カードローンを利用する上で、どうしても気になるのが在籍確認の過程。
「勤務先に電話が掛かってくる」という可能性のせいで、申し込みに二の足を踏んでいるという方も少なくないでしょう。
しかも「在籍確認なし カードローン」等で検索してみると、デマ情報が平気でたくさん出てきます。(わたしはちょっと怒っています)
そこで今回は、
- 公式サイトに「勤務先への電話なし」を明記しているカードローン
- 実際に金融機関へ問い合わせを行い、「電話の回避が可能」と確認できたカードローン
のみを9つピックアップ。確かなソース(情報源)や問い合わせ結果を添えてまとめました。
目次
- 【ソースあり】在籍確認なしで借りられるおすすめカードローン9選
- アイフルは99.7%の申込者に対して「在籍確認の電話なし」で契約したと明記
- プロミスはパート・アルバイト含む98%の申込者が「最短3分融資・原則電話の在籍確認なし」で利用可能
- アコムも電話による在籍確認は原則なし!さらにクレカの発行にも対応
- SMBCモビットも「原則として電話なし」だが申込先候補となるのは2社目以降としてか
- レイクはサービス優秀かつ「原則として在籍確認なし」だがやや不安も残るか
- メルペイスマートマネーはそもそも勤務先の電話番号を入力する箇所がない
- 【電話で確認】三井住友銀行カードローンは書類を使った在籍確認に簡単に切り替え可能
- 【電話で確認】三菱UFJ銀行バンクイックは事前相談で書類による在籍確認に対応
- 【電話で確認】PayPay銀行カードローンも事前相談によって在籍確認の切り替えが可能
- 注意!ネット上の「在籍確認なしのカードローン」情報はデマも多い【電話で確認】
- 地方銀行などが在籍確認なしのカードローンを取り扱っていることも
- 実際に金融機関に訊きました!カードローンの在籍確認はどんな感じで行われる?
- カードローンの在籍確認が行われるタイミングについて
- 在籍確認とカードローンに関するよくある質問と回答
- 在籍確認なしで借りられるカードローンについてのまとめ
【ソースあり】在籍確認なしで借りられるおすすめカードローン9選
それでは早速、公式サイトや電話問い合わせに基づく「在籍確認の電話なし」で借りられるカードローンを紹介していきます。
※1 お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※2 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※3 申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。
アイフルは99.7%の申込者に対して「在籍確認の電話なし」で契約したと明記
「確実に勤務先への電話なしで借りたい」という方に、最もおすすめしやすい申込先の1つが「アイフル」です。
この会社は「原則として在籍確認の電話なし」を公式サイトに明記。
しかも実際に99.7%もの契約者成立者に対し、「実際に在籍確認を行わなかった」ことを公表しています。
お申込みの際に自宅・勤務先へのご連絡は行っておりません。
在籍確認が必要な場合でも、お客様の同意をいただかない限り実施いたしません。実際、99.7%のお客様には、 電話での在籍確認を実施しておりません※。
※調査期間: 2023年4月1日~5月31日 調査対象: WEBもしくは無人店舗でお申込み後、ご契約いただいたお客様
引用元:アイフル公式サイト
- 99.7%の確率で在籍確認の電話なし
- 仮に電話による確認が必要となっても、事前に携帯電話などへ連絡が入る
といった点から、アイフルは「勤務先への電話を絶対に避けたい」という方にとって、最も有力な申込先候補の1つと言えるでしょう。
アイフル
※1 お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※2 初回最大30日間無利息
※3 申込内容に不備があれば電話確認
※4a WEB契約時、「カードレス」「口座振替(自動引落)」を選択された場合
※4b 口座振替登録を選択された金融機関でお客様の取引時確認が完了していること、その保存がされている場合に限ります。
金利(年) | 3.0%~18.0% |
利用限度額 | 1万円~800万円 ※ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。 |
借入までの時間 | 最短18分 ※土日祝日を含む ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
毎月の返済額 | 4,000円~ ※借入額10万円以下の場合 ※参考元:公式サイト |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
備考 | |
・初回最大30日間無利息 |
プロミスはパート・アルバイト含む98%の申込者が「最短3分融資・原則電話の在籍確認なし」で利用可能
プロミスは現在業界ぶっちぎりの、「最短3分」での即日融資を可能としているキャッシングサービス。
そしてこちらのローンも、
- 原則として勤務先への電話なし
- 仮に電話が必要となっても、事前連絡あり
- 実際に98.0%の方に対し、「勤務先への電話なし」で契約
といった内容を公表しています。
原則、お勤め先にはお電話いたしません。
引用元:プロミス公式サイト
また、審査状況によりお電話が必要な場合でも、お客さまの承諾を得ずにおかけすることはありません。
画像引用元:プロミス公式サイト
土日祝日を含め最短の時間で申し込み可能、かつほとんどの場合で勤務先への電話なし、といった点を踏まえても、広い層から申し込みやすいローンだと言えるでしょう。
アイフルに比べると、上限金利が0.2%だけ低い(=ちょっと利息が安く済む)点や、「Vポイント」との連携もポイントです!
