三井住友カードはどれがいい?還元率や積立から見る3グレードの比較【Vポイント】

2024年4月にTポイントと統合されることもあり、ますます勢いを増している「三井住友カード」のクレジットカード。

特に「セブン-イレブンやローソン等の対象店舗で、最大7.0%還元」という特典は目を引きますよね。

今回はそんな三井住友カードのプロパーカード(非提携カード)を中心に、そのメリットや選び方を分かりやすくまとめました。

目次

1分でチェック!三井住友カードの大分類とその選び方

「三井住友カードが発行するクレジットカード」…と一口に言っても、その種類は多いです。

今回取り上げたのは、「三井住友カードが他社(三井住友銀行は例外)と提携せずに発行するカード」(いわゆるプロパーカード)。

三井住友カードの場合、「セブン-イレブン等で最大7.0%還元を達成できるカード」と言い換えると、より分かりやすいかもしれません。

ということでまずは、あなたが気になるカードを選択してみてください。

ちなみに「どれを選んでいいか分からない」という場合には、三井住友カード(NL)シリーズが一番おすすめです。

グループ分けした名称は分かりやすさを重視したもので、公式ではありませんのでご注意を!

※三井住友カードが発行する提携カード(ANAカード、Amazon Mastercard等)について知りたい方は、全記事一覧より当該カードの情報を探してみてください。

こちらもチェック!

三井住友カードのスタンダードなプロパーカード(NLシリーズ)の比較と選び方

▲気になるカードをタップ/クリックすると詳細に飛べるよ

三井住友銀行の口座をメインで使っていないのであれば、最有力の申し込み先候補となるのが「NLシリーズ」の三井住友カードです。

ここからは3グレードの「NLシリーズ」とその違いについて、簡単に解説していきましょう。

三井住友カード(NLシリーズ)の比較
三井住友カード(NL)三井住友カード ゴールド(NL)三井住友カード プラチナプリファード
デザイン
年会費永年無料5,500円
※年100万円以上の決済で翌年以降無料
33,000円
基本還元率0.5%0.5%1.0%
国際ブランドVisa、Mastercard
年間ボーナス特になし年100万円の決済で1万円相当年100万円の決済ごとに1万円相当
(最大4万円相当)
付帯保険最大2000万円最大2000万円最高5000万円
投資積立での還元率(SBI証券) 0.5% 1.0%5.0%
※2024年10月10日以降は最大3.0%
特徴対象のコンビニ等で「スマホのタッチ決済」利用時、7.0%還元左記に加え、ボーナスポイントや国内空港ラウンジサービス等先に加え、コンシェルジュサービス等
詳細

どれを選べばいいか分からない、という場合には、とりあえず無料カードを選んでおきましょう!

三井住友カード(NL)は年会費無料でコンビニ等での還元率が最大7.0%

三井住友カード(NL)は、今最も広い層におすすめできる三井住友カードのプロパー(非提携)カードです。

  • 年会費は永年無料
  • セブン-イレブン、ローソン等の対象店舗で「スマホのタッチ決済」を行ったとき、7.0%還元
  • ただし基本還元率は0.5%相当と低め(楽天カードの半分)

といった特徴を持つことから、このカードは「優待を受けられるお店専用の、サブカード」として使うのがベストでしょう。

三井住友カード(NL)で7.0%還元を受けられるお店を見る

コンビニエンスストア

  • セブン-イレブン
  • ローソン(系列店を含む)
  • セイコーマート(系列店を含む)
  • ポプラ、生活採家
  • ミニストップ【2023年10月~】

飲食店・カフェ

  • マクドナルド
  • サイゼリヤ
  • ガスト
  • バーミヤン
  • しゃぶ葉
  • ジョナサン
  • 夢庵
  • その他すかいらーくグループ飲食店
  • すき家
  • はま寿司
  • ココス
  • ドトールコーヒーショップ
  • エクセルシオール カフェ
  • かっぱ寿司
  • モスバーガー【2023年10月~】

7.0%還元の対象のお店を利用する機会が多いのなら、持っておいて損のない1枚です。

優待を受けられるお店なら「三井住友カード(NL)を登録したスマホで」、それ以外のお店ならその他の高還元カードを使うのがベスト、ということですね!

