クレジットカードを使ってもらえるポイントの種類は、「どのカードを利用するか」によって決まります。
そしてせっかくポイント還元率が高い(=ポイントが貯まりやすい)カードを選んでも、ポイントを使う機会がなければ意味がありません。
そこで今回はクレジットカードの初心者に向けて、「使い勝手の良いポイントが効率よく貯まる」カード情報を中心にまとめました。
目次
- 使いやすさから選ぶ「クレジットカードを使って貯めたいおすすめのポイント」7選
- 大手チェーン店(加盟店)から逆引きする「使用できるポイント」一覧
- クレジットカードを使って貯めたポイントの使い方
- クレジットカードを使って効率よくポイントを貯めるコツ
- 少しわかりづらい?カード会社独自のポイントサービスについて
- 普通のポイントとは違う?クレジットカードを使っても貯まる「マイル」とは
- 年会費・使い勝手は不問!とにかくポイント還元率が高いクレジットカードの比較
- ポイント還元率の高さやポイントの使い勝手に関するクレジットカードの口コミ・評判
- クレジットカードのポイントに関するよくある質問と回答
- クレジットカードのポイントサービスについてのまとめ
使いやすさから選ぶ「クレジットカードを使って貯めたいおすすめのポイント」7選
クレジットカードを選ぶ上で、決して無視できないのが「貯まるポイントの種類」です。
ですが現在の日本ではさまざまなポイントサービスが乱立しており、「どのポイントを貯めればいいのか分からない」とお困りの方も少なくはないでしょう。
そこでここでは、「使い勝手の良さ」や「ポイントを使用できる場所」をもとに、おすすめのポイントサービスや、それに対応するクレジットカード情報をまとめました。
ポイント還元率は加盟店等によって異なるため、ここでは割愛させて頂きました。
例えば同じ「楽天ポイント」でも、ファミリーマートでの還元率(0.5%)とデイリーヤマザキでの還元率(1.0%)は異なります。
楽天ポイントは楽天市場の他、ファミリーマートやドラッグストア等で簡単に使える
楽天ポイントは、楽天市場をはじめとする楽天系のサービスはもちろん、多くの実店舗でも使用可能なポイントです。
:使用できるポイントは自社ポイントまたは楽天ポイントのみ
楽天市場などを利用する機会がある方はもちろん、街中でよく「楽天ポイントカードはお持ちですか?」と訊かれる方にとっても、楽天ポイントは非常に使い勝手の良いサービスと言えるでしょう。
加盟店数(使える・貯まるお店)が非常に多いことから、「迷ったら楽天ポイントを貯める」形でもよさそうですね!
楽天ポイントと相性の良いクレジットカードは「楽天カード」
楽天ポイントと相性の良いクレジットカードは、やはり「楽天カード」です。
このカードは年会費無料で高還元(1.0%)、そして楽天ポイントカードの機能が付いています。
そのため先に挙げた「楽天ポイント加盟店」であれば、
- クレジットカードを利用した分のポイント(100円につき1ポイント)
- ポイントカードを提示した分のポイント
(ファミリーマートの場合は200円につき1ポイント)
を、同時に受け取ることができるでしょう。
貯めたポイントは「楽天市場」や各楽天ポイント加盟店で簡単に使えるため、クレジットカードの初心者であっても使用しやすい1枚と言えます。
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB Amex |
還元ポイント | 楽天スーパーポイント |
発行元 | 楽天カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
- 楽天ポイントカード機能付き
(=楽天ポイント加盟店でいつでもポイント二重取り) - 楽天市場 でポイント還元率+1.0%
5と0が付く日なら+2.0%(要事前エントリー)
※いずれも税抜き価格に対し適用 - 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%
楽天カードと楽天ペイを併用すればポイント還元率は合計1.5%に
▲楽天ペイの利用イメージ
楽天カードはQRコード決済アプリである「楽天ペイ」と相性の良いクレジットカードです。
「楽天ペイ」へのチャージを「楽天カード」で行い、楽天ペイ加盟店(楽天ポイント加盟店とは異なるので注意)で支払いを行うと、実質還元率は計1.5%となるでしょう。
さらにそのお店が「楽天ペイ加盟店かつ楽天ポイント加盟店」であった場合には、さらにポイントが追加(ファミリーマートなら+0.5%)されます。
「楽天ペイ」はアプリを通して簡単に始められ、簡単にやめられるため、「楽天カード」と同時に始めてみるのもおすすめです。
楽天ペイを使えば、楽天ポイントに加盟していないお店(セブンイレブンなど)でも楽天ポイントで支払いができますよ!
