欧州帰りが教える!海外で本当に使えるクレジットカードの選び方とおすすめ12選

海外で本当に使えるクレジットカード12選とその選び方

VisaやMastercardといった「国際ブランド」付のカードなら、日本国内で発行したものであっても、海外でそのまま利用可能

…ではあるものの、日本国外で安心して旅行やお買い物をするなら、「海外適性の高いカード」を選ぶに越したことはありません。

ということで今回は、欧州で留学(仮)していた経験をもとに、「本当に海外で使えるクレジットカード」情報をまとめました。

ちなみにわたしはウィーン周辺に1年ちょい+ルクセンブルクに1ヶ月くらい滞在してました!

きょむちゃん

そして在欧中に失職して無念の帰国、今(無職)に至るのであった

\要点をギュッとまとめた動画もあるよ/
(最後の方音声がちょっとおかしいけど ゆるしてくれ)

目次

年会費から選べる!海外へ行く方におすすめのクレジットカード12選

年会費から選べる!海外へ行く方におすすめのクレジットカード12選

それでは早速、海外旅行や留学、出張などにおすすめなクレジットカードを「年会費が安い順」に紹介していきます。

有名どころからちょっとマイナーなものまで、12種類揃えてみました!

海外適性の高いクレカ12選
楽天カードイオンカードエポスカードGold Time楽天プレミアムカードdカードGOLDTRUST CLUBワールドカードANAワイドゴールドカードUCプラチナカードエポスプラチナカードラグジュアリーカードANA VISA プラチナプレミアムカード
デザイン楽天カード(通常デザイン)の券面イメージイオンカード(WAON一体型)の券面イメージエポスカードの券面イメージジャックス「Gold Time」の券面イメージ楽天プレミアムカードのイメージdカードGOLDの券面イメージTRUST CLUBワールドカードの券面イメージANA VISAワイドゴールドカードの券面イメージUCプラチナカードの券面イメージエポスプラチナカードの券面イメージラグジュアリーカードTitaniumの券面イメージANA VISA プラチナプレミアムカードの券面イメージ
年会費
(税込)
無料無料無料条件付き無料11,000円11,000円13,200円15,400円16,500円30,000円
※条件達成で20,000円
55,000円88,000円
基本還元率1.0%0.5%0.5%1.0%1.0%1.0%0.75%2.0%~※1.0%0.5%1.0%3.0%~※
ブランドVisa
Master
Visa
Master
VisaVisaVisa
Master
Visa
Master
MasterVisa
Master
VisaVisaMasterVisa
海外旅行保険最大3000万円なし最大3000万円最大3000万円最大5000万円最大1億円最大7000万円最大5000万円最大1億円最大1億円☆最大1億2000万円☆最大1億円☆
空港ラウンジ国内○国内○
海外は年5回無料
国内○国内○
海外は条件付き無料
国内○
(Visa,Masterの場合)
国内○
海外は年6回無料
国内○
海外○
国内○
海外○
国内○
海外○
ANA○
その他楽天ポイントカード機能海外事務手数料がやたら安い海外アシスタンスが好評航空機遅延等補償付き海外ラウンジを最安値で年会費に対し付帯保険が優秀手荷物配送が2個無料還元率等重視の方向け最安値でコンシェルジュボーナスポイント他ゴージャスな特典いっぱいANA関連の特典多数
詳細

※1マイル=2円相当とした場合の参考値
☆:完全自動付帯

【永年無料】楽天カードは意外と海外適性◎!200万円の治療費補償も付いてくる

楽天カードの基本情報
楽天カードのメリットや特典

楽天カードは、言わずと知れた「年会費無料で高還元率」なクレジットカード。

ですが意外と海外適性も高く、

  • Visa・Mastercardブランドを選択可
    (もちろんタッチ決済付き/スマホ決済もOK)
  • 最大2000万円・治療費補償を含む海外旅行保険が付帯

と、海外でも使いやすい条件が揃っています。

「海外用の決済方法をとりあえず用意したい」状況であれば、この楽天カードをお供に選ぶのも良いでしょう。

ただし多くのクレカの付帯保険に用意されている「携行品損害補償※」は付いていないため注意が必要です。
(※手持ちの物品が壊れたり、盗まれたりした場合の補償制度)

楽天カードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険(利用付帯/要・事前決済等)
傷害死亡・後遺障害最高2000万円
傷害治療費用
疾病治療費用
最高200万円
賠償責任最高3000万円
携行品損害なし
救援者費用最高200万円
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物なし
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.63%(ふつう)
海外スマホ決済
(Visa/Mastercardのタッチ決済)
ApplePay・Google PayともにOK
手荷物無料配送なし
空港ラウンジサービスなし

※利用付帯の条件等、詳細については公式サイト参照

楽天カード(マイカラーセレクション・水色)
年会費
永年無料
基本還元率
1.0%
国際ブランド
VISA
Mastercard
JCB
Amex
還元ポイント
楽天スーパーポイント
発行元
楽天カード株式会社
申込条件
18歳以上(高校生を除く)

海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済(Amex除く)
ApplePay(Amexを除く)
Google Pay(Amexを除く)
主な特徴と特典
  • 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
  • 【new!】多種多様なカラー・デザインを選択できる
  • 楽天ポイントカード機能付き
    (=楽天ポイント加盟店でいつでもポイント二重取り
  • 楽天市場 でポイント還元率+1.0%
    5と0が付く日なら+2.0%(要事前エントリー)
    ※いずれも税抜き価格に対し適用
  • 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%

【永年無料】イオンカードは海外事務手数料が1.6%とダントツで安い

イオンカードの基本情報

イオンカードは名前通り、イオンやマックスバリュ等で優待を受けられる無料クレジットカード。

Visa、Mastercardも選択可能とは言え、海外旅行保険は付帯しておらず、一見すると海外適性はイマイチのようですが…。

なぜかこのカードは2025年現在も、全ブランドにおける海外事務手数料が1.60%

一般的な手数料は3.63%~3.85%くらいですので、海外決済時の手数料を標準の半分以下に抑えられます。

保険については他の手段で補う必要があるものの、「手数料の安さ」を最優先とするのなら、イオンカードは重要な申込先候補となってくれます。

ただし海外事務手数料は、かなり改悪されやすい部分。
イオンカードのこの特徴も「今のうち」かもしれません。

イオンカードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険
なし
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年50万円まで
(自己負担額5,000円)
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料1.60%(破格の安さ)
海外スマホ決済
(Visa/Mastercardのタッチ決済)
ApplePayのみ&Mastercardのみ
※VisaはiDのみ対応
手荷物無料配送なし
空港ラウンジサービスなし

ApplePayを海外で利用したい方は、必ずMastercardを選んでくださいね!

