コスパ最強プラチナカードはどれ?年会費が安いおすすめプラチナカード7選

年会費が5万円、ものによっては10万円を超えることもある「プラチナカード」。

…ではあるものの、ネームバリューやブランド性に強いこだわりがなければ、年2万円前後でコンシェルジュサービス付きのプラチナカードを持つことも可能です。

今回は「コスパ優秀なプラチナカードがほしい!」という声に応えて、年会費3万円以下で作れるプラチナカード情報をまとめました。

目次

コスパ最強!3万円未満で作れる年会費が安いおすすめプラチナカード7選

各クレジットカードがしのぎを削って「差別化」を図っている今、意外と高コスパ型プラチナカードの選択肢は多いです。

そこで今回はそんなプラチナカードの中から、

  • 年会費3万円未満で作れる
  • 他のプラチナカードと比べた際に明確な強みや差別化点がある

という2つの条件を満たすカードのみをピックアップしまとめました。

コスパ特化のおすすめプラチナカード
UCプラチナカードジャックスカードプラチナセゾンプラチナアメックスapollostation THE PLATINUMJCBプラチナエポスプラチナカード【番外編】TRUST CLUB プラチナマスターカード
デザイン
年会費16,500円22,000円22,000円22,000円
※条件達成で無料
26,500円30,000円
※条件達成で20,000円
3,300円
基本還元率
※ボーナスポイントを加味しない場合
1.0%1.0%
※条件達成で1.5%
2.25%~
※JALマイルを航空券に交換する場合
1.2%0.5%0.5%0.5%
国際ブランドVisaMastercardAmexAmexJCBVisaMastercard
コンシェルジュ×
海外空港ラウンジ(無料)年6回年6回無制限無制限無制限無制限×
特徴コンシェルジュ付きカードの最安値年間利用額に応じた特典多数効率よくJALマイルを貯められるガソリンスタンドで最大10円/L引き完全招待制の「ザ・クラス」に繋がる将来性年間利用額に応じたボーナスポイント最安値で国内ラウンジを使い放題
詳細

※国内空港ラウンジはいずれも無料で使用可能

年会費3万円以上のプラチナカードについては、こちらのページで紹介していますよ!

UCプラチナカードはコンシェルジュ付きプラチナカード最安の年会費16,500円!

「コスパ最強プラチナカード」の一角を占めるのが、この「UCプラチナカード」。

知名度こそあまり高くないこのカードですが、

  • 24時間のコンシェルジュサービスが付くクレジットカードの中では最安値(年会費16,500円!)
  • 基本還元率1.0%、ボーナスポイント加味なら最大1.5%
  • 国内蛾でも海外でも利用しやすいVisaブランド(タッチ決済付き)
  • その他プラチナ相当のグルメ・トラベル特典あり

と、コストパフォーマンスに優れる1枚となっています。

年会費の安さの反面、

  • スマホ決済(ApplePay、Google Pay)を一切使えない
  • ポイントの使い勝手があまりよくない

という懸念もないわけではないものの、「カタログスペック重視でお手頃なプラチナカードを選びたい」なら、有力な申込先候補となってくれることでしょう。

こちらもチェック!
年会費
16,500円
基本還元率
1.0%
国際ブランド
VISA
還元ポイント
UCポイント
発行元
ユーシーカード株式会社
申込条件
安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 「3ヶ月で50万円」の決済で2,500円相当プレゼント
    (=年間ボーナスポイントは最大10,000円相当
  • 年間利用額に応じて最大1,250円分のポイントプレゼント
  • 24時間のコンシェルジュサービス
  • 海外空港ラウンジサービス(年6回まで)
  • 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂いたとき、1名分無料
    その他グルメ優待あり
  • その他ホテルやトラベル、ゴルフなどに関する優待あり
  • セゾンカード・UCカード共通特典
  • 国内空港ラウンジサービス

:プラチナ限定特典




ジャックスカードプラチナは改悪後でも高還元&充実のサービスを両立

ジャックスカードプラチナは基本還元率1.5%の超高還元プラチナカード…だったものの、2024年1月よりポイント還元率が「改悪」されることが発表されました。

とは言え、

  • プラチナカードの中では安価な年会費22,000円
  • 改悪後であってもポイント還元率は1.0%~条件達成で1.5%
    さらにボーナスポイントなど多数
  • 海外空港ラウンジサービスを年6回、無料で利用可能
  • 航空機遅延補償付きの最大1億円の付帯保険
  • 20万以上のお店やサービスで優待を受けられる
    (クラブオフ/J’sコンシェル)

