2025年最新!JALカードプラチナのメリット・損益分岐点や審査も解説します

JALカードプラチナの特徴や損益分岐点の概要

JALカードプラチナは、最高グレードのJALカード。

年会費は34,100円と航空会社系プラチナカードの中では格安で、気になっている方も多いでしょう。

今回はそんなJALカードプラチナの特典や種類、下位カードとの損益分岐点などについて、できるだけ分かりやすくまとめました。

2025年4月発行開始の「プラチナPro」についても加筆しました!

JALカードプラチナの特徴の概要(コンシェルジュや海外ラウンジを利用したい方向けで損益分岐点は年間82万5000円~のJAL利用等)
JALカードプラチナの特徴の概要(コンシェルジュや海外ラウンジを利用したい方向けで損益分岐点は年間82万5000円~のJAL利用等)

目次

1分で分かる!JALカードプラチナ

1分で分かる!JALカードプラチナ(JALカードプラチナの特徴まとめ)
1分で分かる!JALカードプラチナ(JALカードプラチナの特徴まとめ)

JALカードプラチナは、JALカードにおける最高グレードのクレジットカードです。

「プラチナPro」発行に伴い「2番目に高グレード」となりました。

このカードのメリット
  • 年会費は34,100円と航空会社系のプラチナカードの中では安い
  • 海外空港ラウンジサービス
  • コンシェルジュサービス
  • その他プラチナ限定の特典多数
  • 年間決済額500万円未満なら、基本的にプラチナProよりお得
このカードのデメリット
  • 国際ブランドはJCBとAmexのみ
  • フライトマイルや年間ボーナスマイルはゴールドカード等と同じ

JALカード最高グレードのカード…ではあるものの、JAL関連の優待は一部を除き、「CLUB-Aカード」等から据え置き。

結果としてプラチナカードを選ぶべきは、基本的に「プラチナ限定の優待・特典」に魅力を感じる方と言えるでしょう。

具体的に言うと海外空港ラウンジサービスやコンシェルジュサービス、グルメ・ホテル特典等ですね。

JALカードプラチナのメリットと特徴

JALカードプラチナのメリットと特徴のまとめ

ここからはJALカードプラチナのメリットやサービスについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

【プライオリティパス】無料で何度でも海外空港ラウンジを使い放題

プライオリティ・パス公式サイトより、海外空港ラウンジのイメージ

プライオリティ・パス公式サイトより、海外空港ラウンジのイメージ
(ウィーン国際空港の場合)

「下位カードにない、プラチナカード独自の利点」としてまず挙げられるのが、プライオリティ・パスのサービス。

こちらは簡単に言うと、全世界の海外空港ラウンジサービスを何度でも無料で利用できるという特典です。

より正確に言うと、プライオリティ・パスというラウンジサービスの「プレステージ会員」(最上級会員)資格になれる権利が付帯します。

海外空港ラウンジサービスのサービスは国内のラウンジ(いわゆるカードラウンジ)より圧倒的に充実しており、

  • アルコールを含むドリンクや軽食の食べ・飲み放題
  • ゆったりできるソファや仮眠スペース
    • ラウンジによってはシャワーサービス

等を使用可能(詳細はラウンジによって異なります)。

たまにでも海外に行く予定があるのなら、この特典1つでもプラチナカードを選ぶ意味があると言えそうです。

嬉しい

実際にわたしがイスタンブール空港のラウンジを使用した際のレポートは、以下のページからご覧いただけます。
現地ならではの食べ物等もあってマジで楽しいよ!

プライオリティ・パスを使って入場できるラウンジの詳細については、こちらの公式サイト をご確認ください。

こちらもチェック!

24時間体制のコンシェルジュサービスが付帯

JALのプラチナカードには、24時間体制のコンシェルジュサービスが付帯します。

こちらは簡単に言うと、「カード決済ができそうなお支払いに関連する雑務」、具体的に言うと、

  • シチュエーションに適した飲食店等のピックアップや予約代行
  • 旅行の際の宿泊場所や周辺施設の調査
  • 希望するコンサートやスポーツ観戦のチケット手配

等を、無料でおまかせできるサービス。

少し面倒な作業を一任できるということで、特に多忙な方にとっては嬉しい特典と言えるでしょう。

「渋谷か新宿で、友達3人と楽しめる評判の良い個室居酒屋の候補を教えて!」といった使い方ができるわけですね!