dポイントはdocomoユーザーだけでなく、ローソンやファミリーマート等で使用可能
dポイントは、docomoやdocomo系列のサービス、あるいは「dポイント加盟店」などで使用できるポイントサービスです。
:使用できるポイントは自社ポイントまたはdポイントのみ
日頃からポイントを貯めていたなら、ローソンやファミリーマートなどでの支払いはもちろん、携帯端末を購入する際の負担軽減にも活用することができるでしょう。
またウェルパークやモスバーガーといった、「dポイントにのみ加盟している」お店を利用する機会が多い場合にもおすすめと言えます。
dポイントと相性の良いクレジットカードは「dカード」
dカードは年会費無料で、「dポイント」を効率よく貯められるクレジットカードです。
ファミリーマートなどのdポイント加盟店ではポイントを二重取りできるため、docomoユーザーの実ながらず、「dポイント加盟店」を利用する機会が多い方におすすめの1枚と言えるでしょう。
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard |
還元ポイント | dポイント |
発行元 | 株式会社NTTドコモ |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
※29歳以下限定
- 新規入会で最大2,000ポイントプレゼント
- dポイントカード機能付き
(=dポイント加盟店でいつでもポイント二重取り) - マネックス証券にてクレカ積立を行う場合、積立額に対し1.1%還元
(※積立額が月5万円以下の場合) - 「iD」機能付き
- マツモトキヨシなどのdカード特約店でポイントアップ
- 「dカード ポイントモール」経由のショッピングでポイントアップ
- dカードケータイ補償(1年間、最大1万円)
- 5つのカードデザインを選択可能
docomoユーザーなら「dカード GOLD」も要チェック
dカードGOLDは11,000円という決して安くない年会費が発生する一方、docomo代金の約10%(正確に言うと税抜き価格に対して10%)にあたるポイント還元を受けられるカードです。
また無料のdカードに対し、
- 付帯保険が充実している
- 国内空港ラウンジサービスを無料で使用できる
といった特典が追加されていることもあり、docomoユーザーであればぜひチェックしたい1枚と言えるでしょう。
ちなみに基本還元率(docomo以外でカードを使った場合の還元率)は無料カードと共通の1.0%です。
年会費 | 11,000円 | 基本還元率 | 1.0% ※決済ごとに100円につき1ポイント還元、端数切捨て |
国際ブランド | VISA Mastercard |
還元ポイント | dポイント |
発行元 | 株式会社NTTドコモ |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く)で安定継続収入がある |
- docomoの携帯料金または「ドコモ光」の支払いで税抜き価格の最大10.0%還元
(※家族の料金、端末料金、ドコモ払いなどは適用外) - 入会特典で最大5,000ポイント相当がもらえる
- dカードケータイ補償(3年間、最大10万円)
- 年間決済額100万円に到達したとき10,000円分の「選べるクーポン」プレゼント
- マネックス証券にてクレカ積立を行う場合、積立額に対し1.1%還元
(※最大10万円/月) - 国内空港ラウンジサービス
- ゴールド会員限定デスク
- ahamoボーナスパケット+5GB
- dポイントカード機能付き
- ローソンなどのdポイント加盟店で自動的にポイント二重取り
- 「iD」機能付き
- マツモトキヨシなどのdカード特約店でポイントアップ
- 「dカード ポイントモール」経由のショッピングでポイントアップ
:一般カードにない特典
Pontaポイントはauやローソン、apollostationなどのガソリンスタンドで使用できる
Pontaポイントはauのポイントと統合され、auユーザーと相性の良いポイントサービスとなりました。
