プライオリティパスと言えば、世界1,500以上の空港ラウンジを使用できる会員サービス。
実際にわたしも利用したことがありますが、アルコールを含む飲食物が頂き放題で超・楽しいです。
そこで今回は、お得に海外空港ラウンジサービスを使用できる「プライオリティパス」付のクレジットカードをピックアップ。
実際に海外ラウンジを利用したレポートと共にまとめました。
そもそもプライオリティ・パスとは?
プライオリティ・パスとは英国のプライオリティ・パス社が提供する、全世界1,500以上の空港ラウンジサービスを利用可能となる会員サービスのことを指します。
「プライオリティ・パス」の会員資格が付帯したカード(このページで紹介します)を取得すると、クレジットカードの発行後に、プライオリティ・パスの会員証を取得できます。
▲プライオリティパス会員証
これを各ラウンジにて提示することで、全世界の空港で、
- Wi-Fiやコンセントの備わった、快適なラウンジスペースの利用
- アルコールを含む飲食物の食べ・飲み放題
- シャワールーム
といったサービスを受けられるわけですね。
私も実際に利用したことがありますが…。
プライオリティ・パスのおかげでイスタンブール空港での9時間もの乗り継ぎ時間を、だいぶん快適に過ごすことができました!
目次
- プライオリティパスの会員資格が付帯するおすすめクレジットカード12選
- 楽天プレミアムカードは年会費11,000円で海外空港ラウンジへの無料入室が可能
- セゾンローズゴールド・アメックスはリニューアルで一気にコスパが向上
- UCプラチナカードは年会費16,500円で入会できるコスパ型プラチナカード
- セゾンプラチナ・アメックスは高還元率とコスパを両立させたい方におすすめ
- apollostation THE PLATINUMは年間決済額300万円で年会費が無料に
- ジャックスカードプラチナはMastercardブランドで海外適性も◎
- JCBプラチナは完全招待制の「ザ・クラス」に繋がる将来性と付帯保険が魅力
- JALやANA提携のダイナースカードは還元率もステータス性も優秀
- エポスプラチナカードは決済額が「高すぎない方」ほどお得になる1枚
- JALカードプラチナはJALのゴールドカードのサービスにプラチナ特典をプラス
- TRUST CLUB プラチナ Visaカードはトラベル関連のサービスも充実した1枚
- ANA VISAプラチナ プレミアムカードは超高還元率&同伴者もラウンジ無料
- 申込み前にチェック!プライオリティパスの3つのプランとその違い
- プライオリティパス付きのクレジットカードの選び方
- 【最高!】実際にプライオリティパスを使って海外空港ラウンジに行ってみたレポ
- 実際に発行して分かったプライオリティパスのデメリット・注意点
- 同伴者や家族会員がプライオリティパスを利用できる場合について
- プライオリティパスとクレジットカードに関連するよくある質問と回答
- プライオリティパスと海外空港ラウンジサービスについてのまとめ
プライオリティパスの会員資格が付帯するおすすめクレジットカード12選
それでは早速、プライオリティパス(海外空港ラウンジの利用資格)のサービスが付帯した、主なクレジットカードについて見ていきましょう。
今回は各カードを「年会費の安い順」に並べました。
※1マイル=2円相当と見積もった場合の目安値
楽天プレミアムカードは年会費11,000円で海外空港ラウンジへの無料入室が可能
楽天プレミアムカードは、11,000円の年会費で、海外空港ラウンジを何度でも(※2025年からは年5回まで)無料で使用できるクレジットカードです。
- 他のカードに比べると、シンプルに年会費が安い
- 海外で普及率の高いVisaやMastercardの「タッチ決済」を利用可能
- 最大5000万円の海外旅行保険が付帯
といった特徴から、このカードは海外専用のサブカードとしての適性も高いと言えるでしょう。
「海外での滞在をコスパよく、より良いものとしたい」という方であれば、ぜひチェックしたいカードと言えます。
実際に私も海外に行く際のサブカードとして、「楽天プレミアムカード」を発行しました!
年会費 | 11,000円 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB Amex |
還元ポイント | 楽天スーパーポイント |
発行元 | 楽天カード株式会社 |
申込条件 | 20歳以上で安定した収入がある |
- 海外空港ラウンジサービス
(プライオリティ・パスのプレステージ会員資格の付帯)
※2025年以降は年に5回まで無料/2024年までは何度でも無料 - 国内空港ラウンジサービス
- 3つの特典を選択できる
(楽天市場コース・トラベルコース・エンタメコース)
┗「トラベルコース」選択時は国際線利用時の手荷物配送が年2回無料 - お誕生月は「楽天市場」でポイントアップ(+税抜き1.0%)
- 楽天証券で投信積立クレジット決済を行うときの還元率1.0%
(※無料カードは0.5%) - プレミアム会員限定デスク
(多数の海外デスク も使用可)
- 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
(下位カードからの切り替えの場合は3,000ポイントプレゼント) - 楽天ポイントカード機能付き
- 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%
:プレミアムカード限定特典
セゾンローズゴールド・アメックスはリニューアルで一気にコスパが向上
2024年5月の大幅リニューアルにより、一気に有力な申込先候補となったのが「セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」です。
こちらも楽天カードと同じく、年間実質11,000円の負担額で海外空港ラウンジサービスを利用できるクレジットカードですね。
リニューアル後のサービスは前掲の「楽天プレミアムカード」と重なる部分が多い…というより明らかにかぶせに来ているので、実際に2つのカードを比べてみました。
セゾンローズゴールド | 楽天プレミアム | |
デザイン | ||
年会費 | 原則無料 (年1回以上の決済で無料) ただし海外ラウンジの利用には11,000円の追加年会費が必要 | 11,000円 |
基本還元率 | 0.75% ※海外での決済なら1.0% | 1.0% |
国際ブランド | American Express | Visa Mastercard JCB American Express |
