ソラチカカードのメリット・デメリットとは?ゴールドカードとの損益分岐点も詳しく解説

ソラチカカードの愛称で親しまれる「ANA To Me CARD PASMO JCB」

ソラでもチカでもお得、ということでこちらは大手航空会社ANA(全日航)と、東京メトロがどちらもお得になるクレジットカードです。

カードとしての基礎スペックも高いため、「たまにでも飛行機を利用する機会がある東京メトロユーザー」にとっては、非常にお得なメインカード候補となってくれるでしょう。

今回はそんなソラチカカードの特典や、一般カード・ゴールドカードとの違い、その他利用上の注意点などを分かりやすくまとめました。

目次

1分でチェック!ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

ANA To Me CARD PASMO JCBこと「ソラチカカード」は、一言で言うと「メリットも注意点も多い、少しピーキーなANAカードカード」です。

このカードのメリット
  • 実質還元率2.0%~相当を実現可能
  • 東京メトロを利用して「メトロポイント」を貯められる
  • PASMOオートチャージ機能
  • ANAカード共通の優待も据え置き
    (=提携カードだからといって損をすることはない)
このカードのデメリット
  • 別のPASMOカードやモバイルPASMOへのオートチャージができない
  • マイル還元率1.0%の実現には7,700円の年会費が掛かる
  • JCBのタッチ決済機能なし
  • 国際ブランドはJCBのみ
    (=海外で使いづらい可能性あり)

通常のJCBのANAカードに、

  • PASMOとそのオートチャージ機能
  • 東京メトロを利用して「メトロポイント」が貯まる機能

が追加されていることから、東京メトロやPASMOを利用する機会が多い方にとっては非常にお得な1枚と言えるでしょう。

一方、目玉とも言えるオートチャージ機能の対象が「ソラチカカード」本体に搭載されているPASMOに限定されていること、つまりオートチャージを活かすなら「ソラチカカード」自体を改札にかざす必要がある点については注意が必要です。

ソラチカカードは「クレジットカードとPASMOを1枚にまとめたい方向け」ということですね!

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)のメリットと特典

元々ハイスペックな「ANAカード」に東京メトロ関連の機能やサービスが追加され、さらに魅力的となった「ソラチカカード」。

ここではそんなソラチカカードの、基本的なメリットやサービスについて解説していきます。

「10マイルコース」への加入で実質還元率は2.0%~へ

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は、株式会社ジェーシービー(JCB)が発行するANAカードの1つです。

そしてJCBのANAカードは「10マイルコース」というサービスに加入することで、「1,000円につき1つもらえるポイントを、10マイルと交換する」ことが可能となります。

つまり「10マイルコース」加入時であれば、ソラチカカードのマイル還元率はいつでも1.0%に。

そしてANAのマイルは航空券との交換を前提とする場合、1マイル=2円以上の価値を持つことが珍しくありません。

実際のANAマイルの価値の計算例

2024年5月9日と同月12日の「羽田⇔福岡」便を、「大人一人・普通席・スーパーバリュー料金(45日前までの予約)」の条件で取得する場合、

  • 通常の決済であれば合計41,920円~
  • ANAマイルとの交換であれば15,000マイル~

つまりこの場合、15,000マイルは41,920円の価値を持っており、1マイル当たりの価値は2.79円相当となる。

つまりソラチカカードは、「1,000円につき20円相当の10マイル」を獲得できるカードということで、実質的な還元率が非常に高い(2.0%~)、つまりどこで使ってもお得なメインカード候補と言えます。

楽天カードの還元率が1.0%であることを考えると、2.0%相当~という実質還元率が非常に高いものであると分かりますね!

10マイルコースには加入するべき?

さて、先述の通りソラチカカードで「マイル還元率1.0%」(=実質還元率2.0%~)を実現するためには「10マイルコース」への加入が必須となります。

そしてこのコースに加入するためには、

  • 一般カードにおいて、年5,500円の追加料金を支払う
    (=基本年会費と合わせて7,700円の年会費を支払う)
  • ゴールドカード(年会費15,400円)を選ぶ

という条件の、いずれかを満たさなければなりません。

10マイルコースに加入しない場合、つまり「一般カードを選んで、追加料金も支払わない」場合(「5マイルコース」適用時)におけるマイル還元率は0.5%止まりです。

実質還元率1.0%と考えると悪くはないのですが、

  • マイル還元率0.6%を達成できる無料カードJCBカードW)が存在する
  • 目安として「年間決済額55万円」以上なら、10マイルコースに加入した方がお得

と考えると、多くの場合で「10マイルコース」には加入した方が良いでしょう。

デメリット

10マイルコースの選択が渋られるようなら、無料でもっとマイルを貯めやすい「JCBカードW」や、その他の東京メトロ提携カードを選んだ方が良い…とうわけですね。

ソラチカカードにおける、10マイルコースと5マイルコースの損益分岐点はどこですか?

