ビューカードゴールド(旧ビューゴールドプラスカード)は、ビューカード スタンダード(旧ビュー・スイカカード)の上位に当たるクレジットカード。
こちらのカードは2024年11月に全面リニューアルを行い、さらに幅広く利用しやすくなりました。
今回はそんなビューカードゴールドのメリット・デメリット、そしてスタンダードカードと比べた損益分岐点などを、分かりやすく解説します。
目次
- 1分で分かる!ビューカード ゴールド(旧ビューゴールドプラスカード)
- 2024年11月のリニューアルでどう変わった?ビューカード ゴールドの特典・メリット
- 【2025年1月31日まで】新規入会で最大25,000円相当がもらえる【キャンペーン】
- 年間決済額が100万円以上なら5,000円~17,000円相当のボーナスポイントがもらえる
- さらに年間決済額400万円以上ならホテルステイなどの「選べる特典」プレゼント
- モバイルSuicaや「えきねっと」等のJR東日本系のサービスで最大10%還元
- 【リニューアル】Suica機能なし+タッチ決済ありのカードも選択可能に
- 【リニューアル】海外でも使いやすいVisaブランドを選択可能に
- 東京駅構内の「ビューゴールドラウンジ」を利用可能(※条件あり)
- 国内空港ラウンジサービスは無料で使い放題
- ビューカード会員向けの優待や付帯保険の内容も向上
- もちろんSuicaオートチャージ&ポイント優遇などのビューカード共通特典も
- ビューカードゴールドのデメリットと注意点
- ビューカード スタンダードと比べた場合の「ビューカードゴールド」の損益分岐点
- ビューカードゴールドの口コミ・評判
- ビューカードゴールドに関するよくある質問と回答
- ビューカード ゴールドのまとめ
1分で分かる!ビューカード ゴールド(旧ビューゴールドプラスカード)
ビューカードゴールドは一言で言うと、「年間決済額100万円以上、かつJR東日本のサービスをよく利用する方」におすすめのクレジットカードです。
以前は「JCBブランドしか選べない」「タッチ決済の機能が付かない」といったデメリットもあったのですが、こちらはリニューアルによって払しょくされた形です。
サービスや選択肢の改良もあり、より多くの方におすすめしやすくなったと言っても良いでしょう。
ただしリニューアル前から引き続き、年間決済額が100万円未満の方が恩恵を受けづらいカードであることは変わりません。
ちなみに年間決済額100万円の達成に必要な月間平均決済額は「83,334円」です。
2024年11月のリニューアルでどう変わった?ビューカード ゴールドの特典・メリット
ここからはビューカードゴールドの、最新のメリットや特典について解説していきます。
- 【2025年1月31日まで】新規入会で最大25,000円相当がもらえる【キャンペーン】
- 年間決済額が100万円以上なら5,000円~17,000円相当のボーナスポイントがもらえる
- さらに年間決済額400万円以上ならホテルステイなどの「選べる特典」プレゼント
- モバイルSuicaや「えきねっと」等のJR東日本系のサービスで最大10%還元
- 【リニューアル】Suica機能なし+タッチ決済ありのカードも選択可能に
- 【リニューアル】海外でも使いやすいVisaブランドを選択可能に
- 東京駅構内の「ビューゴールドラウンジ」を利用可能(※条件あり)
- 国内空港ラウンジサービスは無料で使い放題
- ビューカード会員向けの優待や付帯保険の内容も向上
- もちろんSuicaオートチャージ&ポイント優遇などのビューカード共通特典も
【2025年1月31日まで】新規入会で最大25,000円相当がもらえる【キャンペーン】
ビューカードゴールドはVisaブランド選択時に限り、最大25,000円+α分のポイントを受け取れる入会キャンペーンに参加できます。
入会特典 | 新規入会で6,000ポイントプレゼント |
新規入会&決済特典 | 2025年4月5日までに ・「モバイルSuica5,000円以上を含む30万円以上の決済」で9,000ポイントプレゼント ・「モバイルSuica5,000円以上を含む60万円以上の決済」ならさらに10,000ポイントプレゼント ※要エントリー&ログイン |
※さらに家族カード入会で3,000ポイント付与
39歳以下の方ならさらに3,000ポイント付与
ビューカードゴールドの年会費は11,000円ですから、入会キャンペーンによって2年分(条件によっては3年分)の負担を賄えるわけですね。
「ビューカードゴールドは気になるけれど、年会費がネック…」という場合においても、この入会キャンペーンが後押しとなってくれるはずです。
→ビューカード スタンダードと比べた場合の「ビューカードゴールド」の損益分岐点
JCBブランドを選択した場合、キャンペーンは適用されませんのでご注意ください。
もらったJREポイントは何に使える?
