楽天プレミアムカードの改悪後のメリットとは?私の入会理由と無料カードとの損益分岐点

楽天プレミアムカードとは、年会費11,000円を要する楽天カードの上位カード。

相次ぐ「改悪」によりその地位は脅かされ気味…という状況は否めませんが、それでも特に「海外に行く機会がある方」にとって、お得で便利な1枚であることは確かです。

今回は実際に楽天プレミアムカードに入会した私の立場から、このカードのメリット・デメリットについて解説していきましょう。

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目次

1分で分かる!楽天プレミアムカードのメリット・デメリット

現在の楽天プレミアムカードは、一言で言うと「海外に行く機会がある方向け」のクレジットカードです。

このカードのメリット
  • 最も安い年会費(11,000円)で海外空港ラウンジに無料入室できる
  • 充実の保険やVisa/Mastercardのタッチ決済対応で海外適性が非常に高い
このカードのデメリット
  • 海外に行く機会がないと、下位カードよりお得に利用することは難しい
  • 何かと改悪が多い

以前は「楽天市場などのヘビーユーザー」もお得に利用しやすかったこのカードではありますが…。

正直なところ、度重なる改悪によって現在はほぼ「海外に行く機会がある方向け専用」と化したことは否めません。

とは言えたまにでも海外に行く機会があるのなら、その旅に安心と快適を加えてくれる1枚であることは確かです。

実際にわたしも、ヨーロッパ圏にしばらく滞在する予定があったので楽天プレミアムカードを作成しました!

楽天プレミアムカードの特徴と主な特典・サービス

現在の「楽天プレミアムカード」は、無料の楽天カードや他社のライバルカードと比べてどんな利点を持っているのでしょうか?

まずはこのカードが提供する、メリットやサービスについて見ていきましょう。

年会費11,000円で海外空港ラウンジが何度でも無料(2025年からは年5回無料)

楽天プレミアムカード最大の利点と言えるのが、11,000円という年会費でプライオリティ・パスの「プレステージ会員」資格が付帯すること、つまり海外空港ラウンジサービスを無料で利用できるということです。

他社を見渡してみると、同じ特典を利用できるクレジットカードの年会費の多くは安くても22,000円(セゾンプラチナ・アメックス等)。

この年会費帯で海外空港ラウンジサービスを無料で使える、というだけでも楽天プレミアムカードを取得する意味があります。

というより実際に、わたしはこの特典を目当てに楽天プレミアムカードを作りました。

2025年からの利用制限に注意

楽天プレミアムカードの海外空港ラウンジサービスは、2024年まで「何度でも無料で利用可能」。
ただし2025年からは「年5回まで無料」に改正されますのでご注意ください。

とは言えこの改悪を加味しても、他社カードに比べコストパフォーマンスが高いことに変わりはありません。

ライフスタイルに合わせて3つの特典を選択できる

楽天プレミアムカードの会員は、ライフスタイルに合わせて以下の3つの特典を選択することができます。

楽天プレミアムカードの選べる特典
コース名内容
トラベルコース・楽天トラベルで還元率+1.0%
・国際線利用時の手荷物配送が年2回無料
楽天市場コース毎週火曜日、木曜日に楽天市場での還元率が+1.0%
エンタメコースRakuten TV、楽天ブックスで還元率+1.0%

ここからは各特典の内容について、ごく簡単に解説していきます。

トラベルコースなら国際線利用時の手荷物配送が年2回無料に

トラベルコースは名前通り、旅行に関連する特典を受けられる選択肢。

特典は、

  • 楽天トラベルで還元率+1.0%
  • 国際線利用時の手荷物配送が年2回無料

の2つですが、特筆すべきは手荷物の無料配送ですね。

実際にわたしも国際線を利用する際にこの特典を使ってみましたところ、スーツケースの片道配送だけで4,500円くらいの配送料を節約できました。

対象の空港から国際線を利用する機会があるのなら、このコースの選択がおすすめと言えます。

ただし手荷物無料配送を利用できる空港は、「成田国際空港」「羽田空港国際線」「関西国際空港」「中部国際空港」に限られますのでご注意ください。
(当時わたしは都内に住んでました)

楽天市場コースなら毎週火曜日・木曜日の「楽天市場」還元率が+1.0%

選べるコースに「楽天市場コース」を選択すると、毎週火曜日・木曜日における「楽天市場」での還元率(本体価格に対し適用)が1.0%アップします。

もろもろのポイント制度を合計すると、この場合の「楽天市場」合計還元率は約4.0%相当となりますね。

楽天プレミアムカードにおける「楽天市場」還元率
通常のカード決済分税込み価格に対し1.0%
楽天市場でのお買い物
(支払い方法を問わず適用)
税抜き価格に対し1.0%
楽天カードでのお買い物
(カードグレードを問わず適用)
税抜き価格に対し1.0%
「楽天市場コース」特典
(プレミアムカード限定)
税込み価格に対し1.0%
合計還元率約4.0%

※お誕生月ならさらに税込み価格に対し+1.0%

ただしこの特典のみをもって、下位カード(普通カード・ゴールドカード)よりも楽天プレミアムカードをお得に利用するためには、非常に高額な決済が必要です(年96万8000円~)。

よほどの楽天ヘビーユーザーでもない限り、この特典のみで「プレミアムカードの年会費の元を取る」ことは困難と言わざるを得ません。

楽天プレミアムカードと下位カードの損益分岐点

エンタメコースはRakuten TVまたは楽天ブックスをよく利用する方向け

「エンタメコース」は、「Rakuten TV」「楽天ブックス」における還元率が+1.0%(税込み価格に対し適用)となるコースです。

通常の決済分のポイントと、もともとの「Rakuten TV」「楽天ブックス」のポイント還元サービスを合わせると、合計の実質還元率は3.0%相当となりますね。

ただしこの特典だけでプレミアムカードの年会費の元を取ろうとすると、「Rakuten TV」「楽天ブックス」のみで年間110万円以上の決済を要求されます。

楽天市場コースと同様、こちらも「単独で年会費の元を取る」ことは難しいサービスと言えそうです。

お誕生月なら楽天市場でのお買い物で還元率がさらに+1.0%

楽天プレミアムカードの会員は、選択したコース等にかかわらず、お誕生月における「楽天市場」での還元率が+1.0%されます(税込み価格に対し適用)。

楽天プレミアムカードにおける「楽天市場」還元率
通常のカード決済分税込み価格に対し1.0%
楽天市場でのお買い物税抜き価格に対し1.0%
楽天カードでのお買い物税抜き価格に対し1.0%
「楽天市場コース」特典
※選べる特典に「楽天市場コース」を選択、かつ火曜日または木曜日に楽天市場を利用する場合にのみ適用
税込み価格に対し1.0%
お誕生月特典税込み価格に対し1.0%
合計還元率約5.0%
「楽天市場コース」を選択していない場合は最大4.0%