といった利点は損なわれません。

Visaと並んで世界的な加盟店数が多いMastercardブランドということもあり、国内外で使用しやすい、高コスパ型プラチナカードと言えるでしょう。

年会費
22,000円
基本還元率
1.0%
国際ブランド
Mastercard
還元ポイント
ラブリィポイント
発行元
株式会社ジャックス
申込条件
年齢23歳以上65歳以下で、毎月安定した収入がある
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 年間決済額に応じて基本還元率アップ(最大1.5%)
    ※2024年1月~
  • 年間利用額に応じて最大10,000円分のJデポ(キャッシュバック)プレゼント
  • 24時間のコンシェルジュサービス
  • 航空機遅延補償などを含む最大1億円の付帯保険
  • 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂いたとき、1名分無料
  • その他ホテルやトラベル、ゴルフなどに関する優待あり
  • 海外空港ラウンジサービス(年6回無料)
  • 20万以上のお店やサービスで優待あり(クラブオフ)
  • 国内空港ラウンジサービス

:プラチナ限定特典


このカードとよく似たカードとして、オリコカード ザ プラチナ(年会費22,000円、Mastercardブランド)が挙げられますが…。
改悪を加味しても「ジャックスカードプラチナ」に比べ、明確に優れた点を見いだせなかったので、今回は割愛させて頂きました。

セゾンプラチナ・アメックスは1.125%の「JALマイル」還元を実現

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードもまた、年会費22,000円のプラチナカードです。

このカードの特徴は、何といっても「SAISON MILE CLUB」というサービスに無料で加入できることでしょう。

これにより、「セゾンプラチナ」の会員は日常の決済に対し、1.125%のJALマイルを獲得することが可能となります。

JALマイルは航空券との交換を前提とする場合、1マイルあたり2円相当以上の価値を持つことが珍しくありません。

実際のJALマイルの価値の計算例

2024年4月25日と同月26日の「羽田⇔福岡」便を、「大人一人・普通席・往復セイバー料金」の条件で取得する場合、

  • 通常の決済であれば合計42,969円~
  • JALマイルとの交換であれば16,100マイル~

つまりこの場合、16,100マイルは42,969円の価値を持っており、1マイル当たりの価値は約2.66円相当となる。

※必要料金・マイル数の参考元:JAL公式サイト

このことから、「セゾンプラチナ」の実質還元率は2.25%~に達しうると言えるでしょう。

加えてもちろん、コンシェルジュサービスを始めとするプラチナ特典を利用できることから、高還元と充実の特典を併せ持った1枚と言えます。

航空会社のマイルが貯まることや海外ラウンジサービス、国際線利用時の「手荷物無料配送」特典、充実の付帯保険などを見るに、セゾンプラチナは海外に行く機会がある方にとって、とくに相性が良い1枚と言えます。

年会費
22,000円
基本還元率
実質2.25%~
※SAISON MILE CLUB登録時
国際ブランド
American Express
還元ポイント
JALマイル
※SAISON MILE CLUB登録時
発行元
株式会社クレディセゾン
申込条件
安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • コンシェルジュサービス
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 海外空港ラウンジサービス
  • 航空機遅延補償や手荷物紛失補償を含む充実の付帯保険(最高1億円)
  • 対象のレストランを2名以上で利用したとき1名分のコース料理が無料
  • 国際線利用時に手荷物配送が1つ無料(往路・復路)
  • 世界のホテルガイドのTablet®️ Hotelsの有料メンバーシップが無料
  • 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待 
  • その他対象のゴルフ場やホテル、ライフスタイル特典など多数

apollostation THE PLATINUMはプラチナ特典に加えガソリンの大幅優待が魅力

apollostation THE PLATINUMは、名前通りapollostation、つまり出光系のガソリンスタンドで優待を受けられるカードです。

  • 出光系のガソリンスタンドで、給油代金が最大10円/L引き
    (レギュラー・ハイオク・軽油)
  • 基本還元率1.2%
  • 年間決済額が300万円以上なら、翌年の年会費が無料

といった独自のメリットに魅力を感じるのなら、ぜひチェックしたい1枚と言えるでしょう。

もちろんプラチナカードらしく、コンシェルジュサービスや海外空港ラウンジサービス等も利用可能です。

出光系のガソリンスタンド(apollostation、出光、昭和シェル)を利用する機会が多いなら、要チェックの1枚です!