国内ラウンジ | 年2回のみ無料 | 何度でも無料 |
海外ラウンジ | 何度でも無料 ※要追加年会費11,000円 | 何度でも無料 ※2025年からは年5回のみ無料 |
海外旅行保険 | 最大5000万円 ※疾病治療などを含む ※利用付帯 ※詳細:公式PDF | 最大5000万円 ※疾病治療などを含む ※原則として自動付帯 ※詳細:公式PDF |
無料手荷物配送 | 復路に1個のみ・何度でも | 年2回 ※「トラベルコース」選択時 |
備考 | 対象のサブスクサービス等で優待 | Amexよりも加盟店数が多いVisaまたはMastercardを選択可能(タッチ決済可) 楽天ポイントカード機能 |
端的にまとめると、
- 2025年以降に年6回以上「海外空港ラウンジ」を利用するなら、セゾンローズ
- 海外での加盟店の多さ(VisaまたはMastercardブランドであること)を重視するなら楽天プレミアムカード
の選択がおすすめかな、といったところです。
また「各種保険が自動付帯か、利用付帯か」「無料手荷物配送の回数」などを、申し込み先選びの基準とするのも良いでしょう。
▲全世界の加盟店数比較
画像引用元:Mastercard公式サイト
ちなみにわたしは1年ほどヨーロッパに住んでいましたが、個人経営の飲食店等の場合は「VisaまたはMastercardにしか対応していない」ということも多かったです。
逆に言うと観光客向けのお店などをのみ利用する予定なら、Amexカードのみでも問題ないかもしれません。
年会費 | 11,000円 ※初年度無料 ※前年に1回以上の決済で無料 | 基本還元率 | 0.75% |
国際ブランド | American Express |
還元ポイント | 永久不滅ポイント |
発行元 | 株式会社クレディセゾン |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) ※男性も申込み可 |
- 海外での決済なら実質還元率1.0%相当
- 国内空港ラウンジサービスが年2回まで無料
- 追加年会費+11,000円で海外空港ラウンジサービスを利用可能
(プライオリティパス・プレステージ会員) - 国際線利用時の手荷物配送が無料(復路のみ・1個まで)
- 対象のヨガスタジオ、美顔器メーカー、コスメ、お食事や香水のサブスクなどで優待
- 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待
- 2024年5月1日のリニューアルによりサービス内容が大幅改定されたので注意
UCプラチナカードは年会費16,500円で入会できるコスパ型プラチナカード
UCプラチナカードは、(わたしが把握している限り)最も安い年会費でコンシェルジュサービスを利用できるプラチナカード。
コンシェルジュサービスと一緒に「プラチナカード特典」として備わっていることも多い海外空港ラウンジサービスも、年6回までですが無料で使用可能です。
さらに海外での普及率が高い「Visaのタッチ決済」が搭載されていることから、海外における決済能力も高いと言ってよいでしょう。
「楽天プレミアムカードに5,500円の年会費をプラスして、コンシェルジュを始めとするプラチナ優待を利用可能となる」ことに魅力を感じるなら、有力な申込先候補となってくれるはずです。
ただし国際線利用時の手荷物配送特典は付帯しません(割引止まり)ですのでご注意ください。
年会費 | 16,500円 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA |
還元ポイント | UCポイント |
発行元 | ユーシーカード株式会社 |
申込条件 | 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く) |
- 【2024年8月31日まで】ApplePay・Google Payの利用で最大6,000円キャッシュバック
- 「3ヶ月で50万円」の決済で2,500円相当プレゼント
(=年間ボーナスポイントは最大10,000円相当) - 年間利用額に応じて最大1,250円分のポイントプレゼント
- 24時間のコンシェルジュサービス
- 海外空港ラウンジサービス(年6回まで)
- 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂いたとき、1名分無料
その他グルメ優待あり - その他ホテルやトラベル、ゴルフなどに関する優待あり
:プラチナ限定特典
セゾンプラチナ・アメックスは高還元率とコスパを両立させたい方におすすめ
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは年会費22,000円の、コスパ良好なプラチナカード。
- コンシェルジュサービスを始めとするプラチナ特典が付帯
- 海外空港ラウンジ・国内空港ラウンジが何度でも無料
- SAISON MILE CLUB(※別途年5,500円)加入なら、JALマイル還元率が実質1.125%
- 航空機遅延補償などを含む、最大1億円の旅行保険
- 国際線利用時の手荷物配送が無料(往路・帰路ともに1個ずつまで)
と、年会費に対してサービス内容はかなり充実しています。
直近の改悪(SAISON MILE CLUBの有料化など)が痛い部分はありますが、「年会費に対するサービスの充実」を重視するのなら、今でも有力なメインカード候補となってくれることでしょう。
ただし特に欧州圏等での長期滞在を前提とするのなら、VisaかMastercardブランドのサブカードを持っておいた方が安心かもしれません。
年会費 | 22,000円 | 基本還元率 | 実質2.25%~ ※SAISON MILE CLUB登録時 |
国際ブランド | American Express |
還元ポイント | JALマイル ※SAISON MILE CLUB登録時 |
発行元 | 株式会社クレディセゾン |
申込条件 | 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方 |
- コンシェルジュサービス
- 国内空港ラウンジサービス
- 海外空港ラウンジサービス
- 航空機遅延補償や手荷物紛失補償を含む充実の付帯保険(最高1億円)
- 対象のレストランを2名以上で利用したとき1名分のコース料理が無料
- 国際線利用時に手荷物配送が1つ無料(往路・復路)
- 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待
- その他対象のゴルフ場やホテル、ライフスタイル特典など多数