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注目!1年間ポイントをマイルに移行しなければ追加の年会費は支払わなくてよい

ソラチカカードを含むJCBのANAカードに新しく申し込みを行う際には、「10マイルコース」への加入の是非の他、以下のコースを選択する必要があります。

JCBのANAカードのポイントコース
マルチポイントコースカードの決済に応じてもらえるポイント(Oki Dokiポイント)を好きなタイミングでマイルに移行
マイル自動移行コースカードの決済に応じてもらえるポイントを、自動的にANAマイルに移行

ここで注目すべきは「10マイルコース」における、「1年間マイルを移行しなかった場合、追加の年会費(5,500円)は不要」という仕様です。

つまり「マルチポイントコース」を選択し、1年間ポイントをマイルに交換しないままであれば、その年の年会費は2,200円(初年度であれば無料)で済みます

このテクニックを使えば、10マイルコース加入時であっても年会費を節約することができるでしょう。

ただし、

  • 一般カードの場合、Oki Dokiポイントの有効期限は「2年」と短め
    (=最低でも2年に1回はポイントを移行する必要がある)
  • マイルの交換には1週間ほどの時間が掛かる

といった点には留意しておく必要があります。

「2年に1回、一気にマイル交換を行う」という方法を取れば、年会費を節約しながらマイル還元率1.0%を実現できるわけですね!

もちろん10マイルコースの年会費が無料である「ゴールドカード」選択時、あるいは1年に1回以上マイルへの交換を行いたい場合には、自動移行コースを選ぶのもアリですよ!

東京メトロを利用すると乗車のたびに「メトロポイント」がもらえる(最大40P)

ソラチカカードを使い、東京メトロ(定期券内を除く)を利用すると、日常の決済でもらえるポイントとは別に「メトロポイント」が付与されます。

乗車でもらえるメトロポイント
利用カード乗車ポイント
ソラチカ一般カード5P(平日)
15P(休日)
ソラチカゴールドカード20P(平日)
40P(休日)

貯めた「メトロポイント」はソラチカカード内に保存され、

などの用途に使用可能。

東京メトロの利用機会がある方であれば、非常にお得な嬉しい特典と言えます。

休日に新宿→銀座を移動(210円)する場合なら、一般カードでも約7.1%、ゴールドカードなら約19.0%もの還元を受けられる計算となりますね!

※東京メトロへの乗車でメトロポイントを獲得するためには、事前に公式サイト または多機能券売機で、「メトロポイントPlus」に登録しておく必要があります。

定期券の購入や「メトロポイントPlus」の利用ならいつでもポイント二重取り

ソラチカカードの利用者は、東京メトロへの乗車時に加え、

  • 東京メトロの券売機・定期券うりばで定期券を購入するとき
    (※モバイルPASMO等は対象外
  • メトロポイントPlus加盟店でPASMO電子マネーを利用するとき

においても「メトロポイント」を受け取ることが可能です。

決済でもらえるメトロポイント
対象の決済メトロポイント
東京メトロの券売機・定期券うりばで定期券を購入1,000円につき5ポイント
メトロポイントPlus加盟のお店(メトロ構内のコンビニ等)でのお支払い
※PASMO電子マネーの利用時に限る
200円につき1ポイント
(一般カード)
200円につき2ポイント
(ゴールドカード)
メトロポイントPlus加盟の自動販売機でのお支払い
※PASMO電子マネーの利用時に限る
100円につき1ポイント
(一般カード)
100円につき2ポイント
(ゴールドカード)

また、上記のポイントは通常のお買い物やオートチャージの利用分とは別々に付与されるため、結果的に「ANAマイル」(正しくはその元になるOki Dokiポイント)と「メトロポイント」の二重取りが可能と言えるでしょう。

例えば35,000円分の定期券を東京メトロの券売機で購入する場合であれば、

  • メトロポイント175ポイント
  • Oki Dokiポイント35ポイント
    (=10マイルコースなら350マイル相当)

簡単に「二重取り」できます。

ソラチカカードに搭載のPASMOにも定期券機能を追加できますのでご安心ください!

貯めた「メトロポイント」は10:9の超・高レートでANAマイルに移行できる

乗車やお支払いによって貯めた「メトロポイント」は、10ポイント単位でそのまま「PASMOのチャージ残高」に移行可能。

ANAマイルを持て余し気味の場合や、メトロポイントの有効期限が迫っている場合には、ポイントをチャージ残高に充てるのも良いでしょう。

ただしここで注目したいのは、ソラチカカードの会員は、非常に良いレートで「メトロポイント」を「ANAマイル」に移行できる点です。

ソラチカカードの会員は、100メトロポイントを90マイル(ANA)に交換可能。

一般的な他社ポイント(楽天ポイント等)の移行レートが「2:1=10:5」程度であることを考えると、「10:9」というレートは破格と言っても差し支えありません。

東京メトロの利用する機会が多いのであれば、貯めたマイルは是非、価値の高い「ANAマイル」に交換したいところです。

マイルを航空券に交換することを前提とするなら、100円相当のポイントを180円相当~のマイルに移行できる、とも言えますね!

メトロポイントの有効期限はいつまでですか?

Oki DokiポイントやANAマイルの有効期限はいつまでですか?