金利(年) | 4.5%~17.8% ※最大利息は月1.483%程度 |
利用限度額 | 1万円~500万円 |
借入までの時間 | 最短3分 ※土日祝日を含む |
毎月の返済額 | 2,000円~ ※借入額5万円以下の場合 |
申込条件 | 18~74歳までのご本人に安定した収入のある方 |
備考 | |
・初回借入日の翌日から30日間無利息※ ・新規入会で最大1,000円相当の「Vポイント」プレゼント ・利息(月あたり借入残高に対し1.5%程度)に対し0.5%の「Vポイント」還元 |
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
アコムも電話による在籍確認は原則なし!さらにクレカの発行にも対応
アコムは最短20分での即日融資を可能としている大手消費者金融会社。
こちらも公式サイトにて、「原則として電話による在籍確認なし」を明記していますね。
原則、お勤め先にはお電話いたしません。
引用元:アコム公式サイト
アコムでは原則、電話による在籍確認を実施しません。もし実施が必要になる場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはありませんので、安心してご利用いただくことができます。
これまでに紹介した「アイフル」「プロミス」と比べた際のアコムの特徴は、クレジット機能付きの「ACマスターカード」の発行に対応していることでしょうか。
カードローンだけでなくクレジット機能を持ったカードも欲しい、という場合には、アコムへの申込みが有力になりそうです。
ちなみにプロミスにも「プロミスVisaカード」というカードが存在しますが、そちらのクレジット部分の審査を行うのは大手「三井住友カード」社。
一方でACマスターカードはアコムが審査・発行を行うため、信用情報などに不安がある方でも申し込みやすい内容となっています。
金利(年) | 3.0%~18.0% ※最大利息は月1.5%程度 |
利用限度額 | 1万円~800万円 |
借入までの時間 | 最短20分 ※土日祝日を含む |
毎月の返済額 | 5,000円~ ※借入額5万円以下の場合 |
申込条件 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 |
備考 | |
・契約日の翌日から30日間無利息 ・クレジット機能付きの「ACマスターカード」も選択可能 |
ACマスターカードのスペック表を見る
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 0.25% |
国際ブランド | Mastercard |
還元ポイント | なし ※自動キャッシュバック |
発行元 | アコム株式会社 |
申込条件 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 |
- リボ払い専用、かつ引き落としによる一回払い不可
┗リボ払い手数料を0円とするには「毎月5日まで」に手動で入金を済ませる必要あり - 全国の無人契約機(むじんくん)で本カードの即日受け取りが可能
- 必ずアコムのカードローン(キャッシング)機能が付帯する
※審査結果によってはローン専用カードが発行される
SMBCモビットも「原則として電話なし」だが申込先候補となるのは2社目以降としてか
SMBCモビットもまた、「原則として勤務先への電話確認なし」のキャッシングサービスです。
原則、ご自宅やお勤め先へ確認のご連絡は行っておりません。
引用元:SMBCモビット公式サイト
※審査を進めるにあたり確認が必要となる場合、事前にお客さまの同意を得たうえでご連絡いたしますので、ご安心くださいませ
これまでの審査結果を見てみると、他の消費者金融より高限度額が適用された例が多いというのがSMBCモビットの特徴でしょうか。
その一方、
- 無利息サービスがない
- 当サイトに寄せられた審査口コミによると、信用情報に問題がある方の審査落ちが多い
といった点には注意が必要かもしれません。
近いうちに審査についての詳細記事を作りますね…
※1 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