ビューカードゴールドを使ってもらえるのは「JREポイント」という、JR東日本のポイントです。
そしてこのJREポイントは、以下の用途で使用可能です。
- JREポイント加盟店で1ポイント=1円として支払いに使用する
(アトレ、エキュート等の駅ビル で使用可) - ショッピングサイト「JRE MALL」で1ポイント=1円として支払いに使用する
- Suicaのチャージに使う
※JRE POINT WEBサイト への事前登録が必要 - 商品券やクーポン、ペンギングッズ等と交換する
- その他公式サイト参照
JREポイントをSuicaへのチャージやお買い物に使えば、ポイントを持て余してしまうこともないでしょう。
さらにJREポイントは「2年に1回以上、貯めたり使ったり」することで有効期限が実質なしとなります。
ビューカードゴールドを使用し続けていれば、ポイント失効を気にする必要はないということですね!
年間決済額が100万円以上なら5,000円~17,000円相当のボーナスポイントがもらえる
▲年間決済額ごとの通常ポイント・ボーナスポイントの獲得値
ビューカードゴールドの会員は、年間決済額によって5,000円~最大17,000円相当のポイントを受け取れます。
年間決済額 | ボーナスポイント |
100万円~150万円未満 | 5,000ポイント |
150万円~200万円未満 | 8,000ポイント |
200万円~250万円未満 | 11,000ポイント |
250万円~300万円未満 | 14,000ポイント |
300万円以上 | 17,000ポイント |
ビューゴールドプラスカード自体の基本還元率は0.5%と低めですが…。
ボーナスポイントまで加味して考えると、このカードの実質還元率は1.0%~相当となり得ます。
年間決済額 | 実質還元率 |
100万円未満 | 0.5% |
100万円 | 1.0% ※通常還元分5,000P+ボーナス5,000P |
200万円 | 1.05% ※通常還元分10,000P+ボーナス11,000P |
300万円 | 約1.06% ※通常還元分15,000P+ボーナス17,000P |
さらに年間決済額400万円以上ならホテルステイなどの「選べる特典」プレゼント
ビューカードゴールドの年間決済額(3月6日~翌年3月5日利用分)が400万円を超えると、17,000円相当のボーナスポイントに加え、以下の「選べる特典」が追加されます。
厳選ホテルでの宿泊またはディナーへのペアご招待 | 以下のいずれかを選択 ・東京ステーションホテル ペアご宿泊(朝食付 最大50組・抽選) ・東京ステーションホテル レストラン「ブラン ルージュ」 ランチまたはディナー ・メズム東京、オートグラフ コレクション レストラン「シェフズ・シアター」 ディナー ・ホテルメトロポリタン 鎌倉 ペアご宿泊(朝食付) |
ビューゴールドラウンジご利用券(15枚) | 新幹線を利用する予定がなくても15回、ビューゴールドラウンジを使用可能 |
JREポイント | 20,000円相当のJREポイントプレゼント |
giftee Box Select ポイント | 12,000円相当のgiftee Box Selectポイント 付与 |
年間決済額400万円という条件はかなり厳しいものの、「選べる特典」の内容自体は、良い意味で年会費不相応と言えるでしょう。
ちなみに2024年分の特典にはプライオリティ・パス(海外空港ラウンジサービス)も含まれたようですが…。
2025年分の特典からは、残念ながら除外されてしまったようです。
詳細・参考元:ビューカード公式サイト
モバイルSuicaや「えきねっと」等のJR東日本系のサービスで最大10%還元
ビューカードゴールドを使って「えきねっと」や「モバイルSuica」で切符などを購入すると、最大10%のJREポイントが還元されます。
還元率(一般) | 還元率(ゴールド) | |
「えきねっと」で切符を予約 | 5.0% | 10.0% |
モバイルSuicaで切符や定期券を購入 | 5.0% | 10.0% (グリーン券、切符) 6.0% (定期券) |
みどりの窓口や券売機での切符購入 | 0.5% | 1.0% |
※モバイルSuicaへのチャージは一般・ゴールドカード共に1.5%還元
ビューカードゴールドを使ってネット上で切符等を購入出来れば、交通費負担の軽減に期待できます。
【リニューアル】Suica機能なし+タッチ決済ありのカードも選択可能に
2024年11月のリニューアルによって、ビューカードゴールドでは、
- Suica機能
- VisaまたはJCBの「タッチ決済」機能
のいずれかを選択可能となりました。
ちなみにリニューアル前の「ビューゴールドプラスカード」には、Suica機能のみが付帯していました。
恩恵を受けるのは主に、「普段はモバイルSuicaを使っている」「クレジットカードとSuicaを一緒にしたくないから、別にカードを持っている」という方ですね。
メインカード向けの「ビューカードゴールド」にタッチ決済の機能を付帯可能となったことで、多くのお店で「かざすだけ」での決済が可能となっています。
もちろんタッチ決済付きのカードを選んだ場合でも、モバイルSuicaやお手持ちのSuicaカードへの「オートチャージ」が可能ですよ!