PASMOとそのオートチャージ機能付き、さらにチャージでもマイルが貯まる

画像引用元:PASMO公式サイト

ソラチカカードにはPASMO機能そのもの、そして「PASMOのオートチャージ」機能が搭載されています。

「東京メトロの利用機会は少ないが、オートチャージのためにソラチカカードを使いたい」という方も少なくないでしょう。

オートチャージは「メトロポイント」付与の対象にはなりませんが、通常の決済と同様にポイント(ANAマイルに交換できるOki Dokiポイント)が還元されます。

つまり「実質還元率2.0%~」をオートチャージでも実現できるということで、PASMOユーザーであればぜひ活用したい機能と言えるでしょう。

ただしソラチカカードが「オートチャージ」できるのは、ソラチカカード本体に搭載されている「PASMO」に対してのみです。

ソラチカカードに搭載されているPASMO以外のカードに、「オートチャージ」を行うことはできませんのでご注意ください(モバイルPASMOを含む)。

ソラチカカードのデメリット:オートチャージについて

ゴールドカードを選べば「国内空港ラウンジサービス」等も利用可能に

▲ソラチカゴールドカード

ソラチカカードのゴールドカード(年会費15,400円)を選ぶと、一般カードに対し以下の特典が追加されます。

ゴールドカード限定特典
  • 国内空港ラウンジサービス(何度でも無料)
  • 航空機遅延補償などを含む、最大1億円の付帯保険
  • 国内外20万以上のお店やサービスで優待
    コメダ珈琲でのサイズアップ無料など)
  • 乗車や決済でもらえるメトロポイントアップ
  • ANAのボーナスマイルや特典内容の充実(後述)
  • その他JCBが提供するゴールド限定特典や会員ダイヤルを利用可能
  • 空港や飛行機を利用する機会が多い(いわゆる空マイラ―を含む)
  • 「航空会社提携のゴールドカード」というステータス性を意識したい

といった場合であれば、一般カードではなくゴールドカードを選ぶのも良いでしょう。

ただし東京メトロやANAの優待の違いを加味しても、「ゴールドカードを使って一般カードよりもお得になる」条件はかなり厳しいです。
コスパを重視したい場合であれば、素直に一般カードを選んで良いかと思います。

ソラチカカードは一般カードとゴールドカード、どちらを選ぶべき?

ANAカード共通優待も問題なく利用可能

ソラチカカードはANAカードの1つということで、もちろんANA共通の優待も利用可能。

東京メトロと提携を結んでいるからといって、ANA関連の優待が削られることはありませんのでご安心ください。

ということでここからは、ソラチカカードに限らずANAカード全般に適用される特典やサービスについて、簡単に解説していきます。

ANAで航空券を購入して貰えるフライトマイルがいつでも+10%(ゴールドなら+25%)

ANAのウェブサイト等から航空券を購入すると、路線や割引率に応じたANAマイルが還元されます。

一般にこの時もらえるマイルは、「フライトマイル」と呼ばれていますね。

そしてこのフライトマイルは、ANAカードを使うことにより、

  • 一般カードであれば+10%
  • ゴールドカードであれば+25%

積算率がアップします。

ちなみにANAを使い、東京→福岡への移動で獲得できるフライトマイルは567(割引などを用いない場合)。

一般カードであれば56マイル、ゴールドカードであれば141マイルを余計に貰えるということで、ANAユーザーにとっては嬉しい特典と言えます。

この仕様から、ANAやスターアライアンス系の航空会社の利用機会が多い方ほど、ANAの上位カード(この場合はゴールドカード)を選ぶ利点は大きくなります。

新規入会だけでなくカード継続で毎年ANAマイルがもらえる

ソラチカカードを含むANAカードでは、入会・継続の際に以下のボーナスマイルを獲得することが可能です。

ソラチカカードのボーナスマイル
一般カード1,000マイル
ゴールドカード2,000マイル

「何をせずとも、カードを持っているだけ」でマイルを獲得できるというのも、ANAカードの利点の1つと言えるでしょう。

ANAカードは頻繁に入会キャンペーンを実施しています。
所定の条件を達成すれば、入会時に一気にマイルを獲得できるかもしれませんよ!

セブン-イレブンやENEOS等の「ANAカードマイルプラス加盟店」を使えば還元率アップ

ソラチカカードを含むANAカードを使い、「ANAカードマイルプラス加盟店」で決済を行うと、通常の決済でもらえる「Oki Dokiポイント」とは別にANAマイルが還元されます。

主なANAカードマイルプラス加盟店
  • セブン-イレブン(+0.5%)
  • ココカラファイン(+1.0%)
  • マツモトキヨシ(+1.0%)
  • ENEOS(+1.0%)
  • apollostation(+0.5%)
  • スターバックス オンライン入金(+1.0%)
  • ANA航空券購入(+1.0%)
  • その他公式サイト参照

例えば「セブン-イレブン」で1,000円分の買い物をしたなら、

  • 通常決済分の10ポイント
    (10マイルコースなら100マイル相当)
  • 「ANAカードマイルプラス加盟店」利用分の5マイル

を、それぞれ獲得することができるでしょう。

空港内の提携ショップやANAの機内販売などで優待も

ANAカードの会員は、以下の空港内ショップや機内販売などで優待を受けることが可能です。

ANA一般カードの優待
  • 対象の空港内免税店 が5%オフ
  • 高島屋SHILLA&ANAが5%オフ
  • ANAの機内販売(国内線・国際線)が10%オフ
  • 空港内店舗「ANA FESTA」5%オフ
  • 「ANAショッピング A-style」5%オフ
  • 成田空港パーキング割引(要事前問い合わせ)