ちなみにコンシェルジュへの依頼・相談方法は、

  • JCBの場合、電話またはアプリ
  • Amexの場合、電話またはメール・LINE

となっています。

ちなみに各サービスを提供するのは、
・JCBの場合は株式会社ジェーシービー
・Amexの場合は三菱UFJニコス株式会社
です。
ジェーシービーのコンシェルジュは特に評判が良いですね。

【アドオンマイル】JALの航空券や機内販売等で4.0%相当のマイル還元

JALのプラチナカード会員は、JAL関連の決済において2.0%相当のマイルが上乗せされます(アドオンマイル)。

  • JALはそもそも「JALカード特約店」の1つ
    (=マイル還元率2倍で2.0%)
  • さらにアドオンマイルで還元率+2.0%

ということで、JALの航空券や機内販売等では合計4.0%相当の還元を受けられるわけですね。

CLUB-Aゴールドカードにもアドオンマイルは適用されるものの、そちらの合計マイル還元率は3.0%。

JALでの決済額が大きい方にとっては、こちらも無視できない差別化点となりそうです。

アドオンマイル対象の決済について詳しくは、こちらの公式サイト をご確認ください。

最大1億円の旅行保険が付帯で海外でのトラブルにも対応

JCBプラチナには最大1億円の旅行保険が付帯しています。

特にJCBの保険は、

  • 最大1000万円の治療費が出る
    (※相場は最大300万円くらい)
  • 今では珍しくなった「自動付帯」
    (無条件で保険が適用される)
  • その他、家族特約や航空機遅延補償あり

ということで、クレジットカード界全体で見ても屈指の優秀さ。

仮に海外旅行等の際にトラブルに遭ったとしても、(もちろん100%とは言えませんが)お金の心配については軽減できるはずです。

JALカードプラチナの付帯保険(JCBの場合)
海外旅行保険【自動付帯】
傷害死亡・後遺障害最高1億円
【家族特約1000万円】
傷害治療費用
疾病治療費用
最高1000万円
【家族特約200万円】
賠償責任最高1億円
【家族特約2000万円】
携行品損害最高100万円
【家族特約50万円】
※自己負担額3,000円
救援者費用最高1000万円
【家族特約200万円】
航空機遅延補償最高2万円
手荷物遅延・紛失補償最高4万円
国内旅行保険【自動付帯】
傷害死亡・後遺障害最高1億万円
怪我による入院10,000円/日
怪我による手術10,000円×倍率
※手術の種類により変動
怪我による通院2,000円/日
航空機遅延補償最高2万円
手荷物遅延・紛失補償最高4万円
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年間500万円
※自己負担額3,000円

American Expressブランドに適用される保険については、三菱UFJニコスの公式サイト をご確認ください。
ちなみに最高額(1億円)は同じですが、細部まで見ると保険内容はJCBの方が優秀です。

対象のホテルやレストランで割引などの優待を受けられる

JCBカードプラチナには、プラチナカードらしいダイニング優待・ホテル優待も用意されています。

その内容は「JCB」「Amex」どちらを選ぶかによって異なりますが…。

  • 全国の対象レストランにて、2名以上でコース料理を頂いたとき1名分無料
  • 【JCBのみ】予約が難しいミシュラン掲載店等への予約代行
  • 対象の国内外のホテルにて割引&レイトチェックアウトなどの優待

といったサービスは、プラチナカードならではと言えるでしょう。

またこれらの特典は、コンシェルジュサービスとも併用可能です。

さらにJCBブランドなら、USJや東京ディズニーリゾート等でも特別なサービスを受けられますよ!

→JALカードプラチナはJCBとアメックスのどちらが良い?

