東急電鉄では2024年5月15日より、世田谷線を除く全駅で「クレジットカードのタッチ決済」を使った改札通過&運賃支払いが可能となります。
ということで今回は東急線ユーザーに向け、クレジットカードを使った乗車の方法や、PASMO・Suicaと比べたメリット・デメリット等を簡潔にまとめてみました。
目次
「クレジットカードのタッチ決済」を使った東急線の乗り方・使い方
結論から言うと、「クレジットカードのタッチ決済」を使って改札を通る方法は超簡単。
実際にわたしも東急線以外の場所で使用したことがありますが、
- 「タッチ決済」に対応した改札に、「タッチ決済」機能付きのカードをかざす
- 改札を通る
たったこれだけです。
請求はクレジットカードの方に向かうため、事前にチャージを行う必要もありません。
また、タッチ決済機能付きのクレジットカードさえ持っていれば、事前の登録手続きなども一切不要です。
要はPASMOやSuicaの代わりにクレジットカードを使用できるというわけですね!
→自分のカードに「タッチ決済」の機能が付いているか確認する方法はありますか?
クレジットカードのタッチ決済を使って東急線に乗車するメリット
ここからは「今までもPASMOやSuicaではなく、クレジットカードのタッチ決済」を使用して東急線を利用するメリットについて解説していきます。
通常のお買い物と同じようにポイントが貯まる
クレジットカードのタッチ決済を利用する場合の還元率は、特別なキャンペーンや特典などが備わっている場合を除き、「通常のお買い物と同じ」。
そのため楽天カードであれば100円につき1ポイント、JALカードであれば最大で100円につき1マイル…といったように、カードに応じたポイントやマイルを獲得することが可能となっています。
…が、東急線を普段からよく利用する方であれば、PASMOを使った「電車とバスで貯まる TOKYU POINT」サービスを利用した方がお得かもしれません。
→「電車とバスで貯まる TOKYU POINT」との兼ね合いについて
PASMOやSuicaと違いチャージの手間が掛からない
クレジットカードは「後払い」を前提とした支払い方法。
例えば楽天カードの場合であれば、ある月の「1日~31日」に使用した分の引き落としが「翌月の27日」に一気に行われます。
この仕様のおかげでプリペイド(前払いチャージ式)のPASMOやSuicaと異なり、チャージの手間が掛かることはありません。
クレジットカードの基本の支払いシステム(後払い)については、以下の記事で詳しく解説しています。
利用明細(乗車履歴)を簡単に確認できる
クレジットカードのタッチ決済を利用した分の利用明細は、
- クレジットカード会社のインターネットサービスや公式アプリ
- 「タッチ決済で乗車」専用の利用明細を確認できる「Q-move」
(※要事前登録)
を活用することで簡単に閲覧可能。
発生した交通費を正確に管理したいという方にとっては、こちらも嬉しい利点と言えるでしょう。
マネーフォワードなどの家計簿アプリとクレジットカードを連携させれば、自動的に「一ヶ月の交通費」などを算出してもらうことも可能ですよ!
「クレカのタッチ決済で東急線に乗車」するデメリットと注意点
タッチ決済を使用した乗車にはメリットが多い一方、いまだサービス面が追い付いていない部分も存在します。
ここからは「タッチ決済」で東急線を利用する前に、知っておきたい注意点について見ていきましょう。
Mastercardブランドのクレジットカードは現在使用不可
▲東急線の改札を通過できないMastercardブランドの楽天カード
▲同じ楽天カードでも右下のロゴが「VISA」や「JCB」なら世田谷線でのタッチ決済が可能です。
東急線で利用できる「タッチ決済」は、
- Visa
- JCB
- American Express
- Diners Club
- DISCOVER、銀聯(いずれも旅行者向け)
の6種類。ご覧の通り、Mastercardは含まれていません。
そのためせっかくの「タッチ決済」機能付きカードであっても、それがMastercardブランドであれば、東急線への乗車に利用できないことになります。
わたしが把握している限り、日本全国どこの「タッチ決済で交通機関を利用できるサービス」もMastercardに対応していないんですよね…。
問題はMastercard側の姿勢かシステムにありそうです。
→自分のカードに「タッチ決済」の機能が付いているか確認する方法はありますか?