金利(年) | 3.0%~18.0% |
利用限度額 | 1万円~800万円 |
借入までの時間 | 最短15分 ※土日祝日を含む ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。 |
毎月の返済額 | 2,000円~ ※借入額5万円以下の場合 ※参考元:公式サイト |
申込条件 | 満年齢20才~74才の安定した収入のある方 |
備考 | |
・利息に対し0.5%の「Vポイント」還元 (要・事前登録) |
レイクはサービス優秀かつ「原則として在籍確認なし」だがやや不安も残るか
レイク(旧レイクALSA)は最短25分融資を可能としている、「原則として在籍確認なし」のキャッシングサービスです。
…ただし公式サイトに、他社で見受けられる「お客様の承諾なしに電話を掛けることはない」といった文面がどこにも見当たらない点は気になるところ。
原則、ご自宅やお勤め先への確認はお電話ではおこなっておりません。
引用元:レイクALSA公式サイト
ただし、審査の結果によりお電話での確認が必要となる場合があります。
他社の動向を把握していないとも考えにくいため、レイクでは「仮に在籍確認が必要となった場合、申込者の承諾なしでも電話が掛けられる可能性がある」とみなしても良いでしょう。
基本的には在籍確認の電話なしで利用できるとは言え、これまで紹介した各カードローンに比べると、少しリスキーかもしれません。
とは言え「選べる無利息特典」という、独自のメリットを持つことも確かではあります。
金利(年) | 4.5%~18.0% ※最大利息は月1.5%程度 |
利用限度額 | 1万円~500万円 |
借入までの時間 | 最短25分 ※土日祝日を含む |
毎月の返済額 | 4,000円~ ※借入額10万円以下の場合 |
申込条件 | 満20歳以上70歳以下のお客さまで、安定した収入のあるお客さま |
備考 | |
・契約日の翌日から、 A.60日間無利息 B.5万円以下180日間無利息 のいずれかを選択可能 |
メルペイスマートマネーはそもそも勤務先の電話番号を入力する箇所がない
メルペイスマートマネーとは、「メルカリ」アプリを通して申し込めカードレスなキャッシング(現金借入)サービス。
そしてこのサービスは「在籍確認なし」を明記しているどころか、勤務先の電話番号を入力する箇所すら設けられていません。
メルペイスマートマネーでは、審査時の在籍確認は実施していません。
引用元:メルカリ公式サイト
利用を申し込む際に、勤務先名を記載する必要はありますが、連絡先を入力する項目はなく、勤務先などへ電話連絡することはありません。
ということで「絶対に勤務先への電話を避けたい」場合には、こちらも有力な申込先候補となってくれます。
ただし大手消費者金融会社(アイフル、プロミスなど)に比べると、
- 審査に時間が掛かる(通常1日~)
- 振込の申し込みから反映までに時間が掛かる(通常1日~)
と、やや不便な点が目立つことも確かです。
金利(年) | 3,0%~15.0% ※最大利息は月1.25%程度 |
利用限度額 | 5,000円~50万円 |
借入までの時間 | 2日前後~ |
毎月の返済額 | 1,000円~ ※利息が1,000円未満の場合 |
申込条件 | 満20歳以上70歳以下 |
備考 | |
・メルカリの販売実績に応じて金利が決定 ・初回は最大1ヶ月分の利息をポイントとして還元 |
【電話で確認】三井住友銀行カードローンは書類を使った在籍確認に簡単に切り替え可能
※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。
三井住友銀行カードローンは、上限金利14.5%(アコムなどより3.5%低金利!)ながら、
- 郵送物なしのカードレス契約に対応
- 最短当日の融資が可能
※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。 - 三井住友銀行の口座が不要
といった、少し銀行離れしたサービスを特徴としているカードローン。
そして在籍確認について問い合わせを行ったところ、以下のような回答を頂くことができました。
審査の際、勤務先に電話がかかってくることはありますか?