もちろんゴールドカード以下と共通の特典・サービスも適用される

JALカードプラチナには、以下の「CLUB-Aゴールドカード」と共通の特典も適用されます。

CLUB-Aゴールドと共通の主な特典
  • 新規入会&JAL搭乗で5,000マイル付与
  • カード継続&JAL搭乗で2,000マイル付与
  • JAL利用時の「フライトマイル」積算率+25%
  • 国内空港ラウンジサービス
  • JALカード特約店でマイル還元率2.0%
    ファミリーマートマツモトキヨシ等)
  • 対象の空港内ショップや機内販売等で割引
  • パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待

逆に言うと「フライトマイル」等のサービスは、CLUB-Aカードから据え置きですのでご注意ください。

デメリット

プラチナカードを選ぶべきかCLUB-Aゴールド等を選ぶべきかは、これまで解説した「プラチナならではの利点」に魅力を感じるかどうか…ということですね。

JALカードプラチナのデメリット

JALカードプラチナのデメリット

ここからは、JALカードプラチナへ申し込む前に知っておきたいデメリットや注意点について解説していきます。

国際ブランドはJCB・Amexのみで海外決済に不安あり

JALカードプラチナにおける国際ブランドの選択肢は、「JCB」「American Express(Amex)」の2つのみ。

CLUB-Aゴールドカード以下と違い、VisaやMastercard、Dinersは選択できません。

日本国内で使用する分にはどちらも大して問題はないとはと思いますが…。

海外(特に欧州圏等)における加盟店数は、VisaやMastercardより明確に少ないため注意が必要です。

1年ほどウィーン周辺に住んでいました!

少なくともウィーン周辺における各国際ブランドの普及事情は、

  • Visa/Mastercardはどの店でもほぼ使用可能
  • AmexやDinersは個人店等では使えないことも多い
    (現地民はほぼ使ってないので観光客向け)
  • JCBは大手チェーン店等でのみ使用可
    (日本で言うDISCOVERの扱い)

といったかんじでした。

他のエリアや地域のことは分かりませんが、少なくともヨーロッパ周辺においては、「VisaまたはMastercard」(タッチ決済付きが望ましい)の所持が推奨されます。

とは言え短期間の旅行や出張程度なら、海外決済用のサブカードを持つのでも良いだろうと思います。

▲全世界の加盟店数比較。
MastercardやVISAに比べ、JCBの加盟店数が非常に少ないことが分かります。

画像引用元:Mastercard公式サイト

基本還元率やボーナスマイルはゴールドカードから据え置き

ゴールドカードからプラチナカードにアップグレードしたことで強化されるのは、主に

の2つ。

逆に言うと、フライトマイルや年間ボーナス、基本還元率などの多くのJAL系の特典は、ゴールドカードから据え置きとなっています。

ANAのプラチナカードとは違い、ゴールド→プラチナの選択で圧倒的にマイルが貯めやすくなる…わけではない点については注意が必要と言えます。

JALカードプラチナと下位のJALカードの比較

まあANAのプラチナカードは最低年会費77,000円ですから、比べるものではないのかもしれない

JALカードプラチナはJCBとアメックスのどちらが良い?

JALカードプラチナにおけるJCBとアメックスの比較表

JALカードプラチナは、

  • JCB(株式会社ジェーシービー発行)
  • American Express(三菱UFJニコス株式会社発行)

の2種類。

そしてこの2種のカード、JAL関連の優待・サービスは共通である一方、カード会社が提供する特典などには差があります。

ということでここからは、2つのJALカードプラチナの違いや選び方について見ていきましょう。

JALカードプラチナの比較
JCB
(ジェーシービー発行)
Amex
(三菱UFJニコス発行)
デザインJALカードプラチナ(JCB)の券面イメージJALカードプラチナ(Amex)の券面イメージ
年会費34,100円34,100円
マイル還元率1.0%1.0%
スマホ決済ApplePay
Google Pay
ApplePayのみ
コンシェルジュの使い方電話
アプリ
電話
メール
LINE
差別化点・保険が優秀
・USJやディズニーリゾート等で特別優待
・クラブオフ※特典
・全体的な優待はJCBの方が優秀
・JCBよりは海外加盟店数が多い
・入会前に優待対象のお店がわかる
審査に通過しやすい?
詳細

