【2.4%還元も】セゾンパール・アメックスを最強の無料カードとして使う条件を解説

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(セゾンパール・アメックス)はApplePayやGoogle Payを組み合わせることで、楽天カードの2倍(2.0%)にあたる還元率を実現できるクレジットカードです。

ですがセゾンパールの場合、数度のサービス内容変更、いわゆる「改悪」を経て、手放しにおすすめしづらくなったこともまた否めません。

今回はそんなセゾンパール・アメックスの、現行のサービス内容をメリット・デメリットの両面から詳しく解説します。

目次

1分で分かる!セゾンパールのメリット・デメリット

「セゾンパール・アメックス」は一言で言うと、「QUICPay(実質的にApplePayまたはGoogle Pay)での決済がお得なクレジットカード」です。

このカードのメリット
  • QUICPay決済なら実質2.0%相当還元
    (楽天カードの2倍!)
  • 簡単な条件で年会費無料
  • ポイントの有効期限なし
このカードのデメリット
  • 2.0%還元には上限額などの制限がある
  • QUICPayを利用しない場合の還元率は低め(0.5%相当)

このカードのメリット・デメリットを加味して考えると、基本的には「QUICPayを使えるお店」で使用したい1枚と言えるでしょう。

QUICPayを使えるお店はどこ?

もう少し具体的に言うなら、

をそれぞれ使い分けるのがおすすめと言えます。

その性質上、はじめてのクレジットカードというよりは2枚目、3枚目以降のカードとしての利用がおすすめです。

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セゾンパール・アメックスの特徴やサービス、利用メリットについて

ここからは、セゾンパール・アメックスを使用することで受けられるメリットや、このカードの基本的なサービス内容について解説していきます。

QUICPay(スマホ決済)で2.0%相当の永久不滅ポイントがもらえる

セゾンパール・アメックスの最大の利点は、「QUICPay」を使った決済時に2.0%相当のポイント還元を受けられる点にあります。

QUICPayとは「かざすだけ」で支払いができる規格の1つですが、セゾンパールのカード本体にはこの機能が備わっていません。

そのため実質的にはApplePayまたはGoogle Payを通して、QUICPayの支払いを行う形となるでしょう。

つまりセゾンパールは、ApplePayやGoogle Payといった「スマホ決済」を行う場合、非常にお得なクレジットカードと言えます。

2.0%という還元率は、高還元で知られる楽天カードの2倍に当たりますよ!

ただしQUICPay決済による2.0%還元が適用されるのは、

  • 1,000円以上の決済のみ
  • 年間カード利用額が30万円に到達する月まで

ですのでご注意ください。

セゾンパール・アメックスの注意点とデメリット

デメリット

以前は年間利用額に関する制限は設けられていなかったのですが、特典内容の変更(いわゆる改悪)により、QUICPay決済なら無条件でポイントアップ…とは言えない形になってしまいました。

ApplePay・Google Payはどうやって利用するの?

セゾンパールで2.0%還元を受けるには、ApplePayやGoogle Payといったスマホ決済の登録が必要となります。

ここではそれぞれの設定方法を、簡潔にまとめさせて頂きました。

iPhoneやApple Watchの利用者は「ApplePay」、Androidの利用者は「Google Pay」の設定方法をご確認ください。

ApplePayの設定方法・使用方法を見る
もともと入っている「Wallet」アプリより「カードを追加」を選択
カメラ撮影または手動入力により、セゾンパールのカード情報を登録
画面の指示に従い、利用規約への同意やSMS認証を済ませる
設定完了!
QUICPayの加盟店のレジに向かう
QUICPayの加盟店のレジに向かい、「QUICPay(クイックペイ)」で支払うことを伝える
セゾンパールを登録したiPhoneのロックを解除する
電子マネーの読取口にiPhoneをかざす
支払い完了!

