関東を中心とするSuicaエリアにお住まいなら、ぜひ活用したいのが「Suicaのオートチャージ」。
ですがこの機能を利用するためには、オートチャージを使える特別なクレジットカードを手に入れなければなりません。
そこで今回は、Suicaのオートチャージに対応しているクレジットカード情報や、モバイルSuicaをはじめとする周辺サービスについて、分かりやすくまとめました。
目次
- Suicaオートチャージが可能なおすすめクレジットカード9選
- ビックカメラSuicaカードは原則無料でオートチャージ機能&ポイント優待あり
- イオンSuicaカードは年会費無料、イオンやイオンシネマを利用するならさらにお得に
- ビュー・スイカカードはクレジットカードに定期券機能を搭載できる
- ルミネカードはルミネやニュウマンがいつでも5%オフ、さらにJR特典も充実
- JREカードはアトレなどの駅ビルを利用する機会が多い方におすすめ
- JALカードSuicaは超高還元なJALカードに「ビューカード」の機能をプラス
- ANA VISA Suicaカードはオートチャージをしながらマイルを貯めたい方におすすめ
- ビューゴールドプラスカードはボーナスポイントに加えゴールド限定の特典多数
- JALカードSuica CLUB-AゴールドカードならJALの優待もJR東日本の優待もさらに充実
- Suicaオートチャージの設定方法
- 「便利さ」だけじゃない!Suicaのオートチャージを行うメリット
- Suicaのオートチャージに関する注意点
- Suicaエリア外(関西・九州など)でSuica付きクレジットカードを使うメリットはある?
- PASMOとSuica、両方を使える場合はどちらがお得?
- Suicaとクレジットカードに関するよくある質問と回答
- Suicaのオートチャージに対応したクレジットカードについてのまとめ
Suicaオートチャージが可能なおすすめクレジットカード9選
Suicaのオートチャージが可能なクレジットカードは、
- 株式会社ビューカード(JR東日本系列のカード会社)が発行するカード
- ビューカードと提携を結んでいる一部のクレジットカード
に限られます。
そこでまずは、多くのクレジットカードの中から「Suicaのオートチャージが使える」各カードを比較し、紹介させて頂きます。
比較表の中から、あなたに合った年会費や特典を備えたカードを選んでみてください!
※1 マイル還元率をアップする有料サービスに加入した場合、
かつマイルを航空券へ購入する場合
ビックカメラSuicaカードは原則無料でオートチャージ機能&ポイント優待あり
ビックカメラSuicaカードは、原則無料で使える貴重なビューカード(JR東日本系列のクレジットカード)です。
- 1年以上カードを放置した場合を除き、年会費が掛からない
- ビューカード独自の特典が適用される
(オートチャージ時のポイントアップ、JR東日本系列のサービス優待など)
といった特性を持つことから、Suicaのオートチャージを利用したい方に最もおすすめしやすい1枚と言っても良いでしょう。
対象サービス | 還元率(JREポイント) |
「えきねっと」で切符を予約 | 5.0% |
モバイルSuicaで切符や定期券を購入 | 5.0% |
Suicaのチャージ・オートチャージ | 1.5% |
また名前通りビックカメラで使える優待も設けられているため、家電量販店(ネットショップを含む)を利用する機会がある方にとっても便利なカードと言えます。
年会費 | 524円 ※初年度無料 ※年1回の利用で無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA JCB |
還元ポイント | ビックポイント0.5% +JRE POINT0.5% |
発行元 | 株式会社ビューカード |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- Suica機能、Suicaオートチャージ機能付き
(定期券機能の付帯は不可) - JREポイントカード、ビックポイントカード機能付き
- モバイルSuicaへのチャージ、またはSuicaオートチャージで1.5%還元
- 「えきねっと」またはモバイルSuicaを使った切符・定期券の購入で5.0%還元
- ビューカード会員限定特典
- ビックカメラで10%ポイント還元(ビックポイント)
イオンSuicaカードは年会費無料、イオンやイオンシネマを利用するならさらにお得に
イオンSuicaカードは、オートチャージを完全無料で使える希少なクレジットカードの1つです。
このカードは「ビューカードと提携したイオンカード」の1つであるため、「チャージ時のポイントアップ」をはじめとするビューカード特典の一部が適用されません。