「貯めたポイントをauでの、携帯料金の購入に充てたい」という場合には、ぜひチェックしたい1枚と言えるでしょう。
:使用できるポイントは自社ポイントまたはPontaポイントのみ
Pontaポイントと相性の良いクレジットカードは「シェル-Pontaクレジットカード」など
Pontaポイントはapollostation(出光系)のガソリンスタンドと相性の良いポイントサービスでもあります。
そして出光系の旧昭和シェルと提携を結んだ「シェル-Pontaクレジットカード」は、
- Pontaポイントカード機能付き
(=貯めたポイントをその場で使える) - 年会費は原則無料で高還元(1.0%)
- apollostation(出光系)のガソリンスタンドでポイントアップ
といった特徴を持つことから、申し込みやすい1枚と言えます。
年会費 | 原則無料
※1年以上対象のガソリンスタンドを利用しなかった場合は1,375円 | 基本還元率 | 1.0%> |
国際ブランド | VISA Mastercard |
還元ポイント | Pontaポイント |
発行元 | 三菱UFJニコス株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
※海外での決済や分割払い、リボ払いには付帯
- 新規入会と条件達成で最大3,000円相当の「Pontaポイント」プレゼント
- Pontaポイントカード機能付き
(=Pontaポイント加盟店でいつでもポイント二重取り) - 昭和シェルや出光、apollostationで給油したとき2Lにつき4円相当還元
(=1Lあたり2円相当がお得)
Pontaポイントが貯まりやすいクレジットカードは他に、「au PAYカード」が挙げられます。
ただしau PAYカードシリーズは、カード本体にポイントカードの機能が設けられていないため注意が必要です。
TポイントはTSUTAYAの他、ファミリーマートやENEOSと提携
TSUTAYAのポイントサービスとして始まったTポイントは、今やファミリーマートを始めとする多くのお店やサービスで使用可能です。
:使用できるポイントは自社ポイントまたはTポイントのみ
とは言えこのTポイント、
- ソフトバンクやヤフーとの提携解消
- 「Tポイントしか使えないお店」が少ない
といった事情から、かつての勢いが弱まっていることは否めません。
そんな中で飛び込んできたのが、三井住友カードが提供する「Vポイント」との提携です。
TポイントとVポイントの提携が始まるのは2024年春頃からとのこと。
この革新をきっかけに、スマホアプリを使ってTポイントを今よりもずっと多くのお店で使用できる予定となっています。
Tポイントカード機能付き、かつ高還元なクレジットカードとしては「TカードPrime」が挙げられます。
AmazonポイントはAmazonにて1ポイント=1円として使える
Amazonポイントは名前通り、Amazonで使用できるポイントサービスです。
またAmazonのアカウントを使って支払いができる、インターネット上の「Amazonペイ」加盟店においてもこのポイントを使用できることでしょう。
Amazonポイントは、
- Amazonでのお買い物
- 「Amazon Mastercard」の使用
によって獲得することができます。
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | Mastercard |
還元ポイント | Amazonポイント |
発行元 | 三井住友カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- プライム会員ならAmazonでの還元率2.0%(該当しない場合は1.5%)
- セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートで還元率1.5%
- 申し込みから最短5分程度でカードを使用可能
※9時~19時に独自基準の「即時発行審査」に通過できた方に限る - 年間200万円のショッピング保険が付帯
PayPayポイントは普段からPayPayを利用している方におすすめのポイント規格
PayPayポイントは、