※国内外20万以上のお店やサービスで割引などの優待を受けられるサービス

JAL・JCBカード(プラチナ)は優秀な保険や会員特典が魅力

JALカードプラチナ(JCB)の券面イメージ

JAL・JCBカード(プラチナ)の魅力として、まず挙げられるのは細部まで充実した付帯保険。

先にも触れましたが、治療費補償の限度額が1000万円…というカードはなかなかありません。

海外旅行保険の比較(いずれも上限額)
JAL・JCBプラチナJAL・Amexプラチナ
障害死亡
後遺障害
1億円
(家族特約1000万円)
1億円
※うち5000万円利用付帯
(家族特約1000万円)
障害・疾病治療1000万円
(家族特約200万円)
200万円
(家族特約も同上)
賠償責任1億円
(家族特約2000万円)
3000万円
(家族特約も同上)
携行品損害100万円/1旅行
(家族特約50万円)
50万円/1旅行
(家族特約も同上)
救援車費用1000万円
(家族特約200万円)
200万円/年
(家族特約も同上)
航空機遅延
手荷物紛失等
最大4万円補償なし

JCBの海外適性はさて置くとして、海外旅行などの際により強い安心をプラスできることは間違いないでしょう。

またJCBはプラチナ会員に対し、以下のようなサービスを提供しています。

JCB提供の主なサービス
  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて、
    JCBラウンジ パートナーラウンジ を使用可能
  • 東京ディズニーリゾート特別優待プラン
  • 対象レストランで2名以上でコース料理を頂くとき、1名様分無料
  • 対象のホテル優待(国内・海外)
  • 予約困難なレストランの予約代行や限定イベントの実施
  • JCBトラベルで海外パッケージツアー申込時、手荷物無料宅配券をプレゼント
  • JCB Lounge京都 を利用可能
  • 国内外20万以上の優待を受けられる「クラブオフ」
  • その他ゴルフ場優待など多数

この通り、JCBが提供するプラチナ会員向けのサービスはかなり充実しています。

海外での加盟店数の少なさにのみ目をつむれるのなら、基本的にはJCBブランドの選択が推奨されると言って良いでしょう。

日本発・唯一の国際ブランド提供元はダテじゃないんやね

その他ApplePayの端末を使ってスマホ決済を行いたいのなら、Google Pay対応のJCBブランドの選択が優先されます。

クラブオフの優待の例を見る

「クラブオフ」優待の例
お店やサービス優待内容
コメダ珈琲ドリンクのサイズアップ
(レギュラー→たっぷりサイズ)
ポムの樹ソフトドリンクが無料
(2名様まで対象)
白木屋、笑笑、魚民
目利きの銀次 他
10%オフなど
PIZZA-LA最大500円オフ
Uber Eats初回注文で1,800円オフ
U‐NEXT
Hulu
無料トライアル期間の延長
booking.com
(宿泊予約サイト)
最大1,500円のAmazonギフトカード付与
Expedia
(宿泊予約サイト)
最大1,500円のAmazonギフトカード付与
イオンシネマ1,800円の鑑賞料金が1,300円に
MOVIX2,000円の鑑賞料金が1,400円に
ビックエコー
カラオケ館
室料30%オフ
エミナルクリニック
(医療脱毛)
最大1万円オフ
レジーナクリニック10%オフ
(全身脱毛など)
メンズリゼ全身脱毛10%オフ
その他習い事、サブスク、宿泊、サロンなど多数(国内外20万以上)

※掲載されている優待内容については、予告なく変更となる場合がございます。

JALアメックス(プラチナ)にはアメックスのホテル優待等が追加される

JALカードプラチナ(Amex)の券面イメージ

アメックスブランドのJALカードプラチナには、以下の「アメックスブランドのプラチナカード」共通優待が適用されます。

Amex提供の主なサービス
  • 対象の国内ホテル優待
  • 対象のレストラン優待
  • 国内のスパ・ショッピング施設優待
  • その他Amex共通の提携サービス割引など