ただしその代わりに、
- 毎月20日、30日はイオンやマックスバリュが5%オフ
(お客さま感謝デー) - イオンシネマで割引あり
- その他、対象のレジャー施設やサブスクサービスなどで優待あり
といったイオンカード特典を利用できることから、イオングループを利用する機会の多い方におすすめな1枚と言えるでしょう。
イオンSuicaカードのクレジット機能を使い、お買い物やオートチャージを行った場合に還元されるのは、JREポイントではなく「WAON POINT」となります。
年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | WAON POINT |
発行元 | 株式会社イオン銀行 |
申込条件 | 18歳以上 ※高校生は卒業年度の1月より申込み可 |
- Suica機能、Suicaオートチャージ機能付き
(定期券機能の付帯は不可) - ビューカード会員限定特典を利用可能
- 毎月20日、30日は対象のイオングループ店舗が5%オフ
(55歳以上なら毎月15日も5%オフ) - WAON POINTカード機能搭載付き
- WAONオートチャージ対応(ポイント還元あり)
- イオングループでポイント2倍
- イオンシネマで映画鑑賞割引
- 対象の飲食店やレジャー施設、パッケージ旅行などの優待
ビュー・スイカカードはクレジットカードに定期券機能を搭載できる
ビュー・スイカカードは、最もスタンダードなビューカード(JR東日本系列のクレジットカード)の1つです。
入会初年度を除き、524円の年会費の発生を防ぐことはできません。
また「ビューカード」共通の優待は、年会費を無料にできるビックカメラSuicaカードと完全に共通です。
そのため一見するとビックカメラSuicaカードの下位互換に当たるこのカードですが、こちらには、
- クレジットカードに搭載されたSuicaに、定期券機能を搭載できる
- 家族カードを発行できる(定期券利用者に限る)
という差別化点を持ちます。
「クレジットカードと定期券を1枚にしたい」「配偶者や18歳以上の子供にも、オートチャージ等のサービスを使わせたい」という場合には、ぜひチェックしたい1枚と言えるでしょう。
対象サービス | 還元率(JREポイント) |
「えきねっと」で切符を予約 | 5.0% |
モバイルSuicaで切符や定期券を購入 | 5.0% |
Suicaのチャージ・オートチャージ | 1.5% |
年会費 | 524円 ※初年度無料 | 基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | JRE POINT |
発行元 | 株式会社ビューカード |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
※本会員が定期券機能付きのカードを利用している場合に限る
- 【2024年10月31日まで】新規入会で最大7,000ポイントプレゼント!
- Suica機能、Suicaオートチャージ機能付き
(定期券も搭載可能) - モバイルSuicaへのチャージ、またはSuicaオートチャージで1.5%還元
- 「えきねっと」またはモバイルSuicaを使った切符・定期券の購入で5.0%還元
- 年間利用額によって最大5,250ポイントプレゼント
- JREポイントカード機能付き
- ビューカード会員限定特典
ルミネカードはルミネやニュウマンがいつでも5%オフ、さらにJR特典も充実
ルミネカードは「ビューカード」共通の優待(えきねっとでのポイントアップ等)に加え、
- ルミネ、ニュウマンでいつでも5%オフ
(キャンペーン期間中なら10%オフ) - 20万以上のお店やサービスで優待を受けられる「クラブオフ」を利用できる
といった特徴を持つクレジットカードです。
サービスが増える代わりに年会費は1,048円とやや高くなるものの、「ルミネカード」独自の利点に魅力を覚えるなら、ぜひ検討したい1枚と言えるでしょう。
もちろんSuicaのオートチャージも利用可能です。
お店やサービス | 優待内容 |
コメダ珈琲 | ドリンクのサイズアップ (レギュラー→たっぷりサイズ) |
ポムの樹 | ソフトドリンクが無料 (2名様まで対象) |
白木屋、笑笑、魚民 目利きの銀次 他 | 10%オフなど |
PIZZA-LA | 最大500円オフ |
Uber Eats | 初回注文で1,800円オフ |
U‐NEXT Hulu | 無料トライアル期間の延長 |
booking.com (宿泊予約サイト) | 最大1,500円のAmazonギフトカード付与 |
Expedia (宿泊予約サイト) | 最大1,500円のAmazonギフトカード付与 |
