【詐欺】総務省の電波監理審議会を名乗る電話が来たよ【2時間で電話が止まる】

    実家に総務省を名乗る不審電話が来たときのイメージ

    総務省からの重要なお知らせになります。

    こちらは総務省電波監理審議会です。あと2時間で、現在お使いになられている電話機、すべての通信サービスを停止させて頂きます。

    オペレーターとの通話をご希望の方はダイヤル1を押してください。

    実家の電話に、自動音声でこんな留守電が入っていたので書き起こしてみました。

    分かる方は分かると思うのですが、詐欺あるいは不法行為に繋がる電話です。結論から言うと無視するのがベストだよ!

    …とは言え気になる方もいるかと思うので、この電話が詐欺と言える根拠を説明していきます。

    総務省電波監理審議会は個人を相手にするような組織ではない

    今回勝手に名前を使われた「総務省電波監理審議会」は、以下を所掌事務(主な仕事)としている組織です。

    総務省電波監理審議会のお仕事
    • 総務大臣の諮問(必要的諮問事項)に対し答申すること。
    • 必要的諮問事項に関する事項について総務大臣に必要な勧告を行うこと。
    • 総務大臣が実施する電波の利用状況調査結果に基づき電波の有効利用の程度の評価を行い、総務大臣に対し有効利用評価に関する事項について必要な勧告を行うこと。                        
    • 電波法及び放送法に基づく総務大臣等の処分に対する審査請求について審理及び議決すること。

    え?なんて?難しくて何言っているか分からない…というかんじですが、まあ個人に向けてどうこうする組織でないことは分かるかと思います。

    わたしもまったく分からないけれど、たぶん官僚のめっちゃ偉い人たち

    デメリット

    よくこんな組織の名前を引っ張り出してきたな…

    「お使いの電話すべて」のサービスを停止することは現実的でない

    うちに入った留守電には「現在お使いになられている電話機、すべての通信サービスを停止」するというメッセージが入っていました。

    ですが固定電話の契約者である父一人に連絡が入った、と仮定しても、父は

    • 固定電話を契約しているJCOM
    • 携帯電話を契約しているau(UQモバイル)

    の2社と契約を結んでいます。

    どちらか一方から「電話を止めますよ」という連絡が入るならまだしも、どういう権限で2社に対し、たった2時間で圧力を掛けられるのか謎と言わざるを得ません。

    行政には民間業者にない強制力もありますが、その行使には必ず法律という後ろ盾が必要ですからね。
    電話を止める根拠くらい言いなよ!

    デメリット

    ただしより巧妙な手口だと、NTTを名乗ったり、料金未払いを伝えたりする場合もあるようです。
    本当に契約している電話会社から連絡が入った場合には、正体の見極めに注意が必要かもしれません。

    本当に電話が止まる場合にはどうなる?

    そもそも総務省がこの電話について警告メッセージを発している

    総務省は総務省電波監理審議会を含む、「総務省を騙った不審な電話」について警告を発しています。

    総務省電波監理審議会を名乗り、「2時間以内にすべての通信を停止する」等の虚偽の説明を行い、オペレータにつなぐように誘導する不審電話が確認されています。総務省では、通信を停止することに関して、個人に電話をしたりすることは一切ありません。くれぐれもご注意下さい。

    引用元:総務省公式サイト

    うちに掛かってきたのはまさにこの電話ですね。

    総務省の公式発表だけを見ても、総務省を名乗って、通信の停止を警告してくる電話=総務省を名乗る不審者からの電話だと分かります。

    総務省内のその他の組織や法務局、電話会社などを名乗るパターンもあるようです。

    不審な電話に応えてダイヤルを押すとどうなる?

    少なくともパターンの1つでは、実際にオペレーター(を名乗る者)に電話が繋がり、個人情報の提供を求められるようです。

    この後考えられる相手方の対応は、

    • そのまま詐欺に持ち込む
      (電話を止めたくない場合には、所定の料金を振り込むこと等)
    • 手に入れた個人情報を悪用する
      (いわゆるカモリスト入り等)

    といったところでしょうか。

    デメリット

    省庁や電話会社を騙る時点で、まともな目的の電話なはずがありませんからね…。

    文面や名乗る組織が異なる「自動音声の電話」も詐欺と考えてよい

    いろいろあるよ!不審電話のパターン!ということで、各省庁や電話会社などに掲載されていた情報をまとめてみました。

    実際に注意喚起されている「怪しい電話」
    • NTTやNTTファイナンスを名乗り、料金の未納を理由に回線を停止する旨の連絡
      (自動音声の他、SMSや直接訪問などのパターンもあるとのこと)
    • ソフトバンクなどのキャリアを名乗り、個人情報の漏洩の可能性があるため回線を停止するという旨の連絡
    • ソフトバンクなどのキャリアを名乗り、詐欺などの被害に遭っている可能性があるため回線を停止するという旨の連絡

    今回は電話会社のみを挙げてみましたが、この他にも

    • 市区町村などを名乗り、税金の未納などを伝える
    • 警察などを名乗り、「あなたのキャッシュカードが盗まれた可能性がある」などと伝える

    といった手口があります。

    いずれも詐欺などの不法行為に繋がる可能性が高い電話ですので、仮に電話を取ったとしても、個人情報を伝えないようにしましょう。

    デメリット

    不審な電話は海外から掛かってくることも多いです。
    折り返し電話を掛けると、高額な国際電話料金が発生する可能性もあるため注意が必要です。

    料金未払いなどによって本当に電話が止まる場合にはどんな通知が来る?

