ピーチカードとは?会員限定セールやベーシック会員・プレミアム会員の選び方も解説!

ピーチカードの特徴とメリットの概要

ピーチと言えば、日本国内のみならず、一部のアジア圏にも就航しているLCC(格安航空会社)

値段が安い分、サービス面等は大手に遅れる部分もありますが、単に「安く移動したい」場合にはピーチで十分、ということも多いでしょう。

今回はそんなピーチをもっとお得に利用できる「ピーチカード」の特徴や選び方を、わかりやすくまとめました。

ピーチカードの特徴の概要(年2回の会員サービスやコーヒーサービスを利用したい方向け・サブカード向け)
ピーチカードの特徴の概要(年2回の会員サービスやコーヒーサービスを利用したい方向け・サブカード向け)

1分で分かる!Peach CARD(ピーチカード)

ピーチカードの特徴の概要(年会費・還元率・特典)

ピーチカードは基本的に、「ピーチで使えるポイントを貯める」…というよりも、独自の特典・キャンペーンを目当てに利用したいクレジットカードです。

Peach CARD
このカードのメリット
  • 年2回(または4回)の会員限定セールに参加できる
  • ピーチ利用時に無料コーヒーサービス
  • ベーシック会員なら年会費無料
このカードのデメリット
  • 基本のポイント還元率は低め
    (ベーシック会員なら0.5%)

前提として、ピーチにはANAやJALといった「マイル」のサービス自体が存在しません。

代わりに「ピーチポイント」というポイントサービスはありますが、ピーチカードの還元率自体は原則0.5%と低めです。

結果的にピーチカードは、「会員限定セール」「機内でのコーヒーサービス」といった独自の特典を利用したい方におすすめの1枚と言えるでしょう。

デメリット

日常の決済に!…というよりは、会員セール等を狙ってピンポイントに使用するカードとなりそうです。

ただし有料のプレミアムカードを選ぶ場合であれば、メイン使いも視野に入りますよ!

ピーチカードの主な特典とメリット

ピーチカードの主な特典とメリット

ここからはピーチカードの会員に適用される、主な特典やサービスについて詳しく見ていきましょう。

年2回(プレミアムなら4回)の会員限定セールに参加できる

画像引用元:ピーチ公式サイト

ピーチカードの会員は、年に2回(プレミアム会員なら年4回)実施される会員限定の航空券のセールに参加可能。

その内容は毎回変動するのですが、2025年1月に実施された分だと、

  • 国内線の片道運賃が最低3,490円~
    (成田⇔福岡や成田⇔那覇なら4,890円~)

という料金が設定されていたようです。

ちなみに
・セール期間は2025年1月16日~19日の3日間
・搭乗期間は2025年2月1日~10月25日
という仕様でした。

セール期間はなかなかシビアですが、「お得にピーチを利用したい」という場合には、こういったセールを活用できると良いですね。

セール情報を見逃さないよう、メール等はこまめにチェックしておきたいところです。

ピーチの機内でホットコーヒーの無料サービスを受けられる

ピーチカードの会員は以下の条件を満たすことで、ピーチの機内にて1杯分のホットコーヒーのサービスを受けられます(年間20杯まで)。

コーヒーサービスを受ける条件
  • 毎年11月1日から翌年10月31日までの1年間に、ピーチカードを「合計3万円以上」使用する
  • その後12月頃にメールで送られてくる「コーヒーPASSカード」をGET
  • ピーチの機内販売の際に、「ピーチカード本体」と「コーヒーPASSカード」を提示

ピーチはANAやJALと違って、無料のドリンクサービスがありません。

このことを加味すると、(多少の条件はありますが)「無料でコーヒーがもらえる」というのは、地味ながら嬉しい特典と言えます。

ピーチの機内食はいつでも10%オフ

ピーチカードを使用し、ピーチで機内食を注文すると10%オフの割引を受けられます。

機内食を利用する機会があるのなら、上記のコーヒーサービスを併せて活用したい特典と言えそうです。

年間決済額に応じ最大4,000円(プレミアムなら1万円)のボーナスあり

ピーチカードの会員には、以下の通り年間決済額に応じたボーナスが用意されています。

ピーチカードの年間利用特典
ベーシック会員
(年会費無料)
プレミアム会員
(年会費5,500円)
年間決済額
3万円
コーヒー無料サービス(年20杯まで)
年間決済額
30万円
PEACH SHOP ONLINEの500円オフクーポン付与
年間決済額
50万円
4,000円分のピーチポイント付与10,000円分のピーチポイント付与