イオンシネマ | 1,800円の鑑賞料金が1,300円に |
MOVIX | 2,000円の鑑賞料金が1,400円に |
ビックエコー カラオケ館 | 室料30%オフ |
エミナルクリニック (医療脱毛) | 最大1万円オフ |
レジーナクリニック | 10%オフ (全身脱毛など) |
メンズリゼ | 全身脱毛10%オフ |
その他 | 習い事、サブスク、宿泊、サロンなど多数(国内外20万以上) |
※掲載されている優待内容については、予告なく変更となる場合がございます。
年会費 | 1,048円 初年度無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | JREポイント |
発行元 | 株式会社ビューカード |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- ルミネ、ニュウマンでいつでも5%オフ(通販を含む)
- 年に数回ルミネの10%オフキャンペーンに参加できる
- 20万以上のお店やサービスで割引などの優待(クラブオフ)
- Suica機能付き
- Suicaオートチャージ機能
- モバイルSuicaへのチャージ、またはSuicaオートチャージで1.5%還元
- 「えきねっと」またはモバイルSuicaを使った切符・定期券の購入で5.0%還元
- 年間利用額に応じて最大5,000円相当のルミネ商品券がもらえる
- ビューカード会員特典(対象ホテルの割引など)
JREカードはアトレなどの駅ビルを利用する機会が多い方におすすめ
JREカードは、アトレやエキュートといった「JRE CARD優待店」において、ポイント還元率が約3.5%となるビューカードです。
(「税込み」価格に対する通常還元率0.5%+「税抜き」価格に対して3.0%還元)
▲ビューカード公式サイトより、JRE CARD優待店の一覧
加えてルミネやニュウマンも約3.5%還元の対象となるため、JR東日本の駅ビルや周辺ファッションビルを利用する機会が多いなら、お得な1枚となってくれることでしょう。
またJREカードはSuicaに定期券機能を搭載できる、貴重なビューカードの1つでもあります。
またJRE CARDは他のビューカードと異なり、Suicaの代わりに「VISAのタッチ決済」を搭載することも可能ですよ!
カード本体にSuica機能がなくとも、別のカードや「モバイルSuica」に対するオートチャージは可能です。
年会費 | 税込524円 ※初年度無料 ※ジェクサー会員なら翌年以降も無料 | 基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA ※Suica付き・定期券なしの場合のみMastercard、JCBも選択可 |
還元ポイント | JRE POINT |
発行元 | 株式会社ビューカード |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
※Suicaと選択する形で搭載可能
- 【Visa限定・2025年1月31日まで】新規入会で8,000円相当のポイントプレゼント
- アトレやエキュート等の「JRE CARD優待店」やルミネ、ニュウマンにて約3.5%還元
(通常還元率0.5%+優待店での「税抜き」価格に対して3.0%還元)
※ApplePayによる支払いは対象外 - ジェクサー・フィットネスクラブの年会費をJRE CARDで支払ったなら、翌年の年会費が無料
- Suica機能、Suicaオートチャージ機能付き
(定期券を搭載できるカードも選択可) - モバイルSuicaへのチャージ、またはSuicaオートチャージで1.5%還元
- 「えきねっと」またはモバイルSuicaを使った切符・定期券の購入で5.0%還元
- JREポイントカード機能付き
- ビューカード会員限定特典
JALカードSuicaは超高還元なJALカードに「ビューカード」の機能をプラス
JALカードSuicaは、名前通り「Suica」の機能が搭載されたJALカードのシリーズです。
発行元はビューカード(JR東日本系列)であるため、Suicaのオートチャージに加え、
- 「えきねっと」等でのポイントアップ
- JREポイント加盟店でのポイント二重取り
といった恩恵を受けられることでしょう。
ちなみにJALカードSuicaを使ってもらえるポイントは通常「JALマイル」ですが、JR東日本に関連する決済(オートチャージを含む)ではJREポイントが還元されます。
JALカードSuicaはビューカードの中では珍しい、「家族カード」の発行に対応したカードの1つでもあります。
年会費 | 7,150円 ※マイル還元率1%達成時 | 基本還元率 | 2.0%前後~ ※マイルを航空券に交換する場合 |