タッチ決済の使い方を漫画で見る
【リニューアル】海外でも使いやすいVisaブランドを選択可能に
ビューカードゴールドは今回のリニューアルをきっかけに、「JCB」「Visa」の2ブランドを選択可能となりました。
ちなみにリニューアル前の「ビューゴールドプラスカード」は、JCBブランド限定でした。
JCBブランドは日本国内であれば問題なく使用できる一方、日本産のブランドであるため海外での決済に弱いという難点があります。
これに対し世界トップシェアのVisaブランドでは、海外サイトをよく利用する方や、海外に行く機会がある方にとっても、クレジット決済を済ませやすいという利点があります。
特に「Visaのタッチ決済」機能付きのカードであれば、海外(主に欧米圏)でも便利に使用できますよ!
東京駅構内の「ビューゴールドラウンジ」を利用可能(※条件あり)
▲ビューカード公式サイトより、ビューゴールドラウンジのイメージ
ビューカードゴールドの会員は、
- 当日東京駅発の新幹線グリーン車・特急列車グリーン車を利用する
- 「ビューゴールドラウンジご利用券」を提示する
といういずれかの条件を満たすことで、東京駅構内にある「ビューゴールドラウンジ」を90分間、追加料金なしで使用可能となります。
ビューゴールドラウンジでは、ソフトドリンクや小さなお菓子、専用Wi-Fiやクロークなどのサービスを利用できるとのこと。
東京駅で過ごす時間がより快適になるということで、たまにでも新幹線や特急列車に乗車する機会があるのなら、ぜひチェックしたい特典と言えるでしょう。
ちなみにビューカードゴールド会員「以外」の方がこのラウンジを使用するには、
・3,300円の支払い
・新幹線「グランクラス」乗車券
のいずれかが必要となります。
詳細:ビューカード公式サイト「東京駅ビューゴールドラウンジ」
国内空港ラウンジサービスは無料で使い放題
▲伊丹空港公式サイトより、国内空港ラウンジのイメージ
ビューカードゴールドにはゴールドカードらしく、国内空港ラウンジサービスが付帯します。
こちらは日本各地の空港ラウンジ(いわゆるカードラウンジ)にて、
- ドリンクバーや缶ビール
- 専用Wi-Fiの利用環境
- 快適なオフィススペース
等の提供を、無料で受けられるサービスですね。
飛行機を利用する機会があるのなら、こちらも是非活用したいところです。
ビューカード会員向けの優待や付帯保険の内容も向上
ビューカードゴールドはビューカードの上位カードということで、
- 最大5000万円の付帯保険の適用
- ゴールドカード限定の会員特典
(東京駅周辺施設の優待など)
といった、一般カードの上位互換にあたる優待やサービスが用意されています。
特に「グランスタ」等の優待対象のお店をよく利用するなら、こちらもチェックしておくと良いでしょう。
海外旅行保険(自動付帯) | |
傷害死亡・後遺障害 | 最高5000万円 |
傷害治療費用 疾病治療費用 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高3000万円 |
携行品損害 | 最高20万円 ※自己負担額3,000円 |
救援者費用 | 最高100万円 |
国内旅行保険(自動付帯) | |
傷害死亡・後遺障害 | 最高5000万円 |
怪我による入院 | 5,000円/日 |
怪我による手術 | 5,000円×倍率 ※手術の種類により変動 |
怪我による通院 | 3,000円/日 |
ショッピング保険 | |
国内・海外でのお買い物 | 年間300万円 ※ビューカードゴールドで購入した品物が、90日間以内に偶然壊れたり、盗まれた場合の損失を補償 ※自己負担額5,000円 |
もちろんSuicaオートチャージ&ポイント優遇などのビューカード共通特典も
ビューカードゴールドはビューカード(株式会社ビューカードの発行カード)の1つ。
そのためもちろん、一般カード等と共通の「ビューカード」特典も適用されます。
モバイルSuicaへのチャージや各カードへのオートチャージで1.5%還元
ビューカードの代表的な特典の1つが、
- モバイルSuicaへの手動チャージ
- モバイルSuica、または任意のSuicaカードへのオートチャージ
を利用する際、1.5%の「JREポイント」還元を受けられるというもの。
特にモバイルSuicaへのチャージを上手く活用すればさまざまな場所で、通常のクレジット決済(0.5%/ボーナスポイントを加味すると1.0%強)よりも高い還元率を実現できます。
JR東日本などのサービスで割引などの優待あり