年会費
永年無料
基本還元率
0.5%
国際ブランド
VISA
Mastercard
JCB
還元ポイント
WAON POINT
発行元
株式会社イオン銀行
申込条件
18歳以上
※高校生は卒業年度の1月より申込み可
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 新規入会で最大5,000円相当のポイントプレゼント
  • 毎月20日、30日は対象のイオングループ店舗が5%オフ
    (55歳以上なら毎月15日も5%オフ)
  • 毎月10日は基本還元率2倍(1.0%)
  • 電子マネー「WAON」カード機能付き
  • WAON POINTカード機能付き
  • WAONオートチャージ対応(ただしポイント還元なし)
  • イオングループでポイント2倍
  • イオンシネマで映画鑑賞割引
  • 対象の飲食店やレジャー施設、パッケージ旅行などの優待

【永年無料】エポスカードは優秀な保険に加え海外サポートの評判も良い

エポスカードはファッションビル「マルイ」系列の無料クレジットカード。

基本の還元率はイマイチですが、海外適性という観点では、

  • Visaブランド(もちろんタッチ決済付き)
  • 楽天カードを上回る海外旅行保険の付帯
  • 評判の良い海外アシスタンスサービス付き
    (現地でのトラブルの他、観光案内や予約代行にも対応)

と、なかなか優秀です。

特に海外アシスタンスサービスは、現地でのコミュニケーション等に不安がある方にとって、嬉しい利点と言えそうです。

ちなみに以前は海外事務手数料も優秀だったのですが…。
こちらは2025年7月に改悪が入ってしまいました。

エポスカードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険(利用付帯/要・事前決済等)
傷害死亡・後遺障害最高3000万円
傷害治療費用
疾病治療費用
最高200万円(傷害)
最高270万円(疾病)
賠償責任最高3000万円
携行品損害最高20万円
救援者費用最高100万円
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物なし
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.85%(ふつう~やや高い)
海外スマホ決済
(Visaのタッチ決済)
ApplePay・Google PayともにOK
手荷物無料配送なし
空港ラウンジサービスなし
年会費
永年無料
基本還元率
0.5%
国際ブランド
VISA
還元ポイント
エポスポイント
発行元
株式会社エポスカード
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 「マルコとマルオの○日間」中、マルイやモディでのお買い物が10%オフ
    マルイの通販サイト も10%オフの対象
  • 対象の飲食店やレジャー施設、イベントチケットなどの優待
  • 対象の舞台やコンサートで割引などの優待や先行予約
  • 継続利用でゴールドカードへ無料招待の可能性あり
  • キャラクターデザイン、コラボデザイン多数

【条件付き無料】ジャックス「Gold Time」は航空機遅延補償も付く優秀ゴールド

Gold Timeの海外旅行保険や航空機遅延補償の概要

ジャックス発行の「Gold Time」は2024年12月に発行開始となったゴールドカード。

年会費は原則5,500円ですが、入会初年度、または前年に5回以上の決済を行ったなら無料となります。

トラベル関連において、これまで挙げたカードとの相違点を述べると、

  • 航空機の遅延や手荷物のロストに、ある程度対応してくれる保険が付く
  • 国内空港ラウンジを何度でも無料で使える

の主に二つ。

特に前者の航空機遅延補償は、国際線の乗り継ぎをよく利用する方にとっては重要なサービスとなってくれます。

年会費無料の「Delight JACCS CARD」等にも航空機遅延補償は付くのですが…。
この価格帯(コスパ系ゴールド)のカードの紹介がなかったので、今回はこちらを取り上げてみました。

Gold Timeの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険(利用付帯/要・事前決済等)
傷害死亡・後遺障害最高3000万円
(最高1000万円※)
傷害治療費用
疾病治療費用
最高200万円
(最高100万円※)
賠償責任最高3000万円
(最高1000万円※)
携行品損害最高20万円
(最高10万円※)
救援者費用最高200万円
(最高100万円※)
乗継遅延費用
(飛行機の遅延により4時間以内に代替便を利用できず、余計に発生した宿泊代や食事代を補償)
最高2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用
(4時間以上の出航遅延や欠航等で、4時間以内に代替便を利用できなかった場合、余計に発生した食事代を補償)
最高2万円
受託手荷物遅延費用
(手荷物が航空券到着後6時間以内に届かなかった場合、衣類や生活必需品等の代金を補償)
最高2万円
受託手荷物紛失費用
(手荷物が航空券到着後48時間以内に届かなかった場合、衣類や生活必需品等の代金を補償)
最高4万円
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物なし
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.85%(ふつう~やや高い)
海外スマホ決済
(Visaのタッチ決済)
ApplePayのみ
※Google Payでも登録はできるがQUICPayのみ
手荷物無料配送なし
空港ラウンジサービス国内のみ無料

※(かっこ内)は生計を同じくする親族等に適用される家族特約

ジャックス「Gold Time」
ジャックス「Gold Time」の券面イメージ
年会費
5,500円
※初年度無料
※年5回の決済で翌年無料
基本還元率
1.0%
国際ブランド
Visa
還元ポイント
独自ポイント
発行元
株式会社ジャックス
申込条件
年齢20歳以上で安定した収入のある電話連絡可能な方(学生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 200円につき2P還元、200Pが貯まると自動で請求額から値引き
    端数は毎月自動で切り捨て
  • 飲食店での決済や分割払い・リボ払いなら還元率2倍(200円につき4P還元)
  • 国内空港ラウンジサービス
  • J’s コンシェル(クラブオフ)による全国20万以上のお店やサービスでの優待あり
  • 申込みには写真付きの本人確認書類が必要です。