国際ブランド | JCB |
還元ポイント | JALマイル |
発行元 | 株式会社ビューカード |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 【2024年10月31日まで】新規入会で最大2,500マイルを獲得できる
- Suica機能、Suicaオートチャージ機能付帯
(定期券機能は搭載不可) - JREポイントカード機能付帯
- JRE POINT加盟店やJR東日本での決済時はマイルではなくJREポイントが還元される
- モバイルSuicaへのチャージ、またはSuicaオートチャージで1.5%還元
- 「えきねっと」またはモバイルSuicaを使った切符・定期券の購入で5.0%還元
- ビューカード会員限定特典
- カード継続後の初回搭乗で1,000マイルプレゼント
- JALのフライトマイル+10%
- ファミリーマート、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
- 対象の空港内ショップや機内販売の割引
- パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待
ANA VISA Suicaカードはオートチャージをしながらマイルを貯めたい方におすすめ
ANA VISA Suicaカードは、Suica機能とオートチャージ機能が搭載された「ANAカード」の1つです。
「マイル還元率1.0%」を実現させるには合計8,800円の年会費が掛かりますが、「Suicaを便利に使いながらANAのマイルを貯めたい」という方には打ってつけの1枚と言えるでしょう。
ちなみにこのカードはビューカード発行ではなく、三井住友カード発行であるため、Suicaへチャージを行った場合にもJREポイントではなく、ANAマイル(正しくはマイルに交換できるVポイント)が還元されます。
つまりオートチャージを行いながら、マイルを貯められるカードだということですね。
年会費 | 2,200円 (初年度無料) | 基本還元率 | 2.0%前後~ ※2倍コース加入、かつマイルを航空券に交換する場合 |
国際ブランド | VISA |
還元ポイント | Vポイント (→ANAマイル) |
発行元 | 三井住友カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 「2倍コース(年6,600円)」に別途加入することでマイル還元率が0.5%→1.0%になる
(※1年間マイル移行が行われなかった場合は追加年会費の請求無し)
- Suica機能付き(定期券は搭載不可)
- Suicaオートチャージに対応
- 入会またはカードの継続で1,000マイルプレゼント
- ANAのフライトマイル+10%
- セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
- 対象の空港内ショップや機内販売の割引
ビューゴールドプラスカードはボーナスポイントに加えゴールド限定の特典多数
ビューゴールドプラスカードは、ビュー・スイカカードの上位に当たるクレジットカードです。
年会費は11,000円と高額になるものの、
- 年100万円決済時、5,000円相当のJREポイントプレゼント
- 「えきねっと」「モバイルSuica」利用時に最大10.0%還元
といった優待を受けられる点は、特筆すべきポイントと言えるでしょう。
JR東日本を利用する機会が多い方であれば、ぜひチェックしたいメインカード候補と言えます。
還元率(普通) | 還元率(ゴールド) | |
「えきねっと」で切符を予約 | 5.0% | 10.0% |
モバイルSuicaで切符や定期券を購入 | 5.0% | 10.0% (グリーン券、切符) 6.0% (定期券) |
Suicaのチャージ・オートチャージ | 1.5% | 1.5% |
みどりの窓口や券売機での切符購入 | 0.5% | 1.0% |
年会費 | 11,000円 | 基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | JRE POINT |
発行元 | 株式会社ビューカード |
申込条件 | 満20歳以上の安定した収入のある方 |
- 年100万円決済時、5,000円相当のJREポイントプレゼント
- 東京駅のビューゴールドラウンジを利用可能
- ゴールド専用のビューカード会員限定特典
- 切符や定期券のインターネット購入でポイントアップ(最大10.0%還元)
- 国内空港ラウンジサービス
- 「JRE MALL」「JRE MALLふるさと納税」にて最大3.5%還元
