
ANA JCB CARD Preciousとは、2025年から発行開始となった特別なANA JCBカード。
完全招待制であるこのカードへ申し込むには年間300万円以上の決済が必要と、申し込みのハードルは高いです。
今回はそんな「ANA JCB CARD Precious」について、既存のゴールドカードにない特典はもちろん、デメリットや下位カードとの損益分岐点に至るまで、できる限り分かりやすくまとめました。
目次
1分で分かる!ANA JCB CARD Precious(プレシャス)と招待の条件

ANA JCB CARD Preciousは一言で言うと、「ANAのゴールドカードにJCBのプラチナ特典等を追加した完全招待制カード」です。


カードの立ち位置としては、「ANA側から見るとゴールド・JCB側から見るとプラチナ」と言ったところでしょうか。
- これまでより効率よく、ANAのマイルを貯めたい
- コンシェルジュや海外ラウンジなどのプラチナ特典を利用したい
という方であれば、「ANA JCB CARD Precious」への招待を狙ってみるのも良さそうです。
このカードへ申し込むには、「ANA JCB ワイドゴールドカード」を年間※300万円以上利用し、JCBからの招待を受ける必要があります。
ソラチカカードや各種SFC(スーパーフライヤーズカード)は招待の対象外ですのでご注意ください。
※集計期間:12月16日~翌12月15日
ANA JCB CARD Preciousの主な特典とメリット

ここからは、ANA JCB CARD Preciousの主な特典や利点について解説していきます。

基本的には「ANA JCB ワイドゴールドカード」に無いメリットを紹介しています!
年間300万円の決済を条件にマイル還元率が1.2%相当に
ANA JCB CARD Preciousでは、年※300万円以上の決済を条件にマイル還元率が1.2%相当にアップします。
- 200円につき1の「J-POINT」還元
1ポイント→2マイルとして交換可能
(自動移行も可) - 【年※300万円の決済で】年間決済額の合計に対し、1,000円につき2マイルを一括付与
※集計期間:12月16日~翌12月15日
下位カードにあたる「ワイドゴールドカード」のマイル還元率は、最大でも1.0%。
年300万円の決済は前提となるものの、「より効率よくマイルを貯められる」ことは大きな利点です。
→ANA JCB CARD Preciousとワイドゴールドカードの損益分岐点
継続特典のボーナスマイルは5,000マイルにアップ
ANAカードの会員は、年会費を支払ってカードを「継続」する際にボーナスマイルを受け取れます。
そして「Precious」の場合、継続特典のボーナスマイルは5,000マイル。
下位カードにあたる「ワイドゴールドカード」の継続特典(2,000マイル)と比べると、実に2.5倍相当です。

カードを継続するだけでも、ワイドゴールドより3,000も多くのマイルがもらえるというわけですね!
海外空港ラウンジサービス(プライオリティパス)は無料で利用可能
ANA JCB CARD Preciousの会員には、プライオリティパスのプレステージ会員資格、つまり海外空港ラウンジを何度でも無料で使える特典が適用されます。
これらのラウンジでは、
- アルコールを含む飲食物の食べ・飲み放題
- 快適なオフィス環境
- シャワールーム
等を利用可能(詳細はラウンジごとに異なります)。
特に国際線の乗り継ぎ等を利用する機会があるなら、ぜひ活用したいサービスと言えます。

実際にわたしがイスタンブール空港のラウンジを利用してきた体験談は、以下のページでご覧いただけます!
評判の良いコンシェルジュサービスをはじめプラチナ特典も適用
ANA JCB CARD Preciousは「ANA側から見るとゴールドカード、JCB側から見るとプラチナカード」という、少し変わった立ち位置の1枚。
ということで、以下のJCBプラチナ特典が余すことなく適用されます。
- 24時間対応のコンシェルジュサービス
- 対象レストランで2名分以上のコース料理を予約したとき、1名様分無料
- ラグジュアリーホテルの予約サービス「HoteLux」で使える合計クーポンを毎年付与(年間合計1万円分または2万円分・詳細問い合わせ中)
さらにHoteLux「Elite」会員資格の適用 - 国内空港ラウンジサービスは「同伴者1名も」無料
- 対象の海外のラグジュアリーホテルにおいて特別優待
- 京都駅の「JCB Lounge 京都」を利用可能
- 銀座の「JCB GINZA LOUNGE」を利用可能
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン JCBラウンジを利用可能
┗USJなら「パートナーラウンジ」も利用可能 - 【要・会員内での利用実績と招待】三ツ星レストランでのお食事や列車の旅などへの案内
特にJCBのコンシェルジュサービスは評判が良いので、積極的に活用できると良いですね。