空港でお土産を購入する際などには、「割引を受けられるお店」を探してみると良いでしょう。

各特典の適用条件などの詳細については、ANAカード公式サイト をご確認ください。

ソラチカカードへ申し込む前に知っておきたいデメリット・注意点

ソラチカカードは多くのメリットを有する一方、デメリットも少なくないカードです。

ここからは、ソラチカカードへ申し込む前に知っておきたいデメリットや注意点について見ていきましょう。

オートチャージを活用するためには「ソラチカカード自体」を改札にかざす必要がある

ソラチカカードはPASMOオートチャージ対応のクレジットカード…ではあるものの、そのオートチャージの対象は「ソラチカカードに搭載のPASMO」に限られます。

手持ちの別のPASMOや、モバイルPASMOにオートチャージを行うことはできません

つまりオートチャージを活用するためには、本来お財布に入れておきたいメインカードを改札にかざす必要があるため、人によっては不便と言わざるを得ないでしょう。

オートチャージ用のカードと「改札でかざすカード」を分けたい(あるいは後者をモバイルPASMOにしたい)場合には、「PASMOが付いていない東京メトロ提携カード」を持った方が良いでしょう。
この場合、日常の決済にはその他の高還元カード(別のANAカード等)を使うのがおすすめです。

必要な年会費に対して付帯保険の内容が薄い(一般カードの場合)

ソラチカカード(一般)は、最大7,700円の年会費が必要であるにもかかわらず、付帯保険の内容が多くの無料カードにも劣ります

具体的に言うと、

  • 最大1000万円の海外旅行保険は「死亡・後遺障害・救援者費用」にのみ適用
    (=治療費や携行品損害に対する補償なし)
  • 最大1000万円の国内保険は「航空機内の事故」にのみ適用

と、かなり貧弱と言わざるを得ません。

特に海外に行く機会がある場合には、横浜インビテーションカードなどのサブカードを用意するか、任意の有料保険に加入しておきたいところです。

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ただしゴールドカードであれば対照的に、「航空機遅延補償を含む最大1億円」の充実した保険が適用されますよ!

ソラチカゴールドカードの付帯保険について詳しく見る
海外旅行保険【利用付帯】
傷害死亡・後遺障害最高1億円
【家族特約1000万円】
傷害治療費用
疾病治療費用
最高300万円
【家族特約200万円】
賠償責任最高1億円
【家族特約2000万円】
携行品損害最高50万円
【家族特約50万円】
※自己負担額3,000円
救援者費用最高400万円
【家族特約200万円】
航空機遅延補償最高2万円
手荷物遅延・紛失補償最高4万円
国内旅行保険【利用付帯】
傷害死亡・後遺障害最高5000万円
怪我による入院5,000円/日
怪我による手術5,000円×倍率
※手術の種類により変動
怪我による通院2,000円/日
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年間500万円
※自己負担額3,000円

選択できる国際ブランドはJCBのみ、海外では使いづらい可能性も

ソラチカカードの発行元は株式会社ジェーシービー。ということでこれらのカードの国際ブランドは「JCB」のみとなっています。

JCBブランドは日本国内や日本人観光客などが多い地域であれば、特に問題なく利用可能です。

一方で欧州を始めとする地域では、VISAやMastercardに比べ明らかに使えるお店が少ないため注意が必要です。

とは言え「たまに海外に行く」程度であれば、VISAやMastercardのサブカードを作ることでこの問題を解決できるかと思います。

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JCBのタッチ決済の機能は付いていない

交通系の電子マネー機能付きカードの常として、ソラチカカードには「JCBのタッチ決済」の機能が搭載されていません

  • コンビニ等のタッチ決済加盟店において、「カードをかざすだけ」でのクレジット決済ができない
  • JCBがわりと頻繁に行っている、タッチ決済を前提としたキャンペーンに参加できない

といった点については、あらかじめ注意しておく必要があります。

ただし「かざすだけ」のクレジット決済に関して言えば、ApplePayまたはGoogle Payを経由することで実現できます。

ANAはシーズンによって航空券との交換に必要なマイルが大きく変わる

こちらはソラチカカードというより、ANAを利用する上での注意点ですが…。

ANAはJALと違い、「飛行機に乗る時期」によって同じ路線でも必要マイルが変動します。

もしも、

  • 利用したい路線が、ANAもJALも就航している
  • 飛行機に乗るとしたら年末年始やお盆などの繁忙期である

という状況にあるのなら、そもそもANAでなくJALのマイルを貯めた方が良いかもしれません。

ANAのシーズン設定(2024年・国内線の場合)
ローシーズン・1/11~2/29
・4/4~4/24
・12/1~12/25
レギュラーシーズン・3/1~3/7
・5/7~8/1
・8/19~11/30
ハイシーズン・1/1~1/10
・3/8~4/3
・4/25~5/6
・8/2~8/18
・12/26~12/31