- 年間決済額が400万円以上なら「選べる特典」が追加
(宿泊招待、海外空港ラウンジサービスなど)
- Suica機能、Suicaオートチャージ機能付き
(定期券も搭載可能) - JREポイントカード機能付き
:普通カードに無い特典
JALカードSuica CLUB-AゴールドカードならJALの優待もJR東日本の優待もさらに充実
「JALカードSUICA CLUB-Aゴールドカード」は、JALのゴールドカード相当の特典に、ビューカードのゴールド特典が上乗せされたクレジットカードです。
サービスが優秀な分年会費は20,900円と高いものの、「マイルを貯めながらJR東日本をお得に利用したい」という方には打ってつけの1枚と言えるでしょう。
ちなみにこのカードの場合、
- Suicaのチャージや切符の購入など、JR東日本に関する決済であれば「JREポイント」
- それ以外の場所では「JALマイル」
が還元されます。
年会費 | 20,900円 | 基本還元率 | 2.0%前後~ ※マイルを航空券に交換する場合 |
国際ブランド | JCB |
還元ポイント | JALマイル |
発行元 | 株式会社ビューカード |
申込条件 | 20歳以上で、一定以上の勤続年数・営業歴と安定収入のある方(学生を除く) |
- 新規入会+初回搭乗で5,000マイルプレゼント
- 年100万円決済時、5,000円相当のJREポイントプレゼント
- 東京駅のビューゴールドラウンジを利用可能
- ゴールド専用のビューカード会員限定特典
- カード継続後の初回搭乗で2,000マイルプレゼント
- JALのフライトマイル+25%
- JALの航空券購入や機内販売を利用するとき、合計マイル還元率3.0%
- 国内空港ラウンジサービス
- Suica機能、Suicaオートチャージ機能付帯
- JREポイントカード機能付帯
- JRE POINT加盟店やJR東日本での決済時はマイルではなくJREポイントが還元される
- ファミリーマート、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
- 対象の空港内ショップや機内販売の割引
- パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待
:普通カードに無い特典
Suicaオートチャージの設定方法
Suicaのオートチャージに対応しているクレジットカードを手に入れた後は、どのような手続きが必要なのでしょうか?
ここからはケース別の「Suicaオートチャージの設定方法」について解説します。
お手持ちのSuicaカードをオートチャージの対象とする場合
「Suica付きクレジットカード」とは別のSuicaカードに「オートチャージ」を行いたい場合には、チャージ先のカードとクレジットカードを「リンク(接続)」する必要があります。
2枚のカードのリンク方法と、その後のオートチャージの設定方法をまとめると以下のようになります。
JRの券売機、または「みどりの窓口」を使ってお手持ちのSuicaに指名情報などを追加する ※すでに名前が記載してある場合は不要(定期券を含む) | |
JR東日本の駅に設置してあるATM「VIEW ALTTE」へ行く | |
トップメニューより「Suica設定」→「Suicaのリンク設定」→「リンク設定/変更」を選択 | |
ATMの指示に従ってSuicaやクレジットカードの登録 お手持ちのSuicaカードとクレジットカードを「リンク(接続)」させる | |
画面の指示に従ってオートチャージの設定を行う | |
「残高がいくら以下になったら、いくらチャージを行うか」を選択する | |
利用明細などを受け取って設定完了! |
画像引用元・参考元:ビューカード公式サイト
この方法は、
- クレジットカードとSuicaカードを分けて持ちたい
- 定期券を利用したいが、発行したのが定期券を搭載できないタイプのクレジットカードだった
という場合に有用と言えるでしょう。
これから発行するSuica付きクレジットカードをオートチャージの対象とする場合
これから発行する「Suica機能付きクレジットカード」をオートチャージの対象とする場合、つまりSuicaとクレジットカードを1枚にまとめる場合の手続き方法は非常に簡単です。
Suica機能付きカードへ入会する際には、申し込みの段階でオートチャージを利用するかどうか、選択することが可能です。
ここで「(オートチャージへ)申込む」を選択したなら、すでにオートチャージの設定が済んだクレジットカードが自宅に届きます。
初期設定は「残高が1,000円以下になった場合、自動的3,000円チャージ」というものですので、この金額を変更したい場合には、JR東日本の各駅に設置されたATM「VIEW ALTTE」を利用すると良いでしょう。