【年11,000円】楽天プレミアムカードは海外空港ラウンジが年5回無料+手荷物配送も

楽天プレミアムカードの基本情報
楽天プレミアムカードの特典やメリットの概要

楽天プレミアムカードは名前から察せられる通り、楽天カードの上位カード。

このカード最大の特徴は、11,000円の年会費で「海外空港ラウンジサービス」を年5回までながら無料で利用できる点にあります。

めちゃ簡単に言うと、「世界の空港で食べ飲み放題パラダイス」です

海外空港ラウンジを利用できるカードの中では、この年会費の安さは破格と言って差し支えありません。

さらに、

  • 無料カードより強化された海外旅行保険
  • 「トラベルコース」選択時、国際線利用時の手荷物配送が年2回無料
    (成田空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港を利用する場合)

が加わることから、海外旅行等には非常にコスパの良い1枚となってくれます。

手荷物無料配送特典では、大きなスーツケース等を自宅⇔空港間等で運んでもらえますよ!

楽天プレミアムカードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険
傷害死亡・後遺障害最高5000万円
・自動付帯4000万円
・利用付帯1000万円
傷害治療費用
疾病治療費用
最高300万円
(自動付帯)
賠償責任最高3000万円
(自動付帯)
携行品損害最高50万円
・自動付帯30万円
・利用付帯20万円
救援者費用最高200万円
(自動付帯)
乗継遅延費用等なし
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年300万円
※自己負担額3,000円
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.63%(ふつう)
海外スマホ決済
(Visa・Mastercardのタッチ決済)
ApplePay・Google PayともにOK
手荷物無料配送年2個無料
(トラベルコース選択時)
空港ラウンジサービス国内無料
海外空港は年5回無料

※家族特約は適用なし
※詳細については公式PDF 参照

こちらもチェック!
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードのイメージ
年会費
11,000円
基本還元率
1.0%
国際ブランド
VISA
Mastercard
JCB
Amex
還元ポイント
楽天スーパーポイント
発行元
楽天カード株式会社
申込条件
20歳以上で安定した収入がある
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay(Amexを除く)
Google Pay(Amexを除く)
主な特徴と特典
  • 海外空港ラウンジサービス(年5回まで無料)
    家族カード会員は利用不可
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 3つの特典を選択できる
    (楽天市場コース・トラベルコース・エンタメコース)
    ┗「トラベルコース」選択時は国際線利用時の手荷物配送が年2回無料
  • お誕生月は「楽天市場」でポイントアップ(+税抜き1.0%)
  • 楽天証券で投信積立クレジット決済を行うときの還元率1.0%
    (※無料カードは0.5%)
  • プレミアム会員限定デスク
    (多数の海外デスク も使用可)
  • 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
    (下位カードからの切り替えの場合は3,000ポイントプレゼント)
  • 楽天ポイントカード機能付き
  • 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%

プレミアムカード限定特典


楽天プレミアムカードの特性を示すグラフ1
楽天プレミアムカードの特性を示すグラフ1

楽天プレミアムカードの特性を示すグラフ2

【年11,000円】dカードGOLDはこの年会費帯でトップクラスの海外旅行保険が付帯

dカードGOLDの基本情報
dカードGOLDの特典やメリットの概要

dカードGOLDは、楽天プレミアムカードと同様に年会費11,000円のゴールドカード。

海外空港ラウンジサービスこそ付帯しませんが、こちらのカードには最大1億円の、この年会費帯ではトップクラスの海外旅行保険が付いています。

航空機遅延補償なども完備ですよ!

「豪華なラウンジサービスよりも、安心感を重視したい」という方はこちらのカードを選ぶのも良いでしょう。

またあなたがdocomoの携帯電話を使用しているのなら、携帯料金に対し約10%のポイント還元を受けられます。

dカードGOLDの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険
傷害死亡・後遺障害最高1億円
・自動付帯5000万円
・利用付帯5000万円
(家族特約1000万円※)
傷害治療費用
疾病治療費用
最高300万円
(最大50万円※)
賠償責任最高5000万円
(最大1000万円※)
携行品損害最高50万円/盗難時30万円
(最大15万円※)
救援者費用最高500万円
(最大50万円※)
乗継遅延費用以下のいずれか
・客室料3万円
・交通費1万円
・食事代5千円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用同上
受託手荷物遅延費用3万円
受託手荷物紛失費用同上
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年300万円
※自己負担額3,000円
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.85%(ふつう~やや高い)
海外スマホ決済
(Visaのタッチ決済)
ApplePayのみ
手荷物無料配送なし
空港ラウンジサービス国内のみ無料


※(かっこ内)は生計を同じくする親族等に適用される家族特約
※詳細については公式PDF 参照

【年13,200円】TRUST CLUBワールドカードは手荷物配送が何度でも2個無料

TRUST CLUBワールドカードの基本情報
TRUST CLUBワールドカードの概要やメリット

TRUST CLUBワールドカードは三井住友トラストクラブが発行する、ゴールドカード相当のクレジットカード。

年会費は13,200円で、

  • 国際線利用時の手荷物配送が往路・帰路ともに2個ずつ、何度でも無料
  • 搭乗予定のフライトが2時間以上遅延したとき、海外空港ラウンジが無料
    (該当しない場合も35$/回で入室可能)

といった特徴を持ちます。

「手荷物配送が何度でも無料」のカードの中では(たぶん)最安値ということで、大きなスーツケース等の移動に煩わしさを感じる方にとっては、有力な申込先候補となりそうです。

ちなみに回数制限なしの手荷物無料配送が付くカードの中では、おそらくこちらが最安値です!(違ったらごめん)

TRUST CLUBワールドカードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険(すべて利用付帯)
傷害死亡・後遺障害最高7000万円
傷害治療費用
疾病治療費用
最高200万円
賠償責任最高3000万円
(最大1000万円※)
携行品損害最高30万円
※自己負担額3,000円
救援者費用最高100万円
乗継遅延費用等なし
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年500万円
※自己負担額10,000円
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.63%(ふつう)
※2025年12月処理分より
海外スマホ決済
(Mastercardのタッチ決済)
ApplePayのみ
※Google Payも登録はできるが規格はQUICPayのみ
手荷物無料配送往路・帰路ともに2個まで無料
空港ラウンジサービス国内無料
海外は有料(35$)
※2時間以上のフライト遅延時のみ海外空港ラウンジも無料