年間決済額が50万円ピッタリであれば、ベーシック会員であっても、

  • 通常決済分の2,500ポイント
    (Visaブランド選択時)
  • 年間ボーナスの4,000ポイント

を併せて1.3%相当の基本還元率を達成可能。

無料カード最高峰のリクルートカード(1.2%還元)を上回りますね!

…ではあるのですが、その仕様上、年間決済額が「50万円を上回るほど」還元率がかえって下がってしまう点には注意が必要。

多くの方にとって「ピッタリ50万円」に近い調整はかなり面倒なので、はじめからコーヒーサービスのみを狙う形の方が無難かと思います。

提案

要するにピーチカードは、
・年間3万円程度
・年間50万円を「大きく超えない」程度
使用するのがおすすめ、ということですね!

ピーチカードの年間決済額ごとの実質還元率の推移を示すグラフ

▲年間決済額ごとの実質還元率。
(ベーシックカード/ボーナスポイント加味あり)
年間決済額が増えれば良い…わけではないことが分かります。

最大2000万円または3000万円の海外旅行保険も付帯

ピーチカードには、

  • 最大2000万円(Visaブランド)
  • 最大3000万円(JCBブランド)

海外旅行保険が付帯しています。

最低限の治療費補償等も付いているようですので、海外に行く際にも安心をプラスすることができるでしょう。

ただしいずれも「利用付帯」ですので、保険が適用されるためには、あらかじめ旅行代金等をピーチカードで支払っておく必要があります。

ちなみに国内旅行保険は付帯しません。

ピーチカードはJCB・Visa(三井住友)のどっちがいい?

貯めたポイントは「ピーチポイント」に交換できる

ピーチカードを使っても、直接「ピーチポイント」が貯まるわけではありません。

ピーチカードのポイントシステムは以下の通り、発行元ごとに規定されています。

ピーチカードのポイントシステム
Visa(三井住友)JCB(ジェーシービー)
貯まるポイントVポイント
(三井住友カードのポイント。旧Tポイント合併
Oki Dokiポイント
(ジェーシービーのポイント)
ポイントの貯まり方200円につき1ポイント還元1,000円につき1ポイント還元
ピーチポイントへの交換200P(Vポイント)
→200P(ピーチポイント)
200P(Oki Doki)
→1,000P(ピーチポイント)
※プレミアム会員なら1,600P

一見分かりにくいですが、要するに

  • VisaもJCBも、すべてのポイントをピーチポイントに交換する場合の実質還元率は「0.5%」
  • ただしJCBのプレミアムカード(年会費5,500円)のみは、基本還元率0.8%

となるわけですね。

もちろん貯めたポイントを、すべてピーチポイントに交換する必要はありません。

ちなみに2種類のポイントを比べると、使い勝手が良いのは明らかにVポイントの方。
貯めたポイントはピーチポイントとの交換の他、1円単位でキャッシュバック・お買い物等に使用できます。

ピーチカードはJCB・Visa(三井住友)のどっちがいい?

ピーチカードのデメリット・注意点

ピーチカードのデメリット・注意点

ここからは、ピーチカードを使用する上で知っておきたいデメリットや注意点について、簡単に解説していきます。

基本還元率は0.5%と低めで基本的にはサブカード向け

先述の通り、ピーチカードの還元率は原則として0.5%JCBプレミアムカードを除く)。

あたりと比べると、決して高い数字とは言えません。

そのため基本的にピーチカードは、「会員限定セール」「コーヒーサービス」等の特典のため、サブカードとして使用することが推奨されます。

デメリット

「年間決済額50万円を大きく超えない」のであれば最大1.3%還元も実現できますが…。
支払い管理等の面を考えると、上級者向けのテクニックです。

ただし「とにかくピーチで使えるポイントを貯めたい!」という場合には、メインカードとしてピーチカードを使うのもアリでしょう。
この場合には、JCBのプレミアムカードの選択が推奨されます。

