ANA一般カードのおすすめはフローチャートで簡単チェック!2倍コースの損益分岐点も解説

ANA一般カードは、名前通り最もスタンダードな「ANAカード」。

高いマイル還元率(1.0%)を達成できることもあり、「日常の決済でANAマイルを貯めたい」という方にとっては有力なメインカード候補となってくれることでしょう。

今回はそんなANA一般カードの特徴や注意点、そして申込先の選び方を中心に、可能な限り分かりやすくまとめました。

かんたんメニュー

目次

1分で分かる!ANA一般カードのメリット・デメリット

ANA一般カードは一言で言うと、「コスパ良くANAマイルを貯めたい方向け」のクレジットカードです。

このカードのメリット
  • マイル還元率1.0%を達成できる
    (実質還元率2.0%~)
  • ANAや空港内ショップ等で優待あり
このカードのデメリット
  • マイル還元率1.0%の達成には最低でも7,700円の年会費が必要
  • 年会費のわりに付帯保険の内容が薄い

もちろんゴールドカード(年会費15,400円~)等に比べると付帯保険や特典の内容は薄くなるものの、マイル還元率の高さは十分

結果的にANA一般カードは、積極的な飛行機の利用でマイルを貯める「空マイラ―」…というよりも、日常の決済でマイルを貯めたい「陸マイラー」におすすめと言えます。

「最大マイル還元率1.0%」は、ANAのゴールドカードに匹敵する数字ですよ!

ANA一般カードが提供するサービスとメリット

日常の決済でマイルを貯めたい、いわゆる「陸マイラー」におすすめのANA一般カード。

ここからは、8種類のANA一般カードに共通するサービスやメリットについて解説していきます。

最も安い年会費(7,700円~)で「ANAマイルの還元率1.0%」を実現できる

ANA一般カードは、最も安い年会費(実質7,700円)でマイル還元率1.0%を達成可能。

一般カード本来のマイル還元率は0.5%相当ですが、

  • 10マイルコース(JCB/年5,500円)
  • 2倍コース(VISA・Mastercard/年6,600円)

に加入することで、マイル還元率をアップできる仕組みとなっています。

追加の年会費の発生は痛いところですが、ANAのマイルは航空券への交換を前提とする場合、1マイルあたり2円以上となることが珍しくありません。

▲1マイルの価値が2.544円相当となっている例

結果としてANAカードでマイル還元率1.0%を達成できれば、実質還元率は2.0%相当~を実現できることでしょう。

高還元率で知られる「楽天カード」(1.0%還元)2枚分の還元を受けられるということですね!

「10マイルコース」「2倍コース」を選ぶべき人の具体的な条件と年間決済額

入会とカード継続で毎年1,000マイルが貰える

ANA一般カードの会員は、「新規入会」または「年会費を支払ってカードを継続する」ことで、1,000のボーナスマイルを受け取ることができます。

1,000マイルでは航空券との交換に届きませんが、10万円の決済でもらえるマイル(マイル還元率1.0%の場合)と考えると、嬉しい入会・継続特典だと言えるでしょう。

また申し込み先のカードブランド等によっては、入会特典により一気に1万以上のマイルを受け取れる場合もあります。

主要区間におけるANAの特典航空券との交換に必要なマイルの一覧

ANA JCBカードやANAアメックスなら入会キャンペーンも充実

「ANAカード」とはそもそも、ANAと各カード会社が提携を結んで発行するクレジットカードの総称。

そのため一口にANAカードといっても、複数の種類や発行元が存在します。

そして一般カードの中で入会特典やキャンペーンが充実しているのは、JCBやアメックスのANAカード。

これらのカードを選び、所定の条件をクリアできたなら、一気に航空券と交換できるだけのマイルを獲得できる可能性もあります。

ANA JCBカードの入会キャンペーン
恒常特典新規入会で1,000マイルプレゼント
(一般カードの場合)
【6月30日入会分まで・JCB限定】
新規入会&決済でプレゼント
2024年9月30日までに
・10万円以上の決済で3,000マイル相当
・70万円以上の決済で4,500マイル相当
・100万円以上の決済で12,000マイル相当
※一般カードかつ10マイルコース加入の場合
※要エントリー&ログイン等

※その他抽選キャンペーンあり

フローチャートで簡単!8種類のANA一般カードの比較と選び方

一方、VISAやMastercardのANAカードはあまり積極的な入会キャンペーンを行っていないため注意が必要です。

ANAで航空券を購入するとフライトマイルが+10%加算される

ANA一般カードを使ってANAやスターアライアンス加盟航空会社の航空券を購入すると、還元されるフライトマイルが10%加算されます。

フライトマイルとは、航空券の購入と搭乗によりもらえるANAマイルのことですね。

例えば東京→福岡のANA便の航空券を購入したとき、還元されるフライトマイルは本来「567」(早割などを利用しない場合)。

ですがANA一般カードユーザーであれば、ここに56マイルを上乗せした計623マイルを受け取ることができるでしょう。

セブン-イレブン等の「ANAカードマイルプラス加盟店」で還元率はさらにアップ

ANAカードの会員は、セブン-イレブンをはじめとする「ANAカードマイルプラス加盟店」を利用すると、通常の還元とは別口でマイルを受け取ることができます。

主なANAカードマイルプラス加盟店
  • セブン-イレブン(200円につき1マイル)
  • ココカラファイン(100円につき1マイル)
  • マツモトキヨシ(100円につき1マイル)
  • apollostation(200円につき1マイル)
  • スターバックス オンライン入金(100円につき1マイル)
  • ANA航空券購入(100円につき1マイル)
  • その他公式サイト参照

マイルをより効率よく貯めるためには、積極的に「ANAカードマイルプラス加盟店」を活用したいところです。

ANAの機内販売や空港内のショップで嬉しい割引の優待も

その他ANAの一般カードには、以下のような優待が設けられています。

ANA一般カードの優待
  • 対象の空港内免税店 が5%オフ
  • 高島屋SHILLA&ANAが5%オフ
  • ANAの機内販売(国内線・国際線)が10%オフ
  • 空港内店舗「ANA FESTA」5%オフ
  • 「ANAショッピング A-style」5%オフ
  • 成田空港パーキング割引(要事前問い合わせ)