- 対象のホテルでお部屋のグレードアップ等の優待を受けられる「Tablet Plus 」(本来年9,900円)を無料で利用可能
- 「大和コネクト証券」のクレカ積立で1.0%相当の「永久不滅ポイント」付与
- 【改悪情報】2024年7月より「SAISON MILE CLUB」加入に5,500円の追加年会費が必要
※年間積算マイルが15万マイル到達なら次年度無料
apollostation THE PLATINUMは年間決済額300万円で年会費が無料に
apollostation THE PLATINUMは、年間300万円の決済を条件に年会費を無料化できるプラチナカードです。
また仮に年会費を無料化できずとも、
- 基本還元率1.2%
- apollostation(出光のガソリンスタンド)にて最大10円/1Lの割引
- 航空機遅延補償などを含む最大1億円の海外旅行保険が自動付帯
(=旅行代金の支払い等の条件なしに適用される) - 海外空港ラウンジサービスは何度でも無料、その他プラチナ特典多数
といったサービスは十二分に優秀と言ってよいでしょう。
特にapollostationのガソリンスタンドを利用する機会の多い方であれば、メリットの大きなメインカード候補だと言えます。
年会費 | 22,000円 ※年300万円の決済で翌年無料 | 基本還元率 | 1.2% |
国際ブランド | Amex |
還元ポイント | プラスポイント |
発行元 | 出光クレジット株式会社 |
申込条件 | 年齢25歳以上で安定収入のある方 |
- 24時間365日対応のコンシェルジュサービスが付帯
- 海外空港ラウンジサービスが何度でも無料
(プライオリティ・パスのプレステージ会員資格が付帯) - 「entrée(オントレ)」サービス
┗国内外の宿泊施設やスパ、ダイニングなどの優待 - 航空機の遅延補償などを含む最大1億円の付帯保険
- カード利用額により給油代金の割引幅が増える「ねびきプラス」が無料で自動付帯
┗apollostationで2円/1L~最大10円/L引き(月間利用額10万円~/月200Lまで) - ウェブ明細の利用で毎年5月のガソリン代を追加値引き&追加ポイントプレゼント
- 年1,650円のロードサービス が無料で付帯
- 年1,100円のハウスサービス が無料で付帯
- 国内空港ラウンジサービス
- 出光美術館 入場無料
- 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待
- 「出光カードモール」でのネットショッピングでポイントアップ
- レンタカー、三井アウトレットパークなどで優待
:プラチナ限定特典
ジャックスカードプラチナはMastercardブランドで海外適性も◎
ジャックスカードプラチナもまた、コストパフォーマンスに優れるプラチナカード。
こちらの魅力は第一に、海外での普及率が高いMastercardのタッチ決済(Mastercardコンタクトレス)を利用できる点ですね。
その他、
- 航空機遅延補償を含む、最大1億円の旅行保険が自動付帯
- 年間決済額に応じ、最大1.5%+αの基本還元率を実現
- 国内外20万以上のお店やサービスで優待あり
- もちろんコンシェルジュサービスをはじめとするプラチナ優待あり
といった利点も十分ですので、特にMastercardブランドや付帯保険の内容などを重視したい方にとっては、有力な申込先候補となってくれることでしょう。
年間決済額 | 基本還元率 |
50万円未満 | 1.00% |
50万円~100万円未満 | 1.25% |
100万円~150万円未満 | 1.35% |
150万円~200万円未満 | 1.40% |
200万円~300万円未満 | 1.45% |
300万円以上 | 1.50% |
ただし「ジャックスカードプラチナ」の会員が海外空港ラウンジサービスを無料で使用できるのは、年間6回までに限られます。
年7回以上海外ラウンジを利用するのなら、少し申し込みづらい部分もあるかもしれません。
年会費 | 22,000円 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | Mastercard |
還元ポイント | ラブリィポイント |
発行元 | 株式会社ジャックス |
申込条件 | 年齢23歳以上65歳以下で、毎月安定した収入がある |
- 年間決済額に応じて基本還元率アップ(最大1.5%)
※2024年1月~ - 年間利用額に応じて最大10,000円分のJデポ(キャッシュバック)プレゼント
- 24時間のコンシェルジュサービス
- 航空機遅延補償などを含む最大1億円の付帯保険
- 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂いたとき、1名分無料
- その他ホテルやトラベル、ゴルフなどに関する優待あり
- 海外空港ラウンジサービス(年6回無料)
- 20万以上のお店やサービスで優待あり(クラブオフ)
- 国内空港ラウンジサービス
:プラチナ限定特典
JCBプラチナは完全招待制の「ザ・クラス」に繋がる将来性と付帯保険が魅力
JCBプラチナは、大手株式会社ジェーシービー(JCB)が発行するプラチナカードです。
大手カード会社のプロパーカード(オリジナルカード)として考えると、年会費は比較的控えめ(27,500円)ですね。
このカードの特徴は、
- 利用実績を積むと完全招待制の「JCBザ・クラス」の案内を受けられる可能性がある
- 航空機遅延補償などを含む最大1億円の付帯保険(利用付帯)
- 東京ディズニーリゾートの優待
といったところでしょうか。
基本還元率が低め(0.5%相当)なこともあって「お得さ」を重視したい方にはあまり向きませんが、
- 将来的に完全招待制のステータスカードが欲しい
- 純国産のクレジットカードが欲しい
という方であれば、チェックして損はないかと思います。
ちなみに「JCBザ・クラス」(年55,000円)にアップグレードできたなら、同伴者1名も海外ラウンジを無料で利用可能となります。
(※プラチナカードの場合、同伴者は有料)
ただしJCBブランドは日本発祥ということで、どうしても東アジア圏以外での普及率が低いです。
少なくも欧州圏に行く予定があるのなら、VisaまたはMastercardのサブカードを用意しておいた方が良いでしょう。
年会費 | 27,500円 (税込) | 基本還元率 | 0.5% JCB ORIGINAL SERIESパートナーでの決済なら最大15.0%相当※ |
国際ブランド | JCB |