ビューカードゴールドを含むビューカードの会員には、以下の優待特典が適用されます。
モバイルSuicaやJR東日本系列のホテル等を利用する機会があるなら、こちらも嬉しい特典と言えるでしょう。
ビューカードゴールドのデメリットと注意点
メリットの多いビューカードゴールドですが、もちろんデメリットも無いではありません。
ここからはビューカードゴールドの注意点について、簡単に解説していきます。
年間決済額が100万円未満の方にはコスパが悪い
ビューカードゴールドの基本還元率は0.5%。
年間決済額100万円~を達成した場合にもらえるボーナスポイントを加味すれば実質還元率は高くなるものの、この条件を満たせないと一気にポイントを受け取りづらくなります。
ビューカードゴールドのメリットを活かすのなら、少なくとも「年間決済額100万円」は達成しておきたいところです。
【改悪?】リニューアルにより定期券機能の搭載は不可能に
リニューアル前の「ビューゴールドプラスカード」はSuica定期券機能の搭載が可能だったのですが…。
現行のビューカードゴールド付帯のSuicaに、定期券を載せることはできません。
モバイルSuicaのサービスも普及している今、「タッチ決済を放棄して、クレジットカードにSuica(それも定期券機能付き)を載せたい」という人は減っていると思われますが…。
「クレジットカードとSuica定期券を1枚にまとめたい」という方は注意が必要です。
ビューカード スタンダードと比べた場合の「ビューカードゴールド」の損益分岐点
ビューカードゴールド(年会費11,000円)は、ビューカードスタンダード(年会費524円)の上位カード。
ここでは「1万円以上高い年会費を支払ってでも、ゴールドカードを選んだ方がお得」となる条件、つまり損益分岐点について見てきましょう。
ビューカード スタンダード | ビューカード ゴールド | |
デザイン | ||
年会費 | 524円 | 11,000円 |
基本還元率 | 0.5% | 0.5% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | Visa、JCB |
入会特典 | 最大10,000円相当 | 最大25,000円相当 【2024年1月末まで】 |
ボーナスポイント | 最大5,250円/年 | 最大17,000円/年 |
えきねっと・モバイルSuica | 最大5.0%還元 | 最大10.0%還元 |
付帯保険 | 最大1000万円 | 最大5000万円 |
その他 | ・JREポイントカード機能 ・Suica(オート)チャージでポイントアップ ・ビューカード会員特典(一般) | 左記に加え、 ・ビューゴールドラウンジサービス ・空港ラウンジサービス ・ゴールド専用特典 他 |
入会条件を達成できるなら1年目は「ビューゴールドカード」の方がお得
現在適用される入会キャンペーンでは、
- スタンダードカードの場合、最大10,000円相当
- ゴールドカードの場合、最大25,000円相当
のJREポイントを受け取ることができます(いずれも39歳以下のボーナスなどを加味しないとき)。
この差額(最大15,000円)は2つのカードの年会費の差額(10,476円)よりも大きいですね。
つまり1年目の入会キャンペーンを最大限活かせたなら、スタンダードカードよりもゴールドカードを選んだ方がお得と言えます。
→【2025年1月31日まで】新規入会で最大25,000円相当がもらえる
せっかくのキャンペーンですから、1年後の年会費の請求が届くまでに「お試しでゴールドカードを使ってみて、継続するかどうかを決める」のもおすすめです。
2年目以降のビューカードゴールドの損益分岐点は「年300万円の決済」
2年目以降もゴールドカードを選んだ方が確実にお得となるのは、「年300万円以上の決済が可能な方」です。
(※ただしゴールド限定特典を活用できる場合はもっと安くなる)
さて、ここで問題となるのは入会特典・キャンペーンが適用されない、2年目以降の損益分岐点です。
ゴールドカードとスタンダードカードにおいて、「お得さ」の面で差が生じやすいのは、やはりボーナスポイント関連でしょう。
そこでそれぞれのカードグレードごとの「もらえるポイントの合計額」を、実際に計算してみました。
スタンダード | ゴールドカード | |
年間決済額 100万円 | 7,750P (通常還元5,000P +ボーナス2,750P、以下同様) | 10,000P (通常還元5,000P +ボーナス5,000P、以下同様) ※差額+2,250円 年会費の差額10,476円に届かない! |