空港内でお土産などを購入する機会があるのなら、可能な限り優待対象のお店を選択できると良いですね。

各特典の適用条件などの詳細については、ANAカード公式サイト をご確認ください。

「かざすだけ」で支払える便利なタッチ決済機能付き(一部例外あり)

スタンダードなANAカードには「タッチ決済」の機能が設けられています。

これによってANAカードユーザーは、各コンビニや一部のスーパー等において「ANAカードをかざすだけ」でのクレジット決済が可能です。

もちろんタッチ決済を利用した場合も、通常通りの還元を受けられますのでご安心ください。

ただしSuicaやPASMO、nimocaといった交通系電子マネーが搭載されたカードにはタッチ決済の機能がありませんので注意が必要です。

フローチャートで簡単!8種類のANA一般カードの比較と選び方

ANA一般カードのデメリットと注意点

ANA一般カードは超高還元率を実現できる一方、いくつかのデメリットを有することも確かです。

ここからは、このカードに申し込む前に知っておきたい注意点について見ていきましょう。

マイル還元率1.0%を狙う場合の年会費は7,700円~と「JALカード」よりも高い

ANAカードの基本年会費は2,200円(初年度無料)ですが、「マイル還元率1.0%」を実現させるには、基本年会費に加えて

  • 5,500円(JCBの場合)
  • 6,600円(VISAまたはMastercardとAmerican Expressの場合)

追加年会費が必要です。

マイル還元率1.0%を前提とした場合の年会費は最低でも7,700円と、ライバルにあたるJAL普通カード(年7,150円~)よりも高くなります。

ただしJALカードとは異なり、ANAカードの場合は1年間で1度もポイントをマイルに交換しなかった場合、追加の年会費(5,500円または6,600円)は請求されません

「10マイルコース」「2倍コース」を選ぶべき人の具体的な条件と年間決済額

必要な年会費に対して海外旅行保険などの内容が薄い

ANA一般カードには、一応旅行保険が付帯します。

ですがその内容をよく見てみると、

  • 最大1000万円の海外旅行保険は「死亡・後遺障害・救援者費用」にのみ適用
    (=治療費や携行品損害に対する補償なし)
  • 最大1000万円の国内保険は「航空機内の事故」にのみ適用

と、一部の無料カードにも劣ります。

特に海外に行く機会がある方であれば、

  • 付帯保険が充実したサブカードの取得
  • 有料の任意保険への加入

といった方法を取った方が良いでしょう。

ANA一般カードの付帯保険
海外旅行保険
傷害死亡・後遺障害最高1000万円
傷害治療費用
疾病治療費用
適用なし
賠償責任
携行品損害
救援者費用最高100万円
国内旅行保険
傷害死亡・後遺障害最高1000万円
※航空機内の事故に限る
怪我による入院適用なし
怪我による手術
怪我による通院
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年間100万円
ただし海外での決済または分割払い・リボ払いのみが対象
こちらもチェック!

ANA Payを利用するとむしろ還元率が下がる(マイル還元率1.0%の場合)

ANAが提供する決済サービス「ANA Pay」は、一見するとANAカードと相性が良い…ようでそうでもありません

特に一般カードの場合、ANA Payチャージ時には通常のポイント還元が適用されず、「1,000円ごとに1マイル」が還元されます(=マイル還元率0.1%)。

ここにANA Pay独自のマイル還元が加わるのですが、そちらは「200円につき1マイル還元」(0.5%)と、2つを合計してもマイル還元率は0.6%にしかなりません。

つまりマイル還元率1.0%を達成している場合であれば、ANA Payを使うよりも「普通にANAカードを使ってクレジット決済」を行った方がお得と言えます。

「10マイルコース」「2倍コース」を選ぶべき人の具体的な条件と年間決済額

ただしもちろん、ANA Payがお得なキャンペーンを行っている場合はその限りではありません。

フローチャートで簡単!8種類のANA一般カードの比較と選び方

▲クリック/タップで拡大できます

ANA一般カードは現在8種類。それぞれにメリット・デメリットがあることから、申し込み先に迷ってしまう方も多いでしょう。

ということで今回は直感的におすすめカードが分かるフローチャートと、それぞれの特徴を見比べて決めたい方のための比較表の両方を作成してみました。

お好きな方法で、あなたに合ったANAカードを選んでみてください!

8種のANA一般カードの比較
ANA JCB 一般カードソラチカカードANA VISA 一般カードANAマスター一般カードANA TOKYU POINT ClubQ PASMOANA VISA SuicaカードANA VISA nimoca カードANA アメックス
デザイン
年会費2,200円
(初年度無料)
+5,500円
(10マイルコース)
2,200円
(初年度無料)
+5,500円
(10マイルコース)
2,200円
(初年度無料)
+6,600円
(2倍コース)
2,200円
(初年度無料)
+6,600円
(2倍コース)
2,200円
(初年度無料)
+6,600円
(2倍コース)
2,200円
(初年度無料)
+6,600円
(2倍コース)
2,200円
(初年度無料)
+6,600円
(2倍コース)
7,700円
+6,600円
(マイル交換に必須)
マイル還元率0.5%
※10マイルコース加入なら1.0%
0.5%
※10マイルコース加入なら1.0%
0.5%
※2倍コース加入なら1.0%
0.5%
※2倍コース加入なら1.0%
0.5%
※2倍コース加入なら1.0%
0.5%
※2倍コース加入なら1.0%
0.5%
※2倍コース加入なら1.0%
1.0%
国際ブランドJCBJCBVISA
MastercardMastercardVISAVISAAmex
タッチ決済××××
特徴年会費が安くキャンペーン充実東京メトロ特典とPASMOオートチャージ機能海外適性◎海外適性◎東急ポイントカード機能とPASMOオートチャージ機能Suicaオートチャージ機能nimocaオートチャージ機能国内空港ラウンジサービスが無料
詳細