画像引用元:セゾンカード公式サイト

Google Payの設定方法・使用方法を見る
Google Play より「Googleウォレット」をインストール
Googleウォレットのアプリより「支払い」タブ中の「+お支払い方法」を選択
画面の指示に従い、カード情報の入力や利用規約への同意、SMS認証などを済ませる
設定完了!
QUICPayの加盟店のレジに向かう
QUICPayの加盟店のレジに向かい、「QUICPay(クイックペイ)」で支払うことを伝える
電子マネーの読取口にAndroid端末をかざす
支払い完了!

画像引用元:セゾンカード公式サイト

QUICPayを使えるお店はどこ?

QUICPayはコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなど多くのお店で利用可能です。

主なQUICPay加盟店
  • セブン-イレブン
  • ローソン
  • ファミリーマート
  • イオングループ
  • イトーヨーカドー
  • ウエルシア薬局
  • マツモトキヨシ
  • マクドナルド
  • ドトール
  • その他公式サイト参照

市街地にお住まいであれば、QUICPayを使えるお店を見つけることは決して難しくないでしょう。

永久不滅ポイントとは?

セゾンパール・アメックスを利用すると、

  • 通常の決済なら1,000円につき1ポイント
  • QUICPayなら1,000円につき4ポイント

「永久不滅ポイント」が還元されます。

永久不滅ポイントとはセゾンカードのポイントサービスで、名前通り有効期限が存在しません

このポイントは、Amazonギフトカード等に交換する場合、1ポイント当たり5円相当の価値を持ちます。

QUICPay決済であれば、1,000円につき「20円相当の4ポイント」がもらえる(=2.0%還元)ということですね!

永久不滅ポイントを「ANAマイル」に交換すれば実質還元率はさらにアップ

1年以上カードを放置しなければ年会費は無料

セゾンパール・アメックスは、

  • カード入会の初年度
  • 前年に1回以上カード(QUICPay含む)を利用した

という条件のいずれかを満たすことで、通常1,100円の年会費が無料となります。

つまり1年以上カードを放置することがなければ、セゾンパールは実質的に年会費無料のクレジットカードと言って良いでしょう。

新規入会で最大8,000円相当のポイントが貰える

現在のセゾンパールでは、以下の条件を満たすことで最大8,000円分相当がプレゼントされます。

セゾンパールの入会特典
  • 【第一条件☆】入会の翌々月までに50,000円以上「セゾンパール」を使用で5,000円相当付与(永久不滅ポイント)
  • ☆に加え、1回以上キャッシングを利用することでさらに1,500円相当付与
  • ☆に加え、家族カードを発行することでさらに1,500円相当付与

キャッシング(現金借入サービス)や家族カードを無理して利用する必要は無いものの、条件を満たせそうであればポイントを受け取っておくに越したことはないでしょう。

ちなみに今のところ、この入会特典にタイムリミット等は設けられていません。

入会特典を受け取るため、入会当初のみはQUICPay加盟店以外でもセゾンパールを使用したいところです。

セゾンカード共通特典で居酒屋やレジャー施設などがお得に

セゾンパールを含むセゾンカードの会員には、以下のような優待が適用されます。

セゾンカード・UCカードの共通優待
  • 「笑笑」「魚民」「白木屋」などの居酒屋 10%オフ
  • カラオケ館 室料30%オフ
  • 富士急ハイランド フリーパス500円オフ
  • 宿泊予約サイトagoda 8%オフ
  • Hulu 1ヵ月無料トライアル
  • ライザップ 入会金無料
  • レンタカー割引(トヨタ、オリックス他)
  • その他公式サイト参照

この他にも多くの飲食店やレジャー施設、サブスクサービスなどで優待を受けられるため、公式サイトの情報 をチェックして損することはないでしょう。

セゾンポイントモールを活用すればQUICPayでなくてもポイント優遇を受けられる

セゾンカードの会員は、「セゾンポイントモール」というポイントサイトを経由してインターネットショッピングを行うと、通常より多くのポイントを獲得できます。

その性質上、QUICPayとの併用はできないものの、利用するお店によっては2.0%より高い還元率を実現できることでしょう。

例えば現在、セゾンポイントモールを経由して西武・そごうのショッピングサイト「e.デパート」を利用したなら、最大4.5%相当の「永久不滅ポイント」が還元されます(2023年12月18日まで)。