「選べる特典」として楽天市場コースを選択したのなら、お誕生月には最大約5.0%のポイント還元を受けることができるでしょう。

可能であればお誕生月を狙って、「ふるさと納税」を含めた高額なお買い物等を済ませられると良いですね。

お誕生月の追加ポイントは「月10,000ポイント」、つまり100万円の決済まで適用されますよ!

自動付帯の海外旅行保険や国内旅行保険、ショッピング保険と付帯保険はなかなか優秀

楽天プレミアムカードの会員には、以下の付帯保険が適用されます。

楽天プレミアムカードの付帯保険
海外旅行保険(特記がない限りは自動付帯)
傷害死亡・後遺障害最高5000万円
※うち利用付帯1000万円
傷害治療費用
疾病治療費用
最高300万円
賠償責任最高3000万円
携行品損害最高50万円
※うち利用付帯20万円
※自己負担額3,000円
救援者費用最高200万円
国内旅行保険(利用付帯)
傷害死亡・後遺障害最高5000万円
怪我による入院5,000円/日
怪我による手術最大5万円
怪我による通院3,000円/日
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年間300万円
※楽天プレミアムカードで購入した品物が、90日間以内に偶然壊れたり、盗まれた場合の損失を補償
※自己負担額10,000円

詳細・参考元:楽天カード公式サイト

注目すべきは海外旅行保険の多くが、最近めっきり珍しくなってしまった「自動付帯」である点ですね。

つまり一部の項目を除けば、事前に旅行代金を「楽天プレミアムカード」で支払っているかどうかにかかわらず、上記の保険が適用される形となります。

保険の内容や金額自体は年会費と比べて特別優秀…というわけではないものの、旅行に安心をプラスできるという意味では十分に心強いメリットと言えるでしょう。

実際、わたしのメインカードは付帯保険が非常に心もとない「JAL普通カード」(疾病治療などの補償なし)。
そのため楽天プレミアムカードの存在は、なかなか心強いものでした。

VisaやMastercardの「タッチ決済」機能付きカードを選べば海外適性も最大限に

楽天プレミアムカードには、各ブランド(Visa等)の「タッチ決済」機能が搭載されています(American Expressブランド選択時を除く)

この機能は上の漫画のように、国内のコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストア等において、「クレジットカードをかざすだけ」での決済が可能になるというもの。

ですが海外に行く方と相性の良い「楽天プレミアムカード」の場合、ぜひ知っておきたいのが「VisaまたはMastercardのタッチ決済」の有用性です。

実際にわたしはヨーロッパ(ウィーン周辺)で1年間生活したのですが、その地におけるキャッシュレス決済と言えば十中八九がVisaかMastercardのタッチ決済でした。
(たまにエラーが起きたときにクレジットカードを読み取り機に挿入するくらい)

ということで海外に行く機会があるのなら、VisaまたはMastercardブランドの「楽天プレミアムカード」を選択することで、滞りない決済を済ませやすくなるだろうと思います。

ちなみに海外で楽天プレミアムカードを使用すると、2.20%の海外事務手数料が発生しますのでご注意ください。
とは言えいくらかの海外事務手数料が発生することは、どのカード会社を選んだ場合であっても同様です。

楽天証券での「投信積立クレジット決済」でいつでも1.0%還元

楽天プレミアムカードの会員は、楽天証券の「投信積立クレジット決済」、いわゆる「つみたて投資」を行った際に、1.0%の楽天ポイントの還元を受けられます。

一見するとこちらは通常の還元率と変わりありませんが、「つみたて投資」利用分の還元率は、通常の決済分より低く設定されていることが一般的。

実際、無料の楽天カードを使って「つみたて投資」を行う場合の還元率は、つみたて額に対し0.5%止まりです。

「つみたて投資の利用分においても、1.0%のポイント還元を受けられる」という点もまた、楽天プレミアムカードのメリットと言えるでしょう。

もちろんこのサービスは、NISA口座でも利用可能です。

ちなみに楽天プレミアムカードを使った「つみたて投資」の上限額は、月10万円です。

国内空港ラウンジサービスなら何度でも無料で利用可能

楽天プレミアムカードには、国内空港ラウンジ(いわゆるカードラウンジ)を何度でも無料で利用できる特典が付帯しています。

通常であれば1,100円ほどの入場料が発生する「国内空港ラウンジ」とは、飛行機を利用する前または後に、

  • ドリンクバーまたは缶ビール
  • 専用の繋がりやすいW-Fi環境
  • コンセント(プラグ)や快適なオフィススペース、ソファなど

の提供を受けられるというもの。

こちらは国際線のみならず、国内線の飛行機を利用する機会が多い方にとっても嬉しいサービスだと言えるでしょう。

伊丹空港公式サイトより、国内空港ラウンジのイメージ

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注意!羽田空港の第三ターミナル(国際線ターミナル)のラウンジは対象外(※プライオリティパスを使えば可)

楽天プレミアムカードの会員が使用できる国内ラウンジサービスには、残念ながら「羽田空港第三ターミナル(国際線ターミナル)」のラウンジが含まれていません。
(第一ターミナル、第二ターミナルのラウンジは利用可能)