「ANA JCB一般カード」は最も安い年会費でマイル還元率1.0%を達成できる

ANA JCB一般カードは最も安い年会費(合計7,700円/初年度は5,500円)でマイル還元率1.0%を達成できるANAカード。

  • 入会特典が優秀
  • タッチ決済などの機能も問題なく利用可能
  • 上位カードにあたるゴールドカードの特典も充実

といった点を考えて見ても、広い層におすすめしやすい一般カードと言えるでしょう。

ANA JCBカードの入会キャンペーン
恒常特典新規入会で1,000マイルプレゼント
(一般カードの場合)
【6月30日入会分まで・JCB限定】
新規入会&決済でプレゼント
2024年9月30日までに
・10万円以上の決済で3,000マイル相当
・70万円以上の決済で4,500マイル相当
・100万円以上の決済で12,000マイル相当
※一般カードかつ10マイルコース加入の場合
※要エントリー&ログイン等

※その他抽選キャンペーンあり

VISA、MastercardのANAカードに比べると「海外の加盟店数(使えるお店の数)が少ない」という懸念がありますが、日本国内であればその差はほとんど気になりません。

できる限り安い年会費で、最大限マイルを貯めたい!という方にはこの「ANA JCB一般カード」がおすすめです。

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は東京メトロユーザー必見の一枚

ソラチカカードことANA To Me CARD PASMO JCBもまた、合計年会費7,700円でマイル還元率1.0%を実現できるANAカードです。

こちらは一言で言うと、「ANA JCB一般カード」に

  • PASMO機能(定期券機能を含む)
  • PASMOオートチャージ機能
  • 東京メトロの利用で「メトロポイント」が貯まる
    (平日5ポイント、休日15ポイント/一乗車)
  • メトロポイントPlus加盟店で「メトロポイント」が貯まる
    (自動販売機は100円ごと、店舗は200円ごとに1ポイント還元)

といった機能・サービスが追加された1枚ですね。

そのためPASMOや東京メトロを利用する機会が多い方であれば、この「ソラチカカード」がおすすめと言えるでしょう。

東京メトロを利用してもらえる「メトロポイント」は、100ポイント→90マイルという高レートでANAマイルに交換できますよ!

その一方で、

  • オートチャージの対象は「ソラチカカード」付帯のPASMOカードに限られる
    (=別のPASMOカードやモバイルPASMOへのオートチャージは不可)
  • 「タッチ決済」は利用できない

といった点には注意が必要です。

ソラチカ一般カードについて詳しく見る
年会費
2,200円
(初年度無料)
基本還元率
2.0%前後~
※10マイルコース加入、かつマイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
JCB
還元ポイント
ANAマイル
(Oki Dokiポイント経由)
発行元
株式会社ジェーシービー
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 「10マイルコース(年5,500円)」に別途加入することでマイル還元率が0.5%→1.0%になる
    (※1年間マイル移行が行われなかった場合は追加年会費の請求無し
  • 【2024年6月30日まで】新規入会で最大13,000マイルがもらえる
  • PASMO機能付き(定期券機能を含む)
  • PASMOオートチャージ機能
  • 東京メトロの利用で「メトロポイント」が貯まる
    (平日5ポイント、休日15ポイント/一乗車)
  • メトロポイントPlus加盟店で「メトロポイント」が貯まる
    (自動販売機は100円ごと、店舗は200円ごとに1ポイント還元)
  • 入会またはカードの継続で1,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+10%
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

海外でANAカードを利用するなら「VISA」または「Mastercard」を選ぼう

「ANA VISA 一般カード」「ANAマスター一般カード」はいずれも、三井住友カード社が発行するスタンダードなANAカード。

マイル還元率1.0%を狙うための必要年会費はJCBより1,100円高いものの、こちらには「海外加盟店数が多い」というアドバンテージがあります。

そのため海外、特にJCB加盟店が少ない東アジア圏以外でANAカードを使用する機会があるのなら、VISAまたはMastercardの選択がおすすめと言えるでしょう。

▲全世界の加盟店数比較。
MastercardやVISAに比べ、JCBの加盟店数が非常に少ないことが分かります。

画像引用元:Mastercard公式サイト

ちなみにわたしは1年ほどヨーロッパに住んでいたのですが、そちらで使用されているキャッシュレス決済はほぼ「VisaかMastercardのタッチ決済」でした。
「VisaまたはMastercardブランドかつタッチ決済付き」のこのカードは、ANA一般カードの中で最も海外適性が高いと言えます。

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはTOKYU POINTユーザーなら要チェック

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードは、東急カードとANAが提携する形で発行されているクレジットカードです。

基本的にこのカードは、前に紹介したスタンダードなANAカード(Mastercard)に、

  • PASMO機能(定期券も搭載可)
  • PASMOオートチャージ機能
  • TOKYU POINTカード機能

といった機能が追加されたものと考えて良いでしょう。

ただし、

  • オートチャージの対象はカード付帯のPASMOカードに限られる
    (=別のPASMOカードやモバイルPASMOへのオートチャージは不可)
  • 「タッチ決済」は利用できない
  • ゴールドカード等の上位カードの発行なし

といった点には注意が必要です。

嬉しい

現在の東急線では、TOKYU POINT CARDとPASMOを併用することで3.0%のポイント還元を受けることも可能ですよ!

こちらもチェック!
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードについて詳しく見る
年会費
2,200円
(初年度無料)
基本還元率
2.0%前後~
※2倍コース加入、かつマイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
Mastercard
還元ポイント
ANAマイル
(Vポイント経由)
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 「2倍コース(年6,600円)」に別途加入することでマイル還元率が0.5%→1.0%になる
    (※1年間マイル移行が行われなかった場合は追加年会費の請求無し
  • PASMO機能付き(定期券も搭載可)
  • PASMOオートチャージに対応
    (ただし別のPASMOカードへのオートチャージは不可)
  • TOKYU POINTカード機能付き
  • 入会またはカードの継続で1,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+10%
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

ANA VISA SuicaカードはSuicaオートチャージ機能付きのANAカード

ANA VISA Suicaカードは、名前通り「Suica」機能が搭載された、VISAブランドのANAカードです。

他のANAカードと比べたアドバンテージは、

  • Suica&オートチャージ機能付き
    (他カードやモバイルSuicaへのチャージもOK!)
  • Suicaのチャージでもマイル(正しくはマイルに交換できるVポイント)が貯まる

といった点ですね。

その一方、

  • VISAのタッチ決済機能なし
  • 家族カードの発行不可
  • ゴールドカードなどの上位カードなし
  • ビューカード(JR東日本系のカード)と違い、JR東日本関連の優待なし