還元ポイント | Oki Dokiポイント |
発行元 | 株式会社ジェーシービー |
申込条件 | 25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 |
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
※2024年8月16日~10月15日で実施しているJCBポイントアップ祭2024も含めた最大還元額
※2023年4月より利用付帯
- 【2025年3月31日まで】新規入会で最大64,500円キャッシュバック
- 【2024年10月15日まで・JCBポイントアップ祭2024】対象のお店で最大15.0%※相当還元
┗KFC、マクドナルドの各モバイルオーダー等
- 24時間365日対応のコンシェルジュサービス
- 海外空港ラウンジサービス(無料)
- 国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
- 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂くとき、1名分の料金が無料に
- 対象のホテルで割引などの優待あり
- テーマパーク内の「JCBラウンジ」を使用できる
- 最大1億円の旅行保険が付帯、さらに航空機遅延保険なども付帯(利用付帯)
- 全国7万ヶ所以上の施設で使える優待サービス
- Amazonでポイント還元率1.5%※
- スターバックスカードへのチャージでポイント還元率10.0%※
- その他セブンイレブンやローソンなどでポイントアップ
- 国内空港ラウンジサービス(無料)
- お取り寄せグルメの優待
- その他ライフスタイル特典、ゴルフ特典など
:プラチナ限定特典
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
JALやANA提携のダイナースカードは還元率もステータス性も優秀
JALやANAといった航空会社と提携しているダイナースカードは、
- 「海外空港ラウンジが年10回無料」「限度額なし」をはじめとする、ダイナースクラブの優待や特徴
- JALやANAのゴールドカードに相当するマイルの貯まりやすさ
を両立させているクレジットカード。
一般的なゴールドカード等に比べても審査難易度は高いものの、航空会社のゴールドカードにプラスαの特典やステータス性を求めるのなら、有力な申込先候補となってくれることでしょう。
またダイナースクラブのカードであれば、家族カードの会員も本会員とは別に、年10回まで海外ラウンジを無料で利用できます。
本会員、家族会員のカードごとに、それぞれ年間10回まで無料でご利用いただけます。
引用元:ダイナースクラブ公式サイト
ダイナースクラブの空港ラウンジサービスは厳密に言うとプライオリティパスとは異なる※のですが…。
プライオリティパスと同様の海外空港ラウンジを利用できるということで、こちらで紹介させて頂きました。
※プライオリティパスの発行がなくとも、ダイナースクラブカードを提示することで各ラウンジを利用可能。
ただし現在はプライオリティパスとの提携により、カード型のプライオリティパスを発行することも可能とのこと。
※ちなみに以前はダイナースクラブの提示で入場できるラウンジ≠プライオリティパスの提携ラウンジ、でしたが現在はイコールの関係となっています。
参考元:ダイナースクラブ公式サイト
年会費 | 29,700円 | 基本還元率 | 2.0%前後~ ※マイルを航空券に交換する場合 |
国際ブランド | Diners Club |
還元ポイント | ANAマイル (Dinersのポイント経由) |
発行元 | 三井住友トラストクラブ株式会社 |
申込条件 | 目安として27歳以上 |
- 【Diners限定】入会キャンペーンで最大62,000マイル相当プレゼント(2024年9月30日まで)
- 入会・継続で2,000マイルプレゼント
- ANAのフライトマイル+25%
- 【Diners限定】利用可能枠に一律の制限なし
- 【Diners限定】海外空港ラウンジサービス(年10回無料)
- 国内空港ラウンジサービス
- 【Diners限定】対象レストランのコース料理が2名以上のご利用で1名分無料
- 【Diners限定】ゴルフ場優待などのゴルフ関連優待
- 年間30,000以上の「プレミアムポイント」獲得で「ブロンズサービス」メンバーのステイタスを獲得可能
- セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
- 対象の空港内ショップや機内販売の割引
エポスプラチナカードは決済額が「高すぎない方」ほどお得になる1枚
エポスプラチナカードは基本年会費を30,000円(※税込価格)としながら、
- 一度でも年間決済額100万円以上を達成する
- エポスカード側からの招待を受ける
(※主にエポスゴールドカードを利用し続けた場合に適用)
という条件のいずれかを達成することで、年会費が20,000円(税込)となるクレジットカードです。
また比較的簡単な条件で年会費を減額できるにもかかわらず、
- プライオリティパスのプレステージ会員資格が付帯
(=海外空港ラウンジが何度でも無料) - コンシェルジュサービス
- 対象のホテルやダイニングで優待
といったプラチナカードらしい特典は完備されていますね。
同価格帯のプラチナカードとの差別化点を挙げるなら、年間決済額に応じてもらえるボーナスポイントの存在でしょうか。
エポスプラチナカードのボーナスポイントは以下のように、年間決済額が高すぎないほど実質還元率が上がる仕組みとなっています。
ボーナスポイント | 実質還元率※ | |
年間決済額が 100万円未満(以下同様) | なし | 0.5% |
年間100万円 | 20,000P | 最大2.50% |
年間200万円 | 30,000P | 最大2.00% |
年間300万円 | 40,000P | 最大1.83% |
年間500万円 | 50,000P | 最大1.50% |
年間700万円 | 60,000P | 最大1.35% |
年間900万円 | 70,000P | 最大1.27% |
年間1100万円 | 80,000P | 最大1.22% |
年間1300万円 | 90,000P | 最大1.11% |
年間1500万円 | 100,000P | 最大1.00% |
この仕様からエポスプラチナカードは、年間決済額が「100万円を大きく超えない」方におすすめの申し込み先と言えるでしょう。
タッチ決済機能付きのVisaブランドということで、海外適性も高いですよ!