セールでも発券手数料などは別途発生する

一見魅力的なピーチのセールであっても、「支払い手数料」「発券手数料」「空港使用料」等が別途上乗せされます。

セール期間に限ったことではないものの、広告に表示された金額そのままで搭乗できるとは限らないため注意が必要です。

LCCあるある・決済画面まで進むと「最初の値段と全然違うやんけ~」

デメリット

その他地方民としては、成田空港のアクセスの悪さについても注意喚起しておきたいところです。
成田→都心で平気で3,000円以上かかるから…。

ピーチカード「ベーシック会員」「プレミアム会員」の違いと選び方

ピーチカード「ベーシック会員」「プレミアム会員」の違いと選び方

ピーチカードには、「ベーシック会員(ベーシックカード)」「プレミアム会員(プレミアムカード)」の2種類があります。

ピーチカードの比較
ベーシック会員
(Peach CARDベーシック)
プレミアム会員
(Peach CARDプレミアム)
デザインPeach CARDベーシックの券面イメージPeach CARDプレミアムの券面イメージ
年会費永年無料5,500円
※Visa初年度のみ4,125円
基本還元率0.5%0.5%
(Visa)
0.8%
(JCB)
年間50万円決済ボーナス4,000円相当10,000円相当
会員セール年2回年4回
その他年会費無料でピーチカードの特典を利用したい方向けピーチで使えるポイントをガンガン貯めたい方向け

※コーヒーサービス・付帯保険は共通
(Visa最大2000万円/JCB最大3000万円)

多くの方にとって、申込先は無料の「ベーシックカード」で十分。

ですが、ピーチの利用頻度によっては特典が強化される「プレミアム会員」を選ぶのもアリでしょう。

ピーチカードはVisa(三井住友)・JCBのどっちがいい?

ピーチカードのグレード別・おすすめ国際ブランドの一覧表

ピーチカードにはベーシック/プレミアム会員の他、発行元・国際ブランドの選択肢も存在します。

ここからは「Visa」「JCB」それぞれのピーチカードの違いや選び方について、簡単に解説します。

ベーシック会員なら汎用性の高い「Visa」ブランドの方が使いやすいか

年会費無料のベーシック会員を選ぶなら、おすすめはVisaブランド(三井住友カード発行)のピーチカード。

その理由は、

  • 200円につき「1円相当の1ポイント還元」で分かりやすい
  • 貯めた「Vポイント」は、ピーチポイント以外にもキャッシュバックやお買い物で簡単に使える
  • Visaブランドは国内のみならず、海外でも使用しやすい

といった部分にあります。

ピーチカードの特典自体はVisaもJCBもほぼ同じ。
それならポイント等の使い勝手が良いVisaがおすすめ、ということですね!

プレミアム会員ならポイントの交換レートが上がる「JCB」がおすすめ

プレミアム会員を選択し、ピーチポイントを効率的に貯めたいのなら、実質0.8%還元が可能な「JCBブランドのプレミアムカード」を選ぶのが良いでしょう。

このカードにおける「年間決済額50万円」時の実質還元率は、

  • 通常還元分の4,000円相当
  • ボーナスポイント分の10,000円相当

を加味すると、最大2.8%に上ります。
(もちろん年間決済額が50万円を大きく超えると、数字は下がっていきますが)

その他会員限定セールに多く参加できることもあり、「ピーチでのお得さ」を最優先とするなら、最適解の1枚となってくれます。

Visaブランドのプレミアムカードは、基本還元率が0.5%のまま据え置きですのでご注意ください。

ピーチカードの審査は甘い?厳しい?

ピーチカードの審査は甘い?厳しい?

ピーチカードの発行元は大手「三井住友カード」または「ジェーシービー」。

またSNS上に「謎審査」の評判も特にないことから、審査基準は極めてスタンダードなものと考えられます。

Visaブランドの場合、申込み条件は「満18歳以上の方(高校生は除く)」のみということで、高い収入などが要求されることもないでしょう。

ちなみに三井住友カードの標準カード(三井住友カードNL)では、
・学生
・フリーター
・無職
といった方の審査通過報告も多いです。

ただしJCBブランドの方の申し込み条件は、「18歳以上でご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方。」とやや厳しめ。

審査に自信がないのなら、Visaブランドを選ぶのが無難かもしれません。

ちなみに入会条件や限度額設定等を見るに、プレミアム会員であっても審査内容に違いは無さそうです。

こちらもチェック!