はい、在籍の確認をお取りさせて頂く場合はあるんですけれども…。
こちらお電話をお掛けする形ともう一つ、「ご勤務先から発行された書類を提出いただく」という方法がございます。
ですのでお勤め先へのお電話を控えてほしい、という場合でしたらこちらの方法をご利用いただけるかと思います。
在籍確認の方法は、申込みの過程で選択できるのでしょうか?
カードローンの審査には段階が御座いまして、そのうち一次審査というものに通過された方には必要な書類の提出をお願いしております。
このとき、ご勤務先への電話を控えてほしいという方は本人確認書類と一緒に、お勤め先を確認できる書類を提出できる形となっております。
要するに三井住友銀行カードローンでは、「勤務先を確認できる書類」さえあれば、事前相談なしでも「勤務先への電話なし」で契約が可能ということですね。
- 勤務先から発行された健康保険証
- 最新の給与明細書
- 最新の源泉徴収票
といった「勤務先を確認できる書類」を用意できるなら、こちらも有力な申込先候補となってくれることでしょう。
銀行カードローンならではの低金利と「勤務先への電話なし」を両立させたい方におすすめです!
金利(年) | 1.5%~14.5% |
利用限度額 | 10万円~800万円 |
借入までの日数 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。 |
毎月の返済額 | 2,000円~ ※借入額10万円以下の場合 |
申込条件 | お申込時満20歳以上満69歳以下の方。 原則安定したご収入のある方。 |
備考 | |
・勤務先を確認できる書類の提出ができれば「電話による在籍確認」なし (問い合わせにより確認) |
【電話で確認】三菱UFJ銀行バンクイックは事前相談で書類による在籍確認に対応
三菱UFJ銀行のバンクイックもまた、口座開設なしで利用できる銀行カードローンの一角です。
そしてこちらも、以前から在籍確認について融通が利く申込先の一つとなっています。
審査の際、勤務先に電話がかかってくることはありますか?
はい、審査の過程で在籍の確認を取らせて頂いております。
ただ、もしお勤め先への電話をやめてほしいということでしたら……インターネットでの申込みをご希望でしょうか?
はい。
でしたらお申込みいただいた後、すぐこちらのお電話番号(0120-76-5919)に連絡いただいて勤務先への電話はやめてほしい、といったご希望を伝えて頂けましたら、そのように対応できるかと思います。
ということで借入先に「三菱UFJ銀行」を選びたいという場合には、「申込後に電話をかけて希望を伝える」ことで、勤務先への電話の回避が可能。
電話を掛ける際には、事前に給与明細書などの「勤務先を確認できる書類」を用意しておくと良いでしょう。
バンクイックは銀行カードローンにしては珍しく、「自宅への郵送物の回避」に対応している点もポイントです!
金利(年) | 1.8%~14.6% ※最大利息は月1.216%前後 |
利用限度額 | 10万円~500万円 |
借入までの日数 | 最短1営業日~ ※問い合わせにより確認 |
毎月の返済額 | 2,000円~ ※借入額10万円以下の場合 |
申込条件 | 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さま |
備考 | |
・勤務先を確認できる書類の提出ができれば「電話による在籍確認」なし(※要事前相談) ・「テレビ窓口」でのカード受取時に限り郵送物なし |
【電話で確認】PayPay銀行カードローンも事前相談によって在籍確認の切り替えが可能
今回いろいろな金融機関に電話をかけていく中で、新しく「在籍確認の融通が利く」と分かったのがPayPay銀行カードローンです。
審査の際、勤務先に電話がかかってくることはありますか?