参考:セゾンポイントモール公式サイト

セゾンコース(月550円)に加入すれば「まんがセゾン」にて漫画購入代金の50%を還元

セゾンパール・アメックスは「まんがセゾン」にて50%ものポイント還元を受けられるカードの1つです。

「まんがセゾン」とはインターネット上で漫画を購入し、原則として無期限で閲覧できるサービスを言います。

漫画のサブスクやレンタル……ではなく漫画に特化した、電子書籍を購入・閲覧できるサイト、といったかんじですね。

この「まんが例えばセゾンパール・アメックスの会員が、例えば少年漫画1巻分にあたる4,180円分のポイントを購入したなら、その50%にあたる2,090ポイントがさらに還元されます。

ここで還元されたポイントを使えば、さらに5巻分の漫画を購入できることでしょう。

ただし「まんがセゾン」の50%還元が適用されるためには、月額550円の有料サービスである「セゾンコース」に加入する必要があります。

電子書籍の漫画をたくさん購入したい、という方にとっては、月額料を加味してもお得なサービスと言えます。

意外と加盟店数が多い「アメックスのタッチ決済」も利用可能

現行のセゾンパール・アメックスには、「American Expressのタッチ決済」機能が搭載されています。

タッチ決済とは「クレジットカードをかざすだけ」で支払いを完了できる機能です。

QUICPayとの併用はできませんが、

  • タッチ決済の普及率が高い海外でカードを使う場合
  • タッチ決済に対応している電車やバスを利用する場合

などにおいては、嬉しいサービスだと言えるでしょう。

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最短5分でデジタルカードの発行も可能

セゾンパール・アメックスは、申込時に

  • デジタルカード+ナンバーレスカードの発行
    (※カード番号はアプリで確認)
  • 裏面にカード番号が書いてある、通常カードの発行

のいずれかを選択できます。

このうち「デジタルカード」の発行を選べば、申し込みから最短5分で公式アプリにカード情報が到着し、QUICPayやインターネット上での決済が可能となります。

「ほしいと思ったらすぐに使える」ことも、セゾンパール・アメックスの利点と言えるでしょう。

セゾンパール・アメックスのデメリット

上手に使えば無料カード屈指の高還元を狙える「セゾンパール・アメックス」。

ですが、申込み前に知っておきたいデメリットが少なくないことも事実です。

ここからは、セゾンパール・アメックスを利用する上で気を付けたいポイントについて解説していきます。

2.0%還元の対象は「年間30万円」の到達月までかつ「1,000円以上の決済」のみ

セゾンパール・アメックスにおいて、2.0%還元が適用されるのは、

  • 1,000円以上の決済
  • 年間利用額が30万円に到達する月まで

限られます

上の条件を満たさない場合、還元率は通常通り(0.5%)となりますのでご注意ください。

デメリット

QUICPayを使いすぎると、逆に実質的な還元率が下がってしまう可能性もあるということですね…。

年間利用額はアプリ等を通して確認可能です。
「年間利用額が30万円に到達する月」は逆にはっちゃけて、QUICPayを利用しまくるのも良いですね!

QUICPayや優待対象店以外での還元率は低め(0.5%)