年会費 | 30,000円 ※年100万円以上の決済、またはエポスカードからの招待なら20,000円 | 基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA |
還元ポイント | エポスポイント |
発行元 | 株式会社エポスカード |
申込条件 | 18歳以上(学生を除く) ※新規入会の場合は20歳~ |
- 24時間365日のコンシェルジュサービス
- 年間利用額に応じて最大100,000ポイントプレゼント
- マルイのネット通販でポイント2倍
- 海外空港ラウンジサービス
- 国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
- お誕生月は基本還元率2倍(1.0%相当)
- お誕生月はマルイのネット通販でポイント4倍
┗そうでない月もポイント2倍 - 家族をゴールドカードに無料招待可能
さらに家族間の年間利用額に応じて最大6,000ポイントプレゼント - プラチナグルメクーポン
┗対象のお店で2名以上でコース料理を頂く場合、1名分が無料 - プラチナ会員限定のホテル優待・ダイニング優待
- 国内の人気ゴルフ場を特別価格で利用可能
- エポスポイントの有効期限なし
- 「マルコとマルオの7日間」中、マルイでのお買い物が10%オフ
- マルイ通販の「10%ポイントプレゼント5DAYS」に参加できる
- 選べる3つのポイントアップショップで還元率1.5%
(セブン-イレブン、ローソン、イオン、サンドラッグなどを選択可) - 対象の飲食店やレジャー施設、イベントチケットなどの優待
:プラチナ限定特典
JALカードプラチナはJALのゴールドカードのサービスにプラチナ特典をプラス
JALカードプラチナは、JALのゴールドカードに
- 海外空港ラウンジサービス
(プライオリティパスのプレステージ会員資格) - コンシェルジュサービス
- その他JCBまたはAmexが提供する、ホテルなどの優待
が追加されたクレジットカード。
JAL関連の優待はゴールドカードからほぼ据え置きなものの、航空会社提携のプラチナカードの中では、年会費が34,100円と比較的安いです。
JALやワンワールド加盟航空会社の利用機会が多いのなら、こちらをメインカードに据えてみるのも良いでしょう。
ただしJALのゴールドカードと異なり、国際ブランドの選択肢はJCBとAmericane Expressのみとなっているためご注意ください。
年会費 | 34,100円 | 基本還元率 | 2.0%前後~ ※マイルを航空券に交換する場合 |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB Amex |
還元ポイント | JALマイル |
発行元 | 三菱UFJニコス株式会社 他 |
申込条件 | 原則として20歳以上で、ご本人に安定した収入のある方(学生を除く) |
- 24時間365日対応のコンシェルジュサービス
- 海外空港ラウンジサービス
- 航空機遅延補償を含む最大1億円の旅行保険
- 対象のレストランでコース料理を頂いたとき1名分無料
- JALの航空券購入や機内販売などで合計4.0%相当のマイル還元
- 新規入会後の初回搭乗で5,000マイルプレゼント
- カード継続後の初回搭乗で2,000マイルプレゼント
- JALのフライトマイル+25%
- 国内空港ラウンジサービス
- ファミリーマート、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
- 対象の空港内ショップや機内販売の割引
- パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待
:プラチナ限定特典
TRUST CLUB プラチナ Visaカードはトラベル関連のサービスも充実した1枚
TRUST CLUB プラチナ Visaカードは、日本におけるダイナースクラブカードの発行元でもある「三井住友トラストクラブ」が発行するプラチナカード。
こちらのカードの利点は、
- 海外でも利用しやすいVisaブランド(タッチ決済機能付き)
- Visaブランドでは珍しい、国際線利用時の手荷物無料配送サービスの付帯
(例:自宅~成田空港間において、往路・帰路ともにスーツケースを無料配送) - 航空機遅延補償などを含む、最大1億円の旅行保険の付帯
- その他コンシェルジュサービス等のプラチナ特典の付帯
といった点にあります。
年会費は38,500円と手ごろとまでは言えませんが、「トラベル系特典が充実したVisaカード」をお探しなら、有力な申込先候補となってくれることでしょう。
TRUST CLUBのVisaプラチナカードには、デルタ航空提携のカード(年会費44,000円)もありますよ!
年会費 | 38,500円 | 基本還元率 | 1.0%相当 |
国際ブランド | Visa |
還元ポイント | TRUST CLUB リワードポイント |
発行元 | 三井住友トラストクラブ株式会社 |
申込条件 | 明記なし |
- 海外空港ラウンジサービス
(プライオリティ・パス/プレステージ会員) - コンシェルジュサービス
- 航空機遅延補償等を含む最大1億円の付帯保険
- 国際線を利用する場合の手荷物配送が無料(往路・帰路最大1個ずつ )
- 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂く場合、1名様分無料
- 年間決済額に応じ最大2,500円相当のボーナスポイントプレゼント
- 大丸東京にある「D’sラウンジトーキョー」を利用可能
- その他ホテル優待、レンタカー優待など
- 国内空港ラウンジサービス
- トラストクラブのポイントモール経由のショッピングでポイントアップ
:下位カードにない利点・特典
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは超高還元率&同伴者もラウンジ無料
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは年会費88,000円を要する、ANA最高グレードのクレジットカード。
年会費が高い分、特典やサービスも非常に充実しており、
- 基本マイル還元率1.5%
- 入会・継続特典として10,000マイルを付与
(キャンペーン期間であればより大きな入会特典あり) - 国内のANAラウンジも使用可能
- ANAのフライトマイルの積算率+50%
といった内容は、ゴールドカード以下のANAカードや、コスパ型プラチナカードとは一線を画します。
さらにこのカードの場合、家族カードの会員であっても無料で「プライオリティパス」を発行可能。
家族で海外空港を利用したい、という場合にも嬉しい選択肢となってくれることでしょう。
年会費 | 88,000円 | マイル還元率 | 1.5% ※VポイントをANAマイルに交換する場合 |
国際ブランド | VISA |
還元ポイント | Vポイント (→ANAマイル) |