参考元:ANA公式サイト
「シーズン・必要マイルチャート」

参考:主な就航路線における航空券との交換に必要なマイル数(国内線・国際線)

ソラチカカードにおける一般カードとゴールドカードの損益分岐点

2つのグレードを有する「ソラチカカード」。結論から言うと、「10マイルコース」の追加年会費分を加味しても、ゴールドカードの方が一般カードよりお得になる場合は稀です。

これはゴールドカードの利点(ボーナスマイルの差を含む)を加味しても、年会費の差額が大きいためですね。

「ソラチカカード」のグレード間の相違点を、簡単に比較すると以下のようになります。

ソラチカカードのグレード間比較
一般ゴールド
年会費7,700円
※10マイルコース加入時
15,400円
乗車ポイント平日5ポイント、休日15ポイント平日20ポイント、休日40ポイント
入会・継続ボーナス1,000マイル2,000マイル
フライトマイル+10%+25%

ここでは「乗車ポイント」「ボーナスマイル」のそれぞれを基準とした、損益分岐点を計算してみましょう。

乗車ポイントを基準として計算した場合

東京メトロを平日にのみ利用すると仮定すると、損益分岐点にあたる「年間獲得乗車ポイント」Xは、

  • X≧X×1/3+(15,400-7,700)

と表すことができます。

これを解いて、X=11,550、つまり1年間において乗車ポイントを11,500ポイント貯められる方=平日に年間578回以上東京メトロを利用する方であれば、ゴールドカードの方が確実にお得だと言えるでしょう。

デメリット

「乗車ポイント」のみで年会費の差を覆すことは難しそうですね…。

ボーナスマイル・フライトマイルを基準として計算した場合

ボーナスマイルとフライトマイルの差異を基準として計算を行う場合、損益分岐点にあたる「年間獲得フライトマイル(ANAカードによる優遇を想定しない)」Xは、

  • X×1.25+2,000≧X×1.1+1,000+(15,400-7,700)×0.5

と表すことができます(1マイル=2円相当と見積もった場合)。

これを解いてX=19,000、つまり年間19,000のフライトマイルを獲得できる方であれば、ゴールドグレードの「ソラチカカード」を選んだ方がお得と言えるでしょう。

ちなみにANAの場合、東京→福岡への移動で獲得できる基準フライトマイルは、最大でも567です。
(=同じ条件で19,000のマイルを手に入れるには約34回の移動が必要)

デメリット

こちらも達成できる方は多くなさそうですね…。

参考:ANA公式サイト「マイレージチャート(国内線フライトマイル)」

ただし損益分岐点に達していないからといって一般カードを選ぶべきとは言い切れない

このようにソラチカゴールドカードの損益分岐点は、

  • 年間11,500の乗車ポイント(乗車でもらえるメトロポイント)の獲得
    (※平日の乗車を想定する場合)
  • 年間19,000の基準フライトマイルの獲得

と、かなり高いです。

コストパフォーマンスを重視するのであれば、一般カードを選ぶのが無難であることは確かでしょう。

ただし、「東京メトロもANAの飛行機もよく利用する」という場合、実質的な損益分岐点はより低くなります

また、

  • 国内空港ラウンジサービスや充実の付帯保険をはじめとする「ゴールド限定」の特典
  • 「航空会社提携のゴールドカード」というステータス性

を重視したいという場合であれば、損益分岐点に達していなくとも、ゴールドカードを選ぶ意味は十分でしょう。

自身がゴールドカードに年会費(15,400円)相当の意味を見いだせたならそれでOK、ということですね!

ソラチカカードとその他のTo Me CARD(東京メトロ提携カード)の比較

ソラチカカード以外にも、東京メトロと提携した「To Me CARD」シリーズのカードは複数存在します。

そこでここでは、全5種類のTo Me CARDを簡単に比較してみました。

東京メトロ提携カード(To Me CARD)の一覧
To Me Card一般To Me Card PrimeTo Me CARD ゴールドソラチカ一般カードソラチカゴールドカード
デザイン
メトロポイント2P(平日)
6P(休日)
10P(平日)
20P(休日)
20P(平日)
40P(休日)
5P(平日)
15P(休日)
20P(平日)
40P(休日)
年会費無料2,200円
※年50万円の決済で無料
11,000円7,700円
※マイル還元率1%達成時
15,400円
基本還元率※10.5%0.5%0.5%または0.6%2.0%相当~
※マイル還元率1%達成時
2.0%相当~
特徴オートチャージのみを利用したい方向け東京メトロのヘビーユーザーにおすすめ乗車ポイント倍増、さらにゴールド特典をプラスANAマイルを貯めたいメトロユーザーにおすすめメトロもANAもゴールド相当の優待