JCBと比べると独自の特典は少ないのですが、

  • 入会前にどのホテル等が特典の対象か分かる
    (※JCBは原則非公開)

というのは1つのアドバンテージでしょうか。

また海外加盟店も「JCBに比べれば」多いため、海外でJALカードを使用したい場合には、こちらが比較的有力な申込先候補となりそうです。

まあ海外決済に関して言うなら、CLUB-A以下のVisa・Mastercardの方が優先度が高いのですが…。

ちなみにJALのアメックスカードは本家アメックス社ではなく、ライセンス契約をした「三菱UFJニコス」社発行。
そのため本家アメックスとは適用されるサービスが異なります。あらかじめご承知おきください。

JALカードプラチナと下位のJALカードの比較

JALカードプラチナと下位のJALカードの比較

JALカードプラチナと、下位のJALカードを簡単に比較すると以下のようになりました。

グレード間のJALカード比較
普通カードCLUB-AカードCLUB-Aゴールドカードプラチナカード
デザイン
年会費7,150円~
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
15,950円
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
17,600円~34,100円
マイル還元率1.0%
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
1.0%
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
1.0%1.0%
入会搭乗/
毎年初回搭乗ボーナス
1,000マイル
(入会搭乗)
1,000マイル
(毎年初回搭乗)
5,000マイル
(入会搭乗)
2,000マイル
(毎年初回搭乗)
同左同左
フライトマイル+10%+25%同左同左
国内ラウンジ××無料同左
海外ラウンジ××JCBは有料で利用可
ダイナースは年10回無料
無料
付帯保険最大1000万円
※疾病保険等は付帯しない
最大5000万円最大1億円
(JCB)
最大5000万円
(VISA他)
最大1億円
特徴陸マイラー向けゴールド特典に興味がない空マイラ―向けゴールド限定特典の追加コンシェルジュ・その他プラチナ優待

プラチナカードと下位カードの差別化点は、基本的にJAL…ではなく「カード会社側の優待」。

「日常の決済でJALマイルを貯める」ことだけを重視するのなら、申込先は下位カードでも十分かもしれません。

ただし逆に言うと、

  • 海外空港ラウンジサービス(プライオリティパス)
  • コンシェルジュ
  • その他プラチナ限定のダイニング優待・ホテル優待など

を利用したいのなら、プラチナカードの選択が最優先となりそうです。

ちなみにJCB限定の特典で言うと、
・クラブオフ
・東京ディズニーリゾート優待
ゴールドカードでも使用可能。
・グルメ、ホテル優待
・USJラウンジ
プラチナ限定のサービスです。

こちらもチェック!