実際にわたしも訪れたことがあるのですが、「対象外カード」ということで断られてしまいました。

羽田空港から国際線を利用する機会がある場合には注意が必要と言えそうです。

ただし楽天プレミアムカードではなく、プライオリティパスを使用すれば第三ターミナルのラウンジも使用可能とのこと。
設置場所などの詳細についてはプライオリティパスの公式サイト をご確認ください。

デメリット

ただし2025年からはプライオリティパスを使ったラウンジの利用が「年5回まで」に縮小されます。
日本国内でラウンジを使用することは、少しもったいなく感じられるかもしれませんね。

限度額(利用可能枠)は最大で300万円(無料カードの3倍)

楽天プレミアムカードの限度額(利用可能枠)は、最大300万円

実際のところは審査によって決定するため、希望する枠を必ず手に入れられるとは言えませんが…。

無料カード(最大100万円)やゴールドカード(最大200万円)に比べ、高額決済に対応しやすくなっていることは確かでしょう。

グレード間の楽天カード比較

新規入会やアップグレード(切り替え)で最大5000円相当の楽天ポイントがもらえる

楽天プレミアムカードへ入会すると、以下の楽天ポイントを受け取ることができます。

楽天プレミアムカードの入会特典
楽天カード系列にはじめて申し込む方最大5,000円相当
すでに無料カードやゴールドカードをお持ちの方最大3,000円相当

入会特典の金額は年会費に満たないものの、その負担をいくらか軽減できることは確かでしょう。

ちなみに入会/アップグレード特典でもらえるポイントの一部または全部は、利用期限が短く制限されている「期間限定ポイント」ですので注意が必要です。

期間限定ポイントの残高や有効期限は、楽天Point Clubにログインすることで簡単に確認できますよ!

プレミアムカード専用ダイヤルでオペレーターへの電話窓口も繋がりやすい

楽天プレミアムカードの会員は、プレミアムカード会員専用の問い合わせデスクを利用可能。

結果としてトラブルなどが発生した際にも、オペレーターの方と簡単に通話することができます。

正直なところ無料の楽天カードは「一切電話が繋がらない」という評判が多く、アフターサービスに難ありと言わざるを得ません。

これに対して「もしもの時にでも、安心して相談・電話ができる」というのは、プレミアムカードの意外と見逃せないメリットと言えるでしょう。

実際にわたしも、プライオリティパスの配送トラブルの際にプレミアムデスクに電話を掛けましたが…。
さほど難なく電話も繋がった上、非常に臨機応変な対応を取って頂けて感謝しています!

デメリット

もしかすると「電話の繋がりやすさ」は、無料の楽天カードとプレミアムカードの最大の差別化点の1つなのかもしれませんね…。

もちろん「楽天ペイ」での1.5%還元など楽天カード共通の機能や優待も適用される

楽天プレミアムカードは楽天カードの上位カードということで、もちろん以下のような「楽天カード」共通特典・サービスも適用されます。

楽天カード共通の優待
  • 楽天ポイントカード機能付き
    (=楽天ポイント加盟店で自動的にポイントを二重取りできる)
  • 「楽天ペイ」の併用で合計還元率が最大1.5%
  • 「ポイントプラス」対象のお店で還元率アップ
  • ApplePay、Google Pay(American Expressを除く)
  • 「5と0のつく日」は楽天市場でポイント還元率+1.0%
    (要エントリー)

特に「楽天ペイ」のサービスはうまく使用することで、基本還元率を1.5倍に膨らませられるもの。

楽天カードの会員であれば、カードグレードを問わずぜひ活用したいテクニックと言えるでしょう。

コード決済アプリ「楽天ペイ」とは?

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楽天プレミアムカードのデメリット

特典や機能の多い「楽天プレミアムカード」ではあるものの、もちろんこのカードが一切のデメリットを持たないとは言えません。

ここからは、楽天プレミアムカードに関連する注意点について解説していきます。

基本還元率(1.0%)は無料カードから据え置き

楽天プレミアムカードは「100円につき1円相当のポイント」が還元されるクレジットカード。

つまり基本還元率は1.0%ということで、こちらは業界水準で見ても「高め」であることに間違いはないのですが…。

この基本的な還元システムは、無料の楽天カードと一切変わりがありません。

「日常の決済で楽天ポイントを効率よく貯める」ことを重視するのであれば、申込先は無料カードでよいというのが現状です。

デメリット

楽天カードの場合、アップグレードをしたからといって基本還元率が上がるわけではないんですね…。

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【改悪】特定の曜日やお誕生月以外の「楽天市場」還元率は無料カードとほぼ同じ

以前の楽天プレミアムカードは、平時の「楽天市場」における還元率も、無料カードに比べ高く設定されていたものでしたが…。

残念ながらこちらの特典は2023年12月に終了済み。

結果として、

以外における「楽天市場」での還元率は、無料カードと同等止まり(約3.0%還元)となっています。

デメリット

強いて言うと、楽天プレミアムカードであれば「楽天カード利用特典の還元率+1.0%」の月間適用上限額が1,000ポイント→5,000ポイントに引き上げられますが…。
楽天市場を月10万円以上利用するような方でなければ、あまり意味のないメリットというのが現状です。

改悪が多く、何かとサービスが不安定な傾向にある

プレミアムカードに限らず、楽天カードは改悪が多すぎるんじゃい!情報を更新する身にもなってくれ!!!!