- コード決済アプリ「PayPay」
- Yahoo!ショッピングなどのヤフー系サービス
にて使用できるポイントです。
ソフトバンクの支払いに直接使用することはできませんが、PayPayを通しての決済であれば、間接的に携帯電話代金の支払いに充てられることでしょう。
PayPayポイントは、上記サービスの利用や「PayPayカード」の使用で貯めることができます。
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | PayPayポイント |
発行元 | PayPayカード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 「PayPay」の名前が付くサービスを月10万円以上、30回以上利用すると翌月の基本還元率が1.5%に
- ソフトバンクの携帯料金支払いで還元率+1.5%
(ワイモバイルは+1.0%) - ファミペイやモバイルSuica等へのチャージでもポイント還元
※ファミペイへチャージできるのはJCBブランドのみ
PayPayへのチャージはポイント還元の対象外
WAON POINTはイオンやマックスバリュなどのイオングループを利用する方におすすめ
WAON POINTはイオン系列のポイントサービスで、主にイオングループのお店やサービスを利用する機会が多い方におすすめです。
そして近頃は、ドトールなどのイオングループでない加盟店も増えてきていますね。
- イオン
- マックスバリュ
- ダイエー
- ウエルシア薬局
- ドトール
- コスモ石油
:使用できるポイントは自社ポイントまたはWAONポイントのみ
またクレジットカードである「イオンカード」と、電子マネーWAONを組み合わせることで、イオングループにてさらに効率よくポイントを貯めることも可能です。
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | WAON POINT |
発行元 | 株式会社イオン銀行 |
申込条件 | 18歳以上 ※高校生は卒業年度の1月より申込み可 |
- 新規入会で最大5,000円相当のポイントプレゼント
- 毎月20日、30日は対象のイオングループ店舗が5%オフ
(55歳以上なら毎月15日も5%オフ) - 毎月10日は基本還元率2倍(1.0%)
- 電子マネー「WAON」カード機能付き
- WAON POINTカード機能付き
- WAONオートチャージ対応(ただしポイント還元なし)
- イオングループでポイント2倍
- イオンシネマで映画鑑賞割引
- 対象の飲食店やレジャー施設、パッケージ旅行などの優待
大手チェーン店(加盟店)から逆引きする「使用できるポイント」一覧
「使えるお店から貯めるべきポイントを見つけたい」という要望にお応えし、ここではチェーン店別の「貯まる・使えるポイント」をまとめてみました。
このページですでに紹介したポイントはロゴで、それ以外は文字で表示しています。
コンビニエンスストア | |
セブン-イレブン | nanacoポイント |
ローソン | |
ファミリーマート | |
デイリーヤマザキ | |
ミニストップ | |
ポプラ | |
セイコーマート | セイコーマートのポイント |
スーパーマーケット | |
イオン・マックスバリュ まいばすけっと | |
イトーヨーカドー | nanacoポイント |
ライフ | LC カードのポイント |
西友・サニー・リヴィン | |
業務スーパー | Gyomucaのポイント |
ドラッグストア | |
ウエルシア | |
スギ薬局 | 該当なし |
ツルハドラッグ | nanacoポイント ツルハグループポイント |
コスモス | 該当なし |
マツモトキヨシ | マツキヨココカラポイント |
ココカラファイン | マツキヨココカラポイント |
クリエイト | おさいふHippoのポイント |
飲食チェーン店 | |
マクドナルド | ※いずれも2024年1月14日(日)をもって終了 |
モスバーガー | |
ガスト | |
サイゼリヤ | 該当なし |
ジョイフル | 該当なし |
ロイヤルホスト | |