と、懸念がやや多いカードであることも確かです。

人によってはこのカード1枚を利用するよりも、「その他のANAカード+ビューカード(JR東日本系のカード)」を分けて持った方が良いかもしれません。

こちらもチェック!
ANA VISA Suicaカードについて詳しく見る

年会費
2,200円
(初年度無料)
基本還元率
2.0%前後~
※2倍コース加入、かつマイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
VISA
還元ポイント
Vポイント
(→ANAマイル)
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 「2倍コース(年6,600円)」に別途加入することでマイル還元率が0.5%→1.0%になる
    (※1年間マイル移行が行われなかった場合は追加年会費の請求無し
  • Suica機能付き(定期券は搭載不可)
  • Suicaオートチャージに対応
  • 入会またはカードの継続で1,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+10%
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

ANA VISA nimoca カードは福岡市民必見のnimocaオートチャージ付きカード

ANA VISA nimocaカードは、福岡市周辺民ににお馴染みの「nimoca」機能、そしてnimocaオートチャージ機能が搭載された「ANAカード」です。

他のANAカードと比べた利点は、

  • nimocaとそのオートチャージ機能
    (ただし別のnimocaカードへのチャージは不可)
  • nimocaポイント→ANAマイルを高レート(10P→7マイル)で交換できる
    (ただし九州・山口または函館での手続きが必要)

の2点でしょうか。

一方で「タッチ決済は利用不可」「ゴールドカードの発行なし」といったデメリットも存在するため、こちらも人によっては「別のANAカード+別のクレジットnimoca」を分けて持った方が良いかもしれません。

こちらもチェック!
ANA VISA nimocaカードについて詳しく見る

年会費
2,200円
(初年度無料)
基本還元率
2.0%前後~
※2倍コース加入、かつマイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
VISA
還元ポイント
ANAマイル
(Vポイント経由)
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 「2倍コース(年6,600円)」に別途加入することでマイル還元率が0.5%→1.0%になる
    (※1年間マイル移行が行われなかった場合は追加年会費の請求無し
  • nimoca機能付き(定期券も搭載可)
  • nimocaオートチャージに対応
    (ただし別のnimocaカードへのオートチャージは不可)
  • 入会またはカードの継続で1,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+10%
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

ANAアメリカン・エキスプレス®・カードは「ややコスパが悪いが独自の旨味アリ」

ANAアメリカン・エキスプレス・カード(一般)は、一般カードの中で唯一、ポイントシステムや年会費が異なるカードです。

このカードの基本年会費は7,700円と、他ブランド(2,200円)よりも高いです。

さらにポイントをマイルに交換するためには、年6,600円の年会費を別途支払い、「ポイント移行コース」に加入しなければなりません。

ただし、

  • 「ポイント移行コース」加入中はポイントの有効期限なし
  • 国内空港ラウンジサービスが、同伴者1名を含め無料
  • 国際線利用時の手荷物無料配送サービスあり(帰国時のみ)
  • 最大3000万円(治療費などを含む)の旅行保険が付帯

といった、他のブランドにない強みが存在することも事実です。

若干クセのあるカードではあるものの、「アメックスならでは」のメリットに魅力を感じたなら、チェックして損のない1枚と言えるでしょう。

デメリット

ただしポイント交換を前提とすると、ANAアメックスの年会費は実質14,300円。
こうなるとVisaやJCBブランドのゴールドカードの年会費(15,400円)とほとんど変わらないんですよね…。
コスパ派であれば、かえってゴールドカードを選んだ方が良いかもしれません。

こちらもチェック!
ANAアメリカン・エキスプレス®・カードについて詳しく見る
年会費
実質14,300円
基本還元率
2.0%前後~
※マイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
American Express
還元ポイント
メンバーシップ・リワード®のポイント
発行元
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc
申込条件
明文化された条件なし
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 基本年会費は7,700円だが、マイルの移行には「ポイント移行コース」(年6,600円)への加入が必要(=実質的な必要年会費は計14,300円)
  • 【AMEX限定:3月13日まで】新規入会&決済で最大30,000マイル相当のポイントがもらえる(通常決済分7,000マイルを含む)
  • カード継続で毎年1,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+10%
  • 【AMEX限定】国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
  • 【AMEX限定】手荷物無料配送
    (成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港への帰国時、1つまで)
  • 【AMEX限定】マイルに交換する前のポイントの有効期限なし
    (※「ポイント移行コース」の加入時)
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率アップ
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

ANA一般カードの派生カード(ANA JCBカード ZERO・学生カード)について

ANAの一般カードには、これまで紹介したものの他に、

が存在します。

ここからは参考情報として、この2つのカードについても軽く触れておきましょう。

どちらのカードも候補にないのでこの項目を飛ばす

「ANA JCBカード ZERO」は年会費無料だが「JCBカードW」等の存在が気になる

▲ANA JCBカード ZERO

「ANA JCBカード ZERO」は、年会費が無料な代わりにマイル還元率も0.5%止まりのANAカードです。

また申し込みが可能なのは「29歳以下」の方に限られますのでご注意ください。

このカードを選ぶべきは、

  • 10マイルコースの損益分岐点(年間55万円の決済)を達成できない方
  • 年会費の支払いに抵抗がある方

でしょうか。

ただしここで気になるのは同じくJCB発行、かつ年会費無料でANAのマイル還元率0.6%を達成できる「JCBカードW」等の存在。

「年会費を掛けずにANAマイルを貯める」ことを目的とするなら他によりよい選択肢があると考えると、このカードを選ぶ利点は薄そうです。

デメリット

「ANA JCBカード ZERO」はJCBの発行ですが、優秀な入会特典なども適用されないんですよね…。
一方、JCBカードWは1万円相当超えの入会キャンペーンを行っていることも多い1枚となっています。

…というよりそもそも20代の方の申し込みを前提とすると、JALの20代専用カード「JAL CLUB EST」が強すぎるという懸念もあるんですよね…。

こちらもチェック!