はい、在籍の確認としてお勤め先にお電話を掛けさせて頂いております。
ただ、もしそちらを控えてほしいということでしたら勤務先のお名前が分かる書類…源泉徴収票ですとか保険証ですとか、そういった書類のご提出による在籍の確認も可能です。
書類での在籍確認を希望する場合にはどうすればいいですか?
その場合はお申込みの後にこちらの電話番号(0120-321-217)にまでご連絡いただけましたら、そのように対応できるかと思います。
ということで普段から「Paypay銀行」を使用している方であれば、この銀行のカードローンも申込先の候補に入るでしょう。
ただし在籍確認以外の部分、具体的に言うと、
- 銀行カードローンなのに、上限金利が商品者金融並みに高い
(というよりアコム等と同じ) - 申し込みにはPayPay銀行の口座が必要
といったスペック面は、どうしても気になるところです。
金利(年) | 1.59%~18.0% |
利用限度額 | 10万円~800万円 |
借入までの日数 | 最短即日 ※問い合わせにより確認 |
毎月の返済額 | 1,000円~ ※借入額3万円以下の場合 |
申込条件 | ・20歳~69歳 ・本人または配偶者に安定した収入がある |
備考 | |
・要「PayPay銀行」口座 ・キャッシュカードに借入機能が付く ・専業主婦が申し込む場合、配偶者の勤務先に在籍確認の電話が入る ┗問い合わせにより確認 |
注意!ネット上の「在籍確認なしのカードローン」情報はデマも多い【電話で確認】
カードローンサイトって本当にデマや嘘が多くて……。
わたしは企業時代から何年もかけて、さまざまな金融機関に在籍確認についての問い合わせを行っていますが…。
何年も一貫して「在籍確認についての相談には応じていない」、という会社も少なくはありません。
そしてそんな会社がなぜか、別サイトで「相談次第で在籍確認の回避が可能」と書いてあったりします。(その場所から申し込みが入れば、そのサイトに報酬が入るのでしょう)
…ひどすぎんか?
ということで個人サイトの利点~自由度~を活かし、電話問い合わせに基づくデマ情報の成敗を試みていこうかと思います。これで訴えられること、ないよね?
とは言え時間が経過することで仕様変更が生じる場合もあります。
こちらはあくまで2024年に問い合わせを行った時点での事実情報です。
私の問い合わせ結果も「ソース」としては確からしくないと思わないでもないのですが、勝手に音声情報を載せるわけにもいかないし…。
同じ内容の問い合わせをしたらきっと同じ結果が返ってくることをもって信じてくれ!……ると嬉しいな!
みずほ銀行カードローンは申込者の都合による電話の回避には対応していない
みずほ銀行カードローンは、以前から在籍確認が必須…というわけではないものの、申込者都合による電話の回避にも対応していないローンの1つです。
審査の際、勤務先に電話がかかってくることはありますか?
はい、審査の状況によって必要になりましたら、保証会社の方からお掛けする場合が御座います。
給与明細の提出などで代用することはできませんか?
そうですね。在籍の確認方法は原則お電話で…。
こちらご了承の上でお申込みいただいております。
みずほ銀行カードローンは意外と審査が柔軟であったり、メガバンクの中では金利が低かったりと旨味のある申し込み先ですが…。
「絶対に勤務先への電話を避けたい」という方にとっては、ややリスキーかもしれません。
ソニー銀行カードローンも現在は電話による在籍確認が必要とのこと
上限13.8%の低金利が魅力の「ソニー銀行カードローン」。
確か数年前に電話を掛けた時には「書類による在籍確認も可能」という回答だったと記憶しているのですが…。
今回改めて電話で確認を取ったところ、「書類提出による在籍確認は不可」とのことでした。
審査の際、勤務先に電話がかかってくることはありますか?
はい、電話による在籍の確認を取らせて頂いております。
給与明細の提出などで代用することはできませんか?