JCBプラチナやその特典については、以下のページで詳しく解説しています。
最大1億円の付帯保険の内容はゴールドカードよりさらに強化
ANA JCB CARD Preciousには、ゴールドカードの付帯保険を上回るプラチナ相当の保険が適用されます。
※太字:JCBゴールドより限度額が高い項目
JCBの保険はゴールドカードの時点で優秀ですが、プラチナカードはその細部がさらに強化された形ですね。
ただし海外旅行保険・国内旅行保険ともに、自動付帯ではなく利用付帯である点については注意が必要です。

保険の適用には、事前に旅行代金などを「Precious」カードで支払っておく必要がある…ということですね。
詳細・参考元:JCB公式サイト
「ANAトラベラーズ」で使える特別なクーポンの付与も
ANA JCB CARD Preciousの特別な特典として挙げられるのが、「ANAトラベラーズ」で使える割引クーポンの付与。
…なのですが、この記事を執筆している2026年現在、今年の分の詳細がいまだ公開されていません。
ということで、参考として去年の特典情報を紹介させて頂きます。
- ANA「国内ダイナミックパッケージ」「海外ダイナミックパッケージ」で使えるクーポンの付与
付与金額:最大25,000円分(予約内容による)
予約期間:2025年6月2日(月)10:00〜2025年9月30日(火)
出発期間:2025年7月1日(火)〜2026年1月31日(土) - その他ANAカードイベント当選確率アップ特典あり(2025年限定)
予約期間や出発期間が限定的ということもあり、活用できる方は限られるかもしれませんが…。
貴重なANA主導の「Precious」特典ということで、チェックして損はないでしょう。

ANA提供の「Precious」限定特典の最新情報については、こちらの公式サイト からご確認いただけます。
もちろんJCBワイドゴールドと共通の特典も利用できる
ANA JCB CARD Preciousでは、もちろん「ANA JCB ワイドゴールドカード」と共通の特典も利用可能です。
Preciousにアップグレードを行っても、これまでの特典が利用できなくなる…といったリスクはありません。

ただしスーパーフライヤーズカード(SFC)の発行には対応していないため、こちらを狙っている方は注意が必要です。
→ANA JCB CARD Preciousのデメリットと注意点
ANA JCB CARD Preciousのデメリットと注意点

ここからは、ANA JCB CARD Preciousへの入会を狙う上で知っておきたいデメリットや注意点を解説していきます。
SFC(スーパーフライヤーズカード)の発行はなし
2026年現在、ANA JCB CARD PreciousにはSFC(スーパーフライヤーズカード)の用意がありません。
SFC限定のカードをお探しなら、ゴールドカードもしくはプレミアムカード(プラチナカード)を選択する形となります。
| 条件1 | 年間プレミアムポイント「50,000」(うちANAグループ運航便25,000以上)の獲得 ※参考:早割利用時の福岡→東京で獲得できるプレミアムポイントは850 |
| 条件2 | ANAグループ運航便のみで年間プレミアムポイント「30,000」を獲得。 さらに、 ・ANAカード/ANA Payを年400万円以上利用 ・所定の「ライフソリューションサービス」を7つ以上使用 という条件を満たす |
※いずれか一方の達成でSFCへの申し込み可

ちなみに、
・JCB以外のブランド(Visa等)のSFC
・ANA JCB CARD Precious
の同時所有は可能です。
SFCに入会しやすくなる要素も特にない
年会費が安いワイドゴールドカード等に比べ、「PreciousだからSFCに入会しやすくなる」要素は特にありません。
もちろんANA JCB CARD Preciousを所有しつつANAの利用実績を積み、SFCを狙うことは可能ですが…。
「ANAの上級会員を狙う」ことと、「Precious限定のメリットや特典」は、分けて考えた方が良いでしょう。