「電車とバスで貯まる TOKYU POINT」に比べると還元率が低い(※例外あり)
東急電鉄には「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」という、名前通りPASMO等を使用することでポイントがもらえるサービスが存在します。
その利用方法は「お手持ちのTOKYU POINTカードにPASMO・Suicaを紐づけることで、運賃の3.0%相当のポイントが還元される」というもの(※定期券内を除く)。
そしてこの3.0%という還元率は、一般的なクレジットカードの「タッチ決済」のポイント還元率を上回ります。
ということで普段からよく東急電鉄を利用するのであれば、結局のところ「タッチ決済」よりも、ポイントカードを紐づけたPASMOを利用した方がお得となりそうです。
要するにクレジットカードのタッチ決済は、「たまに東急線を利用する方向け」(または普段は東急線を、定期券内でしか利用しない方向け)」となりそうですね…。
東急系のクレジットカードである「TOKYU CARD ClubQ JMB」(Visa)を使ったタッチ決済には、「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」と同じポイント還元率(3.0%/キャンペーン期間は6.0%)が適用されます。
そのためこのカードをお持ちの方であれば、「タッチ決済」であってもPASMOと同様の高還元を実現可能となります。
東急線沿線で使える特典が充実したクレジットカードなので、東急ユーザーはチェックして損はありませんよ!
→TOKYU CARD ClubQ JMBについて詳しく見る
クレジット機能そのものに定期券を搭載することはできない
PASMOやSuicaと違い、クレジットカードの「クレジット機能」そのものに、定期券の機能を搭載することはできません。
例えば楽天カードそのものに、東急線の定期券機能を付けることはできない…ということですね。
PASMO機能付きのクレジットカード(TOKYU CARD ClubQ JMB等)であれば定期券機能を搭載できる場合もありますが……。
この場合に使用される規格は「PASMO」であり、「クレジットカードのタッチ決済」ではありません。
直通で別の鉄道会社の駅に辿り着く場合、タッチ決済を使用できない
「タッチ決済での改札通過」が可能なのは、あくまで東急線内の話。直通電車により他の鉄道会社の管轄になると、同じ方法での運賃の支払いが不可能となってしまいます。
うっかりやらかしてしまった場合には、駅員さんに清算してもらう必要がありそうですね…。
相鉄線との直通電車などを利用する場合には、
- タッチ決済を利用するなら、東急線内の駅で降りる
- 東急線の範囲を超えるのであれば、PASMO等の支払い方法を利用する
といった点を心がけたいところです。
東急線と相互直通運転を行っている他社線は、本実証実験に対応しておりません。
引用元:PR TIMES
東急線で「クレジットカードのタッチ決済」を利用すべきは結局どんな人?