年会費
永年無料
基本還元率
0.5%
国際ブランド
Visa
Mastercard
還元ポイント
Vポイント
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay(※Visa、iD)
主な特徴と特典
  • 【6月30日まで】新規入会で合計最大17,600円相当プレゼント
    (※つみたて投資を条件としない場合は最大5,000円相当)
  • 対象のコンビニや飲食店で最大7.0%還元
    (条件を満たせば最大20.0%還元)
  • 「選べるお店」や「ポイントUPモール」、UFJで還元率アップ
  • 最短5分でデジタルカードが発行される「モバイル即時入会サービス」対応
    (9:00AM-8:00PM申し込み完了時のみ適用/顔写真付き本人確認書類(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)による本人確認が必要です)
  • 【学生限定】対象のサブスクサービスなどで最大10%還元

7.0%還元の条件となる「スマホのタッチ決済」とは?

三井住友カード(NL)を含むプロパーカードを使い、対象店舗で7.0%還元を受けるための条件となるのが「スマホのタッチ決済」です。

ここで言う「スマホのタッチ決済」は「スマートフォンを経由したVisaまたはMastercardのタッチ決済」のことで、

  • 事前にApplePay、またはGoogle Payに「任意の三井住友カード」を登録する
  • お支払いの際に「カードで」「クレジットで」と伝え、当該端末(スマートフォン)をかざす

という方法で簡単に利用可能。

よほど古い型のスマートフォン端末などを使っていない限りは、「任意の三井住友カード」と「SNS認証を受けられるスマートフォン」があれば難なく始められます。

実際にやってみたところ、ApplePayへの登録は超簡単でした!

iPhoneを使ったタッチ決済の登録・利用方法
  • iPhoneにあらかじめインストールされている「Wallet」アプリを開く
  • 「カードの追加」ボタンより、画面の指示に従ってカード情報を入力する
  • お店に行き「カードで」または「VISA(またはMastercard)で」と店員に伝える。iPhoneのロックを解除し、電子マネー部分に近づけるだけで決済完了
Androidを使ったタッチ決済の登録・利用方法
  • カード申込後、三井住友カードの専用アプリ「VPass」をインストール
  • ログインして「Google Payの設定」メニューへ
  • 支払方法を選択できるので「VISAタッチ決済」を選択(※「iD」を選ばないこと)
  • 画面の指示に従い電話認証などを済ませる
  • お店に行き「カードで」または「VISAで」と店員に伝える。スマートフォンのロックを解除し、電子マネー部分に近づけるだけで決済完了

ただし三井住友カードは、Google PayのMastercardタッチ決済に対応していません。
Androidユーザーの方は、7.0%還元を達成するために必ず「Visa」ブランドをお選びください。
(ちなみにタッチ決済の加盟店数を考えると、Apple PayユーザーであってもVisaの方が優先度が高いです)

ナンバーレスどころかカードレス!三井住友カード(CL)とは

画像引用元:三井住友カード公式サイト

三井住友カードのカード一覧を見てみると、「三井住友カード(CL)」という選択肢が存在することが分かります。

こちらは一言で言うと、「プラスチックカードが発行されないNLカード」のこと。

「三井住友カード(NL)はスマホのタッチ決済でしか使わないんだ!」とあらかじめ決めているのなら、こちらのCL、つまりカードレスタイプを選ぶのも良いでしょう。

とは言え個人的には、スマホの充電切れ等のトラブルが生じたときにも問題なく利用できる、プラスチックカードがあるに越したことはないように思います。

三井住友カード ゴールド(NL)は年100万円の決済で翌年以降の年会費が無料

三井住友カード ゴールド(NL)は、先述のNLカードの1つ上のグレードにあたる1枚。

「対象店舗でスマホのタッチ決済を利用時、7.0%還元」という特徴はそのままに、

  • 年間決済額100万円で1万円相当のボーナスポイントプレゼント(毎年1回)
  • 年間決済額100万円で翌年以降の年会費無料
  • 利用限度額アップ(上限100万円→200万円)
  • 国内空港ラウンジサービス