スターバックス | Starbucks® Rewards |
ベローチェ | 該当なし |
ドトール | ドトールバリューカードのポイント |
カレーハウス CoCo壱番屋 | |
すき家 | ゼンショーのポイント ※Pontaポイントとの提携は終了済み |
松屋 | 松屋ポイント ※一部店舗はdポイントも使用可 |
吉野家 | |
ガソリンスタンド | |
Apollostation (出光、昭和シェル他) | |
ENEOS | |
コスモ石油 | |
宇佐美 | Usappyポイント |
ネットショップ | |
Amazon | |
楽天市場 | |
Yahoo!ショッピング | |
ZOZOTOWN | ZOZOCARDご利用還元ポイント 買取査定ポイント コスメショップ限定ポイント |
※いずれも店舗によっては例外あり
「利用する機会が多いお店で貯まるポイント」を積極的に貯めることで、生活の負担を少し軽減することができるでしょう。
以上はあくまで「ポイントを直接そのまま使える」お店を示したに過ぎません。
QRコード決済アプリ(PayPayなど)を経由する場合には、より多くのお店で「ポイント払い」が可能となる場合があります。
クレジットカードを使って貯めたポイントの使い方
クレジットカードを使って貯めたポイントは、具体的にどのように使用できるのでしょうか。
ここからは、主なポイントの使い方や使い道について解説します。
各ポイントの「加盟店」で支払い(ポイント払い)に使う
楽天ポイントやdポイントといった各種ポイントは、各「加盟店」にて、1ポイント=1円として使用可能です。
お店でポイントを使用したい場合には、決済の際に店員さんに「ポイント払い」と伝えましょう。
決済に必要な満額をお持ちでなくても構いません。例えば3,000円のお買い物に対し、100円分のポイントを使う(残りは現金やカードで支払う)といった形でもOKです。
またポイント加盟店でセルフレジを利用する場合も同様に、支払い方法として「ポイント払い」を選択できるはずです。
楽天ポイントを使える「楽天市場」やAmazonポイントを使える「Amazon」のように、ポイント加盟店が実店舗であるとは限りませんよ!
他社ポイントやマイル、商品などに交換する
クレジットカードを使って貯めたポイントは、他社ポイントや航空会社のマイル、希望の商品などに交換できる場合もあります。
例えば楽天カードの場合であれば、:1のレートで「ANA」または「JAL」マイルへ交換することが可能です。
特定のポイント(またはマイル)を貯めたい場合や、現在所有しているポイントの有効期限が切れそうという場合には、「他社ポイントへの交換」などを視野に入れるのも良いでしょう。
ポイントの交換先や交換レート、商品などへの交換の可否は、ポイントサービスによって異なります。
クレジットカードを使って効率よくポイントを貯めるコツ
クレジットカードは少しの工夫を加えることで、より効率よくポイントを貯めていくことが可能です。
ここからは、任意のクレジットカードを使い「今よりお得に」ポイントを貯めるコツを紹介しましょう。
ポイント優待対象のお店やサービスを重用する
多くのクレジットカードでは、特定のお店やサービスを利用すると通常の決済よりもポイント還元率がアップします。
特に分かりやすいのは、
- 楽天市場でポイント還元率がアップ(計3.0%)する「楽天カード」
- Amazonでポイント還元率がアップ(プライム会員なら2.0%)する「Amazon Mastercard」
の例でしょう。
ポイント優遇の対象となるお店やサービスを積極的に使えば、普段よりお得にポイントを貯めることが可能です。
各ポイントサービスの加盟店を積極的に利用する
ポイントカード機能付きのクレジットカードは、対応するポイントの「加盟店」を利用することで、ポイントの二重取りが可能です。
例えば楽天ポイントカード機能付きの「楽天カード」であれば、ファミリーマート等の「楽天ポイント加盟店」を使用することで、普段よりお得にポイントを貯めることができるでしょう。
ファミリーマートで楽天カードを使用する場合のポイント還元率は、計1.5%(通常還元分1.0%+ポイントカード提示分0.5%)ですよ!