ご覧の通り、標準的な「To Me Card」シリーズのカードと比べると、ソラチカカードは「年会費が高い代わりに実質還元率も高い」という特徴を持ちます。

  • ソラチカカード(一般またはゴールド)の維持に必要な年会費の支払いに抵抗がない
  • たまにでも飛行機を利用する機会があり、実質還元率の高さを重視したい

という場合には、素直に基本スペックに優れる「ソラチカカード」シリーズを選んで良いでしょう。

一方、

  • 基本還元率よりも「メトロポイント」の獲得しやすさを重視したい(一般カードの場合)
  • 飛行機を利用する機会がなく、マイルを上手く活用できる自信がない

という場合には、その他の「To Me Card」シリーズを選んだ方が良さそうです。

ちなみにANAマイルの有効期限は、原則として36ヶ月(3年間)です。

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ソラチカカードと「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」の比較

ANAと提携した「PASMOオートチャージ機能付きのカード」は、ソラチカカードだけではありません。

東急系のサービスと相性の良い「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO」もまた、PASMO機能とそのオートチャージ機能が搭載された「ANAカード」です。

8種のANA一般カードの比較
ソラチカカードANA TOKYU POINT ClubQ PASMO
デザイン
年会費2,200円
(初年度無料)
+5,500円
(マイル還元率アップ)
2,200円
(初年度無料)
+6,600円
(マイル還元率アップ)
マイル還元率0.5%
有料サービス加入なら1.0%
国際ブランドJCBMastercard
ゴールドカードありなし
特徴東京メトロ特典とPASMOオートチャージ機能東急ポイントカード機能とPASMOオートチャージ機能

2つのカードの違いは主に、

  • どの交通機関と相性が良いか
    (東京メトロまたは東急線/東急電鉄)
  • マイル還元率1.0%の達成に必要な年会費
  • 国際ブランド
  • ゴールドカードの有無

ですね。

前提として、東京メトロの利用機会が多い方であれば、申込先は「ソラチカカード」で問題ないかと思います。

また年会費の安さを重視したい場合や、ゴールドカードのサービスを利用したい場合にも、有力な申込先候補となるのは「ソラチカカード」の方でしょう。

一方、

  • 海外でもANAカードを利用したい等の理由で、JCBよりMastercardを選びたい
  • 東急線沿線に住んでいる

という場合には、ソラチカカードよりも「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO」を選んだ方が良さそうです。

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参考:主な就航路線における航空券との交換に必要なマイル数(国内線・国際線)

ここでは参考情報として、「主な路線の航空券と交換するための、必要マイル」と「ANAのシーズン設定」を紹介させて頂きましょう。

入会特典やボーナスマイル、日頃のカード利用額などと照らし合わせて、「目標マイル」を決める参考にしてみてください。

航空券との交換に必要なマイルの例(往復)
東京⇔大阪
大阪⇔福岡
10,000マイル
(ローシーズン)
12,000マイル
(レギュラーシーズン)
15,000マイル
(ハイシーズン)
※以下同様
東京⇔広島
東京⇔福岡
東京⇔札幌
名古屋⇔福岡
12,000マイル
15,000マイル
18,000マイル
東京⇔沖縄
札幌⇔福岡
14,000マイル
18,000マイル
21,000マイル
日本⇔ソウル12,000マイル
15,000マイル
18,000マイル
※エコノミーの場合、以下同様
日本⇔中国各地
東京⇔台湾
日本⇔マニラ
17,000マイル
20,000マイル
23,000マイル
日本⇔シンガポール
日本⇔バンコク
30,000マイル
35,000マイル
38,000マイル
日本⇔シドニー37,000マイル
45,000マイル
50,000マイル
日本⇔ハワイ35,000マイル
40,000マイル
43,000マイル
日本⇔北米各地40,000マイル
50,000マイル
55,000マイル
日本⇔欧州各地45,000マイル
55,000マイル
60,000マイル

参考元:全日本航空公式サイト
「シーズン・必要マイルチャート(ANA国内線特典航空券)」
「シーズン・必要マイルチャート(ANA国際線特典航空券)」

片道分のチケットのみをマイルで支払うことも可能です。
その場合の必要マイルは、上に挙げた数字の半分です。
ANAのシーズン設定(2024年・国内線の場合)
ローシーズン・1/11~2/29
・4/4~4/24
・12/1~12/25
レギュラーシーズン・3/1~3/7
・5/7~8/1
・8/19~11/30
ハイシーズン・1/1~1/10
・3/8~4/3
・4/25~5/6
・8/2~8/18
・12/26~12/31

参考元:ANA公式サイト
「シーズン・必要マイルチャート」

例えば「家族4人で台湾旅行に行きたい」という方であれば、レギュラーシーズンにおける必要マイルは80,000

単純計算で言うと必要な決済額は「800万円」(10マイルコース時)となりますが、

  • 頻繁に行われている入会キャンペーン
    (上位グレードのカードほど大きなマイルを貰える傾向にあります)
  • 毎年貰えるボーナスマイル
  • ANA利用時のフライトマイルの積算率アップ

などを加味すれば、実際に必要な決済額はより小さくなるはずです。

実際にソラチカカードを使用している方の口コミ・評判

実際にソラチカカードを使用している方は、このカードにどういった感想を抱いているのでしょうか?