    不審な電話が増えている中、気になるのは「本当に電話会社から警告が入った場合」との見分け方です。

    ここからは何らかの事情で、本当に電話が止まってしまう場合に起きることについてまとめました。

    電話が止まる場合には必ず督促状や利用停止の通知書が届く

    結論から言うと、固定電話にしろ携帯電話にしろ2時間前に、突然「電話が止まる」と連絡を寄越すことはまずありません。

    真っ当な会社であれば、

    • 延滞後数日~、書面などを用いた催告状や督促状(とくそくじょう)
    • 督促状を送付後も応答がない場合、利用停止を知らせる書面

    をそれぞれ数日~の猶予を設けて送ってきます。

    真っ当な電話会社の支払い方法は「請求書払い」や「Pay-Easy」等

    一般に、大手電話会社であれば各種料金を、請求書払いやクレジットカード、Pay-Easy(インターネットバンキング)等で支払い可能です。

    参考:NTT東日本で使える正規の支払い方法
    • 口座振替
    • クレジットカード
    • 請求書払い(コンビニ等)

    これに対し詐欺グループは、足が付かない(=逮捕に繋がりにくい)

    • 電子マネーの購入&送金
    • 外国口座への送金

    を要求することが多いです。

    要求される支払い方法の違いも、正規業者とそうでないものを見分けるポイントとなるでしょう。

    NTTは「自動音声を用いて契約状況に関する事項を通知することはない」と明記

    そもそも多くの電話会社は、未納料金の催促に自動音声を用いることはありません。

    仮に催促を行う場合には、上に挙げたような書面を使用することが一般的です。

    当社ではお客さまの契約状況に関する事項や回線の利用停止について、自動音声ガイダンスやSMSを使って連絡することは一切行っておりません。

    引用元:NTT東日本公式サイト

    そもそも「自動音声で回線の停止を予告する電話」そのものが、正規業者では考えづらいということですね。

    総務省などを名乗る不審な電話についてのQ&A

    ここからは、総務省などを名乗る不審な電話に関連するよくある質問にお答えしていきます。

    お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

    ダイヤルを押してしまった場合にはどうすればいい?

    ダイヤルを押してしまったことそのものについては、あまり気にしないで良いかと思います。

    ただし「個人情報を伝えてしまった」「お金を支払ってしまった」という場合には、できる限り早く警察に相談するのが良いでしょう。

    緊急性がない場合には110番、そうでない場合には「#9110」(警察相談専用電話)や交番の利用をおすすめします。

    怪しい電話が掛かってきたらどうすればいい?

    基本的には無視でよいでしょう。わたしもそうしています。

    もちろん実際に被害が発生した場合はその限りでないものの、発生した事案が「不審者が総務省の名前を名乗っている」だけであれば、警察もやれることに限りがあります。

    デメリット

    相手方が国際電話を使っている(=海外にいる)ことも多いようですからね…。
    この場合は仮に被害が発生しても、責任追及は困難です。

    詐欺の電話は必ず国際電話で掛かってきますか?

    確かに国際電話が用いられることは多いですが、国内からの電話=安全とは限らないため注意が必要です。

    実際にNTTファイナンスは公式サイトにて、「固定電話からの発信も増加しております」という注意喚起を行っています。

    電話の回線停止に思いあたるところがあり、不安です。

    「掛かってきた電話が自分の契約している電話会社からでないと断言できず、不安」という場合には、公式サイト等から確認できるコールセンターに直接問い合わせてみるのが良いでしょう。

    不審な電話であればその旨伝えられるでしょうし、仮に本物の電話会社であれば、今やるべきこと(未納料金の支払いなど)を確認できます。

    自動音声で「電話が止まる」と伝えてくる不審電話のまとめ

    「電話が止まる」と伝えてくる不審電話のまとめ
    • 正規業者が自動音声で「電話を止める」と言ってくることはほぼない
    • 本当に電話が止まる場合の通知は「日数に猶予を設けて、書面で」届くことが一般的
    • 仮に電話を取った場合でも、個人情報などを伝えないようにしよう
      ┗もし伝えてしまった場合には、警察などへ相談を

    SNSで少し検索するだけでも、類似の内容が相次ぐ不審電話。

    とりあえず正規の業者などが、電話が止まる旨を「当日に伝えることはない」と知っておけば、詐欺や個人情報流失のリスクを抑えられるはずです。

    えっと……せっかくこのサイトに来てくださったなら クレカの見直しでもしていく?
    ということで、直近の人気記事を置いておくね……

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