ルートインホテルズPonta VISAカードとは?メリットとお得な使い方を詳しく解説

ルートインホテルズPonta VISAカードはその名の通り、「ホテルルートイン(ルートインホテルズ)」にて優待を受けられるクレジットカード。

宿泊代に対しなんと10.0%相当ものポイントを受け取れるということで、このホテルを利用する機会が多いなら、ぜひチェックしたいカードと言えるでしょう。

今回は当サイトに寄せられたリクエストにお応えする形で、「ルートインホテルズPonta VISAカード」の特徴やお得な使い方を、分かりやすくまとめました。

目次

1分で分かる!ルートインホテルズPonta Visaカード

ルートインホテルズPonta Visaカードは一言で言うと、「ルートインホテルズ特化」のクレジットカードです。

このカードのメリット
  • ルートインホテルズの宿泊料(税抜)に対し10.0%還元
  • お部屋のアップグレード等の特典あり
  • 使い勝手の良いPontaポイントが貯まる
このカードのデメリット
  • ルートインホテルズ以外での還元率は低い(0.5%)
  • 年会費の無料化に年20万円以上の決済が必要
    ┗該当しない場合は年会費1,375円

「ルートインホテルズ(ホテルルートイン)では超お得・それ以外では微妙」ということで、このカードの特徴はかなり分かりやすいですね。

特性を活かすためには、このカードを「ルートインホテルズでのみ」使用するのが基本となるでしょう。

ルートインホテルズPonta VISAカードの上手な使い方

ルートインホテルズPonta VISAカードの特徴とメリット

ここからはルートインホテルズPonta VISAカードが提供する特典やサービスについて、もう少し詳しく解説していきます。

ルートインホテルズの宿泊代(税抜)に対し10.0%ものPontaポイントが還元される

ルートインホテルズPonta VISAカードを使ってルートインホテルズ(ホテルルートイン)に宿泊すると、宿泊代金(税抜)に対し合計10.0%もの「Pontaポイント」が還元されます。

その内訳は、

  • Pontaポイントカード(またはdポイントカード)を提示すれば、誰にでも適用される3.0%還元
  • 「ルートインホテルズPonta VISAカード」会員限定の7.0%還元

というものですね。

例えば宿泊代金が20,000円(税抜)なら一度で2,000円相当のポイントをもらえると考えると、この特典の太っ腹さが分かります。

貯めたPontaポイントはルートインホテルズでの宿泊の他、「ローソン」「apollostation」等のPontaポイント加盟店で使用できますよ!

ルートインホテルズPonta VISAカードの年会費の元を取る条件

結論から言うと

年間税込み「15,125円」以上の宿泊料金をルートインホテルズで支払うなら、1,375円(年会費)以上のPontaポイントの獲得が可能です。

年間20万円以上の決済が困難な場合、ルートインホテルズPonta VISAカードの保有には1,375円の年会費が発生します(初年度を除く)。

ここで気になるのは、「年会費を支払ってでもこのカードを持った方がお得となる条件」。

実際に「1,375円以上のポイントを獲得するための、年間ルートインホテルズの利用額(税抜)X」を計算してみると、

  • X×0.1≧1,375

を解いて13,750。

つまり年間税抜き13,750円、税込み価格で言うなら15,125円以上「ルートインホテルズ」にて宿泊代を支払うのなら、このカードの年会費分以上のポイントを受け取れることになります。

昨今のホテル料金の上昇を考えると、たった一泊で年会費の元を取れることも珍しくはなさそうですね。

通常のPontaカードとの損益分岐点は「年21,608円の宿泊費の支払い」

結論から言うと

年間税込み「21,608円」以上の宿泊料金をルートインホテルズで支払うなら、通常のPontaカード会員よりも「ルートインホテルズPonta VISAカード」会員となった方がお得となります。

上で計算したのはあくまで「年会費相当のポイントを受け取るための条件」でした。

ですがルートインホテルズでは、アプリ上やローソン等で無料で作れる「Pontaカード(クレジット機能なし)」を提示する場合でも、宿泊料金(税抜)に対し3.0%の還元を受けられます。

これに対し「年会費を加味しても、PontaカードよりもルートインホテルズPonta VISAカードを使用した方がお得となる年間宿泊額(税抜)X」を計算してみると、

  • X×0.1≧X×0.03+1,375(※年会費の差額)

を解いてX≒19,642.857…

つまり年間税抜き19,643円、税込み価格で言うと21,608円以上ルートインホテルズで宿泊代を支払うのなら、通常のPontaカードよりも「ルートインホテルズPonta VISAカード」の方がお得と言えます。

こちらのハードルも、さほど高くはありませんね!