※家族特約なし
※詳細については公式PDF 参照

TRUST CLUBワールドカード
TRUST CLUBワールドカードの券面イメージ
年会費
13,200円
基本還元率
0.75%相当
国際ブランド
Mastercard
還元ポイント
独自ポイント
発行元
三井住友トラストクラブ株式会社
申込条件
所定の(審査)基準を満たす方
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay※

※Google Payの場合、規格はQUICPayのみ
(Mastercardのタッチ決済は不可)

主な特徴と特典
  • 搭乗予定の飛行機が2時間以上遅延したとき、海外空港ラウンジ無料
    (該当しない場合も35$で利用可)
  • 国際線利用時の手荷物無料配送(往路・帰路ともに2つずつ)
  • バケーションニセコ特別優待 他
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 対象レストランのコース料理が2名以上のご利用で1名分無料
  • トラストクラブのポイントモール経由のショッピングでポイントアップ
  • 全国約1,400のゴルフ場優待 他

:同系列の下位カードにない特典


【年15,400円~】ANAやJALのゴールドカードは高還元率と保険を両立

ANAワイドゴールドカードの基本情報
ANAワイドゴールドカードのメリットや特典の概要

「海外では最低限カードを使えればいい」「細かなサービスより、還元率を重視したい」という方には、ANAやJAL等の航空会社提携カードがおすすめ。

比較的安価な一般カードを選び、保険等はサブカードで補うのもよいのですが…。

ゴールドカードを選択したなら、高還元率とそれなりの保険を両立できます。

ANAやJALのマイルは航空券への交換を前提とする場合、1マイルあたり2円以上の価値を持つことも珍しくありません。

特にご自身で航空券を購入する機会があるのなら、効率よくマイルを貯められるゴールドカード等を選ぶのも良いでしょう。

各航空会社提携カードについては、以下のページ等で詳しく解説していますよ!

こちらもチェック!
ANAワイドゴールドカード(Visa/Mastercard)の海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険(すべて利用付帯)
傷害死亡・後遺障害最高5000万円
(家族特約1000万円※)
傷害治療費用
疾病治療費用
最高150万円
(最高50万円※)
賠償責任最高3000万円
(最高1000万円※)
携行品損害最高50万円
(最高15万円※)
救援者費用最高100万円
(最高50万円※)
乗継遅延費用等なし
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年300万円
※自己負担額3,000円
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.63%(ふつう)
海外スマホ決済
(VisaかMastercardのタッチ決済)
VisaはApplePay・Google Payともに使用可能
MastercardはApple Payのみ
手荷物無料配送なし
空港ラウンジサービス国内のみ無料


※(かっこ内)は生計を同じくする親族等に適用される家族特約
※詳細については公式PDF 参照

ANA JCB ワイドゴールドカードの券面イメージ
年会費
15,400円
※VISA、Mastercard、JCBの場合
基本還元率
2.0%前後~
※マイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
VISA
Mastercard
JCB
還元ポイント
ANAマイル
(各社ポイント経由)
発行元
三井住友カード株式会社
株式会社ジェーシービー
申込条件
20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 【2025年7月15日まで・JCB限定】新規入会で最大41,000マイルプレゼント
  • カード継続で2,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+25%
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 対象の免税店 が10%オフ
  • 年間30,000以上の「プレミアムポイント」獲得で「ブロンズサービス」メンバーのステイタスを獲得可能
  • 【JCB限定】航空機遅延補償を含む最大1億円の付帯保険
    ※VISA、Mastercardの場合は最大5000万円、航空機遅延補償なし
  • 【JCB限定】全国20万以上のお店やサービスで優待
  • 【JCB限定】海外空港ラウンジサービス(入室料35US$) 他
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

一般カードにない特典


【年16,500円】UCプラチナカードは最安値でコンシェルジュ+海外ラウンジ年6回無料

UCプラチナカードはコスパ特化のプラチナカード。

24時間365日体制の「コンシェルジュサービス」付帯カードの中では最安値を誇ります。

さらに、

  • 海外空港ラウンジも年6回まで無料
  • ホテル・レストラン優待などのプラチナ特典も付帯

ということで、クレジットカードに費用対効果を求める方には打ってつけの1枚と言えます。

UCプラチナカードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険(すべて利用付帯)
傷害死亡・後遺障害最高1億円
傷害治療費用
疾病治療費用
最高200万円
賠償責任最高2000万円
携行品損害最高50万円
救援者費用最高200万円
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年300万円
※自己負担額10,000円
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.85%(ふつう~やや高い)
海外スマホ決済
(Visaのタッチ決済)
ApplePayのみ
※Google Payも登録はできるが規格はQUICPayのみ
手荷物無料配送なし
空港ラウンジサービス国内のみ無料
海外は年6回無料


※家族特約なし
※詳細については公式PDF 参照

海外旅行保険の内容は、死亡保障を除くと無料カードに毛が生えた程度ですのでご注意ください。
こちらのカードには航空機遅延補償も、家族特約も付帯しません。

年会費
16,500円
基本還元率
1.0%
国際ブランド
VISA
還元ポイント
UCポイント
発行元
ユーシーカード株式会社
申込条件
安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 決済状況に応じて最大5,000円相当/100万円のボーナス付与
    その他ボーナスポイントあり
    (=実質還元率は最大1.5%~
  • 24時間のコンシェルジュサービス
  • 海外空港ラウンジサービス(年6回まで)
  • 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂いたとき、1名分無料
    その他グルメ優待あり
  • その他ホテルやトラベル、ゴルフなどに関する優待あり
  • セゾンカード・UCカード共通特典
  • 国内空港ラウンジサービス