オートチャージを注視したい場合や再開したい場合も、VIEW ALTTEを使った設定変更が可能です。
画像引用元・参考元:ビューカード公式サイト
モバイルSuicaをオートチャージの対象とする場合
モバイルSuicaにおけるオートチャージの設定方法は、利用する端末によって異なります。
お使いの端末に合った情報をご確認ください。
iPhoneを使ってオートチャージを行う場合
モバイルSuicaアプリを起動 → ログイン →「チケット購入/Suica管理」を選択 | |
「登録クレジットカード情報変更」のメニューより、オートチャージ対応のクレジットカードを登録 | |
「オートチャージ設定」メニューよりオートチャージ設定の「利用する」を有効に | |
利用規約を確認し、「残高がいくら以下になったら、いくらチャージを行うか」を選択する | |
オートチャージの設定完了! |
Androidを使ってオートチャージを行う場合
モバイルSuicaアプリを起動 → ログイン →「会員メニュー」を選択 | |
「Suica管理」を選択 | |
「クレジットカード設定」メニューより、オートチャージ対応のクレジットカードを登録 | |
「オートチャージ設定」メニューより→「オートチャージを利用する」を選択 | |
利用規約を確認し、「残高がいくら以下になったら、いくらチャージを行うか」を選択する | |
オートチャージの設定完了! |
画像引用元・参考元:ビューカード公式サイト
モバイルSuicaを利用する場合には、スマートフォンの充電を切らしてしまわないように注意しましょう。
「便利さ」だけじゃない!Suicaのオートチャージを行うメリット
わざわざ新しくクレジットカードを作ってまで、Suicaのオートチャージを利用するメリットとは何なのでしょうか?
「チャージの手間が掛からなくなる」以外の利点を、簡潔に解説させて頂きます。
残高不足のせいで電車を乗り逃したり他人に迷惑をかけることがなくなる
- Suicaの残高不足のせいで、電車から地下鉄への乗り継ぎに失敗した
- チャージ残高が足りなかったせいで、同行者を待たせることになってしまった
- 混雑した駅で、残高不足を理由に改札を通れず、後ろの人に迷惑をかけた
といった体験をしたことのある方は少なくないでしょう。
というよりどれも私の失敗談なのですが……。
「改札を通過した時に、残高が一定の基準を下回った場合、自動的にチャージを行う」オートチャージの機能を利用すれば、上のような事故は発生しません。
このようにオートチャージには、「チャージの手間が掛からず楽になる」だけではなく、
- 乗り継ぎの失敗を防げる
- 他人に迷惑をかけることがなくなる
といった利点があります。
現金でのチャージと異なりポイントが貯まる
券売機などを使い、現金でチャージを行う行為自体に、ポイントが加算されることはありません。
その一方、クレジットカードを使ってオートチャージを行ったなら、カード会社が定めるポイントが還元されます。
特に株式会社ビューカードが発行するカードであれば、オートチャージがポイント優遇の対象となるため、よりお得なチャージが可能となるでしょう。
ちなみに「ビックカメラSuicaカード」などのビューカードでオートチャージを行う場合のポイント還元率は1.5%です。
→Suicaオートチャージが可能なおすすめクレジットカード9選
Suicaのオートチャージに関する注意点
お得かつ便利なSuicaのオートチャージではあるものの、利用前に知っておきたい注意点が存在することは確かです。
ここからは、Suicaのオートチャージを利用する上で知っておきたい注意点について解説します。
コンビニやSuicaエリア外での残高減少はオートチャージの対象とならない
Suicaのオートチャージが適用される場面は、「Suicaエリアの電車や一部のバスで運賃を支払った際、残高が一定基準を下回った場合」(または一定の残高以下で指定エリアの改札を通過した場合)に限られます。
- 関西や九州、北海道などの「Suicaエリア外」でSuicaを利用した場合
(Suicaエリアについての詳細は公式サイト参照 ) - コンビニなどで、運賃以外の支払いを行った場合
などにはオートチャージが適用されませんのでご注意ください。
現在は交通系電子マネーの相互利用によって、全国でSuicaが利用可能となっています。
ただし「Suicaが使える交通機関」と「Suicaのオートチャージが使える交通機関」は全く別ですので注意が必要です。
例えば福岡の「西鉄バス」ではSuicaを使った支払いが可能ですが、Suicaのオートチャージには対応していません。
→Suicaエリア外(関西・九州など)でSuica付きクレジットカードを使うメリットはある?