楽天カードの主な「改悪」一覧
2025年1月
(予定)
「楽天プレミアムカード」の海外空港ラウンジサービスが、
何度でも無料→年5回無料
2024年8月
(予定)
生命保険や損保会社に支払う保険料、「楽天モバイル」以外の携帯料金に対する還元率が1.0%→0.5%へ引き下げ
NHK受信料に対する還元率が1.0%→0.2%へ引き下げ
2024年4月海外事務手数料が1.63%(Visa、Mastercardの場合)から2.20%(全ブランド共通)へ引き上げ
2023年12月「楽天カード」を使って楽天市場でもらえるポイントの上限額が
5,000ポイント→1,000ポイント/月に
「楽天プレミアムカード」を使って楽天市場でもらえるポイント付与率が
+3倍→+1倍(無料カードと同じ)に
上限15,000ポイント/月→上限5,000ポイント/月に
「5と0のつく日」の楽天市場ポイントアップが1.0%減(税抜き価格に適用)
2023年11月基本のポイント還元が「毎月の利用総額に対し100円に1ポイント還元」から「お買い物ごとに100円につき1ポイント還元」に見直し
(=決済ごとに99円以下の端数を切り捨て)
2023年1月【Mastercardのみ】Amazon利用時の還元率が1.0%→0.2%に
2022年11月紙の利用明細書の発行手数料が84円→132円に
2022年7月「楽天銀行+楽天カード」利用時の楽天市場におけるポイント付与率が
+1.0%→+0.5%に
2022年6月海外旅行保険の「携行品損害」に対する補償が廃止 等
2022年4月「楽天カード」「楽天市場」利用時のポイント付与が「税込み」価格に対し付与→「税抜き」価格に対しての付与
2021年6月公共料金や税金などの支払い時、還元率が1.0%→0.2%
2021年4月「楽天ゴールドカード」を使って楽天市場でもらえるポイント付与率が
+3倍→+1倍(無料カードと同じ)に

※特記がない場合、全グレード共通の仕様変更

ということでこのサービスの不安定さは、楽天カードに共通する懸念と言わざるを得ません。

デメリット

とは言え改悪の可能性についてはどのクレジットカードも否定できませんので、今後改悪が生じたなら生じたときに、初めてカードの継続を考える形でも差し支えないだろうとは思います。

3グレードの「楽天カード」の違い・比較と選び方

インビテーション(招待)なしで申し込める3つの「楽天カード」を比較すると、以下のようになりました。

3グレードの楽天カードの比較
楽天カード楽天ゴールドカード楽天プレミアムカード
デザイン
年会費無料2,200円11,000円
基本還元率1.0%1.0%1.0%
海外旅行保険最高2000万円最高2000万円最高5000万円
国内旅行保険××最高5000万円
ショッピング保険××年間300万円
国内ラウンジ×年2回のみ無料何度でも無料
海外ラウンジ××何度でも無料
※2025年からは年5回無料
楽天証券の還元率(積立)0.5%0.75%1.0%
お誕生月特典
(楽天市場)
×+1.0%(税抜)+1.0%(税抜)
主な特徴【一般限定】選べるデザインETCカードが無条件で無料選べる3つの特典
(年2回の手荷物無料配送など)

※共通:楽天ペイで最大1.5%還元など

グレード間で比べてみると、プレミアムカード限定のメリットやサービスが意外と多いことが分かりますね。

付帯保険の充実やラウンジサービス、あるいは楽天証券での還元率を重視するのであれば、プレミアムカードを選ぶ意味があると言えるでしょう。

一方、プレミアムカード限定の利点に特に興味がなく、「日頃の決済で効率よく楽天ポイントを貯める」ことのみを重視するのなら、申込先は無料カードで十分そうです。

デメリット

ちなみに「楽天ゴールドカード」は度重なる改悪も相まって、今はほとんど独自の強みを持てていない状況となっています。

【FAQ】「楽天ブラックカード」とは何ですか?

楽天プレミアムカードと一般カード・ゴールドカードの損益分岐点

ここからは楽天プレミアムカードと下位カードとの損益分岐点、つまり「年会費を加味してもプレミアムカードを選んだ方がお得になる条件」を、ケース別に詳しく計算していきます。

プライオリティパスを基準とする場合の損益分岐点は「年1回以上の海外空港ラウンジの利用」

結論から言うと!

年間1回でも「海外空港ラウンジサービス」を利用する機会があるなら、楽天プレミアムカードを作った方がお得となる可能性が高いです。

プライオリティ・パスのプレステージ会員資格(=無料で海外ラウンジを利用できる権利)が付帯することは、楽天プレミアムカードの明確な利点です。

そして損益分岐点を計算すべく、試しにわたしが利用したことのあるイスタンブール空港のIGAラウンジの通常料金を調べてみたところ、大人一人あたりの入室料は「85,00 €+消費税」とのことでした(参考:iGA PASS/英語)。

つまり日本円にして11,000円をゆうに超えるということで、海外空港ラウンジサービスを年に1度でも利用する機会があるのなら、「楽天プレミアムカード」を作った方がお得な可能性が高いと言えます。

世界に激安ラウンジが存在する可能性を考えて、断言は控えておきます。

「楽天市場コースのポイント優待」を基準とする場合の損益分岐点は「年間96万8000円の楽天市場での決済」

結論から言うと!

ゴールドカードよりもプレミアムカードを選んだ方がお得となりうるのは、「毎週火曜日・木曜日において、年間96万8000円以上、楽天市場でお買い物ができる方」です。

「楽天プレミアムカードにあって、楽天ゴールドカードにない楽天市場での優待」として、まず挙げられるのが「楽天市場コース選択時の、火曜日・木曜日のポイントアップ」です。

これを基準に「プレミアムカードを選択した方がお得となる、火曜日・木曜日の年間お買い上げ総額X(税抜き価格)」を計算すると以下のようになります。

  • X×0.03≧0.02+(11,000-2,200)
    ※税込み1.0%還元の通常決済分やお誕生月優待は共通となるため除外し、差額のみ計算

これを解いてX≧880,000

つまり「年間火曜日・木曜日の楽天市場での税抜きお買い上げ額が88万円以上」の方であれば、ゴールドカードよりも「楽天市場コース選択時の楽天プレミアムカード」を選んだ方がお得と言えます。

軽減税率を考慮せず、税込み(10%)価格に置き換えるなら、年間決済額は968,000円相当ですね。

デメリット

…正直なところ、この特典のみで「プレミアムカード」を選択することは難しそうです。

楽天証券「投信積立クレジット決済(クレカ積立)」を基準とする場合の損益分岐点は「存在しない」

結論から言うと!