ANAカード〈学生用〉は学生なら要チェック!ただし優秀なJALカードの存在は気になる

▲ANAカード〈学生用〉

ANAカード〈学生用〉は名前通り、学生だけが申し込めるANAカードです。

こちらのカードの特徴は、何といっても在学中の年会費が無料になること(※10マイルコース、2倍コースの年会費を除く)。

その他いくつか学生専用の特典も設けられていることから、ANAマイルを貯めたい学生にとっては良い選択肢となってくれることでしょう。

…ただしライバルにあたるJALの学生カード(JALカードnavi)ほどの爆裂優待は存在しないため、「ANAでもJALでもよい」という学生の方であれば、JALの学生カードを選んだ方が良さそうはあります。

学生専用カードの比較
ANAカード〈学生用〉JALカードnavi
デザイン
年会費在学中無料
※マイル還元率1.0%達成なら5,500円または6,600円
在学中無料
マイル還元率0.5%
有料サービス加入で1.0%
1.0%
国際ブランドVisa
Mastercard
JCB
Visa
Mastercard
JCB
フライトマイル+10%+10%
特徴・「スマートU25」料金でも付与マイルが減額されない
・ANA利用状況に応じたボーナスマイル付与
・航空券との交換に必要なマイルが減額される
・早割利用時でも付与マイルが減額されない(ツアープレミアム)
・マイル有効期限が無期限
・資格取得でボーナスマイル付与等

うーん、JALの学生カードが強すぎる……。

※ただしJALとANAの就航路線は異なるため、「利用したい路線がANAしか就航していない」という場合には、ANAカードの選択が優先されます。

4グレード(一般・ワイド・ワイドゴールド・プレミアム)のANAカード比較

4グレードのANAカードを簡単に比較すると、以下のようになります。

ANAカードのグレード間比較
一般カードワイドカードワイドゴールドカードプレミアム(プラチナ)カード
デザイン
年会費7,700円~
※マイル還元率1.0%達成時
13,475円~
※マイル還元率1.0%達成時
15,400円
※Amex、Dinersを除く
88,000円
※VISAの場合
マイル還元率1.0%
※2倍コース/10マイルコース加入時
1.0%
※2倍コース/10マイルコース加入時
1.0%1.5%
※VISAの場合
入会・継続ボーナス1,000マイル2,000マイル10,000マイル
フライトマイル+10%+25%+50%
国内ラウンジ×
※アメックスのみ無料で利用可
×無料で利用可
海外ラウンジ××JCBは有料で利用可
ナースは年10回無料
無料で利用可
付帯保険最大2000万円最大5000万円最大1億円
(JCB)
最大5000万円
(VISA他)
最大1億円
特徴最も年会費が安いゴールド特典に興味がない空マイラ―向けカード別のゴールド限定特典が適用されるコンシェルジュサービス等を利用できる
超高還元

基本的に申込先のグレードは、「絶対に逃せない特典やサービス」を基準にすると良いでしょう。

例えば「マイル還元率1.0%」を絶対視するのであれば申込先は「一般カード」で十分ですし、国内空港ラウンジサービスを利用したいのであれば「ワイドゴールドカード」が有力候補となります。

またコストパフォーマンスを重視するのであれば、

  • ANA一般カード(実質7,700円~)
  • 楽天プレミアムカード
    (最も安い11,000円の年会費で国内&海外の空港ラウンジが無料)

等の「二枚持ち」を選択するのも良いでしょう。

JCBブランドには「ANAカードZERO」という無料カードもありますが、実質的なマイル還元率がJCBカードW(0.6%)より低いので割愛させて頂きました。

こちらもチェック!

ANA一般カードのポイント解説!「10マイルコース」「2倍コース」を選ぶべき条件とは

「ANAのマイルは貯めたいけれど、追加年会費の支払いには抵抗がある」という方は少なくないでしょう。

そこでここでは、

  • JCB(10マイルコース)
  • Visa/Mastercard(2倍コース)

それぞれのポイントシステムや、「毎年いくら以上ANAカードを使えば、有料サービスに加入した方がお得になるのか」を計算してみました。

仕様が異なるANAアメックスの場合については、こちらの個別ページで解説しています。

【ANA JCB一般カード・ソラチカカード】10マイルコースの損益分岐点は「年間決済額55万円」

JCBブランド(ソラチカカードを含む)を選択した場合、ANA一般カードを使用すると1,000円につき1の「Oki Dokiポイント」が還元されます。

そしてこのポイントは、入会時に

  • 「5マイルコース」を選択した場合、1ポイント→5マイル
    (実質マイル還元率0.5%)
  • 「10マイルコース」を選択した場合、1ポイント→10マイル
    (実質マイル還元率1.0%)

で交換できるという仕様。

これだけを見ると無条件で「10マイルコース」を選んだ方がお得なのですが、こちらのコースの選択には5,500円の追加年会費が請求されるわけです。

そこで「1マイル=2円相当」として「10マイルコースに加入した方がお得になる年間決済額X」を計算すると、

  • X×0.02≧X×0.01+5,500

を解いて、X≧550,000

つまり年55万円以上クレジットカードを使用するのであれば、「10マイルコース」に加入した方がお得と言えます。

月あたりに直すと「平均して毎月45,833円以上カードを使う方」ですね!

JCBの「マイル自動移行コース」「マルチポイントコース」はどっちを選ぶべき?

JCB発行のANAカードでは、「5マイルコース」「10マイルコース」に加え、

  • マイル自動移行コース
  • マルチポイントコース

のいずれかを選択する形となります。

文字通り「貯めたポイントが自動的にANAマイルに移行される」マイル自動移行コースに対し、マルチポイントコースはマイルを任意のタイミングで移行するためのコースですね。

マルチポイントコースの場合、貯めたポイントをマイル以外の商品などに交換することも可能です。
…が、マイルの価値の高さを考えると、実質的な交換先はほぼANAマイル一択と言えます。

どちらを選んでもマイルの還元率に違いはありませんが、基本的には、

  • 1年に1回以上マイルを使うなら、ポイント交換の手間やタイムラグなくANAマイルを獲得できる「マイル自動移行コース」
  • マイルを1年以上かけて貯める予定なら、追加年会費を抑えられる可能性(後述)がある「マルチポイントコース」