こちらもチェック!
年会費
22,000円
※年300万円の決済で翌年無料
基本還元率
1.2%
国際ブランド
Amex
還元ポイント
プラスポイント
発行元
出光クレジット株式会社
申込条件
年齢25歳以上で安定収入のある方
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 24時間365日対応のコンシェルジュサービスが付帯
  • 海外空港ラウンジサービスが何度でも無料
    (プライオリティ・パスのプレステージ会員資格が付帯)
  • 「entrée(オントレ)」サービス
    ┗国内外の宿泊施設やスパ、ダイニングなどの優待
  • 航空機の遅延補償などを含む最大1億円の付帯保険
  • カード利用額により給油代金の割引幅が増える「ねびきプラス」が無料で自動付帯
    ┗apollostationで2円/1L~最大10円/L引き(月間利用額10万円~/月200Lまで)
  • ウェブ明細の利用で毎年5月のガソリン代を追加値引き&追加ポイントプレゼント
  • 年1,650円のロードサービス が無料で付帯
  • 年1,100円のハウスサービス が無料で付帯
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 出光美術館 入場無料
  • 対象のレジャー施設やサブスクサービス、飲食店などで優待 
  • 「出光カードモール」でのネットショッピングでポイントアップ
  • レンタカー、三井アウトレットパークなどで優待

:プラチナ限定特典


アメックスブランドの安価なプラチナカードは三菱UFJにもあります(三菱UFJカード・プラチナ・アメックス)。
ただし上の2カードに比べ基本還元率が低い(0.5%)ので、今回は割愛させて頂きました。

JCBプラチナは完全招待制の「ザ・クラス」カードへの最短距離

JCBプラチナは、大手「株式会社ジェーシービー」が発行するプラチナカードです。

  • 入会特典やキャンペーンの充実
  • 大手カード会社のプラチナカードでありながら、年会費は3万円未満(税込27,500円)
  • 航空機遅延補償を含む、最大1億円の付帯保険

といった利点もさることながら、このカードにおける最大の差別化点は、国内最高峰の完全招待制・ステータスカード、「JCBザ・クラス」に繋がる可能性があることでしょう。

▲JCB ザ・クラス

JCBザ・クラスは年会費55,000円のクレジットカードで、プラチナカードのサービスに加え、

  • 年に1度、ラグジュアリーなカタログギフトを受け取れる
  • 会員限定のグルメイベント等に参加できる
  • ゴルファー保険の付帯
  • 一休.comの「ダイヤモンド会員」資格付帯

といった特典が追加されます。

シンプルに「大手カード会社のプラチナカードがほしい」という場合はもちろん、純国産クレジットカードの最高峰を狙いたい場合にも、「JCBプラチナ」は有力な申込先候補となるでしょう。

こちらもチェック!
年会費
27,500円
(税込)
基本還元率
0.5%※
国際ブランド
JCB
還元ポイント
Oki Dokiポイント
発行元
株式会社ジェーシービー
申込条件
25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
海外旅行保険※
国内旅行保険※
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
JCBタッチ決済
ApplePay
Google Pay

※2023年4月より利用付帯

主な特徴と特典
  • 【2024年9月30日まで】新規入会で最大64,500円キャッシュバック
  • 24時間365日対応のコンシェルジュサービス
  • 海外空港ラウンジサービス(無料)
  • 国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
  • 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂くとき、1名分の料金が無料に
  • 対象のホテルで割引などの優待あり
  • テーマパーク内の「JCBラウンジ」を使用できる
  • 最大1億円の旅行保険が付帯、さらに航空機遅延保険なども付帯(利用付帯)
  • 全国7万ヶ所以上の施設で使える優待サービス
  • Amazonでポイント還元率1.5%※
  • スターバックスカードへのチャージでポイント還元率10.0%
  • その他セブンイレブンやローソンなどでポイントアップ
  • 国内空港ラウンジサービス(無料)
  • お取り寄せグルメの優待
  • その他ライフスタイル特典、ゴルフ特典など