基本的には「JCBのプラチナ特典」を活用したい人向けってことだね
JCBブランド限定なので海外では使いづらい部分も
ANA JCB CARD PreciousはJCBブランド限定のカード。
こちらは日本発祥のカードブランドということで、どうしても海外での加盟店数は、他ブランドに届きません。
海外に行く機会がある場合には、VisaやMastercardのサブカードを用意しておけると良いですね。

▲全世界の加盟店数比較。
MastercardやVISAに比べ、JCBの加盟店数が非常に少ないことが分かります。
画像引用元:Mastercard公式サイト
ANA JCB CARD Preciousとワイドゴールドカードの損益分岐点

ANA JCB CARD Preciousの年会費は39,600円。
下位カードにあたるANA JCBワイドゴールドカード(15,400円)と比べると、2万円以上の価格差があります。
ということでここからは、「年会費の差を加味しても、ANA JCB CARD Preciousを選んだ方がお得となる損益分岐点」を計算してみましょう。
マイル還元率を基準とした損益分岐点は「年間455万円以上の決済」
前年の決済額を300万円以上と仮定した場合、ANA JCB CARD Preciousのマイル還元率は1.2%と、ワイドゴールドカード(1.0%)を0.2%上回ります。
- 前年度決済額300万円以上
- 1マイル=2円相当
- 毎年のボーナスマイルの差も加味
(Preciousは5,000マイル、ワイドゴールドは2,000マイルの付与)
という条件で「Precious」を選んだ方がお得となる年間決済額Xを計算すると、
- X×(0.012×2)+(5,000×2)≧X×(0.01×2)+(2,000×2)+(39,600-15,400)
を解いてX≧4,550,000
つまり目安として、年間455万円以上ANAカードを利用する方であれば、ワイドゴールドより「Precious」を選んだ方がお得と言えます。

とは言えPrecious限定の特典(海外空港ラウンジ等)を利用できるなら、実際の損益分岐点はより低くなりますよ!

あくまで「決済額だけで」年会費の差を埋めようとする場合の話ってことだね
海外空港ラウンジサービスを基準とした損益分岐点は「目安として年4回のラウンジ利用」
「ワイドゴールド」の会員は海外空港ラウンジの利用に35$が必要な一方、「Precious」会員であれば、これらのラウンジを何度でも無料で利用できます。
- 35$=5,500円相当として計算
- 毎年のボーナスマイルの差も加味
(Preciousは5,000マイル、ワイドゴールドは2,000マイルの付与) - 1マイル=2円相当として計算
を前提に、「Precious」を選んだ方がお得となる海外空港ラウンジの年間利用回数Xを計算すると、
- X×0+(5,000×2)≧(-5,500×X)+(2,000×2)+(39,600-15,400)
を解いてX≧3.309…
ということでボーナスマイルの差まで加味すると、年間4回以上「海外空港ラウンジサービス」を利用することで、年会費の差を逆転できると言えます。
ANA JCB CARD Preciousと上位・下位のANAカードの比較

ANA JCB CARD Preciousと、上位・下位にあたる「ANA JCBカード」を簡単に比較してみました。
それぞれ年会費の差が大きいので、何とも言いづらい部分はありますが…。
ANA JCB CARD Preciousの利点は何といっても、プレミアムカードより安い年会費で、
- マイル還元率アップ
(※要・前年度に300万円以上の決済) - プレミアムカードと共通の、JCBのプラチナ特典を利用可能
(コンシェルジュサービス、海外空港ラウンジetc)
といった部分でしょう。
JCBプラチナの特典を主眼に置いてANAカードを選ぶなら、ANA JCB CARD Preciousは非常に有力な選択肢となってくれます。
その一方で、
- スーパーフライヤーズカードを作りたい
(ゴールド・プラチナはともにSFC対応) - JCBの特典より、ANAの特典を重視したい
という場合には、「ワイドゴールド」や「プレミアム」カードの方が希望に適いやすいでしょう。
ANA JCB CARD Preciousに関するよくある質問と回答