の選択が推奨されます。

ちなみにポイントをANAマイルに移行する際には1週間ほどの日数を要しますのでご注意ください。

1年間マイルを交換しなければ、「10マイルコース」の追加年会費は不要

「10マイルコース」の年会費(5,500円)は、年に1度でもOki DokiポイントをANAマイルに交換した場合に発生します。

つまり1年間、1度もポイントをマイルに移行しなければ、5,500円の追加年会費が請求されることはありません。

そのため1年以上を掛けて、じっくりマイルを貯めたいという方であれば、「マルチポイントコース」を選択することで無駄な年会費の支払いを止められることでしょう。

Oki Dokiポイントの有効期限は2年間です。
ポイント失効を防ぐためには、最低でも2年に1度はポイントをマイルに交換する必要がありますのでご注意ください。

【VisaとMastercardのANAカード】2倍コースの損益分岐点は「年間決済額66万円」

VISA、MastercardブランドのANAカード(三井住友カード発行)を利用すると、200円につき1の「Vポイント」が還元されます。

そしてこのVポイントは、

  • 通常コース(無料)であれば、1ポイント→1マイル
    (=マイル還元率0.5%)
  • 2倍コース(年6,600円)であれば、1ポイント→2マイル
    (=マイル還元率1.0%)

のレートでの交換が可能です。

以上を前提に1マイル=2円相当と想定した上で、「2倍コースに加入した方がお得となる年間決済額X」を計算すると、

  • X×0.02≧X×0.01+6,600

これを解いてX≧660,000。

つまり年間66万円以上クレジットカードを使うのであれば、「2倍コース」に加入した方がお得と言えるでしょう。

月あたりの平均決済額で言うと「5万5000円」ですね。

「応募方式」「自動移行方式」はどっちを選べばいい?

三井住友カードのANAカードは、申込時に「通常コース」「2倍コース」の他、

  • 応募方式
    (手動でVポイントをANAマイルに移行する方式)
  • 自動移行方式
    (Vポイントが自動的にANAマイルに移行される方式)

を選択する必要があります。

そしてJCBと同じく、三井住友カードの場合も1年間に1度も「Vポイント」への交換を行わなかった場合、「2倍コース」の追加年会費は請求されません。

よって各「方式」については、

  • 1年以上かけてマイルを貯めたいなら、年会費を節約できる「応募方式」
  • 1年に1回以上マイルを使うなら、マイル移行の手間や時間が掛からない「自動移行方式」

を選ぶのが良いでしょう。

応募方式の場合、はじめてVポイントをANAマイルに交換する場合には1~2ヶ月ほどの日数を要しますのでご注意ください。
(参考元:三井住友カード公式サイト

実際にANA一般カードを利用している方の口コミ・評判

ここでは実際にANA一般カードを利用している方の、口コミや感想を紹介していきます。

当サイトに寄せられた「ANA一般カード(VISA)」を利用している20代男性の口コミ・体験談

まず紹介するのは、当サイトに寄せられた20代男性の方の「ANA一般カード(VISA)」についての口コミです。

ANAカードの口コミ

▲ご提供画像
(契約の事実が分かるもの)

ハンドルネーム
匿名さん
申込時の属性
・22歳
・会社員
・年収300万円
利用可能枠
15万円
5点満点で評価するなら?
このカードを選んだ理由
社会人になったのでクレジットカードがあるほうが便利だと親に勧められた。
マイルがたまるカードにしたほうがポイントが貯まってよいと思って、現在のカードにした。
自由な口コミ・感想
ANAマイルが貯まるので満足しています。アプリで利用明細の確認や各種変更、照会ができるので使い勝手にも満足しています。
細かいサービスが他にもあるかと思いますがそれらはよく知りません。

5点中5点を付けていることからも分かる通り、この方はANAカードのマイルの貯まりやすさやサービスに満足しているとのこと。

特にはじめてのクレジットカードとなると、有料カードには手を出しにくいかもしれませんが、年間決済額が多いのであれば「最初のカード」にANAカードを選ぶのも良いでしょう。

SNS上のANA一般カードに関する口コミ・評判

ここではより多くの方の「ANA一般カード」についての意見を拾うため、SNS上での口コミをピックアップしてみました。

評判は様々ですが、「マイルの貯まりやすさ」が評価されていることは間違いありません。

またANAのゴールドカードの口コミは飛行機の利用機会が多い方(いわゆる空マイラ―)に集中していた一方で、一般カードの利用者層は「たまに飛行機を利用することがある」ライトユーザーが多数を占めていました。

デメリット

国際ブランドをどれにするかは人によって意見が分かれるところですね…。
個人的には「海外に行く機会や、JCBを使えないお店を利用する機会が多いならVISAかMastercard」「そうでないなら年会費が安いJCB」でいいだろうと思います。

スターフライヤーズカード(SFC)の一般カードとの比較とその入会条件について

スーパーフライヤーズカード(SFC)とは、ANAグループの飛行機等を多く利用し、ANAの「お得意様」と認められた方にのみ発行される特別なクレジットカード。

ここからはそんなSFCの一般カードの特徴や、その取得条件について簡単に解説していきます。

注意!SFCの加入条件は厳しめです

SFCに入会できる方の例は、

・1年間で東京⇔ロサンゼルスを3往復する
・1年間で東京⇔福岡を15往復した上で諸条件を達成できる

といったところ。縁遠いようであれば、この項目は飛ばしてしまって構いません。

SFCについての説明を飛ばす

ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)はボーナスマイル等の内容がアップ

通常のANAの一般カードと「ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)」を比較すると、以下のようになります。

SFCと通常のANAカードの違い
ANA一般カードANAスーパーフライヤーズカード(一般)
デザイン
年会費2,200円(初年度無料)
+5,500円または6,600円
(マイル還元率1.0%時)
11,275円
+5,500円または6,600円
(マイル還元率1.0%時)
国際ブランドVisa
Mastercard
JCB
Amex
Visa
Mastercard
JCB
※交通系電子マネー付帯カードアメックスの選択肢なし
フライトマイル積算率+10%+35%
継続ボーナス1,000マイル2,000マイル
その他の追加特典・ANA Mall、ANA Festa等でマイル還元率2倍