等のメリットが追加されることから、こちらはメインカード向けの1枚と言えるでしょう。

基本還元率は0.5%のまま据え置きですが、ボーナスポイントを加味すると、実質還元率は最大1.5%となります(年間決済額が100万円の場合)。

ただし「ボーナスポイントは1回だけ」という仕様を考えると、年間決済額が100万円をゆうに超える方であれば、「プラチナプリファード」を選んだ方が良さそうです。

1回だけ「年間決済額100万円」を達成して、後は無料で国内空港ラウンジ等を使えるサブカードとして活用するのもアリですよ!

年会費
5,500円
基本還元率
0.5%
国際ブランド
VISA
Mastercard
還元ポイント
Vポイント
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
20歳以上で安定継続収入がある
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 【6月30日まで】新規入会で合計最大19,600円相当プレゼント
    (※つみたて投資を条件としない場合は最大7,000円相当)
  • 年100万円の決済で翌年以降の年会費無料
  • 年100万円の決済で10,000円相当のポイントプレゼント
  • 国内空港ラウンジサービス
  • ゴールド会員限定デスク
  • 対象のコンビニや飲食店で最大7.0%還元
    (条件を満たせば最大20.0%還元)
  • 「選べるお店」や「ポイントUPモール」、UFJで還元率アップ
  • 最短5分でデジタルカード発行

:ゴールド限定特典


三井住友カード プラチナプリファードはSBI証券での積立でポイントを貯めたい方向け

三井住友カード プラチナプリファードは、NLの名前こそないものの、実質的に「NL」シリーズの頂点にあたるクレジットカードです。

  • 年間決済額100万円ごとに10,000円相当のポイントプレゼント(年40,000円相当まで)
  • 入会月の3ヶ月後までに40万円の決済で、40,000円相当プレゼント
  • 基本還元率1.0%(ゴールドカード以下の2倍)
  • プリファードストア(特約店)で還元率1.0%~9.0%
  • SBI証券の投資信託を利用する場合、積立額の5%相当を毎月還元
    (※2024年10月10日~より最大3%相当還元に改悪予定)

といった「プラチナプリファード」独自のメリットを見るに、まさにポイント特化型のプラチナカードと言って良いでしょう。

その特性上、このカードは「つみたて投資でポイントを貯めたい方」や「年間決済額が200万円を超える方」におすすめと言えます。

特に「つみたて投資で5.0%還元」というのは、他社サービスと比べても圧巻です!
(参考:楽天プレミアムカード×楽天証券は1.0%、au PAYゴールドカード×auカブコム証券は最大5.0%還元)

プラチナプリファードには、プラチナカードらしい「コンシェルジュサービス」が付帯します。
一方で、こちらも定番の特典である海外空港ラウンジサービスは付帯しませんのでご注意ください。

年会費
33,000円
基本還元率
1.0%
国際ブランド
VISA
還元ポイント
Vポイント
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
20歳以上で安定継続収入がある
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 【6月30日まで】新規入会で合計最大22,600円相当プレゼント
    (※つみたて投資を条件としないものは最大10,000円相当)
  • 年間決済額100万円ごとに10,000円相当のポイントプレゼント(年40,000円相当まで)
  • 入会月の3ヶ月後までに40万円の決済で、40,000円相当プレゼント
  • プリファードストア(特約店)で還元率1.0%~9.0%
  • 外貨ショッピングで還元率+2.0%
  • SBI証券の投資信託を利用する場合、積立額の5%相当を毎月還元
    (※2024年10月10日に、「条件達成で最高3%還元」に改悪予定
  • コンシェルジュサービス
  • 対象のコンビニエンスストア・飲食店で最大7.0%還元
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 海外空港ラウンジサービスは付帯しません。