:プラチナ限定特典




【年30,000円】エポスプラチナカードは海外空港ラウンジが何度でも無料のVisaブランド

エポスプラチナカードは年会費が「税込」30,000円のVisaブランドのプラチナカード。

そしてこのカード、年間決済額が100万円以上なら、翌年の年会費が20,000円にダウンします。

「VisaまたはMastercardブランドで、海外空港ラウンジが何度でも無料」のカードの中ではエポスプラチナが(おそらく)最安値

回数制限なしで海外ラウンジを利用したいという方には、有力な申込先候補となるでしょう。

その他、

  • コンシェルジュサービスをはじめとするプラチナ優待
  • 年間決済額に応じた多額のボーナスポイント
  • 完全「自動付帯」の海外旅行保険

といった利点も見逃せません。

デメリット

最近は各社の改悪で自動付帯、つまり「事前に旅行料金等を支払ったかどうかにかかわらず適用される保険」が減ってきてるんですよね…。

エポスプラチナカードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険(すべて自動付帯)
傷害死亡・後遺障害最高1億円
(家族特約2000万円※)
傷害治療費用
疾病治療費用
最高300万円
(最大200万円※)
賠償責任最高1億円
(最大1億円※)
携行品損害最高100万円
(最大100万円※)
救援者費用最高200万円
(最大200万円※)
乗継遅延費用最高2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用最高2万円
受託手荷物遅延費用最高10万円
受託手荷物紛失費用最高10万円
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物なし
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.85%(ふつう~やや高い)
海外スマホ決済
(Visaのタッチ決済)
ApplePay、Google Pay
手荷物無料配送なし
空港ラウンジサービス国内、海外ともに無料


※(かっこ内)は生計を同じくする親族等に適用される家族特約
※詳細については公式PDF 参照

年会費
30,000円
※年100万円以上の決済、またはエポスカードからの招待なら20,000円
基本還元率
0.5%
国際ブランド
VISA
還元ポイント
エポスポイント
発行元
株式会社エポスカード
申込条件
18歳以上(学生を除く)
※新規入会の場合は20歳~
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 24時間365日のコンシェルジュサービス
  • 年間利用額に応じて最大100,000ポイントプレゼント
  • マルイのネット通販でポイント2倍
  • 海外空港ラウンジサービス
  • 国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
  • お誕生月は基本還元率2倍(1.0%相当)
  • お誕生月はマルイのネット通販でポイント4倍
    ┗そうでない月もポイント2倍
  • 家族をゴールドカードに無料招待可能
    さらに家族間の年間利用額に応じて最大6,000ポイントプレゼント
  • プラチナグルメクーポン
    ┗対象のお店で2名以上でコース料理を頂く場合、1名分が無料
  • プラチナ会員限定のホテル優待・ダイニング優待
  • 国内の人気ゴルフ場を特別価格で利用可能
  • エポスポイントの有効期限なし
  • 「マルコとマルオの7日間」中、マルイでのお買い物が10%オフ
  • マルイ通販の「10%ポイントプレゼント5DAYS」に参加できる
  • 選べる3つのポイントアップショップで還元率1.5%
    (セブン-イレブン、ローソン、イオン、サンドラッグなどを選択可)
  • 対象の飲食店やレジャー施設、イベントチケットなどの優待

:プラチナ限定特典


【年55,000円~】ラグジュアリーカードはトラベル関連を含む特典の充実が嬉しい

ラグジュアリーカードは名前通り、豪華な特典やサービスが売りのクレジットカード。

海外適性という観点から見ると、

  • 最大1億2000万円・完全自動付帯の海外旅行保険
  • 国際線利用時の手荷物配送が往路・帰路ともに「3個まで」無料
  • 海外空港ラウンジサービスが何度でも無料
  • その他国内外の宿泊施設等で優待あり
    (東急ホテルズ、プリファード ホテルズ&リゾーツ、アプリ「HoteLux」他多数

といった点が目を引きます。

複数あるグレードのうち、最も安い「Titanium」でも年会費55,000円、ということで誰にでもおすすめできるカードではありませんが…。

特典重視でカードを選びたいのであれば、申し込みを検討してみるのも良いでしょう。

特典はとてもここに書ききれない!ので詳しく知りたい方は公式サイトを見てくれ!

ラグジュアリーカードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険(すべて自動付帯)
傷害死亡・後遺障害最高1億2000万円
(家族特約1000万円※)
傷害治療費用
疾病治療費用
最高200万円
(最高200万円※)
賠償責任最高1億円
(最高1億円※)
携行品損害最高100万円
(最高100万円※)
救援者費用最高500万円
(最高500万円※)
乗継遅延費用最高2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用最高2万円
受託手荷物遅延費用最高2万円
受託手荷物紛失費用最高4万円
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年300万円
※自己負担額3,000円
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料2.85%(ちょっと安い)
海外スマホ決済
(Visaのタッチ決済)
ApplePayのみ
※Google Payも登録はできるが規格はQUICPayのみ
手荷物無料配送往路、帰路ともに3つまで無料
空港ラウンジサービス国内、海外ともに無料
※国内ラウンジは同伴者1名も無料
※家族カード会員もプライオリティパスの発行可


※(かっこ内)は生計を同じくする親族等に適用される家族特約
※詳細については公式PDF 参照

年会費
55,000円
基本還元率
1.0%
国際ブランド
Mastercard
還元ポイント
独自ポイント
発行元
株式会社アプラス
申込条件
20歳以上(学生不可)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 24時間365日のコンシェルジュサービス
  • 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂いたとき1名分無料
    (月2回まで)
  • 国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
  • 海外空港ラウンジサービス
    (家族会員を含む・同伴者は有料)
  • 東急ホテルズ他、多くのホテル等で優待あり
    ┗対象ホテルなら平均総額55,000円相当の優待
  • 会員限定のイベントへの招待
  • 映画を無料で鑑賞できる「映画GIFT」を月1枚プレゼント
  • SBI新生銀行ステップアッププログラム のプラチナ会員資格付与
  • 特別感を演出する金属製カード

【年88,000円】ANA VISAプラチナ プレミアムカードはANA系のサービスも超優秀

ANA VISAプラチナ プレミアムカードは最も年会費が高い「ANAのVisaカード」。
(ちなみにMastercardはゴールドカードまで)