:プラチナ限定特典

※最大還元率はポイントをnanacoポイントやJCB PREMOに交換する場合のもの


エポスプラチナカードは条件達成で年会費が20,000円きっかりに

エポスプラチナカードは本来の年会費が30,000円(税込)のクレジットカード…ではあるものの、

  • 年間利用額が100万円以上
  • エポスゴールドカードの使用などにより、エポスカードから案内を受けた

という条件を達成することで、年会費が20,000円きっかりとなります。

その他の特典は「マルイ」系の優待(多くはゴールドカードと共通)を除くとスタンダードなプラチナカード相当のものですが、特筆すべきは独自の「ボーナスポイント」システムでしょうか。

エポスプラチナカードは年間決済額によってボーナスポイントが加算されるのですが、珍しいことに実質的な還元率は、年間決済額が100万円を大きく超えないほど高くなります。

エポスプラチナカードのボーナスポイント特典
ボーナスポイント実質還元率※
年間決済額が
100万円未満(以下同様)
なし0.5%
年間100万円20,000P最大2.50%
年間200万円30,000P最大2.00%
年間300万円40,000P最大1.83%
年間500万円50,000P最大1.50%
年間700万円60,000P最大1.35%
年間900万円70,000P最大1.27%
年間1100万円80,000P最大1.22%
年間1300万円90,000P最大1.11%
年間1500万円100,000P最大1.00%

※(通常の還元ポイント+ボーナスポイント)÷決済額 をもとに算出

この特性からエポスプラチナカードは、プラチナカードらしからぬ、「クレジットカードの決済額が高すぎない方向け」の1枚と言えるでしょう。

エポスカードからの招待を狙うのであれば、ゴールドカードから申し込みを行うのも一考です!

年会費
30,000円
※年100万円以上の決済、またはエポスカードからの招待なら20,000円
基本還元率
0.5%
国際ブランド
VISA
還元ポイント
エポスポイント
発行元
株式会社エポスカード
申込条件
18歳以上(学生を除く)
※新規入会の場合は20歳~
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 24時間365日のコンシェルジュサービス
  • 年間利用額に応じて最大100,000ポイントプレゼント
  • マルイのネット通販でポイント2倍
  • 海外空港ラウンジサービス
  • 国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
  • お誕生月は基本還元率2倍(1.0%相当)
  • お誕生月はマルイのネット通販でポイント4倍
    ┗そうでない月もポイント2倍
  • 家族をゴールドカードに無料招待可能
    さらに家族間の年間利用額に応じて最大6,000ポイントプレゼント
  • プラチナグルメクーポン
    ┗対象のお店で2名以上でコース料理を頂く場合、1名分が無料
  • プラチナ会員限定のホテル優待・ダイニング優待
  • 国内の人気ゴルフ場を特別価格で利用可能
  • エポスポイントの有効期限なし
  • 「マルコとマルオの7日間」中、マルイでのお買い物が10%オフ
  • マルイ通販の「10%ポイントプレゼント5DAYS」に参加できる
  • 選べる3つのポイントアップショップで還元率1.5%
    (セブン-イレブン、ローソン、イオン、サンドラッグなどを選択可)
  • 対象の飲食店やレジャー施設、イベントチケットなどの優待

:プラチナ限定特典


番外編:TRUST CLUB プラチナマスターカードは年会費3,300円のプラチナカード?

ここで「番外編」として紹介したいのが「TRUST CLUBプラチナマスターカード」。

その年会費は破格の3,300円です。

誤植ではありませんよ!

年会費帯を見ても分かる通り、このカードには、

  • コンシェルジュサービス
  • 海外空港ラウンジサービス

といったプラチナカードらしい特典は付帯しません。

その一方で、

  • 最安値(年3,300円)で国内空港ラウンジサービスを無料で使い放題
  • 年会費が高いプラチナカードと同様の、レストラン優待が付帯する
    (対象のレストランでコース料理を頂くとき、1名分無料)
  • ゴルフ場優待あり

と、独自の「旨味」を持っていることもまた確かです。

これらの優待を利用する機会があるのなら、TRUST CLUBプラチナマスターカードを有力なサブカードとして用いてみるのも良いでしょう。

年会費
3,300円
基本還元率
0.5%相当
国際ブランド
Mastercard
還元ポイント
リワードプログラム
発行元
三井住友トラストクラブ株式会社
申込条件
目安として22歳以上 年収200万円以上
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 国内空港ラウンジサービス(回数などの制限なし)
  • 対象レストランのコース料理が2名以上のご利用で1名分無料
  • トラストクラブのポイントモール経由のショッピングでポイントアップ
  • 全国約1,400のゴルフ場優待
  • 国際線利用時の手荷物配送の割引、その他トラベル優待など