JALカードプラチナとCLUB-Aゴールドカードの損益分岐点

JALカードプラチナとCLUB-Aゴールドカードの損益分岐点

ここでは「プラチナカードとゴールドカード、どちらを選べばいいかわからない」という方に向け、プラチナカードを選んだ方がお得となる損益分岐点を計算していきます。

アドオンマイルを基準とする場合の損益分岐点は「JALにて年82万5000円以上の決済」

結論から言うと

ゴールドカードよりもプラチナカードを選んだ方がお得となる可能性が高いのは、JALで年間82万5000円以上の決済を行う方です。

JALのプラチナカードと、CLUB-Aゴールドカードにおける「マイル部分の差異」はアドオンマイルのみ。

アドオンマイルとは、JALの対象サービスでお買い物をしたときに上乗せされるマイルのことですね。

ということで、

  • 1マイル=2円相当と仮定
  • JCBブランドのJALカード間で比較

という条件の下「プラチナカードを使った方がお得となる、JALでの年間決済額X」を計算すると、

  • X×0.04≧X×0.03+{(34,100-17,600)÷2}

を解いてX≧825,000。

つまり1年でJALの航空券等を82万5000円以上購入する方であれば、ゴールドカードよりもプラチナカードを選んだ方がお得と考えられます。

アドオンマイルの対象となる決済について詳しくは、こちらの公式サイト をご確認ください。

海外空港ラウンジを基準とする場合の損益分岐点は「年3~4回のラウンジ利用」

結論から言うと

年3~4回以上「海外空港ラウンジ」を利用したなら、JCBのCLUB-Aゴールドカードよりも「プラチナカード」を選んだ方がお得となる可能性が高いです。

JALカードプラチナでは海外空港ラウンジを、何度でも無料で使用可能。

これに対しJCBブランドのCLUB-Aゴールドカードでは、35US$/回の支払いで、海外空港ラウンジを使用可能となっています。

  • プラチナカードとゴールドカードの年会費の差は16,500円
  • 35US$の価値はこの記事を書いている直近6ヶ月で、5,000~5,500円くらい

と考えると、海外空港ラウンジを年に3~4回以上使用できたなら、プラチナカードの方がお得になりうると考えて良いでしょう。

もちろん損益分岐点に届かずとも、コンシェルジュサービスや限定優待を理由にプラチナカードを選ぶのは「アリ」ですよ!

JALカードプラチナとJALカード「プラチナPro」の比較

JALカードプラチナとJALカード「プラチナPro」の比較

2025年4月に突如追加されたのが「JALカード プラチナPro(JCB)」。

こちらは年会費77,000円と、従来のプラチナカードの2倍の年会費を要求する高価格カードです。

…が、独自の特典はほとんど

  • 最大30,000マイルの年間ボーナス
    (年間決済額500万円達成時)
  • 年1回のみ「サクララウンジ」を使用可能

に集約されており、還元率やその他のJAL関連の優待、ジェーシービーのプラチナ特典などはほぼ据え置き。

結果としてプラチナProを選ぶべきは、「年会費の差を年間ボーナスが超える」年間決済額500万円以上の方のみと考えて良いでしょう。

要するにほとんどの方にとっては、プラチナPro発行後も「通常のプラチナカード」の方が有力な選択肢、ということですね。

2つのJALカードプラチナ(JCB)の比較
プラチナProプラチナ
デザインJALカードプラチナProの券面イメージJALカードプラチナ(JCB)の券面イメージ
年会費77,000円34,100円
マイル還元率1.0%1.0%
年間ボーナス最大30,000マイル最大2,000マイル
フライトマイル+25%+25%
ラウンジ・国内空港ラウンジ
・海外空港ラウンジ
・サクララウンジ(年1回)
・国内空港ラウンジ
・海外空港ラウンジ
備考右記に加え、提携ホテル等にて限定優待ありジェーシービーのプラチナ特典適用あり
(コンシェルジュ他)

プラチナProについて詳しくは、以下のページで解説しています。

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JALカードプラチナの審査に必要な年収や属性について

JALカードプラチナの審査に必要な年収や属性について

ここからはJCBカードプラチナに申し込むにあたって気になる、審査通過者の年収や属性について見ていきましょう。

JCBは「切り替えでない新規」ならそれなりの年収が必要そう

JCBのJALカードプラチナ…だけでは流石に情報が少なかったので、ここでは

  • JCBのJALカードプラチナ
  • JCBプラチナ
    (発行元や基本サービスを同じくするプロパーカード)

の口コミを軽く分析してみました。

おそらく審査の基礎部分は一致していると思われるのでね…!

その結果、JCBのプラチナカードの審査傾向は、

  • 「はじめてJCBのカードを使用する」なら要求される収入高め
    (年収500万円台で審査に落ちたという報告も)
  • 一方でJCBカードの利用実績があるなら、年収200万円台でも通過報告アリ

といったかんじに。

要するに審査では「JCBカードの利用実績」がかなり重要であり、これを持たない場合には、高収入などでのリカバリーが求められるわけですね。

審査に自信がない場合には、一般カードやゴールドカードで利用実績を積むのも一考かもしれません。

ちなみにここで言うJCBカードとは、「株式会社ジェーシービー発行のカード」を指します。
他社発行の「JCBブランドのカード」は含まれませんのでご注意ください。

アメックスは収入不安でも審査に通過できたという口コミも

JCBに対しアメックスの方は、イマイチ情報が集まらなかったのですが…。

一応JCBプラチナ・アメックスについて、「社会人1年目の年収0状態でも審査通った」という口コミを見つけることは出来ました。
(かなりネームバリューのある会社等なのかもしれませんが)

とは言え三菱UFJニコスのプラチナカードは、「低年会費・高コスパ」傾向のクレジットカード。

JCBよりいくらか審査難易度が低くても、不思議ではないように思います。

「JCBとアメックスで迷っている、かつJCBの審査に自信がない」という場合には、アメックスを選ぶのも良いかもしれませんね。

もし「こんな属性でも審査に通過できました!」という方がいらっしゃれば、口コミをお寄せ頂けると幸いです!