Suicaのオートチャージに使えるクレジットカードは限られる
先にも触れましたが、Suicaのオートチャージに使えるクレジットカードは
- 株式会社ビューカード(JR東日本系列のカード会社)が発行するカード
- ビューカードと提携を結んでいる一部のクレジットカード
に限られます。
「モバイルSuica」を通した手動チャージ(国内のほとんどのクレジットカードを使用可)とは、使えるカードが異なりますのでご注意ください。
Suicaエリア外(関西・九州など)でSuica付きクレジットカードを使うメリットはある?
前提としてSuicaエリア外にお住まいの方は、Suica付きクレジットカードを作っても、オートチャージを利用することができません。
ただしSuica機能をスマートフォンに移行する「モバイルSuica」であれば、Suicaエリア外にお住まいの方でも利用するメリットがあります。
例えば私は現在福岡市在住なのですが、この地で主要なICカードである「nimoca」を使うと、バスや地下鉄の駅で、いちいち現金を使ってチャージしなければなりません。
nimocaオートチャージ機能が付いたクレジットカードもあるのですが、そこまで公共交通機関を利用するわけでもないんですよね…。
一方で「モバイルSuica」を利用すれば、アプリを通してクレジットカードを使ったチャージが可能です。
このとき、モバイルSuicaへのチャージを通してポイントやマイルを貯めたいのであれば、「Suica付きクレジットカード」の取得は有用と言えるでしょう。
手動のチャージであれば、ビューカード以外のクレジットカードも登録可能です。
ですが他社カードの場合、Suicaへのチャージはポイント付与の対象外となっていることが多いんですよね。
Suicaへのチャージによって貯めた「JREポイント」は、モバイルSuicaを通してSuicaのチャージ残高に交換可能です。
以上の内容から、オートチャージエリア外にお住まいの方であっても、
- アプリ上で、Suicaのクレジットチャージを行いたい
- クレジットチャージの際にポイントを受け取りたい
という場合であれば、Suica付きクレジットカード(ビューカード)を取得するメリットがあります。
「ANA VISA Suicaカード」など、チャージの際にJREポイント以外のポイントが貯まるカードを選ぶのもおすすめですよ!
→Suicaオートチャージが可能なおすすめクレジットカード9選
PASMOとSuica、両方を使える場合はどちらがお得?
特に関東圏にお住いの場合、「PASMOとSuica、どちらを使えばいいのか分からない」とお考えの方は多いでしょう。
そしてPASMOまたはSuicaオートチャージ機能が付いたクレジットカードをお探しなら、「活用できそうな優待が多い方」を選択するのがおすすめです。
例えば東急系列のクレジットカード「TOKYU CARD ClubQ JMB」には、PASMOオートチャージ機能に加え、
- TOKYU POINTカード機能
- 東急百貨店にて3.0%還元、利用状況によってさらにボーナスポイントプレゼント
- 東急ホテル優待(レイトチェックアウトなど)
- SBI証券「クレカつみたて(自動積立)」にて最大3.0%還元
といった特典が設けられています。
特に東急線沿線にお住まいなら、ビューカード(JR東日本系のカード)よりも、東急カードを選択した方がメリットが多いと言えるでしょう。
「私鉄とJR、両方を使う」という場合にも、それぞれの申し込み先候補の特典や年会費などを見比べ、お得に使えそうな方を選択したいところです。
Suicaとクレジットカードに関するよくある質問と回答
ここからは、Suicaとクレジットカードに関係するよくある質問にお答えしていきます。
モバイルSuicaとは何ですか?