ここからは、ANA JCB CARD Preciousに関連するよくありそうな質問にお答えしていきます。
SFC(スーパーフライヤーズカード)の会員はANA JCB CARD Preciousを作れますか?
基本的には作成可能です。
ただしJCBの公式サイト を見たところ、「JCBのANAカード」は複数枚所有することができない模様。
つまり既存のSFCがJCBブランドである場合に限り、「ANA JCB CARD Precious」への申し込みは不可となります。
ソラチカゴールドカードからANA JCB CARD Preciousへの招待を受けられますか?
いいえ。ソラチカカードの会員は、残念ながらANA JCB CARD Preciousの招待を受けることができません。

2枚持ちが可能という点を見ても、ソラチカカードは「完全に別系列」扱いなようですね。
SFCのゴールドカード(JCB)からANA JCB CARD Preciousの招待を受けられますか?
いいえ。残念ながらSFCのJCBカードも、ANA JCB CARD Preciousへの招待の対象外です。
ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)およびANA JCB スーパーフライヤーズ ゴールドカードは招待対象外になります。
引用元:ANA公式サイト
ANA JCB CARD Preciousと別のANAカード(SFC含む)を同時に保有できますか?
他の系列、つまり「ANA JCBカード」シリーズでないANAカードなら、重複保有が可能です。
つまり、
- Visa・Mastercard・Amex・Dinersといった他ブランドのANAカード(SFC含む)
- ソラチカカード
(同じ発行元ながら公式サイトに言及あり )
とであれば、グレードを問わずANA JCB CARD Preciousとの二枚持ちができるわけですね。
ANA JCB CARD Preciousのまとめ

- ANA JCB CARD Preciousは、JCBのワイドゴールドカードにJCBプラチナの特典を追加したような1枚。
評判の良いコンシェルジュサービスや、ホテル・レストラン等での豪華特典を利用できる - 年間決済額300万円を達成可能なら、マイル還元率は1.2%に。
目安として年間決済額455万円以上なら、年会費の差を加味しても下位カードより「Precious」の方がお得か - 注意点はSFC(スーパーフライヤーズカード)の用意がないこと。
また下位カードに比べ、SFCに入会しやすくなる要素も特になし
ANA JCBカードの隙間(年会費15,400円のゴールド→77,000円のプラチナ)を埋める形で登場した「ANA JCB CARD Precious(プレシャス)」。
入会のハードルは「12月16日~翌12月15日の間に、JCBのワイドゴールドカードで300万円の決済」と高いものの…。
最低限の年会費でANAのゴールド特典と、JCBのプラチナ特典を活用したいなら、狙ってみて損のない1枚と言えそうです。


年会費 | 39,600円 | マイル還元率 | 1.0% (前年度決済額300万円未満) 1.2% (前年度決済額300万円以上) |
国際ブランド | JCB |
還元ポイント | ANAマイル (またはJ-POINT) |
|
発行元 | 株式会社ジェーシービー |
申込条件 | 完全招待制 |
ANA JCB ワイドゴールドカードを年間※300万円以上利用した方のみ申し込み可
※集計期間:12月16日~翌12月15日
- カード入会・継続で5,000マイルプレゼント
- 年間決済額300万円以上で翌年のマイル還元率が1.2%に
- 海外空港ラウンジサービス
- コンシェルジュサービス他
JCBプラチナ相当のホテル・レストラン優待など - 「ANAトラベラーズ」割引クーポンの付与
(国内/海外ダイナミックパッケージにて利用可・各種条件あり)
- ANAのフライトマイル+25%
- 国内空港ラウンジサービス(無料)
- 対象の免税店 が10%オフ
- 年間30,000以上の「プレミアムポイント」獲得で「ブロンズサービス」メンバーのステイタスを獲得可能
- 国内外20万以上のお店やサービスで優待
- 航空機遅延補償を含む最大1億円の保険が付帯
- セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
- 対象の空港内ショップや機内販売の割引
:ワイドゴールドカード(JCB)にない特典
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