JALカードプラチナの口コミ・評判

JALカードプラチナの口コミ・評判

ここでは実際に、JALカードプラチナを選択した方の口コミや評判について見ていきましょう。

※LSP…Life Status ポイント

下位カードではなくあえて「プラチナカードを選んだ」方は、

が多い印象でした。

このように実際の利用者からは好評価の声が多かったのですが…。

その一方で、「Visa・Mastercardがほしいからそもそもプラチナカードを選択できない」という方もちらほら見受けられました。

TIPS:JALカードプラチナを使ったマイル修行(JGC修行)について

JALの「特別なお得意様」である「JALグローバルクラブ(JGC)」の会員資格を得るため、JALカードプラチナの取得を検討している方も多いでしょう。

現行のJALでは、以下の手段で「JAL Life Statusポイント」を一生涯で1,500貯めることで、JALグローバルクラブの会員となることができます。

JAL Life Statusポイントの付与条件
利用条件付与ポイント
JALグループ国内線搭乗回数×5ポイント
JAL国際線1,000区間マイルごとに5ポイント
例:6,739区間マイルの東京→ニューヨークなら6×5=30ポイント付与
JALカードでのショッピング2,000マイル獲得ごとに5ポイント
JAL Pay500マイル獲得ごとに1ポイント
JAL Mall
※「おうちで機内販売」を除く
100マイル獲得ごとに1ポイント
JAL Wellness & Travel登録月数×1ポイント
JALでんき1マイル獲得で1ポイント
※月1ポイントまで
JAL機内販売100マイル獲得ごとに1ポイント
ジャルパックツアー 国内ツアー利用回数×1ポイント
ジャルパックツアー 海外ツアー利用回数×3ポイント
JALふるさと納税寄附額5万円ごとに1ポイント
JAL Pay 両替300マイル獲得ごとに1ポイント
JAL ABC
(空港宅配サービスなど)
200マイル獲得ごとに1ポイント
JAL住宅ローン融資実行で20ポイント
【海外在住者向け】
JAL USA CARD
イオンカードJAL
JAL新光カード
JAL上海浦東発展銀行クレジットカード
1,500マイル獲得ごとに5ポイント

上の条件をよく見ると分かる通り、実は高いグレードのJALカードを持つことで、直接的にJGCに入会しやすくなる…わけではありません。
(もちろんアドオンマイル等の間接的な要素はありますが)

そのためJGC狙いならプラチナカードがおすすめ!とまでは言えませんが…。

JGC入会を狙えるほどJAL系サービスを多く利用するのなら、JALカードプラチナの特典が役に立つことも多いでしょう。

デメリット

逆に言うと「プラチナにしかない特典」の利用頻度が少ないなら、申込先はCLUB-Aゴールドカード等でも十分かもしれません。

JGCの会員になると、
・JALのサクララウンジが無料
(ビール飲み放題!)
・優先搭乗や専用保安検査場を利用できる
等、さまざまな恩恵があります。
詳細については以下のページをご覧ください。

こちらもチェック!

JALカードプラチナに関するよくある質問と回答

JALカードプラチナに関するよくある質問と回答

ここからは、JALカードプラチナに関連するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

JALカードプラチナの会員はJALのサクララウンジを使用できますか?

いいえ。JALカードプラチナ自体に、サクララウンジ(JALのラウンジ)を利用できるという特典は付帯しません。

ただし、

の場合はその限りではありません。

JALカードプラチナの所有によって入室できるのは、
・国内空港の、いわゆる「カードラウンジ」
・プライオリティパス提携の海外空港ラウンジ
です。

JALカードプラチナの会員は羽田空港のすべてのカードラウンジを使用できますか?