普段のお買い物のように簡単かつスムーズに乗車が可能、その一方で「常連向け」サービスにはやや乏しいクレジットカードのタッチ決済。
そのメリット・デメリットを加味して考えると、この機能を利用すべきは、
- たまにしか東急線を利用しない方が、たまたま東急線に乗車する場合
- 普段は定期券の範囲内でしか東急線を利用しない方が、それ以外の区間を利用する場合
- タッチ決済で3.0%還元が適用される「TOKYU CARD ClubQ JMB」をお持ちの方
と言ったところでしょうか。
ちなみに「定期券に頼らず、よく東急線を利用する」という方の場合は、
- TOKYU POINTカードを紐づけたPASMO
- TOKYU CARD ClubQ JMB
等を活用した方がお得となります。
何にせよ、東急線ユーザーにとってTOKYU CARD ClubQ JMBの優先度は高そうですね。
東急線の改札で使える「タッチ決済」機能付きクレジットカード
ここからは、
- タッチ決済を利用するかどうかにかかわらず、東急線ユーザーにおすすめのクレジットカード
- たまに東急線を利用する機会に備える、タッチ決済機能付きの高還元クレジットカード
を簡単に紹介させて頂きます。
東急カード(TOKYU CARD ClubQ JMB)は高還元率&東急線ユーザー向けの特典多数
先ほどからちょくちょく名前が出ている「TOKYU CARD ClubQ JMB」は東急カード、つまり東急電鉄の子会社が発行しているクレジットカード。
特徴はもちろん東急系の特典の充実で、
- 「タッチ決済」利用時でも「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」と同じく、TOKYU POINTが3.0%(6月30日までのキャンペーン期間なら6.0%)貯まる
※3.0%還元はPASMO決済でもOK! - TOKYU PASMO定期券購入で3.0%還元
- 「東急バスノッテチャージサービス」や東急バス利用時のオートチャージでも1.0%還元
- 東急百貨店にて3.0%+αプレゼント
- PASMOオートチャージ機能付き
- その他東急系のお店で優待あり
といった利点を有しています。
タッチ決済を利用するにしろPASMOのオートチャージを利用するにしろ、チャージの手間を掛けずに東急線で3.0%(キャンペーン期間中は6.0%)のポイント還元を実現できるわけですね!
さらに現在であれば最大11,000円相当のポイントがもらえる入会キャンペーンも実施中。東急線沿線にお住まいの方にとっては利点が多い1枚と言えるでしょう。
加えて基本還元率も1.0%(=等級と関係のない場所で使用しても1.0%分のポイントが貰える)と、楽天カードに並ぶ高水準となっています。
東急と関係のない場所でこのカードを使用する場合であっても、効率よく「TOKYU POINT」を貯められるということですね!
ただしこちらのカードは、2年目以降に1,100円の年会費が発生します。
「初年度無料」のうちにお試し感覚で使ってみて1年が経った頃、このカードを継続するかどうか決めるのでも良いかもしれません。
TOKYU CARD ClubQ JMBにはVisaブランドとMastercardブランドの選択肢があります。が、東急線のタッチ決済乗車に対応しているのはこのうち「Visa」ブランドだけ。
タッチ決済で東急線の改札を通過したり、運賃を支払ったりしたい場合には、Mastercardブランドを選ばないようお気を付けください。
年会費 | 1,100円 ※初年度無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | Visa Mastercard |
還元ポイント | TOKYU POINT |
発行元 | 東急カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 【2024年10月31日まで】新規入会で最大18,000円相当のポイントがもらえる
- 東急線全線(世田谷線を除く)を「タッチ決済」(またはPASMO)で利用する場合、3.0%還元
┗2024年10月31日までのキャンペーン期間中なら6.0%還元!
- TOKYU POINTカード機能付き
- 東急百貨店にて3.0%還元、利用状況によってさらにボーナスポイントプレゼント
- PASMOオートチャージ機能
- SBI証券「クレカつみたて(自動積立)」にて最大3.0%還元
- 「TOKYU POINTモール」経由のネットショッピングでポイントアップ
- JALマイレージバンク機能付帯
※「コンフォートメンバーズ機能付き」カード(Mastercard限定)選択時には、東急ホテルで優待あり
飛行機を利用する機会があるなら「JALカード TOKYU POINT ClubQ」等で2.0%~還元を狙うのもアリ
JALカードは名前の通り、大手航空会社JAL(日本航空)と提携したクレジットカードの総称。
そして実はJALカードの中には、東急カードと提携したものも存在します。それが「JALカード TOKYU POINT ClubQ」と呼ばれるシリーズですね。
先に紹介した「TOKYU CARD ClubQ JMB」のように「タッチ決済でも東急線で3.0%還元」…といった特典はありませんが、
- TOKYU POINTカード機能付き
(=PASMOと組み合わせれば、東急線で3.0%還元を実現できる) - PASMOオートチャージ機能付き
- TOKYU PASMOの定期券を購入する場合、ポイントとマイルの二重取りができる
(最大1.0%のマイル還元+0.5%相当のTOKYU POINT還元)
といった東急系のサービスは備わっています。
また何より、JALカードはマイルを航空券に交換することを前提とする場合、基本還元率が2.0%~相当となるのが魅力。
東急線での優待…というより「日常の決済でマイルを貯める」ことに主眼を置きたいなら、こちらが有力な申込先候補となってくれることでしょう。
Visaブランドを選べば、「タッチ決済」による東急線への乗車も可能ですよ!