※すべてのクレジットカードにポイントカード機能がついているわけではありません。
むしろカード本体に、ポイントカード機能が付いたクレジットカードは少数派です。
カード会社のキャンペーン情報をチェックする
クレジットカード会社は頻繁に、お得なキャンペーンを開催しています。
各カード会社の公式サイトや公式アプリを通し、現在実際されているお得なキャンペーンに参加できたなら、より多くのポイントなどを受け取ることができるでしょう。
▲楽天カードの友達紹介キャンペーン(常時開催)の例
各カード会社のポイントアップモールを活用する
多くのクレジットカード会社やポイントサービスの提供元は、「インターネットショッピングの際に経由するだけ」でポイントがもらえるポイントアップモールを所有しています。
例えばネットショッピングの際に、
- 「楽天リーベイツ 」を経由したなら楽天ポイント
- 「dカードポイントモール 」を経由したならdポイント
を、通常の還元ポイントに上乗せする形で受け取ることができるでしょう。
ネットショッピングを利用する際には、事前にポイントモールをチェックしておきたいところです。
相性の良いQRコード決済サービスや電子マネーなどを使用する
クレジットカードによってはポイント還元の面で相性の良い、
- QRコード決済
- 電子マネー
- 携帯電話サービス
などが存在する場合があります。
例えば「楽天カード」ユーザーは、QRコード決済「楽天ペイ」を併用することで合計1.5%(ポイント加盟店なら2.0%)のポイント還元を受けられます。
また「イオンカード」ユーザーは、イオンカードと電子マネー「WAON」を併用することで、イオングループにて合計1.5%のポイント還元を実現できるでしょう。
このように、使用するカードと相性の良いサービス(主にカード会社と同じグループのサービス)を知っておくと、よりお得にポイントを貯められる場合があります。
ただし楽天Edy(楽天カードと併用しても、楽天カードを超える還元率の達成不可)などの例外もありますのでご注意ください。
少しわかりづらい?カード会社独自のポイントサービスについて
クレジットカードについての情報を見ていると、「楽天ポイント」「dポイント」等とは異なる、耳慣れないポイントの名前を目にすることは少なくありません。
そして耳慣れないポイントの多くは、クレジットカード会社が独自に提供しているものでしょう。
具体的な例としては、
- Oki Dokiポイント(ジェーシービー)
- ラブリィポイント(ジャックス)
- 永久不滅ポイント(セゾンカード、UCカード)
などが挙げられます。
一般にカード会社独自のポイントは、他社ポイント(楽天ポイントなど)への交換やキャッシュバック、所定の商品との交換などに使用可能です。
言い換えると、これらのポイントは何かに交換することでしか使用できません。
またポイントの交換先によって交換レートが異なるなど、複雑さが増すことも少なくはないでしょう(Oki Dokiポイントなど)。
こういった事情から、「カード会社独自のポイント」は1ポイント=1円として簡単に使える楽天ポイントなどに比べると、やや利用しづらいと言えます。
ポイントの使用や管理に不安があるのなら、「馴染みのあるポイント」が貯まるカードを選ぶのが無難でしょう。
普通のポイントとは違う?クレジットカードを使っても貯まる「マイル」とは
クレジットカードのポイント還元について知る上で、話題となりやすいのが航空会社の「マイル」についてです。
航空会社のマイルとは、ANAやJALといった航空会社がそれぞれ提供するポイントサービスのことです。
「楽天ポイントやdポイントの、ANAやJALバージョン」と言い換えても良いでしょう。
ANAやJALのマイルが市井のポイントサービスと異なるのは、1マイルの価値が1円を上回ることが多いという点です。
というのもANAやJALのマイルは、航空券への交換を前提とするのであれば1マイルあたり2円相当以上となる場合が珍しくありません。
実際のJALマイルの価値の計算例
2024年4月25日と同月26日の「羽田⇔福岡」便を、「大人一人・普通席・往復セイバー料金」の条件で取得する場合、
- 通常の決済であれば合計42,969円~
- JALマイルとの交換であれば16,100マイル~