発行元 | 三井住友カード株式会社 |
申込条件 | 20歳以上で安定継続収入がある |
- 入会、継続で毎年10,000マイルプレゼント
- ANAのフライトマイル+50%
- 海外空港ラウンジサービス
(プライオリティ・パス/プレステージ会員) - 国内の「ANAラウンジ」を使用可能
※ANA SUITE LOUNGEは対象外 - ANA航空券や機内販売のマイル還元率3.5%
- 国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
- コンシェルジュサービス
- 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂く場合、1名様分無料
- Visaプラチナのホテル優待
:プラチナ限定特典
申込み前にチェック!プライオリティパスの3つのプランとその違い
プライオリティパスには全部で3つのプラン(グレード)が存在します。
プレステージ | ・原則として海外ラウンジを無料で利用できる ・クレジットカードを介さない場合、年会費469$ (1$=158円の場合、約7万4000円) ┗楽天プレミアムカードなら年会費11,000円で適用 |
スタンダード・プラス | ・海外ラウンジの利用が年10回無料となる ・通常年会費329$ (1$=158円の場合、約5万2000円) ・クレジットカードの付帯サービスとしては適用されていない |
スタンダード | ・海外空港ラウンジの利用には35$の入室料が必要 (1$=158円の場合、5,530円/回) ・クレジットカードを介さない場合、年会費99$ (1$=158円の場合、約1万5000円) |
このように海外空港ラウンジサービスを、何度でも無料で利用したいのであれば「プレステージ」会員資格が付帯するクレジットカードを選ぶ必要があります。
「年会費が安いのにプライオリティパス付きのカードを見つけた!」と思っても、付帯するのが「スタンダード会員資格」…ということはたまにありますね。
(アメックス・グリーンとかTRUST CLUB ワールドカードとか…)
ただしカードによっては、海外空港ラウンジの利用可能回数に制限が設けられているためご注意ください。
ちなみに今回の記事で紹介したのは、いずれも「プレステージ」会員資格(あるいは所定の回数まで無料で利用可能なもの)です。
→FAQ「クレジットカードなしでプライオリティパスに入会することはできますか?」
プライオリティパス付きのクレジットカードの選び方
ここからは「プライオリティパス付のカードのうち、どれを選べばいいか分からない」という方に向けて、具体的な申込先の選び方を解説していきます。
「とにかく安価に海外ラウンジを使用したい」なら年会費の安いカードを選んでOK
あなたが「安価に海外空港ラウンジを利用すること」に重きを置くのなら、申し込み先は「極力安い年会費で、無料でラウンジに入室できるカード」を選ぶのが良いでしょう。
第一候補に挙がるのは楽天プレミアムカードやセゾンローズゴールド・アメックス(年会費11,000円)、次いでUCプラチナカード(年会費16,500円)あたりですね。
やはり特典やサービス内容は、年会費の高いカードの方が優れている傾向にありますが…。
プラチナカードならではのラグジュアリーな宿泊特典やダイニング特典等よりも、「安く空港ラウンジを利用すること」を優先したいのなら、申し込み先は上記のカードで十分と言えます。
実際にわたしもコスパ重視で、楽天プレミアムカードを選択しました。
海外に行く機会が多い方ほど海外ラウンジの利用可能回数には注意
プライオリティパスの会員資格が付帯したクレジットカードであっても、無料で入室できる回数に制限が設けられていることは多いです。
「1年間で何度ラウンジを使用するか分からない」あるいは「海外ラウンジを利用する機会が多い」という方は、回数無制限で各ラウンジに入室できるカードを選ぶのが良いでしょう。
維持費が安いところだと、セゾンローズゴールド・アメックス(実質年会費11,000円)が挙げられます。
逆に言うと年間ラウンジ利用回数がさほど多くないのなら、「利用可能回数に制限はあるが、その分年会費が安いカード」も視野に入りそうです。
→プライオリティパスの会員資格が付帯するおすすめクレジットカード12選
海外での使い勝手を重視するなら「VisaまたはMastercardのタッチ決済」付きがおすすめ
発行したクレジットカードを「海外の街で使用すること」を前提とするのなら、VisaまたはMastercardブランド、かつタッチ決済機能付きのものの優先度が高くなります。
何故かというと、わたしが実際に1年ほど住んでいたヨーロッパの一部(ウィーン周辺)においては、キャッシュレス決済と言えばほぼ100%上記の支払い方法であったためです。
(ApplePay・Google Payを経由するものを含む)
マジで「VisaまたはMastercardのタッチ決済」と「現金」以外の支払い方法をほぼ見かけなかったまである
(※ドイツ語圏は比較的現金ユーザーが多いらしい)
もちろん国や地域によって普及している決済方法は異なりますが…。
以下の加盟店数の状況を見ても、海外でのカード払いを前提とするのなら、VisaまたはMastercardブランドの優先順位は高くなります。
▲全世界の加盟店数比較
画像引用元:Mastercard公式サイト
ちなみにウィーンの場合、Amex・Dinersを使用している人はほぼいない…のですが、Amex・Dinersの決済に対応しているお店自体は多かったです(おそらく観光客向け)。
加盟店の数としては、「Visa=Mastercard>Amex≧Diners>JCB」といったかんじですかね…。
とは言えこれらの問題は、「海外用のVisaまたはMastercardブランドのサブカード」を用意しておくことでも対応可能です。
乗り継ぎの頻度が多いなら「航空機遅延補償」などの有無もチェックしたい
一部のゴールドカードやプラチナカードには、
- 航空機の遅延や欠航
- 預け入れた手荷物の到着遅延や紛失
に対応できる保険が付帯しています。
例:乗り継ぎ便が予定よりも8時間遅くなったせいで、意図しない食事とホテルの手配が必要となってしまった。
→乗り継ぎ遅延補償があれば、お食事代とホテル代を補填
(※上限金額あり)
特に乗り継ぎを利用する機会が多い方であれば、「航空機遅延」「手荷物紛失」などを補償してくれるカードを選ぶのも良いでしょう。
【最高!】実際にプライオリティパスを使って海外空港ラウンジに行ってみたレポ
わたしは専攻の勉強の関係で2回(3週間程度と1年程度)ヨーロッパに滞在し、台湾経由で帰国した最後の旅程を除く3回において、イスタンブール空港のラウンジを利用させて頂きました。
ターキッシュエアを使った「羽田→イスタンブール→ヨーロッパ各地」の旅程が比較的お安いのでね……
写真付きのレポートは楽天プレミアムカードのページですでに掲載しているので、こちらはイラストメインで、写真を残せていない部分まで詳しく紹介させて頂こうかと思います。
結論から言うと、海外空港ラウンジサービスは最高です!