スーパーフライヤーズカードに入会すると、ご覧の通りフライトマイルの積算率や継続ボーナスの値がアップします。

が、よく見るとスーパーフライヤーズカード(一般)はマイル還元率1.0%を前提としたとき、SFCのゴールドカードよりも実質年会費が高くなることも。

ということでもしもSFCの入会資格(後述)を満たせるのであれば、一般カードよりもゴールドカードを選択することをおすすめします。

ANAのゴールドカードとSFCゴールドの比較を見る
SFCと通常のANAカードの違い(ゴールドカードの場合)
ANA ワイドゴールドカードANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード
デザイン
年会費15,400円16,500円
マイル還元率1.0%1.0%
フライトマイル積算率+25%+40%
入会・継続ボーナス2,000マイル4,000マイル
その他の追加特典・ANA Mall、ANA Festa等でマイル還元率2倍

SFCへの入会・切り替えにはANA「プラチナサービス」ステイタスの取得などが必要

スーパーフライヤーズカードへ新規で申し込んだり、既存のANAカードを「スーパーフライヤーズカード」に切り替えたりするための条件は以下の通りです。

SFC加入の条件
(1)ANA「プラチナサービス」以上のステイタスを手に入れる
以下のいずれかの達成
(1)年間プレミアムポイント「50,000」(うちANAグループ運航便25,000以上)の獲得
(2)年間プレミアムポイント「30,000」を獲得した上でANAカード/ANA Payを年400万円以上利用、さらに所定の「ライフソリューションサービス」を7つ以上使用する
(2)ANAグループ運航便の搭乗で100万ライフタイムマイルに到達する
区間基本マイレージの合計(特典や早割で加算・減額される前のフライトマイル)が累計100万に到達する
※現在のライフタイムマイルはこちらの公式サイト   から確認可能

「プレミアムポイント」とはANAグループを利用する際、マイルとは別に貰えるANAの「ステイタス」を決めるためのポイントのことで、

  • 福岡→羽田の移動であれば1,050ポイント(早割利用時の一例)
  • 成田→ニューヨークの移動であれば8,823ポイント(予約クラスDの場合)

が付与されます。

「プラチナサービス」のステイタスを手に入れ、SFC会員になるためには最低でも年間30,000のプレミアムポイントが必要と考えると、そのハードルは決して低くないと言えるでしょう。

SFCの入会条件や「プラチナサービス」に関連する特典・優待などについて詳しくは、以下のページで解説しています。

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主要区間におけるANAの特典航空券との交換に必要なマイルの一覧

主な区間における、特典航空券(マイルと交換して手に入れられる航空券)の取得に必要なANAマイル数は以下の通りです。

航空券との交換に必要なマイルの例(往復)
東京⇔大阪
大阪⇔福岡
10,000マイル
(ローシーズン)
12,000マイル
(レギュラーシーズン)
15,000マイル
(ハイシーズン)
※以下同様
東京⇔広島
東京⇔福岡
東京⇔札幌
名古屋⇔福岡
12,000マイル
15,000マイル
18,000マイル
東京⇔沖縄
札幌⇔福岡
14,000マイル
18,000マイル
21,000マイル
日本⇔ソウル12,000マイル
15,000マイル
18,000マイル
※エコノミーの場合、以下同様
日本⇔中国各地
東京⇔台湾
日本⇔マニラ
17,000マイル
20,000マイル
23,000マイル
日本⇔シンガポール
日本⇔バンコク
30,000マイル
35,000マイル
38,000マイル
日本⇔シドニー37,000マイル
45,000マイル
50,000マイル
日本⇔ハワイ35,000マイル
40,000マイル
43,000マイル
日本⇔北米各地40,000マイル
50,000マイル
55,000マイル
日本⇔欧州各地45,000マイル
55,000マイル
60,000マイル

参考元:全日本航空公式サイト
「シーズン・必要マイルチャート(ANA国内線特典航空券)」
「シーズン・必要マイルチャート(ANA国際線特典航空券)」

片道分のチケットのみをマイルで支払うことも可能です。
その場合の必要マイルは、上に挙げた数字の半分です。
ANAのシーズン設定(2024年・国内線の場合)
ローシーズン・1/11~2/29
・4/4~4/24
・12/1~12/25
レギュラーシーズン・3/1~3/7
・5/7~8/1
・8/19~11/30
ハイシーズン・1/1~1/10
・3/8~4/3
・4/25~5/6
・8/2~8/18
・12/26~12/31

参考元:ANA公式サイト
「シーズン・必要マイルチャート」

行きたい旅行先が決まっているのなら、あらかじめ「目標マイル数」を定めた上でANAカードを使用できると良いですね。

ただし一便あたりの「特典航空券」の数は一定です。
「マイルを使って飛行機を予約したい」という方が多くいる場合、希望の便で特典航空券を使用できない場合もありますのでご注意ください。

特典航空券の予約・購入は飛行機を利用する何日前から可能ですか?

ANA一般カードやANAマイルに関するよくある質問と回答

ここからは、ANA一般カードやANAマイルに関連するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

ここからは、ANA一般カードやANAマイルに関連するよくある質問にお答えしていきます。

ANAカードを使ってETCカードを発行できますか?その際にマイルを獲得できますか?

はい、ANAカードの発行元はいずれもETCカードを提供しています。

またETCカードの利用分も、マイルに交換できるポイント還元の対象となります。

JCBの場合、ETCカードの年会費や発行手数料は発生しません。
ですがVISA、Mastercardの場合は1年以上ETCカードを使用しない場合、550円の年会費が発生します。

ANA一般カードで家族カードを発行することはできますか?

ANA VISA Suicaカードを除き家族カードを発行可能です。

家族カードを作りたい場合には、

  • 申し込み時に家族カードの発行を希望する
  • 入会後、任意のタイミングで電話または会員ページを通し、家族カードの申し込みを行う

といった手続きを行いましょう。

ちなみにANA一般カードの家族カード年会費は、原則として年1,100円(Amexのみ2,750円)です。

無料でANAマイルを貯められるクレジットカードはありませんか?