QUICPayや「セゾンポイントモール」等の優待を受けられない場合、セゾンパール・アメックスの還元率は0.5%相当止まりです。

この数字は「楽天カード」の半分に当たるもので、決して高い数字とは言えません。

American Express(アメックス)はVISA等に比べると加盟店数が少ない

セゾンパール・アメックスは名前通り、アメックス(American Express)ブランドのクレジットカードです。

そしてアメックスブランドは、VisaやMastercardに比べ加盟店数が少なく、利用しづらい場合があります。

▲参考:全世界の加盟店数比較

画像引用元:Mastercard公式サイト

現在、アメックスはJCBと提携を結んでいるため、Amexのロゴが提示されていないお店であっても、「セゾンパール」を使用できる可能性があります。

ただしVISAブランド等のカードに比べると、汎用性の面で一枚劣ることは確かでしょう。

とは言えこのデメリットは、セゾンパールを「QUICPay専用」で使うのであれば、あまり気になりません。

旅行保険やショッピング保険が付帯しない

セゾンパール・アメックスには、旅行保険やショッピング保険が一切付帯しません

特に海外旅行に行く機会がある場合には、

  • 海外旅行保険が付帯する別のカードを持つ
  • 有料の任意保険に加入する

といった対応を取りたいところです。

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セゾンパール・アメックスを「最強の無料カード」として使う方法

セゾンパール・アメックスは、上手に使えば限定的な場面において、「無料カード最強」の1枚となり得ます。

ここからは、そんなセゾンパールを賢く使う条件について解説していきます。

2.0%還元の条件をキープすることは大前提

セゾンパール・アメックスを賢く使うには、可能な限りQUICPay利用時の「2.0%還元」をキープしたいところ。

そのためには、

  • 1,000円以上の決済でのみセゾンパールを使う
  • 年間利用額が30万円に到達する月」までのみセゾンパールを使う

といった点について注意を払いたいところです。

年間利用額は公式アプリ「セゾンPortal」等を通して確認できますよ!

年間利用額を30万円以下に抑える場合の、毎月の平均決済額の目安は「月25,000円」です。

「2.0%還元」の限度額を超過させてしまわないため、「すべてのQUICPay加盟店ではなく、特定のコンビニやドラッグストア等でのみQUICPayを使う」といった対応を取るのも良いでしょう。

残りの支払いについては、別の高還元カードを使うのがおすすめです。

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永久不滅ポイントを「ANAマイル」に交換すれば実質還元率はさらにアップ

永久不滅ポイントは、1ポイント→3マイルのレートで「ANAマイル」への交換が可能です。

そしてANAマイルは航空券への交換を前提とする場合、1マイル当たり2円相当以上の価値を持つことが珍しくありません。

実際のANAマイルの価値の計算例

2024年5月9日と同月12日の「羽田⇔福岡」便を、「大人一人・普通席・スーパーバリュー料金(45日前までの予約)」の条件で取得する場合、

  • 通常の決済であれば合計41,920円~
  • ANAマイルとの交換であれば15,000マイル~

つまりこの場合、15,000マイルは41,920円の価値を持っており、1マイル当たりの価値は2.79円相当となる。

よって「マイルを航空券に交換する」ことが可能なら、永久不滅ポイントは1ポイント当たり6円以上の価値を持つこととなり、Amazonギフトカードへの交換よりもお得と言えます。

QUICPay利用時であれば平時の4倍、つまり実質2.4%~還元が可能という計算になりますね!
マイル還元率で言えば1.2%相当(1,000円につき12マイル相当還元)となります。

たまにでも飛行機を利用する機会があるのなら、永久不滅ポイントを少しずつ貯めて、一気にANAマイルに交換するのも良いでしょう。

ANAマイルへの交換は、「有効期限が無い」永久不滅ポイントとも高相性です。

航空券との交換に必要なマイルの例(往復)
東京⇔大阪
大阪⇔福岡
10,000マイル
(ローシーズン)
12,000マイル
(レギュラーシーズン)
15,000マイル
(ハイシーズン)
※以下同様
東京⇔広島
東京⇔福岡
東京⇔札幌
名古屋⇔福岡
12,000マイル
15,000マイル
18,000マイル
東京⇔沖縄
札幌⇔福岡
14,000マイル
18,000マイル
21,000マイル
日本⇔ソウル12,000マイル
15,000マイル
18,000マイル
※エコノミーの場合、以下同様
日本⇔中国各地
東京⇔台湾
日本⇔マニラ
17,000マイル
20,000マイル
23,000マイル
日本⇔シンガポール
日本⇔バンコク
30,000マイル
35,000マイル
38,000マイル
日本⇔シドニー37,000マイル
45,000マイル
50,000マイル
日本⇔ハワイ35,000マイル
40,000マイル
43,000マイル
日本⇔北米各地40,000マイル
50,000マイル
55,000マイル
日本⇔欧州各地45,000マイル
55,000マイル
60,000マイル