楽天証券のクレカ積立「のみ」を条件とする場合、プレミアムカードは下位カードとの年会費の差分を、特典で埋めることができません。

楽天証券で「投信積立クレジット決済(クレカ積立)」を行う際のポイント還元率は、

  • 一般カード(年会費無料):0.5%
  • ゴールドカード(年2,200円):0.75%
  • プレミアムカード(年11,000円):1.0%

と、それぞれ別個に設定されています。

この情報をもとに「プレミアムカードを選んだ方がお得となる、年間積立額X」を計算すると、一般カードとの比較であれば、

  • X×0.01≧X×0.005+11,000

を解いてX≧2,200,000。

ゴールドカードとの比較であれば、

  • X×0.01≧X×0.0075+(11,000-2,200)

を解いてX≧3,520,000

つまり年あたりの「つみたて投資」の金額が220万以上であれば、下位カードよりもプレミアムカードの方がお得となるように見えますが…。

残念ながら楽天証券のつみたて投資において、満額のポイント還元を受けられるのは「月間10万円(=年間120万円)」まで

よって「つみたて投資」の特典だけでは、年会費の差額を埋めることはできないという結果になります。

つみたて投資の還元率を重視してクレジットカードを探すのであれば、「東急カード」「三井住友カード プラチナプリファード」あたりを選んだ方が良さそうです。

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結局プレミアムカードを選んだ方がいいのはどんな人?

ここまでの計算だと、海外空港ラウンジサービスを利用する機会のある方でなければ、「楽天プレミアムカード」を下位カードよりもお得に利用することは難しいという結果になってしまいました。

そのため純粋なお得さのみを求める、海外に行く機会がない方であれば、申し込み先は多くの場合「無料カード」で十分というのが正直なところです。

…とは言えプレミアムカードには下位カードにない、

  • 海外空港ラウンジサービス
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 自動付帯の海外旅行保険、その他付帯保険
  • 年2回の手荷物無料配送(トラベルコース選択時のみ)

といった利点があることも確か。

以上の特典やサービスに魅力を感じるのなら、損益分岐点はいったん度外視して「プレミアムカード」を選ぶことも選択肢に入りそうです。

下位カードとの差別化点を考えると、やはりプレミアムカードは空港をよく利用する方、特に海外に行く機会のある方と相性が良い1枚と言えそうです。

楽天プレミアムカードの上手な使い方とは

楽天プレミアムカードのメリット・デメリットや損益分岐点の現状を把握したところで、このカードの特性を活かした上手な使い方について考えてみましょう。

基本的には「海外に行く機会のある方がサブカードとして使用する」のがおすすめ

結論から言うとわたしは「楽天プレミアムカード」をサブカードとして、つまり海外に行く際の特典や、予備の決済方法としての役割を目的に所有しています。

理由は簡単、もっと高還元率なメインカード(JAL・Visa普通カード/実質還元率2.0%~)を持っているため。

年会費は楽天プレミアムカードの方が高いのですが、

  • 海外空港ラウンジサービスを使用したかった
  • JALの普通カードの付帯保険は非常に心もとない

といった理由で、納得して所有しています。

このように現在の楽天プレミアムカードは、「海外に行く機会のある方のサブカード」としての適性が高い1枚と言えるでしょう。

海外空港ラウンジを無料で利用可能、さらに充実の保険が付帯&VisaかMastercardブランドなら全世界で使用しやすいということで、海外適性はピカイチですよ!
1年ヨーロッパに住んでいた私が保証します。

メインカードとしての使用には「お得さ」以外の部分が重要に

楽天プレミアムカードは基本還元率1.0%の高還元カード。そのためもちろんこちらを「メインの支払い方法」として据えても良いのですが…。

度重なる改悪により「海外に行く機会のない楽天ユーザー」が、このカードをメインとして使用する利点は少しずつ失われていると言わざるを得ません。

デメリット

より正確に言うと、「同じ還元率の無料カードでいいじゃん!」という場面が増えている状況です。

また実際に損益分岐点を計算してみても、特典の差異のみで「楽天プレミアムカードが下位カードよりもお得になる」ことは困難でした。

よって楽天プレミアムカードを、海外に行く機会のない方がメインカードとして使用するためには、直接的な「お得さ・特典」以外の利点を見出す必要がありそうです。

デメリット

例えば普通カードよりも繋がりやすい「プレミアムカード」専用の電話窓口や、ブラックカードへのインビテーションの可能性等がこれにあたりますね。

TIPS:楽天プレミアムカードで貯めたポイントはANAマイルやJALマイルに交換できる

楽天プレミアムカードを使って貯めた「楽天ポイント」は、

  • 2ポイント→1マイル(ANA)
  • 10,000ポイント→5,000マイル(JAL)

のレートで交換が可能です。

もちろんポイントを楽天市場での支払いなどに使用しても良いのですが、もしもメインカードとして「ANAカード」「JALカード」等を使用しているのなら、貯めたポイントをメインカードに統合してしまうのも良いでしょう。

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楽天プレミアムカードとプライオリティパス(海外ラウンジ)を使った口コミ・感想

▲実際に発行したカードたち
(プライオリティパスの期限切れてるけど……)

先からお伝えしている通り、わたしは「楽天プレミアムカード」の会員です。

申し込みのきっかけとなったのは、専攻の関連で2週間ほどヨーロッパに滞在する予定があったため。その後翌年、1年間実際に現地で生活しました。

ということで、実際に「楽天プレミアムカード」を持って海外に行ってきた体験談をここに残していこうかと思います。

当時はある会社の専属ライターに近い立ち位置で、海外に滞在したり勉強したりするだけの収入もあったんじゃ(今となっては…

オペレーター対応は良好!急なトラブルにも臨機応変に対応してくれました

前提として、楽天プレミアムカード海外空港ラウンジサービスを無料で利用するには、「プライオリティ・パスのカード」が必要です。

そしてこのカードを手に入れるには、「プレミアムカード」入会後に、インターネット会員サービス「楽天e-NAVI」より申し込みを行わなければなりません。

プライオリティ・パスにはデジタルカードもありますが、楽天プレミアムカードの場合は対応していないとのことでした(問い合わせにより確認)。

申込み手続き自体は特に難しいものではなかったものの、ここでトラブル発生。

海外に行く1週間前になっても、プライオリティ・パスが到着しない…。

余裕をもって申し込んだはずなのにおかしいな?と思い「プレミアムデスク」に問い合わせを行ったところ、住所をわずかに間違えて入力していたせいでカードが戻ってきてしまったとのことでした。

デメリット

同じ住所を参考にしたはずの本カードは届いているのに…?と思いましたが、実際に届かなかったので仕方ない。

ですがここで「1週間後に日本を出る」と伝えたところ、到着までに2週間ほど掛かる通常の配送ではなく速達を使ってくれるとの回答。

この臨機応変な対応により、トラブル発生にもかかわらず出国までにプライオリティ・パスを手に入れることが出来ました。

プレミアム会員専用デスクのオペレーターさんの対応も、非常に良かったです!