搭乗券(boarding pass)とパスポートを受付に提示し入室する
プライオリティパスを使って空港ラウンジサービスを利用するためには、まず「プライオリティパスを使って入れるラウンジ」に出向く必要があります。
おおよその場所は公式サイト に書かれているため、あとは空港内の案内板などを見て確認する形となるでしょう。
絵が雑なのは許してください
なんとかラウンジ入口に辿り着いたら、受付の方にプライオリティパス、パスポート、そして搭乗券を提示します。
なんかプライオリティパスを機械に挿し込んで、有効なものかどうか確認していた気がする
受付を通過したならそのままラウンジ内に入室できることでしょう。
ちなみにイスタンブール空港のIGAラウンジの場合、最長3時間の滞在が可能でした。
今気づいたけどこの絵でもドイツ語のクセで名詞のはじめを大文字にしてしまっている
軽食はすべて無料!その土地ならではの目新しい飲食物も多い
空港ラウンジ内の飲食物はビュッフェ形式、つまり無料で食べ放題です。
わたしの場合はこんなかんじになっていました。
頂けるのは基本的に軽食とデザートですね。
そんなに人を選ぶような味のものはなく、日本人の感覚でも美味しく頂けるものだったように記憶しています。
▲イスタンブール空港公式サイトの360°ビューより、ラウンジ内のイメージ。
この奥にも右にも、ラウンジはずっと広がっています。
小さなバーコーナーにて種類は限られるもののお酒も頂き放題
イスタンブール空港にはラウンジ内に小さなバーコーナーがあり、お酒を無料でもらうことができます。
ちなみに少なくともこの空港の場合、メニューはなかった(と思う)。
英語で欲しいお酒を言うと出してもらえる夢の施設仕様です(もちろんそんなに高いお酒は出てこないけどね)。
イスタンブール空港の場合は通常有料のWi-Fiも一定時間のみ無料で使えました
イスタンブール空港ってヨーロッパや日本の空港と違って、非常にケチくさいWi-Fiをマトモに使おうと思うと課金を要求してくるんですよね。
そんな中、ラウンジ内では2時間ほどの時間制限付きではあるものの、無料でWi-Fiを使用できたように記憶しています。
空港内で自由にインターネットを使用しづらい空港の場合、ラウンジに退避することで一時的にフリーWi-Fiを使用できるかもしれません。
ちなみにプラグ(コンセント)の規格はヨーロッパの家電にも、日本の家電にも対応できるタイプのものでした。これは嬉しい!
わたしは使用していないもののどこかにシャワールームもあったらしい
わたしは使用しなかったものの、プライオリティパスの公式サイトによると、このラウンジにはシャワールームや仮眠スペースも存在したようですね。
仮眠スペースじゃない場所で倒れ伏している中東系の方ならたくさん見たけど……
特にシャワールームを利用したい場合には、事前にプライオリティパスの公式サイトより、ラウンジの施設情報をチェックしておくと良いでしょう。
ただしヨーロッパのホテルに何回か泊まった感覚から言うと、アメニティには期待しない方が良いかと思います。
▲持っているのはトルコ土産の謎おやつ(香料がとんでもなかった)
実際に発行して分かったプライオリティパスのデメリット・注意点
ここからは実際にわたしがプライオリティパスを発行したり、利用したりした上で分かった注意点について、簡単に触れていきます。
クレジットカードとは別にプライオリティパスへの申し込み手続きが必要
「プライオリティパスの会員資格が付帯するクレジットカード」の会員が「プライオリティパス」を手に入れるためには、別途申し込み手続きが必要です。
手続き自体は一般にインターネット会員サービス(または電話)で済ませられるものの、クレジットカードが届く=海外ラウンジを無料で利用できる…というわけではないためご注意ください。
「楽天プレミアムカード」を発行したわたしの場合は、インターネット会員サービス「楽天e-NAVI」より発行手続きを行いました。
※あまり多くはないものの、プライオリティ・パスのデジタル会員証に対応しているカードの場合は、プラスチックのカードの発行が不要な場合があります。
(ちなみに楽天プレミアムカードの場合、デジタル会員証には対応していないとのことでした)
※ダイナースカードは例外的に、「クレジットカードを見せるだけ」でラウンジを利用できます。
プライオリティパスの到着には通常2週間ほどの日数が掛かる
プライオリティパスの申し込み~到着までには、通常2週間ほどの日数が必要です(楽天プレミアムカードの場合)。
海外に行く直前にプライオリティパス付きのカードへ申し込んだ場合、「クレジットカードは届いたが、プライオリティパスは間に合わなかった」という事態も十分に考えられるため注意が必要です。
ちなみにわたしの場合はトラブルにより到着が遅延、楽天プレミアムカードのサポートデスクに電話をして、速達でカードを届けてもらう羽目になりました…
(その節は臨機応変に対応していただき、ありがとうございました)
プライオリティパスの有効期限はクレジットカードよりも短い(2年)
▲うちにある2枚のカード。すでにプライオリティパスの期限が切れている(哀愁)
プライオリティパスの有効期限は2年間と、クレジットカード(5年間)に比べ短いです。
またクレジットカードと違い、プライオリティパスは有効期限が到来しても、自動的に送られてくることがありません。
そのため2年が経過したのちは、再度インターネット会員サービス(または電話)による発行手続きが必要となります。
空港ラウンジには時間制限がある
体験レポの項目でも少し触れましたが、海外空港ラウンジは国内空港ラウンジと異なり、滞在できる時間に制限があります。
わたしが利用したイスタンブール空港のIGAラウンジは3時間(うちフリーWi-Fiはたしか2時間)でした。
滞在可能時間はラウンジによって異なるとのことですが…。
トランジット(乗り換え)待ちの間、いつまでも利用できるとは限らない点には注意が必要です。
確かわたしの場合は「この時間までに退出してね!」といった情報が書かれた紙をもらえた気がします。
う~ん記憶が曖昧…
同伴者や家族会員がプライオリティパスを利用できる場合について
ここからはお二人以上で海外旅行に行く場合等に気になる、
- 同伴者