つまりこの場合、16,100マイルは42,969円の価値を持っており、1マイル当たりの価値は約2.66円相当となる。
※必要料金・マイル数の参考元:JAL公式サイト
よって貯めた「マイル」を航空券に交換するのであれば(=飛行機のチケットを購入する機会があるのなら)、通常のポイントより「マイル」を貯めた方がお得と言えるでしょう。
ただしマイルの価値が高い分、マイルを効率よく貯められるANAやJALの提携クレジットカードは、年会費が高額な傾向にあります。
例えば「JAL普通カード」でマイル還元率1.0%を達成するためには、最低でも7,150円の年会費が必要です(学生を除く)。
年会費・使い勝手は不問!とにかくポイント還元率が高いクレジットカードの比較
ポイントの種類や使い勝手、そして年会費を一切無視して「とにかく実質還元率が高いクレジットカード」をまとめると、以下のようになりました。
少し数が多いので、「年会費2万円以上」のカードと「年会費無料~11,000円」のカードをそれぞれ分けて紹介しています。
ポイントの使い勝手よりも還元率そのものを重視するのなら、上の中から申し込み先を選んでみるのも良いでしょう。
還元率特化のクレジットカード情報について詳しくは、以下のページをご覧になってみてください。
ポイント還元率の高さやポイントの使い勝手に関するクレジットカードの口コミ・評判
100名のクレジットカード利用者にアンケート調査を行ったところ、「ポイントの使い勝手や還元率の高さを理由にカードを選んだ」という方は少なくありませんでした。
そこでここでは、実際に高還元カードを使用している方の口コミをピックアップし紹介させて頂きます。
楽天カードを利用している匿名希望さんの口コミ
まず紹介するのは、100名中34名が使っているという断トツの人気を示した「楽天カード」利用者の口コミです。
▲ご提供画像
(契約の事実が分かるもの)
ハンドルネーム |
匿名希望さん |
申込時の属性 |
・23歳 ・会社員 ・年収250万円 |
利用可能枠 |
20万円 |
5点満点で評価するなら? |
このカードを選んだ理由 |
楽天での買い物が多かったので、ポイント還元が大きいこちらを選んだ |
自由な口コミ・感想 |
ポイント還元や、ネット買い物時の特典も多く、お店でポイント利用できるところも増えているため大変便利。アプリで利用額なども確認できる手続きも簡単。さらに不正利用があった時の対応なども非常に早くスムーズで安心でした。 |
この方も触れている通り、普段から楽天市場や楽天ポイント加盟店を利用する機会が多いのであれば、「楽天カード」は非常に便利なメインカードとなってくれることでしょう。
Amazon Mastercardを利用しているまちこさんの口コミ
▲ご提供画像
(契約の事実が分かるもの)
ハンドルネーム |
まちこさん |
申込時の属性 |
・26歳 ・派遣社員 ・年収120万円 |
利用可能枠 |
50万円 |
5点満点で評価するなら? |
このカードを選んだ理由 |
amazonをよく利用していたので。amazonカードがあれば、ショッピング内でより高い還元率を得れたから。 |
自由な口コミ・感想 |
まず年会費や入会費がかからないのが良い点です。あとはamazonユーザーであれば、ショッピング内でより高い還元率のポイントを獲得できるのが評価できます。 |
dカードGOLDを利用しているゆうまさんの口コミ
▲ご提供画像
(契約の事実が分かるもの)
ハンドルネーム |
ゆうまさん |
申込時の属性 |
・48歳 ・学生(アルバイトなし) ・年収650万円 |
利用可能枠 |
50万円 |
5点満点で評価するなら? |
このカードを選んだ理由 |
結婚する前に、持っていたクレジットカードの整理とポイント還元の良さから選択しました。 |
自由な口コミ・感想 |
携帯電話代、公共光熱費すべてクレジットカード払いにすること、そして日常の買い物でも決済に使うことで月3000ポイントはたまるのでもとはしっかりととれていると思います。 |
クレジットカードのポイントに関するよくある質問と回答
ここからは、クレジットカードやそれに関連するポイントサービスに関するよくある質問にお答えしていきます。
ポイント還元率が高いカードとはどんなクレジットカードですか?