「トラベルコース」の特典で4,500円程度の送料が無料に

私は羽田空港の国際線を利用予定だったため、トラベルコースの特典である「国際線利用時の手荷物配送が年2回無料」の特典を使用できました。

そして当時住んでいた東京郊外から、実際にキャリーケース(手荷物として預けられるギリギリの重さ・大きさ)を配送してもらったところ、4,500円程度の配送料が無料になったと記憶しています。

配送の際にはヤマト運輸の方が玄関先までいらして、キャリーケースを受け取ってくださいました。

手荷物無料配送を利用するためには、「楽天e-NAVI」でのクーポン取得と「JALエービーシー」への事前予約(インターネット上で手続き可能)が必要です。
詳細については楽天カードの公式サイトをご確認ください。

海外空港ラウンジって異国情緒のある軽食もアルコールも食べ飲み放題で最高!

私の旅の最終目的地はヨーロッパ方面だったものの、イスタンブールにて約9時間の乗り継ぎ待ち時間がありました。

ここで初めて海外空港ラウンジ、「IGAラウンジ」を使ってみたというわけです。

空港の案内を頼りにラウンジを探し、受付の方に「プライオリティ・パス」とパスポート、搭乗券を提示したように記憶しています(やり取りは英語でした)。

特に問題なく入場手続きを済ませると、そこには軽食とアルコール含むドリンクを完全無料で頂ける空間が!

▲周りのお客さんの映り込みなどを気にした結果、分かりづらい写真となっていますが…。
ビュッフェ形式で、自由に軽食などを頂ける形でした。

海外空港ラウンジサービス……いいものだな!!

デメリット

めちゃくちゃ楽しんでる…。

ちなみにIGAラウンジの場合は小さなバーコーナーがあって、「スコッチウイスキーはありますか?」「おすすめの赤ワインを下さい」等と伝えたら希望のものを無料を出してくれる、というかんじでした。もちろん飲み放題だよ!

確かウイスキーはバランタインのファイネストで、赤ワインはトルコ産のものだと仰ってたかな?

その他イスタンブール空港はかなりWi-Fiを利用しづらい状態だったのですが、ラウンジ内に限っては、快適にインターネットを利用できたように記憶しています。

このように海外空港ラウンジサービスを利用できると、めちゃくちゃ充実した時間を過ごせます!

ちなみに写真には取っていないものの、IGAラウンジはかなり広く、仮眠のための長椅子のようなソファや専用の免税店、トイレなども設けられていました。

わたしは気付きませんでしたが、公式サイトの情報を見てみると、どこかにシャワールームもあったようですね。

プライオリティ・パスを使って入場できるラウンジや、提供されているサービスの内容は、公式サイトを通して検索・確認できますよ。

海外でメインカードが止められてしまった際にもサブカードとして重宝

わたしの最初の渡欧先はルクセンブルクだったのですが…。

滞在から数日でメインカードにしているJALカードが突然利用不能に。2回目の渡欧の際にも同じことが起きたので、おそらく発行元の「三菱UFJニコス」の、不正利用探知システムにでも引っかかってしまったのでしょう。

そしてそんな「慣れない紙幣で現金決済するの嫌すぎ、そもそもユーロは足りるのか!?」という場面を救ってくれたのが、サブで持っていた楽天プレミアムカードでした。

わたしの「楽天プレミアムカード」はMastercardブランドかつタッチ決済機能付き。ヨーロッパで最も普及している支払い方法の一つです。

ルクセンでもウィーンでも、キャッシュレスの支払い方法と言えばまず「VisaかMastercardのタッチ決済」です。
日本と違い、カードを挿入する決済方法は何かしらのエラーが生じたときくらいにしか使われていません。

ということで海外に持って行っても特に利用停止などの問題を受けなかった「楽天プレミアムカード」を使い、わたしはユーロでの決済を特に難なくこなすことができました。
(その後1~2週間でJALカードも復活しました)

地味な内容ながら2回の渡欧の際、2回とも「楽天プレミアムカード、持っててよかった~」と思った次第です。

デメリット

というかこの件に関しては、ニコス側になんとか対応してほしい…。

ついでに国内空港ラウンジで缶ビールが頂けるのも嬉しい

さて、ここからは失職後帰国後の話。

わたしの手持ちのJALカードは「普通カード」で空港ラウンジサービスが付いていないので、国内ラウンジを利用したい場合にも「楽天プレミアムカード」を提示しています。

▲福岡空港のラウンジ(ドリンクバー周辺)

帰国後に地元福岡から東京に行く機会がありましたが、国内空港ラウンジサービスはやはり便利。

滞在時間に制限もありませんし、無料でビールも貰えます(海外ラウンジと違って1本だけだけれど……)。

国内空港ラウンジサービスが付帯するクレジットカード自体はさほど珍しくないものの、楽天プレミアムカードの「おまけの特典」としては十分すぎる内容と言って良いでしょう。

こちらもチェック!