年会費 | 7,150円 ※マイル還元率1%達成時 | 基本還元率 | 2.0%前後~ ※マイルを航空券に交換する場合 |
国際ブランド | VISA Mastercard |
還元ポイント | JALマイル |
発行元 | 東急カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- TOKYU POINT CARD機能付き
┗PASMOと組み合わせて東急線にて3.0%還元が可能
(電車とバスで貯まるTOKYU POINT ) - PASMOオートチャージ機能付き
- 東急線PASMO定期券購入時と東急バスでのオートチャージ時には、マイルに加えてTOKYU POINTが0.5%貯まる
- 本来の年会費は2,200円(初年度無料)だが、マイル還元率1.0%の達成には「ショッピングマイル・プレミアム(年4,950円)」への加入が必要
- カード継続後の初回搭乗で1,000マイルプレゼント
- JALのフライトマイル+10%
- ファミリーマート、スターバックス、ENEOS、マツモトキヨシなどの特約店でマイル還元率2倍
- 対象の空港内ショップや機内販売の割引
- パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待
:期間限定キャンペーン/東急カード提供特典
楽天カードはやはり「年会費無料で高還元率」なクレジットカードの大定番
楽天カードと言えば、「年会費無料で高還元率」なクレジットカードの代表的な存在。
特に東急系のサービスで特別な優待を受けられるわけではありませんが、VisaやJCB、American Expressブランドを選べば「タッチ決済」による東急線の改札通過が可能です。
「TOKYU POINTよりも楽天ポイントの方が身近に感じる」という方にとっては、東急カードよりもこちらのカードの方が利用しやすい1枚となってくれることでしょう。
楽天カードを使って貯めたポイントは「楽天市場」などの楽天系サービスの他、ファミリーマートやENEOS、西友などで使用できますよ!
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB Amex |
還元ポイント | 楽天スーパーポイント |
発行元 | 楽天カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
- 楽天ポイントカード機能付き
(=楽天ポイント加盟店でいつでもポイント二重取り) - 楽天市場 でポイント還元率+1.0%
5と0が付く日なら+2.0%(要事前エントリー)
※いずれも税抜き価格に対し適用 - 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%
P-oneカード<Standard>はポイントの管理などを気にしたくない方におすすめ
P-oneカード<Standard>とは、年会費無料かつ「原則どこで使用しても、毎月の支払い額が自動的に1.0%オフ」となるクレジットカード。
1.0%オフ特典の代わりにポイントが貯まることはないものの、
- クレジットカードのポイントの使い道や有効期限について考えるのが面倒
- どこのポイントを貯めればいいのか分からない
といった方にとっては、便利でお得なメインカード候補となってくれることでしょう。
「ポイントの蓄積よりも、目に見える支払い額の減額が嬉しい」という場合には、ぜひチェックしたい1枚となっています。
もちろんVisaまたはJCBブランドを選択すれば、東急線の運賃も1.0%オフの対象となりますよ!