在籍の確認方法は基本的にお電話となっております。
わりと取り付く島もないかんじですね。
しかもみずほ銀行と異なり、在籍確認の電話の実施は「必須」な模様。
勤務先への電話確認を避けたいなら、この銀行への申し込みは控えた方が良いでしょう。
楽天銀行スーパーローンは一貫して「電話による在籍確認が必須」な金融機関
楽天銀行スーパーローンは、少なくともわたしが金融ライターを始めた2016年頃からは、一貫して「電話による在籍確認が必須」という姿勢を崩していません。
▲電話による在籍確認は必須も必須
そんな意志を感じさせる赤文字である
審査の際、勤務先に電話がかかってくることはありますか?
はい、皆様にお電話による在籍の確認を取らせて頂いております。
保険証や給与明細の提出などで、代用することはできないでしょうか?
そうですね、そういったことは…。申し訳ございません。
「勤務先への電話なし」で楽天銀行からお金を借りることは、不可能と考えても良いでしょう。
オリックス銀行カードローンも申込者都合による在籍確認の切り替えは不可
オリックス銀行カードローンも、以前から「電話による在籍確認」を重視しているローンの1つです。
審査の際、勤務先に電話がかかってくることはありますか?
はい、仮審査に通過された方に対し、お勤め先の確認を取らせて頂いております。
保険証や給与明細の提出などで、電話の代わりとすることはできませんか?
そうですね、必ず一度はお電話を掛けさせて頂いております。
ただ、もしプライバシーの問題などで在籍の確認を取れなかった場合などでしたら、審査担当者と相談しました上で書類での在籍確認、といった対応を取れる場合も御座います。
このようにオリックス銀行カードローンでは、「結果的に書類提出による在籍確認が可能」なことはあっても、申込者の希望で勤務先への電話を避けることはできません。
ところでこの記事を書くためにさまざまな金融機関に電話をかけまくりましたが…。
オリックス銀行のオペレーターさんは特に丁寧で好印象でした。
電話のメモのすみっこに「めっちゃていねい やさしい」って書いてある…
セブン銀行カードローンが「在籍確認なし」だったのは過去の話
セブン銀行カードローン(ローンサービス)は、確かに過去において「在籍確認の電話なし」のカードローンでした。
(企業時代の原稿を探してみたところ、少なくとも2020年時点では在籍確認なしでの融資を確認)
ですが現在のセブン銀行カードローンは、公式サイトにて「必要と判断した場合には電話による在籍確認を行う」ことを明記しています。
当社が必要と判断した場合は、勤務先に在籍されていること、ご本人さまのお申込みであることを確認するため、お客さまの勤務先、携帯電話等にお電話いたします。
引用元:セブン銀行公式サイト
つまりセブン銀行カードローンが「在籍確認なし」であったのは過去の話。
現在確実に「勤務先への電話なし」で借りたいのなら、その他の申し込み先を選んだ方が良いでしょう。
「在籍確認なし」が有名になりすぎて、虚偽申告が増えた等の問題があったんでしょうかね…。
同様に「りそな銀行カードローン」も、以前は在籍確認なしで借りられたのですが…。
現在は公式サイトに電話による在籍確認を行う旨を明記していますね。
地方銀行などが在籍確認なしのカードローンを取り扱っていることも
ここまで取り上げたのはいずれも、「全国から申し込みが可能なカードローン」でした。
ですが意外と地方銀行や信用金庫が取り扱うカードローンの中にも、
- 事前相談により、書類での在籍確認に対応してくれるカードローン
- そもそも在籍確認を行っていないカードローン
がぽつぽつと存在します。
もしも普段から利用している地方銀行などが、条件の良いカードローンを取り扱っているのなら、そちらの在籍確認の仕様を電話などで問い合わせてみるのも良いでしょう。
ちなみにわたしがこれまで、企業時代に全国の地方銀行に片っ端から電話を掛けた経験によると、一部の金融機関に存在する
- 総合口座に紐づけするタイプのカードローン
は、「在籍確認の電話なし」である確率がかなり高い印象でした(例外はあるかも)。
わたしが電話で確認を取ったことのあるところだと、「横浜銀行カードローン」等は在籍確認に対し柔軟に対応してくれる様子でした。
実際に金融機関に訊きました!カードローンの在籍確認はどんな感じで行われる?
電話による在籍確認が必要になった場合には、具体的にどのような会話が行われるのでしょうか?