ただしラウンジを利用する機会がなくなったら解約しちゃうかも

というわけで快適に楽天プレミアムカードを使用しているわたしですが……。

実質的に失業して留学を再開するどころではない今、特典(主に空港ラウンジ)を利用する機会もないというのが正直なところ。

契約月まではもう少し日があるのでそれまでは待つとしても、次の更新はしないかもなあ…というのが現状です。

総括するとやはり「楽天プレミアムカード」は、海外に行く機会のある方向けのクレジットカード。

「海外に行く機会があるかどうか」によって、このカードを所有する価値は大きく左右されると言って良いでしょう。

いやもちろんわたしだって、留学再開、したいんですけどね……
逆に願掛けとして所有し続けておくか!?

楽天プレミアムカードに関するよくある質問と回答

ここからは、楽天プレミアムカードに関連するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

楽天プレミアムカードの審査は厳しいですか?

楽天プレミアムカードの申し込み条件は「原則として20歳以上の安定収入のある方」というもの。

無料の楽天カード(高校生を除く18歳以上であれば申し込み可)に比べるといくらか条件が厳しいため、無料カードよりも要求される支払い能力が高いことは確かでしょう。

…とは言え非常に個人的な話をすると、とくに高収入でもない「個人事業主」のわたしですら審査に通過できたので、実際の難易度はさほど高くないと推測されます。

デメリット

個人事業主って、同じ収入の給与所得者に比べても審査が不利に進みやすいんですよね。

またSNS上でも「年収は高くないが楽天プレミアムカードの審査に通過できた」といった書き込みを複数確認することができました。

ということでもちろん無料カードと同じ審査難易度とはいかないものの、同じ価格帯の他社ゴールドカードに比べると、いくらかは取得しやすいのではないかと推測されます。

無料の楽天カード等で利用実績を積んでいたなら、さらに審査通過率は上がりそうですね!

楽天プレミアムカードは家族カードの発行に対応していますか?

はい、対応しています。

楽天プレミアムカードの家族カードの年会費は、1枚あたり550円です。

発行を希望する場合には、インターネット会員サービス「楽天e-NAVI」よりお手続きください。

楽天プレミアムカードは「2枚目」「下位カードからの切り替え」のどちらで取得するべきでしょうか?

どちらを選んでも構いませんが、国際ブランド(Visa等)を変更したい場合には「2枚目」としての取得が必要となります。

つまり現在の楽天カードを保有したまま、新しく「楽天プレミアムカード」を発行するということですね。

また手持ちの無料カード・ゴールドカードをそのままプレミアムカードに「切り替え」ても構いませんが、この場合カード番号は変更されてしまうためお気を付けください。

デメリット

現在の引き落とし設定等をそのままにプレミアムカードを作りたいのであれば、「2枚目」として取得するのが簡単そうですね。
ただしこの場合は、国際ブランドの変更が必要となるためご注意ください。

楽天プレミアムカードの家族カードの会員もプライオリティパスを使えますか?

いいえ、家族カードの会員はプライオリティパス(海外空港ラウンジサービス)を使用できません。

大変申し訳ございませんが、プライオリティ・パスのお申込みは、本カード会員様のみの特典となります。

引用元:楽天カード公式サイト

ちなみに「家族会員はプライオリティパスを利用できない」というのは楽天プレミアムカードに限らず、多くのプラチナカード等にも共通する内容となっています。

国内空港ラウンジサービスであれば、家族会員の方でも無料で入室できますよ!

海外空港ラウンジサービスにおける同伴者(子供含む)の入場料金はいくらですか?

楽天プレミアムカードを使って海外空港ラウンジサービスを利用する際の同伴者料金は、1人あたり3,300円です。

この価格は同伴者がお子さまであっても変わりありません。

同伴者料金は、お1人様につき3,300円(税込み)です。後日楽天ブラックカード・楽天プレミアムカード(本カード)ご本人様にご請求させていただきます。

引用元:楽天カード公式サイト

お子様のご同伴の場合も同伴者料金が発生します。

引用元:楽天カード公式サイト

国内空港ラウンジサービスにおける同伴者(子供含む)の入場料金はいくらですか?

ラウンジによって多少異なりますが、多くの場合で1人あたり1,100円程度です。

またラウンジによっては、子供料金が設けられている場合もあるようですね。

例えば羽田空港第一ターミナルの「POWER LOUNGE SOUTH」の場合、4~12歳のお子さまの同伴料金は550円、3歳以下のお子さまの場合の料金は無料となっています。

各ラウンジの料金設定について詳しくは、こちらの公式サイト からご確認いただけます。

楽天プレミアムカードの年会費の元を取るにはいくらの決済額が必要ですか?

単純に「100円につき1ポイント還元」を元に計算するのであれば、11,000÷0.01=1,100,000、つまり年間110万円の決済で元を取れる計算となります。
(実際は端数切捨てなどが生じるため、もう少し大きな数字となりますが)

ただし「100円につき1ポイント還元」というのは無料の楽天カードであっても同じですので、せっかくならプレミアムカード限定の利点や特典を活かしたいところです。

楽天プレミアムカードの年会費支払いのため、契約月を確認したいのですが。

▲実際のわたしのログイン画面のスクリーンショット

朗報!「楽天e-NAVI」を通して簡単に確認できます!

年会費の請求付きを確認したい場合には、こちらの「年会費のご案内」メニュー からログインをお済ませください。

デメリット

8月までに継続するかどうかを決めなきゃな…。

楽天プレミアムカードを使っているとインビテーションが届くらしい「楽天ブラックカード」とは何ですか?