リクルートカードは楽天カード超えの高還元率(1.2%)が魅力の1枚
「年会費無料でとにかく高還元率なクレジットカードが欲しい」という場合に、有力な申込先候補となるのが「リクルートカード」。
こちらの基本還元率は1.2%ということで、先に紹介した東急カードや楽天カード、P-oneカード<Standard>を上回ります。
そしてこのリクルートカード、以前はその還元ポイント(リクルートポイント)の使い道に若干の難があったものの、2024年3月からはAmazonでの直接の決済に対応。
Amazonを利用する機会が多い方であれば、貯めたポイントを無駄なく使用できる優秀なメインカードとなってくれることでしょう。
ただしリクルートカードの中で、タッチ決済に対応しているのは「JCB」ブランドのみとなっています。
タッチ決済の利用を前提とするのであれば、その他のブランドを選ばないようご注意ください。
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.2% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | リクルートポイント |
発行元 | 株式会社ジェーシービー(JCB) 三菱UFJニコス株式会社(VISA、Mastercard) |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 【JCB限定】新規入会で6,000ポイントプレゼント
- モバイルSuicaへのチャージでもポイント還元
(月3万円まで/1.2%還元はVISA、Mastercardのみ)
- 「タッチ決済」対応は現在JCBブランドのみ
東急線とクレジットカードのタッチ決済に関するよくある質問と回答
ここからは、東急線とクレジットカードのタッチ決済に関連するよくある質問にお答えしていきます。
自分のカードに「タッチ決済」の機能が付いているか確認する方法はありますか?
▲「タッチ決済」対応のクレジットカードの例
画像引用元:JCB公式サイト
こんなかんじで「タッチ決済」対応のマークがカードの表面、または裏面に搭載されているのなら、そのカードは「タッチ決済」機能が付いていると確認できます。
ただしMastercardブランドの場合、タッチ決済のマークが付いていても東急線では利用できませんのでご注意ください。
カードの発行から時間が経っている場合、「現行のカードにはタッチ決済が付いているのに、自分のカードはそうでない」ことも。
その場合にはクレジットカード会社に問い合わせることで、最新カードを発行してもらえますよ!
(※ただし発行元によっては発行手数料が必要)
ApplePayやGoogle Payのタッチ決済で東急線の改札を通過できますか?
はい、「VisaやJCB等の国際ブランドのタッチ決済」の登録が可能であれば、ApplePayやGoogle Payを経由して東急線に乗車することも可能です。
そしてお手持ちの端末がApplePayに対応しているのであれば、特に難なくクレジットカードの設定が可能でしょう(一部の例外となるカード会社を除く)。
「ウォレット」アプリを使いカードを登録したら、後はホームボタンまたはサイドボタンを2回押すだけで「スマホのタッチ決済」の準備が完了しますよ!
一方、Google Pay端末(Android系)の場合、タッチ決済を登録できる国際ブランドはVisa(と東急線未対応のMastercard)に限定されます。
さらに「ApplePayには対応しているが、Google Payには未対応」というカード会社も少なくはないため、Androidユーザーは注意が必要と言えるでしょう。
GooglePayを経由して「Visaのタッチ決済」を利用できるクレジットカードには、「楽天カード(Visa)」や「三井住友カード(NL・Visa)」等が挙げられます。
クレジットカードのタッチ決済は東急線以外のどんな場所で使用できますか?
クレジットカードのタッチ決済は現在、
- セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートといった大手コンビニエンスストア
- イオン、イトーヨーカドー等の一部のスーパー
- ドトール、マクドナルド等の飲食チェーン
- ウエルシア(Visaの場合)等の一部のドラッグストア
等の場所で使用可能です。
利用できるお店の一部はブランド(Visa・JCB等)によって異なるため、詳しくはお手持ちのカードのブランドに合わせた公式サイトをご覧いただくのが良いでしょう。
→American Express公式サイト「タッチ決済(コンタクトレス決済)」
→Diners Club公式サイト「ダイナースクラブコンタクトレス (タッチ決済)」
▲ちなみに実際のお店での使い方はこんなかんじです。簡単!
東急線でデビットカードやプリペイドカードのタッチ決済を使用することはできますか?