私はプラチナカードを選ぶべき?年会費の「元を取る」条件

「コスパが良いプラチナカードとは言っても、お得に使いきれるかどうか分からない…」

そんな不安や疑問を抱える方のため、ここでは、

  • プラチナカードの年会費の「元を取る」ために必要な決済額の目安
  • ゴールドカードと比べた場合の損益分岐点

をそれぞれ計算してみました。

ここで取り上げるプラチナカードは、「コンシェルジュサービス付きのカード」のみとさせて頂きます。

プラチナカードの年会費の「元を取る」ために必要な年間決済額は152万円程度~

プラチナカードの「年会費の元を取る」ために必要な決済額を、最も年会費の安い「UCプラチナカード」を基準に考えてみましょう。

  • 年会費16,500円(税込み)
  • 基本還元率1.0%
  • 年間利用ボーナスポイントとして1,250円相当のポイントを獲得
  • 3ヶ月間の決済額が50万円以上だった場合のボーナスポイントは加味しない

という条件で計算してみると、「年会費の元を取る」ために必要な年間決済額Xは、

  • X×0.01≧16,500-1,250

を解いて1,525,000、つまり年間決済額が152万5000円以上であれば、UCプラチナカードを使って「年会費以上のポイントが貰える」と言えるでしょう。

月あたりの平均利用額で言うと、12万7000円くらいですね!

またUCプラチナカードの場合、3ヶ月間での決済額が合計50万円に達すると、3ヶ月ごとに2,500円分のボーナスポイントを受け取ることが可能です。

このボーナスポイントを加味する場合や、プラチナ限定の優待を使う場合、「年会費の元を取る」ためのハードルはより低くなるでしょう。

私が使用したことのある海外空港ラウンジサービス(イスタンブール空港)の場合、本来のラウンジ入場料は日本円にして10,000円を優に超えるものでした。
海外ラウンジを利用する機会があるのなら、「プラチナカードの年会費の元を取る」ことは難しくなさそうです。

プラチナカードの損益分岐点の計算例

実際のところ、下位カードにあたるゴールドカードよりも、「プラチナカードを選んだ方がお得」になるのはどういった条件を満たす方なのでしょうか?

ここでは以下の2つのカードを例に、「ゴールドカードとの損益分岐点」を計算してみました。

ただしいずれも海外空港ラウンジサービスを1回でも使う場合には、それだけでプラチナカードの方がお得となる可能性が高いですよ!

UCカードゴールドと比べた「UCプラチナカード」の損益分岐点

「年会費16,500円・基本還元率1.0%」のUCプラチナカードの下位カードにあたる「UCカードゴールド」は、「年会費11,000円・基本還元率0.5%」のカードです。

両者の年会費と基本還元率の差、そして「UCプラチナカード」における年1,250円相当のボーナスポイントを加味し、年間決済額にあたる損益分岐点Xを計算すると、

  • X×0.01+1,250≧X×0.005+(16,500-11,000)

これを解いてX≧850,000、つまり年間カード利用額が85万円以上なら、「UCプラチナカード」を選んだ方がお得と言えるでしょう。

月間平均利用額で言うと、70,833円程度ですね!

UCプラチナカードの解説を見る

セゾンゴールド・アメックスと比べた「セゾンプラチナ・アメックス」の損益分岐点

JALマイルの価値を「1マイル=2円相当」と見積もることを前提に、

  • 年会費22,000円、実質還元率2.25%の「セゾンプラチナアメックス」
  • 年会費11,000円、実質還元率0.75%の「セゾンゴールドアメックス」

の損益分岐点Xを計算すると、

  • X×0.0225≧X×0.0075+(22,000-11,000)

これを解いてX≧約733,333、つまり年間733,333円以上「セゾンプラチナ・アメックス」を使用することで、ゴールドカードよりもお得になると言えるでしょう。

そしてもちろんプラチナ限定の特典を利用する場合であれば、損益分岐点はより小さくなります。

先のUCカードの例よりも年会費の差が大きいにもかかわらず、損益分岐点が小さくなっていることから、マイルの価値の高さがよく分かりますね!

セゾンプラチナ・アメックスの解説を見る

年会費が安いプラチナカードにデメリットはある?