シングルルームの料金でお部屋グレードのアップグレードが可能

ルートインホテルズPontaVISAカードの会員は、対象のホテルにてお部屋の無料アップグレードが可能です。

この特典を活用できれば、シングルルームの料金で、

  • 少し広い「コンフォートシングルルーム」
  • ダブルルーム

の予約が可能となるでしょう。

ちなみにこの特典は「お一人様ご利用限定」ということで、2名以上で利用することはできません。

アップグレード特典の対象となるホテルは、こちらの公式サイト からご確認いただけます。

イベント開催時期のホテルの先行予約に抽選で参加できる

ルートインホテルズPontaVISAカードの会員は、通常は予約が難しいイベント開催時期において、近隣ホテルの先行予約が可能です。

公式サイト によると、これまでには

  • 青森ねぷた祭り
  • 長岡花火大会
  • 大曲の花火
  • 三沢航空祭

などに合わせた宿泊プランが、先行予約の対象となっていたとのこと。

旅行好きの方にとっては、こちらも嬉しい特典と言えるでしょう。

ただし先行予約に参加できるのは抽選に通過した方のみであり、必ずしも優先的にホテルを取れるわけではありません。

入会キャンペーンで最大5,000円相当のPontaポイントがもらえる

ルートインホテルズPontaVISAカードは、期間を指定せず最大5,000円相当の「Pontaポイント」がもらえる入会キャンペーンを実施しています。

ルートインホテルズPontaVISAカードの入会キャンペーン
新規入会+エントリー特典ショッピング利用額に対し10.0%のPontaポイントをプレゼント
最大5,000円相当/入会の2ヶ月後末まで)

基本的な還元率こそ0.5%と低めな「ルートインホテルズPontaVISAカード」ですが、入会キャンペーンの時期のみはその例外です。

このカードへの入会直後に限っては、ルートインホテルズ以外の場所でもこのカードを活用してみると良いでしょう。

その他、このカードには
・無条件で500ポイントプレゼント
・「マイ・ペイすリボ」登録で最大3,000円相当キャッシュバック
といった入会特典が設けられています。

便利な「Visaのタッチ決済」の機能付き

現行のルートインホテルズPonta VISAカードには、「Visaのタッチ決済」の機能が搭載されています。

この機能によって、コンビニエンスストアや一部のスーパー・ドラッグストアでは「カードをかざすだけ」での決済が可能となります。

またVisaのタッチ決済は海外(特に欧米圏)での普及率が高いため、海外旅行などの際にこのカードを持っておくと役に立つかもしれません。

ローソンなどのPontaポイント加盟店ではポイントの二重取りが可能

ルートインホテルズPonta VISAカードには「Pontaポイントカード」の機能が搭載されています。

そのためローソンやapollostationといった「Pontaポイント加盟店」では、

  • 通常のカード決済分(0.5%)
  • Pontaカード提示分
    (ローソンであれば時間帯によって1.0%または0.5%)

「二重取り」が可能となります。

デメリット

ただしローソン・apollostationともに、「ルートインホテルズPonta VISAカード」よりも高還元なカードは存在します。

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ルートインホテルズPonta VISAカードのデメリット