はい。十分な残高(預金残高またはチャージ残高)があり、タッチ決済に対応したカード、かつ国際ブランドが搭載されていれば、デビットカードやプリペイドカードであっても東急線の改札を通過可能です。
デビットカードやプリペイドカードに搭載されている、タッチ決済に対応した国際ブランドとは主に「Visa」または「JCB」ですね。
Mastercardブランドのカード、あるいは「J-Debit」のロゴのみが搭載されたカードでは、東急線の改札を通過できませんのでご注意ください。
例えば同じ楽天銀行のデビットカードであっても、「Visa」「JCB」であれば問題なく利用できるのに対し、「Mastercard」の場合は東急線で使用できない…ということですね。
東急線とクレジットカードのタッチ決済についてのまとめ
- 東急線(世田谷線を除く)では2024年5月15日から、「クレジットカードをかざすだけ」での改札通過&運賃の支払いが可能に!
※ただしMastercardブランドを除く - 「タッチ決済」でも通常のお買い物と同様のポイントが還元されるが、東急線をよく利用するなら
・TOKYU POINTカード+PASMO
・TOKYU CARD ClubQ JMB
(東急系のクレジットカード)
を使って3.0%還元を狙った方がお得 - 東急線でタッチ決済を積極的に利用するべきは、
・たまに東急線(または定期券区間外の東急線)を利用する方
・TOKYU CARD ClubQ JMBユーザー
となるか
東急線前線(世田谷線を除く)の「タッチ決済」対応により、恩恵を得たのは主に、
- たまに東急線を利用する、「タッチ決済」対応クレジットカードをお持ちの方
- TOKYU CARD ClubQ JMB(Visa)をお持ちの方
でしょうか。
とは言え利用できる決済方法が増えるに越したことはありませんので、上記に該当しない方であっても、「クレジットカードをかざすだけ」で使える運賃の支払い方法について、知っておいて損をすることはないでしょう。
一方TOKYU CARD ClubQ JMB(Visa)をお持ちの方(またはこれから作成する方)であれば、お得&便利に東急線で「クレジットカードをかざすだけ」での決済をこなしていけそうです!
年会費 | 1,100円 ※初年度無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | Visa Mastercard |
還元ポイント | TOKYU POINT |
発行元 | 東急カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 【2024年10月31日まで】新規入会で最大18,000円相当のポイントがもらえる
- 東急線全線(世田谷線を除く)を「タッチ決済」(またはPASMO)で利用する場合、3.0%還元
┗2024年10月31日までのキャンペーン期間中なら6.0%還元!
- TOKYU POINTカード機能付き
- 東急百貨店にて3.0%還元、利用状況によってさらにボーナスポイントプレゼント
- PASMOオートチャージ機能
- SBI証券「クレカつみたて(自動積立)」にて最大3.0%還元
- 「TOKYU POINTモール」経由のネットショッピングでポイントアップ
- JALマイレージバンク機能付帯
※「コンフォートメンバーズ機能付き」カード(Mastercard限定)選択時には、東急ホテルで優待あり
年会費 | 7,150円 ※マイル還元率1%達成時 | 基本還元率 | 2.0%前後~ ※マイルを航空券に交換する場合 |
国際ブランド | VISA Mastercard |
還元ポイント | JALマイル |
発行元 | 東急カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- TOKYU POINT CARD機能付き
┗PASMOと組み合わせて東急線にて3.0%還元が可能
(電車とバスで貯まるTOKYU POINT ) - PASMOオートチャージ機能付き
- 東急線PASMO定期券購入時と東急バスでのオートチャージ時には、マイルに加えてTOKYU POINTが0.5%貯まる
- 本来の年会費は2,200円(初年度無料)だが、マイル還元率1.0%の達成には「ショッピングマイル・プレミアム(年4,950円)」への加入が必要
- カード継続後の初回搭乗で1,000マイルプレゼント
- JALのフライトマイル+10%
- ファミリーマート、スターバックス、ENEOS、マツモトキヨシなどの特約店でマイル還元率2倍
- 対象の空港内ショップや機内販売の割引
- パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待
:期間限定キャンペーン/東急カード提供特典
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