ポイント還元率が高いクレジットカードとは、標準的なカードに対し、「同じ金額を支払った場合、より多くのポイントがもらえる」カードを指します。
実際のところはポイント還元率が1.0%、またはそれを超えるクレジットカードを「高還元率」と呼ぶことが多いようです。
楽天カードやdカード、Amazon Mastercardなどは、いずれも「ポイント還元率が1.0%」のクレジットカードですね。
クレジットカードのポイント還元率はどうすれば計算できますか?
クレジットカードのポイント還元率は、
- 受け取れるポイントの数÷必要な決済額
という式で簡単に計算できます。
例えば100円(必要な決済額)につき1ポイントがもらえる「楽天カード」や「dカード」「Amazon Mastercard」などの場合であれば、ポイント還元率は、
- 1÷100=0.01
つまり1.0%だと言えるでしょう。
ただし交換先によって価値が変わるポイント(Oki Dokiポイントなど)が貯まるカードの場合は、ポイントの価値を換算した上での計算が必要となります。
クレジットカードのポイントの有効期限はどこで見ることができますか?
ポイントの有効期限は、各クレジットカードのインターネット会員サービスや公式アプリ、利用明細などで確認可能です。
楽天カードであれば楽天カードの、dカードであればdカードの会員サイトなどを確認してみるのが良いでしょう。
ETCカードの利用分に対し、ポイントは還元されますか?
多くの場合でETCカードの利用分もポイント還元の対象です。
ライフカードなどの一部の例外でなければ、有料道路の通行分に対してもポイントを受け取ることができるでしょう。
現在貯まっているクレジットカードのポイントを確認したいのですが。
利用しているクレジットカード会社の、インターネット会員サービスや公式アプリ内の情報をご確認ください。
クレジットカードのポイントを使用した分を、会社の経費として申告できますか?
会社の規約やルール、状況にもよるため断言はできませんが、個人の所有物であるポイントは、個人の現金と同じように処理されるのが基本です。
そのため「会社のための出費を、自分のポイントで賄った」場合には、立替を認められることが一般的でしょう。
一方、
- 会社のための決済を自分のカードで行い、ポイントを自分のものにする
- 従業員カードで貯まったポイントなどを、プライベートで使用する
といった行いは、規約などに照らし合わせても容認されない可能性が高いです。
クレジットカードのポイントサービスについてのまとめ
身近なお店やサービスで簡単に使えるポイントを貯めたなら、普段のお買い物が今よりもっとお得になります。
お住まいの地域や利用するサービスに合った「貯めたいポイント」が貯まるクレジットカードを使い、日常の決済を今より賢く済ませられると理想的です。
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB Amex |
還元ポイント | 楽天スーパーポイント |
発行元 | 楽天カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
- 楽天ポイントカード機能付き
(=楽天ポイント加盟店でいつでもポイント二重取り) - 楽天市場 でポイント還元率+1.0%
5と0が付く日なら+2.0%(要事前エントリー)
※いずれも税抜き価格に対し適用 - 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%
特集してほしいクレジットカードやお店などがあれば、以下のフォームに遠慮なくご入力ください!
既存記事については、こちらの「オトクレカの全記事一覧 」からご確認いただけます。
今回紹介したカードはもちろん、それ以外のカードについてもあなたの口コミを募集しています。コメントに抵抗があっても安心の非公開仕様!
お暇があれば、情報をご提供いただけますと幸いです。
(※頂いた情報はサイト内で紹介する可能性があります)
最新の情報については各公式サイト情報をご確認ください。
コメント欄やメールフォーム等よりお気軽にお声がけください。