カード会社によって入室できるラウンジに差がある羽田空港ですが、JALカードプラチナの発行元(ジェーシービー・三菱UFJニコス)はどちらも、

  • 第一ターミナルの3ラウンジ
  • 第二ターミナルの3ラウンジ
  • 第三ターミナルの1ラウンジ

合計7箇所のラウンジを使用可能とのことでした。

利用可能な国内ラウンジについて詳しくは、
・JCBならJCB公式サイト
・Amexなら三菱UFJニコス公式サイト
をご確認ください。

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JALカードプラチナでモバイルSuicaへのチャージは可能ですか?

チャージ自体は可能ですが、JCB・Amexともにマイルの還元は受けられません。

マイル還元の対象外となる決済について詳しくは、こちらのJALカード公式サイト をご確認ください。

こちらもチェック!

JALカードプラチナの限度額(利用可能枠)はどれくらいですか?

JALカードプラチナの限度額は特に公表されておらず、審査によって個別に設定されるものとされています。

実際の利用者の口コミにおいて、実際に適用された限度額は250万円~、中には1000万円超という方も見られました。

JALカードプラチナはWAON(JMB WAONカード)へのチャージに対応していますか?

いいえ。JMB WAONクレジットチャージは、Visa・MastercardブランドのJALカード限定のサービスです。

国際ブランドが制限されるJALカードプラチナは、WAONカードを使った二重取りに対応していません。

こちらもチェック!

JALカードプラチナのまとめ

JALカードプラチナの特徴のまとめ
JALカードプラチナの特徴のまとめ
JALカードプラチナのまとめ
  • JALカードプラチナは、JALのCLUB-Aゴールドカードに
    ・海外ラウンジ、コンシェルジュ等のプラチナ限定特典
    ・JALでのマイル還元率アップ
    等が追加された、最高グレードのJALカード
  • 注意すべきは国際ブランドの選択肢がJCB・Amexに限られる点か。
    海外に行く機会があるならVisa・Mastercardのサブカードを用意しておきたい
  • 特典の内容は全体的にJCBの方が優秀
    ただしAmex限定優待や海外での加盟店数、審査口コミ等を理由にAmexを選ぶのもナシではない
  • 上位カード「プラチナPro」も発行開始となったが、年間決済額500万円以上でないなら「通常のプラチナ」でOK

JALカード最高グレードながら、(他の航空会社系プラチナカードに比べれば)年会費も安めなJALカードプラチナ。

海外空港ラウンジサービスをはじめとする「プラチナならではのメリット」に魅力を感じたなら、メインカード候補に加えたい1枚と言えそうです。

気に入ったクレジットカードがあった方への案内・お願い
JALカードプラチナ
JALカードプラチナ(JCB)の券面イメージ
年会費
34,100円
基本還元率
2.0%前後~
※マイルを航空券に交換する場合の目安値
国際ブランド
JCB
Amex
還元ポイント
JALマイル
発行元
株式会社ジェーシービー
三菱UFJニコス株式会社
申込条件
原則として20歳以上で、ご本人に安定した収入のある方(学生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay※

※Google Pay対応はJCBブランドのみ

主な特徴と特典
  • 24時間365日対応のコンシェルジュサービス
  • 海外空港ラウンジサービス
  • 対象のレストラン・ホテル等で優待
  • JALの航空券購入や機内販売などで合計4.0%相当のマイル還元
  • 【JCB限定】東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて特別優待あり
  • 新規入会後の初回搭乗で5,000マイルプレゼント
  • カード継続後の初回搭乗で2,000マイルプレゼント
  • JALのフライトマイル+25%
  • 国内空港ラウンジサービス
  • ファミリーマート、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引
  • パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待

:プラチナ限定特典


JALカードプラチナの特徴を示すグラフ1
JALカードプラチナの特徴を示すグラフ1

 

JALカードプラチナの特徴を示すグラフ2

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