比較的安価とされるプラチナカードを選ぶ上で、気になるのはやはり「高額なカードとの差異」でしょう。

ここからは、年会費が3万円未満のプラチナカードを選ぶ上での、懸念やデメリットについて解説します。

目に見えて高額なカードに比べると、特典の内容が一部限定的である場合がある

年会費が安いクレジットカードは、より高額なクレジットカードに比べると、サービス内容が制限されていることがあります。

例えば「UCプラチナカード」はコンシェルジュサービス付きクレジットカードの中では破格値の、年会費16,500円を実現させている一方で、

  • 海外空港ラウンジサービスに年6回の回数制限がある
  • 海外旅行保険内の疾病治療保険の金額などが、他のプラチナカードに比べ安い
  • スマホ決済を使えない

といった懸念を抱えています。

また、ラグジュアリーな独自の特典に関しては、高額なカード(10万円~)の方が明らかに充実している傾向にあります。

ただし年会費が55,000円もするのに海外空港ラウンジサービスが「選択制」な、三井住友プラチナカード等も存在します。
このように、年会費とサービス内容が必ずしも比例するわけではありません

有名&高額なプラチナカードに比べると、ネームバリューやステータス性に欠けるかも

コストパフォーマンス特化型のプラチナカードは、どうしても「ステータス特化」のクレジットカードとは立ち位置が異なります

例えばアメックスのプラチナカード(年会費16万5000円!)に比べ、年会費3万円以下のプラチナカードのステータス性が高いと見なされないことは、ある意味当然と言えます。

デメリット

かなり平たい言い方をすると、ステータス性特化の有名カードに比べると、「パッと見でお金持ちと判断されにくい」ということになるでしょうか…。

とは言えステータス性(そして利用機会があるかも分からないラグジュアリーな優待)のために、何倍もの年会費を支払う気にはなれない、という方は私を含め多いでしょう。
その場合はコスパ特化のプラチナカードを選ぶ形で全く問題ないかと思います。

年会費が安いプラチナカードの選び方

比較的年会費が安いプラチナカードは意外と数が多いものの、「結局どのカードを選べばいいのか分からない」という方は多いでしょう。

ここでは参考として、年会費が安いプラチナカードの選び方の例を解説していきます。

まずは「絶対に外せない優待・サービス」を決めておこう

最も簡単な申込先の選び方は、

  • 絶対に外せない優待やサービスを決める(1個~複数でもOK)
  • 条件を満たすカードを見比べて、年会費が安いものや還元率が高いものを選ぶ

というものです。

例を挙げると、

  • コンシェルジュサービスを利用したい
  • 年に4回程度、海外空港ラウンジサービスを使いたい
  • 海外でも使いやすいカードがほしい

という場合には、条件を満たすカードの中でも特に安価「UCプラチナカード」等が有力な選択肢となることでしょう。

コスパ最強!3万円未満で作れる年会費が安いおすすめプラチナカード7選

「こういうカードが欲しいんだけど…」といった相談があれば、コメントやメールフォームでご連絡ください!あなたに合ったカードを(可能な限りで)提案します。

特に海外に行く機会があるなら国際ブランドの選択も重要

海外、特に日本人観光客がさほど多くない国や地域でカードを使用したいのなら、VisaまたはMastercardブランドのカードを選びたいところ。

実際に私はオーストリアのウィーン周辺に1年ほど滞在していたのですが、国際ブランドの普及度合は「Visa=Mastercard>Amex≧Diners>JCB」といったかんじでした。

デメリット

最新の読み取り機が導入されている大手スーパーチェーン等ではJCBカードも使えるのですが、個人店等では「VisaかMastercardしか使えない」ということも多かったですね。

とは言え日本国内での決済のみを想定する場合や、VisaやMastercardブランドのサブカードをお持ちの場合には、あまり神経質になる必要はありません。

各国際ブランドの主な特徴
VISA・国内外で加盟店数が多く(約1億店※)、使いやすい
タッチ決済の加盟店数が多い
日本トップシェア(参考元:イプソス株式会社
Mastercard・国内外で加盟店数が多く(約1億店※)、使いやすい
・「コストコ」で使える唯一の国際ブランド
・国内のタッチ決済の加盟店が少ないので注意
JCBタッチ決済の加盟店数&関連キャンペーンが多い
・日本発祥のブランドなので海外の加盟店数が少ない
 全世界での加盟店数はVISAの半分未満※
American Expressタッチ決済の加盟店数が多い
・JCB加盟店で利用できる(一部例外あり)
Diners Club・JCB加盟店で利用できる(一部例外あり)
・審査難易度が高い

▲全世界の加盟店数比較。
MastercardやVISAに比べ、JCBの加盟店数が非常に少ないことが分かります。

画像引用元:Mastercard公式サイト

こちらもチェック!