ここからは、ルートインホテルズPonta VISAカードを利用する上で知っておきたいデメリットや注意点について解説していきます。

基本還元率は0.5%(Pontaポイント)と低め

ルートインホテルズPonta VISAカードをルートインホテルズ「以外」で使用する場合の還元率は0.5%(税込200円につき1ポイント)。

この数字は高還元率で知られる「楽天カード」等の半分相当であり、決して高い数字とは言えません。

2年目以降の年会費を無料にするためには年20万円の決済が必要

ルートインホテルズPonta VISAカードは、

  • 入会初年度である
  • 前年に20万円以上、このカードを利用した

という条件のいずれかを満たさない限り、1,375円の年会費が発生します。

「ルートインホテルズ専用」カードとしての使用が推奨される性質を考えると、どうしても年会費の負担は生じやすくなることでしょう。

とは言え「1年あたり税抜き13,750円(税込15,125円)」の宿泊料金の支払いが可能なら、年会費相当以上のPontaポイントを獲得可能です。

海外旅行保険や国内旅行保険は付帯しない

ルートインホテルズPonta VISAカードに、海外旅行保険や国内旅行保険は付帯しません

年会費が発生しやすいカードであるにもかかわらず、海外に行く際等に安心をプラスできないというのは、少し残念な点と言えます。

ルートインホテルズ以外で使える特典はほとんどない

このカードの利点についての項目を見ても分かる通り、ルートインホテルズPonta VISAカードの特典は「ルートインホテルズ」関連に集中しています。

逆に言うと、ルートインホテルズに関連しない特典はほとんど設けられていません。

ルートインホテルズPonta VISAカードの上手な使い方

冒頭でも触れた通り、ルートインホテルズPonta VISAカードは「ルートインホテルズ特化」のクレジットカード。

「ルートインホテルズでは超お得・それ以外では微妙」という特性を考えると、このカードは原則として、ルートインホテルズのみで使用するのがベストでしょう。

を活用することで、ルートインホテルズPonta VISAカードの「基本還元率が低い」「ルートインホテルズ以外の優待がほぼない」といったデメリットを解消できるかと思います。

ここまで得意・不得意がはっきりしているカードだと、躊躇なく「ルートインホテルズ専用のサブカード」として使えますね!

ルートインホテルズPonta VISAカードと相性の良いメインカード候補

「ルートインホテルズPonta VISAカード」は、原則として「ルートインホテルズでのみ」使用することが推奨される、サブカード向けのクレジットカード。

ということでこのカードと相性の良い、日常の決済でも使いやすいクレジットカードをまとめると、以下のようになりました。

メインカード向けのクレジットカードの例
リクルートカードPonta Premium Plusau PAYカードP-oneカード<Standard>
デザイン
年会費永年無料2,200円
※初年度無料
※年5万円の決済で翌年無料
永年無料永年無料
基本還元率1.2%1.0%1.0%1.0%
貯まるポイントリクルートポイント
※Pontaポイントに交換可
※Amazonで使用可
PontaポイントPontaポイントなし
※自動1%オフ
特徴無料カードトップクラスの高還元率毎年7月・12月はポイントアップauカブコム証券との相性が良い毎月の請求が自動で1%オフ
詳細

以上はいずれも、Pontaポイントユーザーと相性の良いクレジットカードです。

メインの決済方法がお決まりでないなら上のようなカードへの申し込みも、一緒に検討してみると良いでしょう。

「Pontaポイントとの相性にかかわらず高還元なカードを探したい」という場合には、以下のページもチェックしてみてくださいね!

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ルートインホテルズのお得に泊まるヒント

ここからは参考情報として、ルートインホテルズをお得に利用するいくつかのヒントを紹介していきます。

予約は「公式サイトの会員価格」が1番お得となりやすい

ルートインホテルズのインターネット予約方法には、「公式サイト」「じゃらん」「楽天トラベル」等、多くの選択肢が存在します。

ですが公式サイトにも記載のある通り、基本的に最も料金が安く済むのは「ルートインホテルズ公式サイトの会員価格」です。

そのためこれといった理由がない限り、宿泊予約を取る際にはまずルートインホテルズの公式サイトの価格をチェックしてみると良いでしょう。

ルートインホテルズの公式アプリを経由する場合も、同じ価格での予約が可能です。

ただし宿泊予約サイトが何らかのキャンペーンを行っている場合や、宿泊予約サイトで使えるポイントが多数溜まっている場合などはその限りではありません。

ルートインホテルズの公式アプリではお得なクーポンが配布されていることも

画像引用元:ルートインホテルズ公式サイト

ルートインホテルズの公式アプリをインストールすると、宿泊代が割引となるクーポンを受け取れる場合があります。

このクーポンを活用することで、宿泊費の負担をわずかにでも軽減することができるでしょう。

LINEの友だち登録やSNSのフォローでお得な情報をゲットしよう

ルートインホテルズの「LINE」や「Twitter(X)」のアカウントでは、お得な情報やクーポン等が配布されている場合があります。

このホテルをよく利用するのであれば、各SNSの発信情報などもチェックしておきたいところです。

ルートインホテルズPonta VISAカードに関するよくある質問と回答

ここからはルートインホテルズPonta VISAカードや、ルートインホテルの利用に関するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