SNS上から利用者の声をピックアップさせて頂きました。

やはり「良い評判」で言及されていることが多いのはマイルの貯まりやすさ、そして「高レートでメトロポイントをANAマイルに交換できる」点ですね。

飛行機と東京メトロ、どちらも利用する機会がある方にとって、ソラチカカードが非常に有用な1枚と見なされていることは確かでしょう。

一方、モバイルPASMOを利用したいという方からは「モバイルPASMOへのオートチャージ未対応」という点がしばしば取り沙汰されていました。

ソラチカカードに関するよくある質問と回答

ここからは、ソラチカカード(一般・ゴールド)に関連するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

ソラチカカードは家族カードの発行に対応していますか?

はい、対応しています。

家族カードの年会費は、

  • 一般カードの場合は1,100円
  • ゴールドカードの場合は2,200円

であり、「生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上)」であれば入会が可能です。

家族カードの発行は新規入会の際に選択できる他、任意のタイミングでインターネット会員サービス (または電話)による手続きが可能です。

ソラチカカードの年会費の元を取るために必要な決済額はいくらですか?

1マイル=2円相当、かつ毎年のボーナスマイルを加味した上で計算してみました。

ソラチカカードの年会費の元を取るための決済額
一般カード
(5マイルコース)
2万円
※ボーナスマイル2,000円相当、基本還元率1.0%相当として計算
一般カード
(10マイルコース)
28万5000円
※ボーナスマイル2,000円相当、基本還元率2.0%相
ゴールドカード57万円
※ボーナスマイル4,000円相当、基本還元率2.0%相当として計算当として計算

※一般カードの「初年度年会費無料」は無視した上で計算

ただしこちらはあくまで、「実質的な年会費相当のポイントを獲得するために必要な決済額」にすぎません。

実際の損益分岐点、つまり「どのカードを選べば一番お得か」は、上の計算だけでは判断できませんのでご注意ください。

ちなみにおそらく最も広い層にとって1番お得、つまり還元分-年会費の差額が大きいのは、「10マイルコースに加入した場合の一般カード」です。

ソラチカカードにおける、10マイルコースと5マイルコースの損益分岐点はどこですか?

目安として年間決済額が55万円以上なら、「10マイルコース」を選んだ方がお得です。

  • 5マイルコースと10マイルコース間の、年会費の差は5,500円
    (後者は年に1回以上、ポイントをマイルに交換することを想定)
  • 1マイル=2円相当と仮定

という条件で「マイル還元率0.5%の5マイルコース」と「マイル還元率1.0%の10マイルコース」の損益分岐点にあたる年間決済額Xを計算すると、

  • X×0.01×2≧X×0.005×2+5,500

これを解いてX≧550,000、つまり年間55万円以上ソラチカカードを使うのであれば、年会費の差を加味しても「10マイルコース」の方がお得ということです。

月間平均利用額で言うと約45,833円相当ですね!
基本の決済をクレジットカードで行っているのなら、多くの場合で10マイルコースを選んだ方が良いでしょう。

ソラチカカードに搭載されているPASMOをモバイルPASMOに移行できますか?

いいえ、ソラチカカードに搭載のPASMOをモバイルPASMOに移行することはできません。

基本的にソラチカカードとシナジー(相乗効果)があるのは、「ソラチカカードに搭載されているPASMO」のみです。

参考元:東京メトロ To Me CARD公式サイト

ソラチカカードを使い、モバイルPASMOにオートチャージを行うことは可能ですか?

いいえ、ソラチカカードを含むPASMO一体型のカードはモバイルPASMOへのオートチャージに対応していません。

ソラチカカードが「オートチャージ」できるのは、ソラチカカードに搭載されているPASMOに対してのみです。

To Me CARD PASMO(一体型)は、オートチャージサービスの決済用カードとしてご利用できません。
※To Me CARD(クレジットカード単体)をご利用ください。

参考元:東京メトロ To Me CARD公式サイト

ソラチカカードを使い、モバイルPASMOに手動でチャージを行うことはできますか?

オートチャージではない手動のチャージは可能ですが、JCBは公式サイト にて、「モバイルPASMOチャージご利用分」がOki Dokiポイント付与対象とならないことを明記しています。

つまりソラチカカードを使ったモバイルPASMOへの手動チャージは「可能だがポイント(マイル)が貯まらない」ということで、あまりおすすめはできません。

ソラチカカードをゴールドカードに切り替える場合、PASMOを引き継ぐことはできますか?

「PASMO機能の移替え」の手続きを済ませることで、チャージ残高や定期券機能を含む、PASMO機能の移行が可能です。

詳細についてはTo Me CARDの公式サイト をご確認ください。

東京メトロを利用する機会が少ないPASMOユーザーです。ソラチカカードを選んでいいですか?

「オートチャージでマイルを貯められるANAカード」という点に魅力を感じるのなら、東京メトロのポイントを貯められないとしてもソラチカカードを選ぶ意味は十分です。

例えば日常の決済でマイルを貯めたい、小田急線や西武戦のユーザーであっても、ソラチカカードは有力な選択肢と言えるでしょう。
(前者の場合はJAL OPクレジットあたりも検討したいところですが)

ただし、JCBではなくMastercardブランドのカードが欲しい方や、東急線沿線にお住まいの方は、東急系のANAカード(ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード)を選んだ方が良いかもしれません。こちらもPASMO機能搭載です。

メトロポイントの有効期限はいつまでですか?