150万円 | 12,750P (7,500P+5,250P) | 15,500P (7,500P+8,000P) ※差額+2,750円、同上 |
200万円 | 15,250P (10,000P+5,250P) | 22,000P (10,000P+11,000P) ※差額+6,750円、同上 |
250万円 | ×17,750P (12,500P+5,250P) | 26,500P (12,500P+14,000P) ※差額+8,750円、同上 |
300万円 | 20,250P (15,000P+5,250P) | 32,000P (15,000P+17,000P) ※差額+1,1750円 やっと届いた! |
スタンダードカードのボーナスポイントは「年間決済額150万円」で頭打ちとなるものの、ネックとなるのはやはり2つのカードの年会費の差額です。
そして上の計算結果を見ても分かる通り、ゴールドカードのプラス分が2枚のカードの年会費の差「10,476円」を超えるのは、年間決済額が300万円に達した時となるでしょう。
このように正直なところ、入会2年目以降にボーナスポイントのみを頼って「一般カードよりもお得に」ゴールドカードを使用することはやや困難です。
ただし実際のところは、
- えきねっと等でのポイント優遇
- ゴールドカード限定の東京駅周辺施設の優待
- 各種ラウンジサービス
といったゴールドカード限定特典を活用することで、より低い水準であっても「一般カードよりお得」となることは多いでしょう。
ビューカードゴールドを2年以上持つのであれば、「ゴールド限定特典」の活用を意識したいですね!
他サイトではこの水準よりも低額な「損益分岐点」が示されていますが、そちらは単に、「ビューゴールドプラスカードを使って<年会費の元を取る>ために必要な決済額」を表しているようでした。
「年会費の元を取るために必要な決済額」と、「一般カードよりもお得になる損益分岐点」は異なるもので、後者の基準の方は高くなります。
当サイトではより需要の高い、「一般カードとゴールドカードのどちらを使った方がお得になるか」という基準を計算して掲載しています。
要は「一般カード」と「ゴールドカード」を比べているのか、「無」と「ゴールドカード」を比べているのかという違いですね。
このサイトで採用しているのは前者の方です。
ちなみに単に「年会費の元を取る」ために必要な決済額Xは、ボーナスポイントを加味して「年120万円」です。
JR東日本の切符購入を基準とした損益分岐点は「年間決済額によって変動する」
ボーナスポイントを加味した上で「JR東日本の切符購入額」を元に損益分岐点を計算すると、
- 年間決済額が100万円の方であれば、「年164,520円分の切符購入」
- 年間決済額が200万円の方であれば、「年94,520円分の切符購入」
で、スタンダードカードとの年会費の差を埋められます。
ビューカードのスタンダードカードとゴールドカードには、「えきねっと」または「モバイルSuica」で切符を購入する場合において、5.0%の還元率の差があります。
(スタンダードカード5.0%還元に対し、ゴールドカード10.0%還元)
これを基準に、素直に「ゴールドカードを選んだ方がお得となる年間決済額X」を計算すると、
- X×0.1>X×0.05+(11,000-524)
を解いて209,520円。つまりJR東日本で年間約21万円の切符を購入すべきということになりますが…。
実際のところ、ビューカードゴールドへの申し込みを検討している方は、年間決済額100万円以上で発生する、ボーナスポイントを受け取れる方でしょう。
ということでボーナスポイントの差異まで含めて計算すると、
- 年間決済額が100万円なら
X×0.1+5,000>X×0.05+(11,000-524)+2,750
を解いてX>164,520 - 年間決済額が200万円なら
X×0.1+11,000>X×0.05+(11,000-524)+5,250
を解いてX>94,520
といった形に。
年間決済額が200万円の方であれば年94,520円、つまり月平均7,876円以上インターネットで切符を購入することで、年会費の差を埋められます。
ちなみに年間決済額が300万円以上であれば無条件でゴールドカードの方がお得なので、計算は不要となります。
ビューカードゴールドの口コミ・評判
ここからはビューカードゴールドを実際に利用している方の、口コミや評判を解説していきます。
発行から日が浅いカードですので、旧「ビューゴールドプラスカード」の口コミも混ざっています。ご容赦ください!