参考元:全日本航空公式サイト
「シーズン・必要マイルチャート(ANA国内線特典航空券)」
「シーズン・必要マイルチャート(ANA国際線特典航空券)」

片道分のチケットのみをマイルで支払うことも可能です。
その場合の必要マイルは、上に挙げた数字の半分です。
ANAのシーズン設定(2024年・国内線の場合)
ローシーズン・1/11~2/29
・4/4~4/24
・12/1~12/25
レギュラーシーズン・3/1~3/7
・5/7~8/1
・8/19~11/30
ハイシーズン・1/1~1/10
・3/8~4/3
・4/25~5/6
・8/2~8/18
・12/26~12/31

参考元:ANA公式サイト
「シーズン・必要マイルチャート」

ANAマイルが貯まるカードとセゾンパールの二枚持ちについて

ANAカードやJCBカードWといった「ANAマイルを貯めやすいカード」をお持ちなら、

  • 基本の決済は「どこで使ってもANAマイル還元率が高いカード」
    (オプションサービス加入時のANA一般カードの場合、マイル還元率1.0%)
  • 年30万円以内のQUICPay決済は「セゾンパール・アメックス」
    (条件付きながらマイル還元率1.2%)

使い分けることで、より効率よくANAマイルを獲得できます。

セゾンパール・アメックスを使って貯めた「永久不滅ポイント」をANAマイルに交換する際には、お手持ちのANAマイルと統合可能ですのでご安心ください。

この場合のメインカードとしては、
・ANA一般カード(実質年会費7,700円~時、マイル還元率1.0%)
JCBカードW(永年無料、マイル還元率は実質0.6%)
あたりがおすすめです。

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セゾン・アメックスのグレード間比較と注意点

「セゾン○○・アメリカン・エキスプレス・カード」の名前を持つ個人向けクレジットカードは、現在4種類存在します。

以前発行されていた「セゾンブルー・アメックス」は新規受付を終了しました。

これらの「セゾン・アメックス」シリーズを比較する形でまとめると、以下のようになりました。

セゾン・アメックスシリーズの比較
セゾンパールセゾンゴールドセゾンローズゴールドセゾンプラチナ
デザイン
年会費原則無料11,000円
※初年度無料
実質11,760円
※月会費制
22,000円
基本還元率0.5%0.75%0.5%2.25%相当
国内空港ラウンジ×何度でも無料最大1.0%1.0%
海外空港ラウンジ×××何度でも無料
旅行保険なし最高5000万円なし最高1億円
特徴QUICPay決済で2.0%還元
上位カードに同内容の優待なし
宿泊優待などのゴールドカードらしいサービス毎月スタバで使える500円分のeGift付与等
特殊な特典多数
コンシェルジュサービス他
コスパ優秀なプラチナカード

※SAISON MILE CLUB(無料)加入かつ1マイル(JAL)を2円相当とした場合

注意すべきは、「セゾン○○・アメックス」シリーズは「年会費が高いほどサービスが優秀」とは限らない点です。

プラチナカードのサービスはゴールドカードの完全上位互換にあたりますが、

  • QUICPay決済で2.0%還元を受けられる「セゾンパール」
  • ラウンジサービスや旅行保険が付帯しない一方、個性的な特典が用意された「セゾンローズ」

は、「セゾン○○・アメックス」シリーズの中でも特異な存在です。

特に「QUICPayで2.0%還元」を目当てにセゾンパール・アメックスを選ぶのであれば、インビテーションが届いたとしてもカードをアップグレードさせてはいけない点には注意が必要です。

