポイントが貰える!
仕様変更により、より多くの人が1.5%還元を狙いやすくなった「楽天ペイ」。
「請求書払い」ユーザーによっては残念な仕様変更もありましたが、
- クレジットカードの利用には抵抗がある
- 何らかの理由(年齢や信用情報など)で楽天カードへ入会できない
という方でも高還元を達成可能となったのは、シンプルに嬉しいお知らせだと言えるでしょう。
とは言え口座登録に本人確認が必要なことなどを考えると、「楽天カード」を使ったチャージもいまだ現役。
要するにこれからは、利用者が好きな方法で1.5%還元を実現しやすくなったということですね。
基本還元率0.5%のPayPay等の他社サービスに比べると、この還元率の高さは明確なアドバンテージと言えそうです!
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB Amex |
還元ポイント | 楽天スーパーポイント |
発行元 | 楽天カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
- 楽天ポイントカード機能付き
(=楽天ポイント加盟店でいつでもポイント二重取り) - 楽天市場 でポイント還元率+1.0%
5と0が付く日なら+2.0%(要事前エントリー)
※いずれも税抜き価格に対し適用 - 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%
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