東京方面への新幹線をよく利用するシオンさんの口コミ
当サイトに寄せられた口コミの中に、リニューアル前の「ビューゴールドプラスカード」に関するものがありましたので、ここで紹介させて頂きましょう。
▲ご提供画像
(契約の事実が分かるもの)
ハンドルネーム |
シオンさん |
申込時の属性 |
・47歳 ・会社員 ・年収500万円 |
利用可能枠 |
覚えていない |
5点満点で評価するなら? |
このカードを選んだ理由 |
東京に旅行に行く予定があり、乗車券を購入するとポイントが付与されるので。 またゴールドカード特典で、東京駅にあるラウンジを無料で利用できるので。 |
自由な口コミ・感想 |
えきねっとで利用するとかなりポイントたまり、スイカにチャージすると地元のスーパーなどの買い物で利用できるので助かっている。 東京方面にJRで旅行した時に新幹線グリーン券があると90分無料でラウンジを利用できた。ドリンクやお菓子を頂くことができて、旅の思い出となった。 |
口コミを寄せてくださったシオンさんは東京都内にお住まいでないようですが、
- えきねっとでのポイント優遇(10%還元)
- Suicaへのチャージ機能(ポイント優遇あり)
- ビューゴールドラウンジ
といった特典やサービスに、大変満足しているとのこと。
「東京住まいではないが、電車や新幹線をよく利用する」という方であっても、このカードの特徴を活かせると分かると分かりますね。
SNS上のビューカードゴールドの口コミ
ここからはより多くの方の最新口コミを知るべく、SNS上の書き込みをピックアップしてみました。
ビューカードゴールドにVISA出たの最高じゃないか。宇都宮から都内通勤している人にとってはポイントがめちゃくちゃ貯まるので、最強のクレカだと思ってる。 pic.twitter.com/ggTP1IgOLK
— mirai @みやライフ (@Miya_LRT) November 26, 2024
親のカードでビューカードゴールド作った
— サンダー (@Peugeot1889) November 24, 2024
理由として
①電話が繋がりやすく20時までやってる
②三井住友みたいにApple Pay使ってなくても損失がない
③楽天でもVポイント経済圏でもない
④JREポイントなのでSuicaチャージできる
⑤紙明細でもゴールドなら無料
6ヶ月の定期代だけで13万近くする時点でビューカードゴールドに乗り換えた方が得だという事に今更気がついたわ
— カーくん (@kaakun_2nd) November 19, 2024
年会費の元取れるし
あ???神すぎんだろ
— しまじゃきっぷ (@obknt_strip) November 16, 2024
ビューカードゴールドの特典が一気に入った pic.twitter.com/fMVibLSseJ
上記はいずれもリニューアル後の口コミですが、
- ボーナスポイントやJR関連のポイント優待の充実
- JCBブランドだけでなく、Visaブランドを選択可能となった
といった点については、好評の声がとても多かったです。
以前は「JCBブランドしか選べない」ことへの不満も多かったのですが、この問題が解消された形ですね。
一方、リニューアルに関するあまり良くない口コミとしては、
- 前のデザインの方が好きだった
- カードに定期券を搭載できなくなった
といった内容がちらほら見受けられた形です。
たしかに新デザインはぱっと見、どこのカードか分かんないよね
そのうち慣れるとは思うけども
ビューカードゴールドに関するよくある質問と回答
ここからはビューカードゴールドに関連する、よくある質問にお答えしていきます。
ビューゴールドカードプラスからのリニューアルで変わった点について教えてください。
今回のリニューアルで変化したことはカード名を除くと、
- JCBブランドだけでなく、Visaブランドを選択可能となった
- Suica付帯(タッチ決済なし)カードだけでなく、「Suica付帯なし・タッチ決済あり」カードを選択できるようになった
- 定期券機能を付帯できなくなった
- カードデザインが大きく変わった
といったところでしょうか。
年間決済額400万円達成時の「選べる特典」も変化していますが…。
こちらはもともと1年ごとに変化するという仕様でしたので、リニューアルによる変化にはカウントしていません。
ビューカードゴールドは家族カードの発行に対応していますか?