ルートインホテルズPonta Visaカードとdポイントカードを併用できますか?

いいえ、ルートインホテルズ(ホテルルートイン)の宿泊によってもらえるポイントは、「Pontaポイント」「dポイント」のどちらか一方のみです。

ルートインホテルズPonta Visaカードを利用する場合には自動的に「Pontaポイント」が適用されるため、dポイントカードとの併用はできません。

ルートインホテルズPonta Visaカードは家族カードの発行に対応していますか?

いいえ、ルートインホテルズPonta Visaカードは家族カードの発行に対応していません。

第6条(カード種類)
会員は、本カードについて、家族カードを申込むことはできません。

引用元:三井住友カード公式サイト「ルートインホテルズPonta VISAカード会員特約」

理由は不明ですが、クレジットカード会社とその他の業種の会社との提携カードには、時折こういった制限が見受けられます。

既存のPontaカードのPontaポイントを新カード内に移行できますか?

「クレジット機能の付いていないPontaカード」で貯めたPontaポイントであれば、移行・統合が可能とのことです。

ポイント統合については、Pontaカスタマーセンターにて承ります。ルートインホテルズPontaVISAカードと、お手持ち のPontaカードをお手元にご用意のうえ、ポイント統合の旨をPontaカスタマーセンターまでご連絡ください。

引用元:三井住友カード公式サイト

連絡先などの詳細については、こちらの公式サイトの情報 をご確認ください。

ルートインホテルズではPontaポイントとdポイントのどちらがお得ですか?

通常宿泊によりもらえるポイントは、Pontaポイント選択時であってもdポイント選択時であっても「税抜き価格に対し3.0%」、つまり同じです。

ただし決済に「ルートインホテルズPonta VISAカード」を利用した場合に限っては、合計10.0%相当のポイントの獲得が可能です。

ルートインホテルズPonta VISAカードについてのまとめ

ルートインホテルズPonta VISAカードのまとめ
  • ルートインホテルズPonta VISAカードはルートインホテルズ(ホテルルートイン)にて、宿泊代金(税抜き)に対し合計10.0%相当の「Pontaポイント」還元を受けられるクレジットカード
  • さらに無料客室アップグレード、イベント時の先行予約といった嬉しい特典も用意
  • ルートインホテルズ以外での特典や還元率は微妙なので、基本的には「ルートインホテルズ専用」のサブカードとしての使用がおすすめ
  • ルートインホテルズを利用する際には公式アプリのクーポンや、SNS情報なども確認しておこう

「ルートインホテルズ(ホテルルートイン)では非常にお得、それ以外の場所では低還元率」という、非常に分かりやすい特徴を持つ「ルートインホテルズPonta VISAカード」

そして対象ホテルの利用機会がそこそこあれば、1,375円の年会費の元を取ることも難しくはありません。

このホテルチェーンをしばしば利用する、という方であれば、効率よくPontaポイントを獲得するため、是非活用したい1枚と言えるでしょう。

年会費
1,250円
※初年度無料
※前年20万円以上の決済で無料
基本還元率
0.5%
国際ブランド
Visa
還元ポイント
Pontaポイント
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険※
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay

※海外での決済または国内の分割払い・リボ払いのみが対象

主な特徴と特典
  • 新規入会で500ポイントプレゼント
    さらに条件達成で最大5,000ポイントプレゼント(いずれもPontaポイント)
  • ルートインホテルズでの宿泊代(税抜)に対し10.0%還元
    (通常宿泊ポイント3.0%+ボーナスポイント7.0%)
  • イベント開催時期のホテルの先行予約が可能
  • シングルルーム料金からの無料アップグレード