サブカード向けの「セゾンパール」と、メインカード向けの上位カードではそもそも用途が違うと言っても良いでしょう。

セゾンゴールド・アメックスの詳細を見る
年会費
11,000円
※初年度無料
基本還元率
0.75%
国際ブランド
American Express
還元ポイント
永久不滅ポイント
発行元
株式会社クレディセゾン
申込条件
安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
Amexタッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 入会特典として最大8,000円相当プレゼント
  • 国際線利用時の手荷物配送が復路のみ1個無料
  • 宿泊・レストラン予約サイト「一休.com(レストラン)」プラチナステージ資格付与
    特別プランでの宿泊等が可能に
  • 星野リゾート35%オフ
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 永久不滅ポイントの代わりに1.125%のJALマイルが貯まる「SAISON MILE CLUB」に加入可(+年9,900円)
  • 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待 
  • 「セゾンポイントモール」経由のインターネットショッピングで還元率アップ

※セゾンパールの「QUICPay決済で2.0%還元」特典は付帯しない

:ゴールド限定特典


セゾンローズゴールド・アメックスの詳細を見る

年会費
11,000円
※初年度無料
※前年に1回以上の決済で無料
基本還元率
0.75%
国際ブランド
American Express
還元ポイント
永久不滅ポイント
発行元
株式会社クレディセゾン
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
※男性も申込み可
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 海外での決済なら実質還元率1.0%相当
  • 国内空港ラウンジサービスが年2回まで無料
  • 追加年会費+11,000円で海外空港ラウンジサービスを利用可能
    (プライオリティパス・プレステージ会員)
  • 国際線利用時の手荷物配送が無料(復路のみ・1個まで)
  • 対象のヨガスタジオ、美顔器メーカー、コスメ、お食事や香水のサブスクなどで優待
  • 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待 
  • 2024年5月1日のリニューアルによりサービス内容が大幅改定されたので注意

セゾンプラチナ・アメックスの詳細を見る
年会費
22,000円
基本還元率
実質2.25%~
※SAISON MILE CLUB登録時
国際ブランド
American Express
還元ポイント
JALマイル
※SAISON MILE CLUB登録時
発行元
株式会社クレディセゾン
申込条件
安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • コンシェルジュサービス
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 海外空港ラウンジサービス
  • 航空機遅延補償や手荷物紛失補償を含む充実の付帯保険(最高1億円)
  • 対象のレストランを2名以上で利用したとき1名分のコース料理が無料
  • 国際線利用時に手荷物配送が1つ無料(往路・復路)
  • 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待 
  • その他対象のゴルフ場やホテル、ライフスタイル特典など多数
  • 対象のホテルでお部屋のグレードアップ等の優待を受けられる「Tablet Plus (本来年9,900円)を無料で利用可能
  • 「大和コネクト証券」のクレカ積立で1.0%相当の「永久不滅ポイント」付与
  • 【改悪情報】2024年7月より「SAISON MILE CLUB」加入に5,500円の追加年会費が必要
    ※年間積算マイルが15万マイル到達なら次年度無料

実際にセゾンパール・アメックスを利用している方の口コミ・評判

実際にセゾンパール・アメックスを利用している方は、このカードのサービスについてどのような感想を抱いているのでしょうか?

「セゾンパール」ユーザーの口コミを抜粋して紹介させて頂きます。

やはり「セゾンパール」は、QUICPay利用時のポイントアップを目的に選択・使用されている模様。

「改悪」に伴う苦言ももちろん無いではないものの、今でも2.0%還元の評判は良好です。

セゾンパールの「改悪」とは?

セゾンパールはかつては「年間利用額にかかわらず、QUICPayの利用で3.0%還元」を実現させていたクレジットカードでした。

それが「QUICPayの利用で2.0%還元」「ポイント優遇は年間利用額30万円まで」といった段階を踏んで、サービスの変更、いわゆる「改悪」が行われたことは事実です。

とは言え今でも「年会費無料で多くのお店で、2.0%還元を実現できる」という利点は、他のカードと比べた際の大きなアドバンテージとなっています。

セゾンパール・アメックスに関するよくある質問と回答

ここからは、セゾンパール・アメックスに関するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

セゾンパールは家族カードの発行に対応していますか?