要求されるコストは年88,000円ということで普通にバカ高いのですが、

  • マイル還元率1.5%
    (実質還元率の目安3.0%~)
  • 国内・海外空港ラウンジに加え、国内の「ANAラウンジ」も利用可能
  • 毎年10,000のボーナスマイルがもらえる
  • ANAのフライトマイル+50%
  • その他コンシェルジュ等のプラチナ優待あり

と、相応の利点が備わっています。

ANAやスターアライアンス系の航空会社、あるいはクレジットカードそのものの利用状況によっては、年会費の負担を上回る働きを見せてくれる…かもしれません。

ANA VISAプラチナ プレミアムカードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険
傷害死亡・後遺障害最高1億円
・自動付帯5000万円
・利用付帯5000万円
(家族特約1000万円※)
傷害治療費用
疾病治療費用
最高300万円
(最大50万円※)
賠償責任最高5000万円
(最大1000万円※)
携行品損害最高50万円/盗難時30万円
(最大15万円※)
救援者費用最高500万円
(最大50万円※)
乗継遅延費用以下のいずれか
・客室料3万円
・交通費1万円
・食事代5千円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用同上
受託手荷物遅延費用3万円
受託手荷物紛失費用同上
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年300万円
※自己負担額3,000円
その他の海外決済等に関する情報
海外事務手数料3.85%(ふつう~やや高い)
海外スマホ決済
(Visaのタッチ決済)
ApplePayのみ
手荷物無料配送なし
空港ラウンジサービス国内のみ無料


※(かっこ内)は生計を同じくする親族等に適用される家族特約
※詳細については公式PDF 参照

年会費
88,000円
マイル還元率
1.5%
※VポイントをANAマイルに交換する場合
国際ブランド
VISA
還元ポイント
Vポイント
(→ANAマイル)
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
20歳以上で安定継続収入がある
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 入会、継続で毎年10,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+50%
  • 海外空港ラウンジサービス
    (プライオリティ・パス/プレステージ会員)
  • 国内の「ANAラウンジ」を使用可能
    ※ANA SUITE LOUNGEは対象外
  • ANA航空券や機内販売のマイル還元率3.5%
  • 国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
  • コンシェルジュサービス
  • 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂く場合、1名様分無料
  • Visaプラチナのホテル優待
  • 空港内免税店やANAの機内販売が10%オフ
  • ANA系列のホテル優待等

:プラチナ限定特典


海外で「本当に使える」クレジットカードの特徴と選び方

海外で「本当に使える」クレジットカードの特徴と選び方

ここからは多くのクレジットカードの中で、「特に海外で使いやすい」ものの特徴や選び方について解説していきます。

先に紹介した12種のカードは、以下の条件をできる限り満たすものとなっています。

「VisaまたはMastercardブランドでタッチ決済付き」が最優先

海外にクレジットカードを持っていくなら、最低でも1枚は「VisaかMastercardブランドの、タッチ決済付きのクレジットカード」を用意しましょう。

地域によって違いはあるかもしれませんが、少なくともわたしのいたウィーン周辺などでは、現地の人含めこの決済方法が基本でした。

タッチ決済が何らかの理由で使えなかったとき、はじめて読取機にカードを差し込んで、暗証番号を入力するかんじ

観光客向けのお店では、AmexやDinersも問題なく使えるのですが…。

Visa・Mastercardしか使えないお店もちらほらありますので、この2ブランドを選ぶに越したことはなさそうです。

ちなみにJCBは「基本ムリ」
(あくまでウィーンの場合ね!)

できればカードは「違うカード会社のものを複数」用意しておきたい

これはマジ・体験談なのですが、わたしのメインカードであるJAL・Visaカード(三菱UFJニコス)、2回の渡欧で2回とも利用停止の制限を掛けてきたんですよね…。

たぶん外貨での連続決済が不正利用探知システムに引っかかったんだと考えられる
…けどそんなこと言ってたら海外でカード使えなくない!?

というわけで1週間程度×2度の利用停止中はサブカード(楽天プレミアムカード/Mastercard)を使用していました。

こちらは特に問題なく、JALカードを再度使用可能になるまでユーロでの決済に耐えてくれた形です。

このようにクレジットカードが1枚しかないと、何らかの理由でカードを使えなくなったときに詰みがち。

ということで万全を期すのなら、クレジットカードは「発行元のカード会社が違うものを、2枚以上」用意しておくのがおすすめです。

治安が悪い地域に行く場合には、複数のカードの保管場所を分けておくのも有効ですよ!

90日以内の滞在なら海外旅行保険の充実度も重要

一部のクレジットカードには「海外旅行保険」のサービスが付帯します。

例えば「楽天カード」の海外旅行保険は以下の通り。

楽天カードの海外旅行保険や決済情報
海外旅行保険(利用付帯/要・事前決済等)
傷害死亡・後遺障害
(旅行中の怪我で死亡したり、障害が残った場合の保険)
最高2000万円
傷害治療費用
疾病治療費用
(旅行中の怪我や病気で治療費が生じた場合の保険)
最高200万円
賠償責任
(旅行中のトラブルで法的に賠償責任が生じた場合の保険)
最高3000万円
携行品損害
(旅行に持って行った高価な品などが、壊れたり盗まれたりした場合の保険)
なし
救援者費用
(災害救助や遺体搬送などが必要になった場合の保険)
最高200万円

もちろん保険のお世話にならないに越したことはないのですが…。

死亡や後遺障害はさておき、「現地で事故に遭う」「現地で感染症に罹る」といったトラブルは、比較的イメージしやすいだろうと思います。

そんなとき、治療費や入院費用などを賄ってくれる海外旅行保険があったなら、無保険状態での10割負担をなんとか回避できるわけですね。

普通に人生にかかわりうる

ただし保険も万能というわけではなく、

  • 多くのクレジットカードの付帯保険は「利用付帯」
    (=事前に当該カードを使った、旅行代金や交通費等の支払いが必要)
  • 保健の適用期間は最長で90日程度
  • 基本的には保険金は「後払い」
    (=一時的な立て替えは必要)
  • 持病関連や危険なスポーツなど、保険が適用されない場合もある

といった注意点は多々存在します。

海外旅行保険の詳細については、各クレジットカード会社が公表しているPDFファイルや、入会時に送られてくるパンフレットで確認できますよ!