- 家族会員
がプライオリティパスのサービスを受けられるのかという疑問にお答えしていきます。
プラチナカードにおいても多くの場合で「同伴者料金は有料」
ごく一部の例外(後述)を除き、プライオリティパスの会員「でない方」、つまり同伴者が海外空港ラウンジサービスを利用する際の料金は有料(一般に35€)です。
同伴者との入場を希望する場合には、その旨を受付の方に英語(または現地の言葉)で伝える必要があるでしょう。
ちなみに英語版のプライオリティパス公式サイトにおいて、同伴者はcompanion…ではなく「guest」と表記されていました。
家族会員はプライオリティパスを発行できないことが多い
多くの場合、プライオリティパスを発行できるのは本会員のみです。一部の例外を除き、家族会員が無料で空港ラウンジを使用することはできません。
そのため本会員の方と家族会員の方が連れ立って海外空港ラウンジを利用する際には、家族会員の方の分の同伴者料金(35$)が必要になると考えてよいでしょう。
ただし年会費が高いカードであれば例外が生じることも
基本的に海外空港ラウンジサービスを利用できるのは、海外空港ラウンジサービスが付帯したカードの本会員だけ…ではあるものの、一部の高額カードはその例外です。
ここでは確認できている限りの、「家族会員または同伴者も海外ラウンジを無料で使えるカード」を挙げさせて頂きましょう。
年会費 | プライオリティパス | |
ダイナースクラブカード ※提携カードを含む | 24,200円~ | 家族会員も海外ラウンジ無料 ※本会員・家族会員それぞれ年10回まで/プレミアムカード除く ※プライオリティパスではなくカードを提示するだけでOK ※同伴者は有料 |
JCBザ・クラス | 55,000円 | 同伴者1名も無料 ※家族会員の発行は不可 |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 88,000円 | 家族会員も発行可 ※同伴者は有料 |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 165,000円 | 家族会員も発行可 同伴者1名も無料 |
ANAアメリカン・エキスプレス®・ プレミアム・カード | 165,000円 | 家族会員も発行可 同伴者1名も無料 |
回数制限があるとは言え、二人以上でも比較的利用しやすいのはダイナースカードでしょうか。
また同伴者(家族会員)の方の海外ラウンジの利用頻度によっては、それぞれが本会員として「楽天プレミアムカード」等を持つのも良いだろうと思います。
プライオリティパスとクレジットカードに関連するよくある質問と回答
ここからは、プライオリティパスとクレジットカードに関連するよくある質問にお答えしていきます。
クレジットカードなしでプライオリティパスに入会することはできますか?
可能ですが、クレジットカードを作るよりも高い料金が発生します。
プレステージ | ・海外ラウンジを無料で利用できる ・クレジットカードを介さない場合、年会費469$ (1$=158円の場合、約7万4000円) ┗楽天プレミアムカードなら年会費11,000円で適用 |
スタンダード・プラス | ・海外ラウンジの利用が年10回無料となる ・年会費329$ (1$=158円の場合、約5万2000円) |
スタンダード | ・海外空港ラウンジの利用には35$の入室料が必要 (1$=158円の場合、5,530円/回) ・クレジットカードを介さない場合、年会費99$ (1$=158円の場合、約1万5000円) |
クレジットカードなしで「プレステージ」会員資格を得ようとすると、約7万4000円の年会費が必要です。
一方カードがあれば年会費11,000円~で海外ラウンジを利用できると考えると、クレジットカードを作らないという選択肢はほぼないでしょう。
家族カードの会員(家族会員)もプライオリティパスを取得できますか?
多くの場合、取得できません。ただしダイナースカードや一部の高額プラチナカードなどの例外は存在します。
→家族会員や同伴者も無料で海外ラウンジを利用できるクレジットカード
プライオリティパスは国内線でも使用できますか?
一部のラウンジのみ利用可能です。
例えば福岡空港には計3つのカードラウンジがありますが、プライオリティパスを使って入場できるのは国際線ターミナルのラウンジに限られる…といった形ですね。
とは言えプライオリティパスが付帯しているようなカードには国内空港ラウンジサービスも付いているでしょうから、多くの場合で「国内空港のためにプライオリティパスを提示する」必要はないかと思います。
例外的に国内ラウンジを年2回しか利用できない「セゾンローズゴールド・アメックス」や、国内ラウンジサービスに羽田空港第三ターミナルが含まれていない「楽天プレミアムカード」の会員は、プライオリティパスを国内ラウンジに使用するのも良いでしょう。
プライオリティパスを使える空港はどこで確認できますか?
こちらの公式サイト からエリア別の利用可能空港を確認できます。
実際にイスタンブール空港を利用したかんじだと、「さまざまな空港(航空会社が設置するもの等)の中からプライオリティパスで入場できる空港を頑張って探す」という感触でした。
特に大きな空港を利用する場合は、事前におおよその位置を確認しておきましょう。
プライオリティパスと海外空港ラウンジサービスについてのまとめ
このように一口に「プライオリティパス付きのクレジットカード」といっても、その特性は様々です。
予算や逃したくない特典・サービス、あるいは国際ブランド等をもとに、あなたに合った1枚を選んでみてくださいね。
今回のページはいつにも増して「あなたに合った1枚」を選びにくいかも…という自覚がある!
(ハイグレードのカードになるほどスペック差が小さくなる…というかメリットが分散してくるから…このカードがおすすめ!と言いづらくなるんじゃ……)
「どのカードを選べばいいかわからない」という場合にはチャット(わたしが応答可能な場合は右下に表示される)またはメールフォームにて個別にご相談ください!
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