ピーチカードの口コミ・評判

ピーチカードの口コミ・評判

ここではピーチカードを実際に使用している方の、口コミ・評判を見てみましょう。

見たところ、SNS上のピーチカードユーザーはほとんど「ベーシック会員」。

またこのカードの価値を、「コーヒーサービス」「会員限定セール」といった独自の特典に置いていることは間違いないでしょう。

ただし口コミの中には、「カードを作ったはいいけどセールに参加できない」「イマイチ恩恵を感じられない」という内容も見受けられました。

デメリット

実際ピーチを利用する機会が少ない方が、ピーチカードの恩恵を受けづらいのは確かだろうと思います。

ピーチカードに関するよくある質問と回答

ピーチカードに関するよくある質問と回答

ここからは、ピーチカードに関するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

ピーチカードは家族カードの発行に対応していますか?

はい、対応しています。

ベーシック会員の場合、家族カードの年会費は本カードと同じく無料。

一方プレミアム会員の場合、家族カードの発行には880円の年会費が発生します。

ピーチカードの利用限度額はいくらまでですか?

Visaブランドの場合、ピーチカードの利用限度額(利用可能枠)は10万円~80万円です(ベーシック・プレミアム共通)。

JCBブランドの方は非公開ですが、一般カードの限度額は10万円~高くても100万円程度が標準と考えて良いでしょう。

ピーチカードのプレミアムカードはゴールドカードですか?

いいえ。プレミアム会員となっても追加されるのは原則ピーチ関連の特典のみで、カード会社側のサービスは変動しません。

そのためプレミアム会員向けのカード(プレミアムカード)も、ゴールドカードではなく「一般カード」の一種となります。

またピーチの提携カードに、ゴールドカードは存在しません。

プレミアム会員となってもカード会社側のサービス、具体的には
・利用可能枠
・付帯保険
・電話の繋がりやすさ
等が据え置きな点にはご注意ください。

ピーチカードのまとめ

ピーチカードのまとめ(おすすめの層や特徴)
ピーチカードのまとめ(おすすめの層や特徴)
ピーチカードのまとめ
  • ピーチカードは基本的に、「会員限定セール」「コーヒーサービス」などの独自の特典のために作りたいクレジットカード
  • グレード・ブランドが2種類ずつ存在するが、
    ・基本的には「Visaのベーシック会員」
    ・ピーチのヘビーユーザーなら「JCBのプレミアム会員」
    が有力候補か
  • 基本還元率は低めだが、上級者なら「年間決済額50万円を大きく超えない」ことでボーナスポイントを活かすのもアリ

100%使いこなすための難易度はやや高いものの、年会費無料のベーシックカードなら、「持っておいて損はない」ピーチカード。

その特典やサービスを上手く活用し、よりお得に飛行機を利用したいところです。

ピーチカードとの提携?無いよ!!!
(企業様方、お声掛けお待ちしております!!)

Peach CARDベーシック
Peach CARDベーシックの券面イメージ
年会費
永年無料
基本還元率
0.5%
国際ブランド
VISA
還元ポイント
Vポイント
(Visa)
Oki Dokiポイント
(JCB)
発行元
三井住友カード株式会社
株式会社ジェーシービー
申込条件
満18歳以上の方(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険※
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay

※海外でのお買い物、または3回以上の分割払いやリボ払いのみが対象
(Visaの場合)

主な特徴と特典
  • 新規入会で1,000円相当のピーチポイントプレゼント
  • 年に2回の会員限定・航空券セールに参加できる
  • ピーチの機内でコーヒー1杯プレゼント
    (要・年3万円以上の決済/年20杯まで)
  • 年間30万円以上の決済で、PEACH SHOP ONLINEで使用できる500円クーポンプレゼント
  • 年間50万円以上の決済で4,000円相当のピーチポイントプレゼント
  • ピーチの機内販売10%オフ

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