デメリット

ちなみに90日を超える保険や持病特約が必要な場合には、有料で任意保険に加入することを強くお勧めします。
(実際わたしもお世話になりました)

海外旅行保険付きのカードを複数持っている場合にはどうなるの?

海外旅行保険付きのクレジットカードが複数ある場合、

  • 死亡時は「最も死亡保障の金額が高い会社の保険金」
  • その他の場合は「保険の対象額」
    (医療費なら実際に発生した医療費の合計)

が、限度額に応じて按分されます。

例えば、

  • 実際に発生した医療費が100万円
  • 所有するクレジットカードの治療費補償の上限額が、
    A社:200万円 B社:100万円 C社:100万円

である場合、A・B・C社は2:1:1、この場合は50万円・25万円・25万円の配分で保険金を支払うわけですね。

治療費などはカードを重ねるほど実質的な限度額が高くなるため、万が一の場合に備え、複数の保険を用意しておくのもよいでしょう。

海外旅行保険が利用付帯である場合、事前に保険適用の条件をよく確認しておきましょう。

現地通貨を引き出せる「キャッシング枠」はぜひ付けておきたい

多くのクレジットカードには通常決済用の「ショッピング枠」の他、お金を借りるための「キャッシング枠」を設定できます。

そしてこのキャッシング枠は海外で使用したとき、その土地の現地通貨が出金されるという特徴を持ちます。

同じカードを使っても、出金場所が
・日本なら円
・アメリカならアメリカドル
・ドイツなら€(ユーロ)
が出てくるわけですね!

キャッシングの利用には一般に、年18%(月あたり1.5%程度)の手数料が発生しますが…。

海外事務手数料等は上乗せされないため、空港などの両替サービスを利用するよりかえってお得なことも。

またシンプルに「急に現金が必要になっても対応できる」ということで、キャッシング枠付きのカードを1枚持っておくに越したことはないでしょう。

わたしも実際に、帰国時に経由した台湾ではキャッシング枠にめちゃくちゃ助けられました!

FAQ:自分のカードのキャッシング枠を確認するにはどうすればいい?

可能なら海外事務手数料が安いカード会社を選びたい

クレジットカードを使い、外貨で決済を行うと一定の「海外事務手数料」を徴収されます。

利用者の観点から言うと、この海外事務手数料が安いに越したことはないでしょう。

ただし海外決済であってもポイント等は還元されるため、もう少し厳密に言うと重要なのは、「還元率と海外事務手数料の差額」の方かもしれません。

例えば「楽天カード(Visa・Mastercard)」の場合、

  • 海外事務手数料3.63%(2025年現在の標準値)
  • ポイント還元率1.00%

ということで、外貨決済時の負担額は2.63%相当となります。

わたしが確認している範囲のVisa・Mastercardでは、イオンカードの海外事務手数料がやたら安い(1.6%/ポイント加味なら実質1.1%)ですよ!

ただし現実問題として、特典等を重視してカードを選ぶと、海外事務手数料まで気にする余裕はないかもしれません。
あくまで「安いに越したことはない」くらいですね。

海外空港ラウンジを使えると充実度が増すが予算や旅程と相談して

あなたが楽天プレミアムカード等の「海外空港ラウンジを無料で使えるクレジットカード」を選択したなら、世界の空港で

  • アルコールを含む食べ・飲み放題
  • 快適なビジネススペース
  • 場所によっては仮眠やシャワー等

を利用できます。

ただしこちらのサービス、

  • 基本的には11,000円~の年会費が必要
  • 旅程によっては十分に活用できない場合がある

ということで、少し人を選ぶ部分も。

海外ラウンジサービス付きのカードを選ぶべきか否かは、予算や旅程等と相談して…となりそうです。

乗り継ぎに長い時間を要するようなら、海外空港ラウンジサービスの存在はとても重要になりますよ!
実際わたしも利用したことがありますが、メチャ・楽しかったです。

こちらもチェック!

海外での決済に関するよくある質問と回答

海外での決済に関するよくある質問と回答

ここからは、海外でのカード決済などに関するよくありそうな質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

自分のカードのキャッシング枠を確認するにはどうすればいい?

基本的にはカード会社の会員サービスにログインし、利用可能枠(利用限度額)を確認する過程で確かめられるだろうと思います。

例えばこちらは「楽天カード」の会員サービス「楽天e-NAVI」のスクリーンショット。

20万円のキャッシング枠が備え付けられていると分かりますね。

実際の楽天カード会員ページのスクリーンショット

知らんうちに楽天プレミアムカードの限度額が200万円に上がってた

スマホのタッチ決済は海外でも使える?

規格が「VisaやMastercard等のタッチ決済」であれば使用可能で、実際現地での利用者も多いです。

ただしiDやQUICPayはほぼ日本国内でしか使用できないため、スマホ決済の前にはその規格を確認しておきましょう。

Apple Payに対し、Google Payに対応していないカード会社は多いです。Androidユーザーの方はご注意ください。

カード会社・端末ごとのスマホ決済対応状況

今回紹介したカードの対応状況は以下の通りです。

各カードのスマホ決済対応状況
Apple PayGoogle Pay
楽天カードOK
(Visa,Mastercard)
OK
(Visa,Mastercard)
イオンカードMastercardのみ可
※VisaはQUICPayのみ
不可
エポスカードOK
(Visa)
OK
(Visa)
ジャックス
(Gold Time)
OK
(Visa,Mastercard)
不可
※登録はできるがQUICPayのみ
dカードOK
(Visa,Mastercard)
不可
三井住友トラストクラブOK
(Mastercard)
※同社発行のVisaカードは不可(QUICPayのみ)
不可
※登録はできるがQUICPayのみ
UCカードOK
(Visa)
不可
※登録はできるがQUICPayのみ
三井住友カード
(ANAのVisaカード等)
OK
(Visa,Mastercard)
Visaのみ可
※MastercardはiDのみ
三菱UFJニコス
(JALのVisaカード等)
Mastercardのみ可
※VisaはQUICPayのみ
不可
アプラス
(ラグジュアリーカード)
OK
(Mastercard)
※同社発行のVisaカードは不可(QUICPayのみ)
不可
※登録はできるがQUICPayのみ

このようにカード会社によっては、「スマホを通したVisaやMastercardのタッチ決済」が制限されることも。

その場合はカード本体のタッチ決済の機能を使えばいいとはいえ、「スマホのタッチ決済」を利用したい場合には、申込先選びにお気を付けください。

以上の情報は更新される場合がありますのでご注意ください。
あくまで記事を作成した現時点での対応状況です!