今回は実際に大手消費者金融サービスである「レイクALSA」に訊いてみました。
「申込者本人」が電話を受ける場合の在籍確認の会話例
在籍確認の電話は、どんなかんじで掛かってくるのでしょうか?
ご本人様が電話口に出られる場合ですと、氏名、生年月日、あとはご本人様で間違いないかといったことを伺わせて頂いております。
ということでレイクALSAが電話による在籍確認を行う場合には、申込者の氏名や生年月日などを電話口で尋ねるとのこと。
こちらの確認が完了すれば、それで在籍の確認も終了するとのことでした。
とは言え実際のところ、電話口で生年月日の確認まで行う金融機関は少数派です。
多くのカードローンの在籍確認は、「○○様本人でお間違えありませんでしょうか?」程度の内容で完了します。
用件を尋ねられた場合の誤魔化し方は、金融機関や担当者によって差がありますが…。
上手な方であれば「個人的な事情で電話したのですが、携帯が繋がらなくて…」といったように上手く対応してくれますよ!
(※これは以前大手消費者金融に問い合わせを行った際の回答)
同僚がとって「〇〇さんいますか?」と電話を引き継がれ、そのまま「確認できました」と切れた
ディンさん(会社員)より(申し込みの証拠画像 )
同僚が出て、名前を聞かれただけで終わりました。
林さん(会社員)より(申し込みの証拠画像 )
「申込者が不在」の場合の在籍確認の会話例
続いて、申込者本人が電話を受けられなかった場合の在籍確認について尋ねてみました。
もし外回りなどで電話を取れなかった場合にはどうなりますか?
その場合でしたら「ただいま席を外しております」ですとか、そういった語尾対応を(電話を取った誰かに)頂けましたら、そちらで在籍の確認は完了となります。
こちらはごくシンプルな内容ですね。
在籍確認の目的はあくまで「申込者が申込内容通りの勤務先に勤めていると、確認すること」。
ですので申込者がそこにいなくとも、「席を外しています」「本日お休みです」といった回答で「その勤務先に勤めていること」さえ分かれば、目的を果たせるというわけです。
結果的に、「知らないうちに在籍確認が完了していた」というケースもかなり多くなっています。
自分の仕事は外回りなので会社に実際にかかってきたかはわかりません。
(※この後審査通過)
匿名希望(会社員)より(申し込みの証拠画像 )
世の中のカードローンサイトにあまりに嘘や捏造が溢れすぎている(※慣れると分かる)ので、これだけの口コミを紹介するにも証拠画像を添えなければならない
カードローンの在籍確認が行われるタイミングについて
結論から言うと、在籍確認が行われるタイミングは申し込み先の金融機関によって異なります。
ただし多くのカードローンの場合、在籍確認が行われる可能性があるのは「仮審査の後」。
一般的には「本人確認書類の提出を行った後」くらいの段階ですね。
例えば「三井住友銀行カードローン」の場合だと、以下のような流れとなります。
-
- 1公式サイトから申し込み
- 氏名や住所の他、年収などの審査に必要な情報を入力
-
- 2必要書類の送信
-
本人確認書類などの必要書類を、スマートフォン等で撮影してアップロード
※ここで「勤務先を確認できる書類」を提出できたなら電話による在籍確認なし(三井住友銀行の場合)
-
- 3審査
-
三井住友銀行や保証会社による審査の実施。
在籍確認の電話が行われるとしたらココ
-
- 4審査通過連絡
- 電話かメールで審査通過のお知らせ
-
- 6借入
- お手持ちのキャッシュカード、もしくはインターネットサービスで借入が可能に!
多くの場合、在籍確認は「審査の後半」に行われると考えても良いでしょう。
ただし申込先によっては例外もありますのでご注意ください。
例えば楽天銀行スーパーローンは、書類提出よりも前の段階で在籍確認を行います。
在籍確認とカードローンに関するよくある質問と回答
ここからは、在籍確認とカードローンに関連するよくある質問にお答えしていきます。
「少額なら在籍確認なしでカードローンを利用できる」金融機関はありますか?