以下のカードは年会費無料で、ANAマイルを獲得することができます。

  • ANA JCBカード ZERO(マイル還元率0.5%)
  • JCBカードW(マイル還元率0.6%/39歳以下限定)
  • 楽天カード(マイル還元率0.5%)

無料でマイルを貯めたい場合には、以下のページもチェックしてみてください。

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学生向けのANAカードがあると聞いたのですが。

はい、ANAカードには「ANAカード〈学生用〉」というバリエーションが存在します。

基本的なサービス内容は「ANA一般カード」と似ているものの、

  • 在学中は年会費が無料
  • 「スマートU25」利用時はマイル還元率が2倍

といった利点があります。

ただし同じく学生専用の「JALカードnavi」のように、マイルの有効期限が延びたり、航空券との交換に必要なマイルが減額されたりといった特典はありません。

ANA一般カードの限度額(利用可能枠)はどれくらいですか?

三井住友カードのANAカード(VISAまたはMastercardブランド)の場合、利用可能枠は「10万円~80万円」の範囲です。

一方でJCBの利用可能枠は公開されていないものの、実際の口コミを見る限り、VISAやMastercardよりも上限額は高く設定されているようです。

クレジットカードの利用可能枠は、審査によって個別に設定されますよ!

特典航空券に除外日(マイルを使って航空券を購入できない日)はありますか?

いいえ、除外日はありません。年末年始やお盆の真っ最中でも、マイルを使って特典航空券を購入できます。

ただし特典航空券の数には限りがあるため、人気の便はすぐに満席(売り切れ)となり、予約ができない場合があります。

ANAの特典航空券の予約・購入は飛行機を利用する何日前から可能ですか?

ANAの特典航空券の予約可能日は以下の通りです。

特典航空券の予約開始日
国内線1月下旬頃
(3月の最終日曜日~10月の最終日曜日の直前の土曜日搭乗分)
8月下旬頃
(10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日搭乗分)
国際線旅程の復路搭乗日の355日前の、午前9時(日本時間)から第一区間出発の96時間前まで

可能な限り早く予約を行うことで、満席になる前に特典航空券を取得できる可能性も高くなることでしょう。

参考元:ANA公式サイト
「お申し込み方法(ANA国際線特典航空券)」

ANA一般カードの会員が空港ラウンジサービスを利用する方法はありますか?

通常の国内空港ラウンジサービス(カードラウンジ)であれば、

  • 1,100円程度の入場料を支払う
  • ANAアメリカン・エキスプレス・カードを取得する
  • 空港ラウンジサービス付きのサブカードを作る
    (安価なところだと年会費3,300円の「TRUST CLUB プラチナマスターカード」等)

といった条件を満たすことで、ANAの一般カードであっても入場可能です。

国内空港ラウンジサービスについて詳しくは、以下のページをご覧ください。

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ANAの一般カードとワイドカードの違いは何ですか?

ANAの「ワイドカード」は、一般カードよりも年会費が5,775円高い代わりに「フライトマイルの積算率アップ」「付帯保険の充実」といった特典がプラスされたカードです。

ただし10マイルコース/2倍コースへの加入を前提とするとゴールドカードとの年会費差が1,925円しか生じないため、あまり申込先候補となりづらい、少し中途半端なポジションでもあります。

デメリット

陸マイラーなら年会費の安い「一般カード」、飛行機の利用機会が多い方なら少し年会費を足して「ゴールドカード」を選んだ方がコストパフォーマンスが良さそう、というわけですね。

4グレード(一般・ワイド・ワイドゴールド・プレミアム)のANAカード比較

ANA一般カードの会員がSFC(スーパーフライヤーズカード)に切り替えを行うにはどうすればいいですか?

SFCの申し込み条件を満たしているのであれば、ANAの公式サイト より入会申込書の請求が可能です。

SFCの加入条件や特典について詳しくは、以下のページをご覧ください。

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「10マイルコース」「2倍コース」に途中で加入したり、脱会したりすることはできますか?

発行元カード会社(JCBまたは三井住友カード)のインターネット会員ページ、もしくは電話により、コース選択(変更)が可能です。

詳細については以下の公式サイトをご確認ください。

JCB公式サイト(JCB・ソラチカカード)

三井住友カード公式サイト(Visa・Mastercard)

結局ANAマイルを貯められる最強のクレジットカードってどれなんですか?

マイル還元率の高さという意味で「最強」カードを挙げるなら、マイル還元率1.5%を達成できる「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」と「ANAダイナース プレミアムカード」の2つです。

ただしこれらのカードの年会費は88,000円(VISA)または170,500円(ダイナース)。ANAの一般カードとは、そもそも申込者の層が全く異なります。

超高額&超高還元なANAのプレミアムカードについて詳しくは、以下の個別ページをご覧ください。

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ANA一般カードについてのまとめ

ANA一般カードについてのまとめ
  • ANA一般カードは最も安い年会費(実質7,700円~)でマイル還元率1.0%を達成できるANAカード。
    基本的には日常の決済でマイルを貯めたい「陸マイラー」におすすめ
  • 一般カードの選択肢は全部で8種類。
    ・コスパ重視なら年会費が安く、入会特典などにも優れるJCBブランド
    ・海外での決済を前提とするなら、海外加盟店が多いVisa・Mastercard
    がおすすめ。その他Suica付きカード等の選択肢も
  • JCBブランドの場合、「10マイルコース」の損益分岐点は「年間55万円の決済」
  • 2年に1回のみポイントをマイルに交換すれば、追加年会費の支払いが不要になるというテクニックも

日常の決済で効率よく「ANAマイル」を貯めたいなら、ぜひチェックしたいANAの一般カード。

そして「マイルプラス加盟店を積極的に利用する」「2年に1回のみポイントをマイルに交換する」といったテクニックを活用すれば、このカードをよりお得に利用できることでしょう。

年会費
2,200円
(初年度無料)
基本還元率
2.0%前後~
※有料コース加入、かつマイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
VISA
Mastercard
JCB
還元ポイント
ANAマイル
(各社ポイント経由)
発行元
株式会社ジェーシービー
三井住友カード株式会社
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 以下の有料コースに別途加入することでマイル還元率が0.5%→1.0%になる
    (※1年間マイル移行が行われなかった場合は追加年会費の請求無し
  • 【JCB】10マイルコース(年5,500円)
  • 【VISA、Masterard】2倍コース(年6,600円)
  • 【JCB限定!2024年6月末まで】新規入会で最大13,000マイルがもらえる
  • カードの継続で1,000マイルプレゼント
  • ANAのフライトマイル+10%
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率アップ
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

※特徴が異なるAmexカード(年7,700円~)は別途解説


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