海外でクレジットカードではなくデビットカード等を使うのはアリ?

VisaやMastercardブランドが付いているものならアリです。

ただしキャッシング機能や旅行保険は付かないため、もしものときの対応はクレジットカードに劣ります。

デビットカードによってはキャッシング機能のように、現地通貨を引き出せるものもありますよ!
(一般にその手数料は、キャッシング枠の1ヶ月分の利息より高いですが)

クレジットカードが使えないお店はどのくらいある?

ウィーンの場合、入口に大きく「CASH ONLY」と英語で書いてあるお店をたま~に見かける程度です(主に屋台など)。

ただそれとは別に、「10€未満はカードお断り」のカフェなどは少なくないため、やはり多少は現金を用意しておくに越したことはありません。

また帰国の際に経由した台湾では、市街地の飲食店であってもクレジットカードを使えないことがありました(海外キャッシングで乗り切りました)。

チップってどうやって支払えばいいの?

ウィーンの場合は「端数切り上げ」が基本だって現地の人が言ってた!必要なのはカフェとかレストランとかの飲食店ね

レストランとかのお会計は基本的にテーブルチャージなんだけど、お会計が例えば17€なら、「20€で」って言ってカードを出せばOK。

ただチップの文化って場所によって全然違うので、基本的に事前に調べておくに越したことはないです。

アメリカだと+15%とか必要らしいね…

余談だけどウィーンのカフェはどこも朝から酒を飲めるゾ
(なんならマックにも朝からビールがあるぞ)

やっぱりヨーロッパって治安が悪いの?

わたしの所見はこう

行ったところあるとこ等の治安
  • ウィーン→東京と変わらん
    (地域にもよるっぽいけどそれは東京も同じだし…)
  • ルクセンブルク→日本より安全
    ハンドバッグをほっぽりだしてテラス席で酒飲んでる人がいっぱいいる
  • パリ→明らかに他より悪い
    (カフェで普通に会計しようとしたら店主のおじちゃんに、「そんな簡単に財布出しちゃだめだよ!!」って言われた)

というわけで地域による!海外=治安が悪いっていうのは普通に嘘やね なおパリ

イタリアとかは行ったことないので分かんない!

ウィーンとかルクセンは女一人で夜もぜんぜん余裕で歩けるし、実際歩いてたよ
(ウィーンの、観光客が特に多い場所は違うかもやけど…)

デメリット

あっでも治安とは別に、乞食(一人一人に声かけてくる)はどこにでもちょいちょいいたわね…
あれは「ごめん、現金持ってないんよ(Entschuldigung, ich habe kein Bargeld)」で対応できるわよ(生活の知恵)

海外旅行や留学・出張等におすすめのクレジットカードのまとめ

海外旅行や留学・出張等におすすめのクレジットカードのまとめ
海外適性の高いクレジットカードのまとめ
  • 海外(基本的にヨーロッパ圏)に持っていくべきクレジットカードは、
    タッチ決済付きのVisaかMastercardブランド
    ・海外旅行保険付き
    (適用条件等は要確認)
    ・キャッシング枠付き
    といった条件を満たすもの
  • 突然の利用停止に備え、発行元が異なるカードを2つ以上用意しておくと安心

「海外で使えるクレジットカード」そのものは非常に多く、どれを選ぶべきかは予算や旅程等によっても変わってきます。

それぞれの特徴を見比べて、あなたに合ったカードを選んでみてくださいね。

ちなみにわたしは、
・還元率重視のJALの普通カード(Visa)
楽天プレミアムカード
(Mastercard/保険と海外ラウンジ用)
を併用してました!

気に入ったクレジットカードがあった方への案内・お願い
海外適性の高いクレカ12選
楽天カードイオンカードエポスカードGold Time楽天プレミアムカードdカードGOLDTRUST CLUBワールドカードANAワイドゴールドカードUCプラチナカードエポスプラチナカードラグジュアリーカードANA VISA プラチナプレミアムカード
デザイン楽天カード(通常デザイン)の券面イメージイオンカード(WAON一体型)の券面イメージエポスカードの券面イメージジャックス「Gold Time」の券面イメージ楽天プレミアムカードのイメージdカードGOLDの券面イメージTRUST CLUBワールドカードの券面イメージANA VISAワイドゴールドカードの券面イメージUCプラチナカードの券面イメージエポスプラチナカードの券面イメージラグジュアリーカードTitaniumの券面イメージANA VISA プラチナプレミアムカードの券面イメージ
年会費
(税込)
無料無料無料条件付き無料11,000円11,000円13,200円15,400円16,500円30,000円
※条件達成で20,000円
55,000円88,000円
基本還元率1.0%0.5%0.5%1.0%1.0%1.0%0.75%2.0%~※1.0%0.5%1.0%3.0%~※
ブランドVisa
Master
Visa
Master
VisaVisaVisa
Master
Visa
Master
MasterVisa
Master
VisaVisaMasterVisa
海外旅行保険最大3000万円なし最大3000万円最大3000万円最大5000万円最大1億円最大7000万円最大5000万円最大1億円最大1億円☆最大1億2000万円☆最大1億円☆
空港ラウンジ国内○国内○
海外は年5回無料
国内○国内○
海外は条件付き無料
国内○
(Visa,Masterの場合)
国内○
海外は年6回無料
国内○
海外○
国内○
海外○
国内○
海外○
ANA○
その他楽天ポイントカード機能海外事務手数料がやたら安い海外アシスタンスが好評航空機遅延等補償付き海外ラウンジを最安値で年会費に対し付帯保険が優秀手荷物配送が2個無料還元率等重視の方向け最安値でコンシェルジュボーナスポイント他ゴージャスな特典いっぱいANA関連の特典多数
詳細

※1マイル=2円相当とした場合の参考値
☆:完全自動付帯

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