数年前、企業時代にアンケートを取った際には「少額融資を理由に在籍確認が行われなかった」という回答もちらほら見受けられましたが…。(主に旧・新生銀行レイク等)
最近は大手消費者金融会社がこぞって「原則として在籍確認なし」を打ち出していることもあり、ほとんど聞かれなくなりました。
もちろん「契約額が少額であれば在籍確認をカットする」という金融機関もあるにはあると思われますが、どちらかと言うと現在は、
- はじめから「原則として在籍確認なし」を公言しているローン
- 在籍確認にあまり融通が利かないローン
が二極化している印象です(三井住友銀行カードローン等は例外ですが)。
ということで「少額なら在籍確認なしで借りられるのでは?」という期待を抱いて姿勢が曖昧なローンに申し込むよりは、「確実に在籍確認の電話なしで借りられる」ローンを選んだ方が安全だろうと思います。
そもそも希望限度額そのものを、申し込みの段階で尋ねられないカードローンも多いですしね。
自営業者の在籍確認はどのように行われますか?
自営業者に対する在籍確認は、
- 決まった営業拠点(店舗や事務所など)があればその固定電話へ
- 該当するものがなければ、「事業の実態を確認できる書類の提出」で
といった形で行われることが一般的です。
特に決まった営業拠点を持たないフリーランサーの方などは、カードローンへ申し込むにあたって「確定申告書の控え」等を用意しておくと良いでしょう。
派遣社員の在籍確認は派遣先・派遣元のどちらに行われますか?
以前は金融機関によってバラバラでしたが、近頃は(必要であれば)「派遣元」に対し在籍確認を行う会社が多数派となっているようです。
アイフルでは、派遣社員の方がカードローンなどに申込む場合は、勤務先についての情報はすべて派遣元について記入するようにと定めています。
引用元:アイフル公式サイト
ただし各社に電話をかけて確認してみたところ、楽天銀行スーパーローンは例外的に、「派遣先」への在籍確認を行っているとのことでした(2024年現在)。
在籍確認が理由で審査に落ちるのはどんなときですか?
金融機関によって異なります。
例えば「電話による在籍確認」を非常に重視しているカードローン(主にインターネット銀行系)であれば、
- 個人情報の保護を理由に、申込者がその勤務先に勤めていると確認できなかった
- たまたま電話を取った人が、上手く対応できなかった
といった申込者に非のない状況でも、在籍確認の失敗が審査落ちに繋がる可能性もあるでしょう。
一方でもう少し融通の利く金融機関であれば、上のような状況でも「二度目の在籍確認の実施」「勤務先を確認できる書類の提出」といった対応を取ってくれます。
ただしどのような金融機関でも、
- 在籍の確認を求められたにもかかわらず、電話でも書類でも勤務の実態を確認できなかった
という場合には、契約を断られる可能性が高いと言わざるを得ません。
カードローンの増額審査の際にも在籍確認は行われますか?
カードローンによって異なります。
一般的には行われませんが、一部の銀行カードローンなどは増額審査の際にも在籍確認を行う場合があります。
ブラックでも在籍確認なしで利用できる中小消費者金融はありますか?
- 公式サイトにて「勤務先への電話なし」を明記
- ブラック状態の方への融資に定評あり
を両立しています。
信用情報に懸念がある場合には、これらの金融機関が有力な申込先候補となってくれるでしょう。
ただしこれらの会社の融資方法は主に「銀行振込」です。ATMを使って借りられる「カードローン」は提供されていません。
在籍確認なしで借りられるカードローンについてのまとめ
実際に各金融機関の公式サイトを確認したり、電話を掛けてみたりした結果、現在は
- 最初から「電話による在籍確認なし」を明記しているカードローン
- 今でも電話による在籍確認を重視しているカードローン
への二極化が進んでいる印象。
「絶対に勤務先への電話なしで借りたい」という場合には、前者にあたるカードローン、もしくは相談次第で電話連絡を回避できる申込先を、優先的に選択すると良いでしょう。
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