はい、対応しています。家族カードは申し込み時の他、任意のタイミングでの追加発行も可能です。
ビューカードゴールドの家族カード年会費は、
- 1枚目は無料
- 2枚目以降は3,300円
と設定されています。
ご家族と「年間決済額400万円」等を目指してみるのも良いですね!
ビューカードゴールドの「選べる特典」にプライオリティパスは含まれないのですか?
2024年度分の「選べる特典」にプライオリティパスは存在したのですが、2025年分ではしれっといなくなっていました。
年会費2万円台のカードでも「プライオリティパス」の継続が難しくなっている今、やはりこのサービスの提供は負担が重かったようです。
手持ちのビューゴールドプラスカードをビューカードゴールドに切り替えられますか?
有効期限の到来の他、磁気不良や紛失などのトラブルが生じた場合、これから発行されるカードは自動的に「ビューカードゴールド」となります。
ただし、
- JCBブランドからVisaブランドに移行したい
- Suica付帯カードから「タッチ決済」機能付きカードに移行したい
という場合には、新たにビューカードゴールドに申し込み直す(+その後、手持ちのカードを任意で解約する)必要があります。
参考元:ビューカード公式サイト
「定期券機能付き」のビューゴールドプラスカードを使用しています。更新時にどうなりますか?
ご安心ください。継続や再発行などの場合に限り、定期券機能付きカードを存続できます。
画像引用元:ビューカード公式サイト
この仕様を見る限り、リニューアルにあたって定期券付きカードを発行することは「できるけどやらなかった」ことが分かりますね。
もう皆モバイルSuicaで電車に乗ってるんですかね?
ビューカード ゴールドのまとめ
- ビューカードのゴールドカードは2024年11月にリニューアル!
タッチ決済への対応やVisaブランドの追加でより多くの人にとって利用しやすくなった - 特にチェックしたい特典は切符などの最大10%還元やボーナスポイントサービス。
もし年間決済額400万円を達成できるなら、ゴールドカード離れした「選べる特典」も◎
リニューアルによって、より多くの方から申し込みやすくなった「ビューカードゴールド」。
ボーナスポイントを獲得できそう、かつJR東日本の各サービスを利用する機会が多いなら、ぜひチェックしたいメインカード候補と言えるでしょう。
年会費 | 11,000円 | 基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | Visa JCB |
還元ポイント | JRE POINT |
発行元 | 株式会社ビューカード |
申込条件 | 満20歳以上の安定した収入のある方 |
※タッチ決済(VisaまたはJCB)はSuica付帯との選択制
- 【2025年1月31日申し込み分まで】新規入会で最大25,000円相当のJREポイントが貰える
- 年100万円決済時、5,000円相当のJREポイントプレゼント
さらに年間決済額に応じて合計最大17,000円相当のポイントが貰える - 東京駅のビューゴールドラウンジを利用可能
- ゴールド専用のビューカード会員限定特典
- 「えきねっと」またはモバイルSuicaを使った切符・定期券の購入で最大10.0%還元
- 国内空港ラウンジサービス
- 年間決済額が400万円以上なら「選べる特典」が追加
(ホテルステイ、ランチ・ディナーやポイント付与など)
- Suicaオートチャージ可
- Suica搭載カードを選択可(タッチ決済との選択)
- JREポイントカード機能付き
- モバイルSuicaへのチャージ、またはSuicaオートチャージで1.5%還元
- 「JRE MALL」「JRE MALLふるさと納税」にて最大3.5%還元
:ゴールドカード限定特典
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