便利な「タッチ決済」の機能があるに越したことはない

これから新しくクレジットカードを作るのであれば、「タッチ決済」の機能が付いているに越したことはないでしょう。

タッチ決済とは、クレジットカード(あるいはカードを登録したスマートフォン)を「電子マネーの読取部分にかざすだけ」で支払いが完了する機能です。

支払いがスムーズ&スピーディになるだけでなく、カード会社などがタッチ決済限定のキャンペーンを行うこともあるため、この機能が付いているに越したことはありません。

ちなみに今回紹介したカードには、すべて「タッチ決済」の機能が付帯しています。

こちらもチェック!

プラチナカードの審査は厳しい?必要な年収の目安とは

プラチナカードの審査は厳しい…と思われがちですが、近頃は年収300万円前後の方の審査通過報告もさほど珍しくはありません。

実際の審査基準は完全非公開、かつカードによって異なる部分も大きいのですが、

  • 給与所得者である
    (自営業者などはいくらか審査が不利に進みやすい傾向にあります)
  • 信用情報に問題がない
  • 可能であれば、申込先のカード会社で利用実績がある
    (JCBプラチナであれば、JCBカードWJCBゴールド等で利用実績があると◎)

といった条件を満たせるのであれば、年収が特別に高くない方であっても、プラチナカードを持てる可能性があるでしょう。

また1枚のカードの審査に落ちてしまうことに大きなデメリットもないため、欲しいカードがあれば「半ばダメ元で申し込んでみる」のもアリだろうと思います。

ただし特定のカードの審査に通過できなかったあと、同じカードの審査に再びチャレンジするには、最低でも6ヶ月の期間を空けることが推奨されています。
これは個人信用情報機関に、過去の申し込み履歴が6ヶ月間残るためですね。

年会費が安いプラチナカードについてのまとめ

コスパ特化のおすすめプラチナカード
UCプラチナカードジャックスカードプラチナセゾンプラチナアメックスapollostation THE PLATINUMJCBプラチナエポスプラチナカード【番外編】TRUST CLUB プラチナマスターカード
デザイン
年会費16,500円22,000円22,000円22,000円
※条件達成で無料
26,500円30,000円
※条件達成で20,000円
3,300円
基本還元率
※ボーナスポイントを加味しない場合
1.0%1.0%
※条件達成で1.5%
2.25%~
※JALマイルを航空券に交換する場合
1.2%0.5%0.5%0.5%
国際ブランドVisaMastercardAmexAmexJCBVisaMastercard
コンシェルジュ×
海外空港ラウンジ(無料)年6回年6回無制限無制限無制限無制限×
特徴コンシェルジュ付きカードの最安値年間利用額に応じた特典多数効率よくJALマイルを貯められるガソリンスタンドで最大10円/L引き完全招待制の「ザ・クラス」に繋がる将来性年間利用額に応じたボーナスポイント最安値で国内ラウンジを使い放題
詳細 CHECK! CHECK! CHECK! CHECK! CHECK! CHECK!CHECK!
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年会費の意味でも、審査の意味でも、以前に比べると手を出しやすくなった「プラチナカード」。

特にコンシェルジュサービスを活用したい方や、海外に行く機会がある方にとって、「コスパ特化型」のプラチナカードは良いパートナーとなってくれることでしょう。

年会費
16,500円
基本還元率
1.0%
国際ブランド
VISA
還元ポイント
UCポイント
発行元
ユーシーカード株式会社
申込条件
安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 「3ヶ月で50万円」の決済で2,500円相当プレゼント
    (=年間ボーナスポイントは最大10,000円相当
  • 年間利用額に応じて最大1,250円分のポイントプレゼント
  • 24時間のコンシェルジュサービス
  • 海外空港ラウンジサービス(年6回まで)
  • 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂いたとき、1名分無料
    その他グルメ優待あり
  • その他ホテルやトラベル、ゴルフなどに関する優待あり
  • セゾンカード・UCカード共通特典
  • 国内空港ラウンジサービス

:プラチナ限定特典




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