楽天ブラックカードとは楽天カードの最上位にあたるカードで、カード会社からの招待を受けた人しか作成することができません。

ちなみに年会費は33,000円で、

  • 2025年以降も海外空港ラウンジサービスが何度でも無料
  • コンシェルジュサービス付き
  • 「選べる優待」がすべて適用される

といった利点が設けられているようですね。

デメリット

ちなみに基本還元率は1.0%から据え置きのようです。

楽天プレミアムカードを解約またはダウングレードする方法について教えてください。

解約を希望する場合には、楽天プレミアムカードのカード裏に記載してある電話番号にお問い合わせください。

チャットサポート等の方法もありますが、プレミアムカードの場合は電話を使った方が早いでしょう。

楽天プレミアムカードについてのまとめ

楽天プレミアムカードについてのまとめ
  • 現在の楽天プレミアムカードを上手く活用できるのは、主に海外に行く機会がある方
    特に年会費11,000円で「海外空港ラウンジサービス」へ無料入室できるのは大きな特徴
  • 「充実の付帯保険」「VisaまたはMastercardのタッチ決済も利用可能」といった点も相まって、海外適性はピカイチ
  • 一方で国内(楽天市場含む)での特典は改悪続き。国内のみの決済で無料カードよりもお得にカードを使用することは難しい

楽天市場関連のサービスが改悪続きということもあり、現在はほぼ「海外に行く機会がある方向け」という立ち位置の楽天プレミアムカード。

とは言え海外適性がピカイチであることは、わたしも実際に使用して確認済み。

旅行はもちろん、留学や出張などで日本国外に滞在する予定があるのなら、その旅に安心と快適をプラスしてくれることでしょう。

年会費
11,000円
基本還元率
1.0%
国際ブランド
VISA
Mastercard
JCB
Amex
還元ポイント
楽天スーパーポイント
発行元
楽天カード株式会社
申込条件
20歳以上で安定した収入がある
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済(Amex除く)
ApplePay(Amexを除く)
Google Pay(Amexを除く)
主な特徴と特典
  • 海外空港ラウンジサービス
    (プライオリティ・パスのプレステージ会員資格の付帯)
    ※2025年以降は年に5回まで無料/2024年までは何度でも無料
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 3つの特典を選択できる
    (楽天市場コース・トラベルコース・エンタメコース)
  • お誕生月は「楽天市場」でポイントアップ(+税抜き1.0%)
  • 楽天証券で投信積立クレジット決済を行うときの還元率1.0%
    (※無料カードは0.5%)
  • プレミアム会員限定デスク
    (多数の海外デスク も使用可)
  • 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
    (下位カードからの切り替えの場合は3,000ポイントプレゼント)
  • 楽天ポイントカード機能付き
  • 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%

プレミアムカード限定特典


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      楽天プレミアムカードの改悪後のメリットとは?私の入会理由と無料カードとの損益分岐点」への5件のフィードバック

      1. 「楽天市場コース」選択時の損益分岐点の計算
        前提となる計算
        ・火曜日、木曜日における「プレミアムカード」と「無料楽天カード」の還元率の差は、1.8%(税抜き2.0%還元)+1.0%=2.8%

        とありますが、なぜこのようになるのでしょうか?
        この中の1.8%(税抜き2.0%還元)となるのが良くわかりません。
        プレミアムカードと無料楽天カードでこの差はでるのでしょうか?

        • コメントありがとうございます!確認が遅れ申し訳ありません。

          正直、楽天周りのサービスは改悪が相次いでいることもあってかなり分かりにくいのですが…。

          前提として、
          ・楽天(プレミアム)カード限定のポイントアップ(+3.0%または+1.0%)は「税抜き」価格
          ・火曜日、木曜日の「楽天市場コース」のポイントアップ(+1.0%、プレミアムカード限定)は「税込み」価格
          に対し適用されます。

          参照:https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-premium-card/service/choose_p/

          そのため、
          ・火曜日、木曜日の「楽天市場コース」のポイントアップ分は税込み価格に対し、そのまま+1.0%還元
          であるのに対し、
          ・楽天プレミアムカードと楽天カードの、通常のポイントアップ分の差異は「税抜き2.0%」となります。
          (プレミアムカードの3.0%還元と一般カード1.0%の差異のため)

          そして例として、「税込み2,200円、税抜き2,000円」の買い物を行った場合の差異(税抜き2.0%分)を考えると、
          2,000×0.02=40
          これを税込み価格に換算すると、実質還元率は
          40÷2,200=約0.018、つまり1.8%と計算できます。これが「楽天市場コースを加味しない場合の、プレミアムカードと一般カードにおける還元率の差です。

          つまり「税抜き2.0%≒税込み1.8%還元」と「税込み1.0%還元」を併せて、火曜日、木曜日における「プレミアムカード」と「無料楽天カード」の還元率の差は、2.8%と考えることができるわけです。

          もし誤りがありましたらお申し付けください。
          とは言えこの特典も、11月いっぱいで終了してしまうのですがね…。

          • 以上は「プレミアムカードと一般カードの差異」にのみ言及しましたが、もう少し具体的に言うと、プレミアムカードにおける現行(改悪前)の「楽天市場」におけるポイント還元率は、

            ・楽天カード利用分(利用場所問わず)の「税込み」1.0%
            ・楽天市場利用分(支払い方法問わず)の「税抜き」1.0%(≒税込み0.9%)
            ・楽天カード特典の「税抜き」1.0%(≒税込み0.9%)
            ・プレミアムカード特典の「税抜き」2.0%(≒税込み1.8%)

            の、合計4.6%相当です。
            (お誕生月や「楽天市場コース」選択時の火曜日・木曜日であればさらに上乗せがあります)

            無料の楽天カードを利用している場合には、上の「プレミアムカード特典」が除外されるため、税込み価格を基準にすると「実質約2.8%還元」ということになりますね。

            • お忙しいところ有難うございます。
              現在の損益分岐点のことだったと今気づきました。
              12月以降のことを調べていて、なぜそうなるか疑問だったのでコメントさせていただきました。
              確認不足で申し訳ございませんでした。
              12月以降のことはその下に記載されており理解できました。
              クレカ積立、誕生日月などもあるので少し損益分岐点は下がりますが、なかなか厳しい条件ですね。ぎりぎり達成できるかどうかかなというラインですが、無理するのもどうかと思いうのでダウングレードが現実的ではないかと考えております。

              • そうですね、やはり改悪後に楽天プレミアムカードを持つべきは、(よっぽどの楽天ヘビーユーザーでない限り)ほぼ「海外に行く機会がある人」に限られるのではないかと思います。

                私も海外に行く機会がなければ速攻でダウングレードするでしょうね…。

                ここまで来たら開き直って海外特典に特化してほしい気持ちもありますが、なんにせよ「おすすめしやすい層」がかなり限定的になってしまったことは確かです。

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