デジタルカードでない通常カード、つまりプラスチックのカードを発行する場合であれば家族カードを作成できます。

セゾンパールの場合、家族カードの年会費は発生しません

また家族カードは、

  • 「セゾンパール」への新規申込時
  • 「セゾンパール」入会後、会員サービス「Netアンサー」からの手続き

にて申し込みが可能です。

家族カードの請求や明細は、すべて本会員に向かいますのでご注意ください。

セゾンパールでETCカードを発行することはできますか?

はい、可能です。

新規入会時にETCカードの同時発行を希望するか、入会後にインターネットサービス「Netアンサー」を通して発行申請を行いましょう。

またお急ぎの場合は、全国のセゾンカウンター にてETCカードの即日発行も可能です。

セゾンパールの締め日・引き落とし日は何日ですか?

セゾンパール・アメックスは「毎月10日締め、翌4日払い」のクレジットカードです。

例えば1月11日~2月10日に「セゾンパール」を使った分は、3月4日に引き落とされます。

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セゾンパールにおけるQUICPay2.0%還元はいつまで続く予定ですか?

今のところ2.0%還元について、終了の目途は立っていません

今後特典が変更されないとは言えませんが、その場合も1ヶ月以上の猶予をもって、何かしらの形で通達があることでしょう。

つまりQUICPay利用時の2.0%還元がそのうち終了するのか、もしそうならばそれがいつなのかは今の時点では分かりません

が、仮に特典が終了したとしても、予告の段階で解約などの対応を取ることは可能です。

デメリット

QUICPayは日本独自のガラパゴスな規格なので、全世界で普及している国際ブランドのタッチ決済が広まるにつれ、衰退する可能性は否めません。
ですがそれが1年後になるか、10年後になるかは今の時点では不明です。

セゾンパール・アメックスの限度額はどれくらいですか?

セゾンパール・アメックスの限度額(利用可能枠)は特に公開されていません。

ですがSNSにて利用者の口コミをチェックしてみると、10万円~100万円超えまで様々な限度額を確認することができました。

これらの口コミを見るに、セゾンパールの限度額は「原則無料」のカードの中では柔軟と言えます。

セゾンパール・アメックスの審査は厳しいですか?

結論から言うと、セゾンパール・アメックスの審査は他のカードと比べ、特別に厳しいとは考えにくいものです。

このカードの申し込み条件は「18歳以上のご連絡可能な方」のみです。一般のカードのように、高校生の申し込みを禁止する旨は見受けられません

つまり最低限の支払い条件さえ認められれば、18歳以上の高校生であっても審査通過を狙えると考えて良いでしょう。

よってセゾンパールの審査に通過するために高い収入や社会的ステータスが必要とは考えられません。

信用情報上の問題などがなければ、収入が高くなくとも「セゾンパール」に入会できる可能性があると言えます。

実際にSNS上では、学生や審査に自信を持てない方の通過例が多く見受けられました。

デジタルカードと通常カードの違いは何ですか?

参考元:セゾンカード公式サイト

セゾンパールの場合、「デジタルカード」を選んだ場合であってもプラスチックのカードが発行されます

ですがデジタルカードの場合、

  • 申し込みから最短5分で、アプリ上でカード番号などの確認やQUICPayへの登録が可能
  • 後日到着するカードにはカード番号が書かれていない

という特徴を持ちます。

つまり少しでも早く「セゾンパール」を使い始めたいなら、「デジタルカード」を選んで差し支えないでしょう。

一方、QUICPayを使えないインターネット決済でも「セゾンパール」を使用したいのであれば、裏面にカード番号が書いてある「通常カード」の方が便利かもしれません。

2つの発行タイプの違い
デジタルカード通常カード
カードの発行あり
(アプリ上+プラスチック)
あり
(プラスチックのみ)
利用開始までの時間最短5分1週間程度~
カード番号の確認公式アプリ
(セゾンPortal)
カード裏面に記載

ちなみにナンバーレスカードであることは、実店舗での決済に影響しません。

ゴールドカードのインビテーションが届いたのですが、セゾンパールから切り替えるべきですか?