画像引用元:To Me CARD公式サイト

メトロポイントの有効期限は「1~2年」、正しく言うと「毎年4月1日から翌年3月末日までの間に付与されたポイントは、翌々年の3月末日まで有効」です。

他社ポイントに比べても有効期限は短めなため、ポイントを失効させないよう注意したいところです。

1年に1回メトロポイントをANAマイルやPASMO残高に交換すれば、ポイントが失効してしまうことはありませんよ!
具体的な手続き方法についてはTo Me CARDの公式サイト をご確認ください。

Oki DokiポイントやANAマイルの有効期限はいつまでですか?

Oki Dokiポイントの有効期限は、

  • 一般カードであれば、獲得月から2年後の15日
  • ゴールドカードであれば、獲得月から3年後の15日

です。

マルチポイントコースを選択し、年会費を節約しようとする場合には、Oki Dokiポイントの有効期限を失効させないようご注意ください。

一方で移行先となる、ANAマイルの有効期限は3年間です。

「フライトマイル」の獲得や「ANAカードマイルプラス加盟店」の利用でOki Dokiポイントを介さずマイルが貯まることもあるため、こちらの有効期限にも気を配っておきたいところです。

Oki Dokiポイントの残高や有効期限はJCBの、ANAマイルの残高や有効期限はANAのインターネト会員サービスから、随時確認できますよ!

ソラチカカードにスーパーフライヤーズカード(SFC)はありますか?

いいえ、ソラチカカードにSFC(スーパーフライヤーズカード)のバリエーションはありません。

SFCとはANAのヘビーユーザーのみが利用できる、特別なクレジットカードです。

飛行機を利用する機会が非常に多く、SFCへの「修行」を行いたいのなら、交通系ICカードが搭載されていないANAカードを選ぶ形となるでしょう。

デメリット

ソラチカカードのSFCも準備中!?的な記事も見受けられましたが、ソースがどこにも見当たらなかったので信憑性は薄そうです。

こちらもチェック!

ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)についてのまとめ

ソラチカカードのまとめ
  • ソラチカカードは空でも地下でもお得なクレジットカード!
    「10マイルコース」加入ならどこでもマイル還元率1.0%(実質還元率2.0%~)を実現できる
  • 東京メトロへの乗車で最大40円相当の「メトロポイント」がもらえる
  • PASMOオートチャージにも対応しているが、ポイントが貯まるオートチャージ先は「ソラチカカードに搭載されたPASMO」に限られるので注意
  • 「一般カードよりもゴールドカードの方がお得になる」条件はかなり厳しいので、コスパ重視なら申込先は一般カードでOK
    ただしゴールド限定特典に魅力を感じる場合や、空マイラ―の方はその限りではない

若干年会費はかさみやすいものの、特典や機能が充実している「ソラチカカード」。

ただし「オートチャージ先が限定される」「国際ブランドがJCBのみ」といった懸念が無いわけではありません。

「こんなはずじゃなかったのに!」という事態を避けるためには、ソラチカカードのメリット・デメリットの両面を把握した上で、申し込みを決めるのが良いでしょう。

今回、試験的にiPadで作った画像で説明を加えてみました!
見やすい・見づらい・ここを直してほしい…などありましたらお気軽にお申し付けください!
(字がきったねえのはすみません、ゆるしてください)

年会費
2,200円
(初年度無料)
基本還元率
2.0%前後~
※10マイルコース加入、かつマイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
JCB
還元ポイント
ANAマイル
(Oki Dokiポイント経由)
発行元
株式会社ジェーシービー
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 「10マイルコース(年5,500円)」に別途加入することでマイル還元率が0.5%→1.0%になる
    (※1年間マイル移行が行われなかった場合は追加年会費の請求無し
  • 【2024年6月30日まで】新規入会で最大13,000マイルがもらえる
  • PASMO機能付き(定期券機能を含む)
  • PASMOオートチャージ機能
  • 東京メトロの利用で「メトロポイント」が貯まる
    (平日5ポイント、休日15ポイント/一乗車)
  • メトロポイントPlus加盟店で「メトロポイント」が貯まる
    (自動販売機は100円ごと、店舗は200円ごとに1ポイント還元)
  • 入会またはカードの継続で1,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+10%
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

年会費
15,400円
基本還元率
2.0%前後~
※マイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
JCB
還元ポイント
ANAマイル
(Oki Dokiポイント経由)
発行元
株式会社ジェーシービー
申込条件
20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 東京メトロの利用で「メトロポイント」が貯まる
    (平日20ポイント、休日40ポイント/一乗車)
  • メトロポイントPlus加盟店で「メトロポイント」が貯まる
    (自動販売機は100円ごと、店舗は200円ごとに2ポイント還元)
  • 新規入会または継続で2,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+25%
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 航空機遅延補償を含む最大1億円の付帯保険
  • 国内外20万以上のお店やサービスで優待(クラブオフ)
  • 海外空港ラウンジサービス(入室料35US$) 他
  • PASMO機能付き(定期券機能を含む)
  • PASMOオートチャージ機能
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

:ゴールド限定特典


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