モバイルSuicaとは、一言で言うと「スマートフォン内にSuicaを作る」サービスです。
モバイルSuicaのアプリを使い、「アプリの中」でSuicaカードを発行したなら、
- スマートフォンをかざすだけでバスや電車に乗れる
- アプリ内でチャージ残高の確認や、手動チャージができる
- アプリ内でオートチャージの設定ができる
(※要ビューカード、またはビューカード提携カード) - アプリ内で「JREポイント」をSuica残高に交換できる
といった恩恵を受けられます。
手動チャージであればビューカードを取得する必要はありませんので、オートチャージを利用できない地方にお住まいの方であっても、モバイルSuicaを利用する利点は多いでしょう。
またすでにSuica定期券をお持ちの場合には、そのSuicaの機能やチャージ残高を、「モバイルSuicaに移行する」ことも可能です。
「モバイルSuica」を通して定期券を購入したり、JRのお得な切符などを購入することもできますよ!
画像引用元:JR東日本公式サイト
Suicaのオートチャージは家族カード(家族会員)でも使えますか?
オートチャージは家族カードでも利用できます。
ただしビューカードやビューカード提携カードの場合、そもそも家族カードの発行に対応していないことも多いため注意が必要です。
→Suicaオートチャージが可能なおすすめクレジットカード9選
Suicaのオートチャージに設定しているクレジットカードが期限切れとなったらどうなりますか?
クレジットカードの有効期限が切れた場合、オートチャージも利用できなくなります。
ただし一般に、カードの有効期限が切れる前には発行元から新しいカードが届きます。
新しいカードでオートチャージの設定を済ませておけば、特に困ることはないでしょう。
入会時から住所に変化があった場合には、発行元カード会社の会員サービス等を通し、情報の修正を済ませておきたいところです。
Suicaのオートチャージができない場合、考えられる理由は何ですか?
オートチャージに失敗してしまう場合、考えられる理由としては、
- オートチャージの設定そのものに問題がある
(カードとのリンクが済んでいない、チャージ関連の数値が想定外のものであるなど) - 決済がオートチャージの対象でなかった
- クレジットカードの利用限度額を超えている
- 何らかの理由でクレジットカードが、利用停止などの処分を受けた
- 磁気不良などの故障
などが挙げられます。
「設定は間違っていないはずなのに、オートチャージ等がうまくいかない」という場合には、発行元のカード会社に電話を掛けてみるのも良いでしょう。
もしも磁気不良などの問題が発生していた場合には、新たなカードを受け取ることができるはずです。
Suicaのオートチャージに使うクレジットカードを変更できますか?
はい、変更可能です。
JR東日本の各駅に設置されているATM「VIEW ALTTE」を使い、設定の変更を行いましょう。
モバイルSuicaであれば、アプリ上でオートチャージ用カードの変更が可能ですよ!
定期券が付いたSuicaにオートチャージを実施できますか?
はい、通常のSuicaカード・モバイルSuicaともに、定期券機能が搭載されている場合であっても、問題なくオートチャージが可能です。
Suicaオートチャージが使えるカードのうち、限度額が高いものはどれですか?
「ビックカメラSuicaカード」などの一般ビューカードの限度額(利用可能枠)は、最大80万円です。
これに対し「ビューゴールドプラスカード」といったゴールドカードであれば、最大200万円の限度額を獲得できます。
少しでも大きな限度額を求めるのであれば、ゴールドカードを選択するのが良いでしょう。
Suicaのオートチャージに対応したクレジットカードについてのまとめ
Suicaのオートチャージに対応したクレジットカードが1枚あれば、JR東日本の電車を始めとする交通機関を、今までより便利かつお得に利用できます。
それぞれのサービス内容の違いや年会費などを鑑みて、あなたに合った1枚を選んでみてくださいね。
特集してほしいクレジットカードやお店などがあれば、以下のフォームに遠慮なくご入力ください!
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