セゾンパールを重用していると「セゾンゴールド・アメックス」の案内(インビテーション)が届くことがあります。

が、セゾンゴールド・アメックスには「QUICPayの利用で2.0%還元」の特典が設けられていないため、セゾンパールの単純な上位互換とは言い切れません。

そのためインビテーションを受け、カードをアップグレードさせるかどうかは、「QUICPayで2.0%還元という特典を捨ててでも、ゴールド限定特典を利用したいか」が肝となります。

セゾンゴールド・アメックスの詳細を見る
年会費
11,000円
※初年度無料
基本還元率
0.75%
国際ブランド
American Express
還元ポイント
永久不滅ポイント
発行元
株式会社クレディセゾン
申込条件
安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
Amexタッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 入会特典として最大8,000円相当プレゼント
  • 国際線利用時の手荷物配送が復路のみ1個無料
  • 宿泊・レストラン予約サイト「一休.com(レストラン)」プラチナステージ資格付与
    特別プランでの宿泊等が可能に
  • 星野リゾート35%オフ
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 永久不滅ポイントの代わりに1.125%のJALマイルが貯まる「SAISON MILE CLUB」に加入可(+年9,900円)
  • 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待 
  • 「セゾンポイントモール」経由のインターネットショッピングで還元率アップ

※セゾンパールの「QUICPay決済で2.0%還元」特典は付帯しない

:ゴールド限定特典


「セゾンパール」直系ではないものの、セゾンカードには「セゾンゴールドプレミアム」というお得さ特化のゴールドカードもありますよ!

こちらもチェック!

セゾンパールでSuicaにチャージする場合の還元率は何%ですか?

セゾンパール・アメックスを使い「モバイルSuica」へチャージを行った場合の還元率は0.5%相当です。

QUICPayを使ってSuicaへチャージすることはできませんのでご留意ください。

(モバイル)Suicaへのチャージで高還元を狙いたいのであれば、「ビックカメラSuicaカード」などの「株式会社ビューカード」発行カードの取得が推奨されます。

ビューカードとは、JR東日本グループのクレジットカード会社と、その会社が発行する各カードの両方を指す名称です。

セゾンパール・アメックスについてのまとめ

セゾンパール・アメックスのまとめ
  • セゾンパール・アメックスはQUICPay決済で2.0%相当還元を実現できる特別なクレジットカード
    ※1,000円以上の決済のみ、かつ年間利用額30万円に達する月までに限る
  • セゾンカード共通の優待特典などを活用すれば「セゾンパール」はもっとお得に
  • 永久不滅ポイントを「ANAマイル」に交換すれば実質還元率はさらにアップ
  • 「セゾンゴールド」などの上位カードは必ずしも「セゾンパール」の上位互換ではないので注意

「セゾンパール・アメックス」は2.0%還元を維持するよう意識できれば、非常にお得な「実質無料」のクレジットカードとなり得ます。

コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアなど、QUICPay加盟店を利用する機会があるのなら、優秀なサブカードとして是非手に入れておきたい1枚と言えるでしょう。

年会費
1,100円
※初年度無料
※年1回以上の利用で翌年無料
基本還元率
0.5%
国際ブランド
American Express
還元ポイント
永久不滅ポイント
発行元
株式会社クレディセゾン
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 最大8,000円相当の入会特典あり
  • QUICPay決済(ApplePayまたはGoogle Pay)で2.0%相当還元
    ※年間決済額が30万円に達する月までに限る
  • 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待 
  • 「まんがセゾン」にてセゾンコース(月550円)加入時、漫画購入代金の50%を還元
  • 最短5分でデジタルカード発行

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