:プラチナ限定特典


三井住友銀行の口座を持っているなら機能追加の「Oliveフレキシブルペイ」がおすすめ

画像引用元:三井住友カード公式サイト

「Oliveフレキシブルペイ」とは、これまで紹介した「NLシリーズ」に、

  • 三井住友銀行のキャッシュカード機能
  • 三井住友銀行のデビットカード機能
    (支払った瞬間、口座から預金が引き落とされる支払い方法)
  • 三井住友銀行に関連する特典
    (他行宛て振込手数料が月3回無料になるなど)

追加された多機能カードです。

銀行口座やクレジットカードの利用明細などを1つのアプリで管理できることから、「三井住友銀行と三井住友カードの両方を使っている(使いたい)」という方にとって、非常に便利な1枚と言えるでしょう。

またOliveフレキシブルペイを持っている時点で「Oliveアカウント」の契約が完了する形となるため、優待対象店でのポイントをさらにアップできる点にも注目です。

対象店舗でさらにポイントアップする条件
適用条件ポイントアップ
家族ポイント二親等以内に指定の「三井住友カード」ユーザーがいれば、人数%分ポイントアップ最大+5.0%
VポイントアッププログラムOliveアカウント契約+三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリへ月に1回ログイン+1.0%
Oliveアカウントの選べる特典として「Vポイントアッププログラム+1%」を選択+1.0%
Oliveアカウント契約+三井住友銀行で住宅ローンの契約+1.0%
SBI証券口座を保有し、SBI証券Vポイントサービスに登録の上で対象の取引を実施最大+2.0%
OliveアカウントおよびSMBCモビットの契約を済ませ、Oliveアカウント契約口座を支払方法に設定し利用最大+1.0%
「Vitalityスマート for Vポイント」に加入のうえ、Vitality健康プログラムを実施最大+2.0%

画像引用元:三井住友カード公式サイト

「Oliveフレキシブルペイ」はNLシリーズと同じく、一般・ゴールド・プラチナプリファードの3種類展開です。

こちらもチェック!
年会費
永年無料
基本還元率
0.5%
国際ブランド
Visa
Mastercard
還元ポイント
Vポイント
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 【6月30日まで】新規入会で合計最大17,600円相当プレゼント
    (※つみたて投資を条件としない場合は最大5,000円相当)
  • 【クレジット】対象のコンビニや飲食店で「スマホのタッチ決済」利用時7.0%還元
    (条件を満たせば最大20.0%還元)
  • 【銀行】SMBCダイレクトを使った他行宛て振込手数料が月3回無料
  • 【銀行】三井住友銀行ATM、三菱UFJ銀行のATM利用手数料が無料
  • 【銀行】定額自動送金《きちんと振込》・定額自動入金の手数料が無料
  • 【クレジット】「選べるお店」や「ポイントUPモール」、UFJで還元率アップ
  • 【クレジット・学生限定】対象のサブスクサービスなどで最大10%還元

従来型のクラシックカード(ゴールド・プラチナ含む)は硬派ながら選びづらいかも

三井住友カードには、「NL」が付かないプロパーカードも存在します。

当該カードの一般カード(年会費が一番安いもの)には以前「クラシックカード」という名前が付けられていたため、ここでは便宜上「クラシック(カード)シリーズ」とさせて頂きましょう。

一応、今も公式サイトの個別ページのURLには「classic」の文字を見て取れたりします。

結論から言うと現在、このクラシックシリーズは多くの人にとって、あまり選択肢に入りません。

というのもクラシックシリーズは、NLシリーズに対し、

  • 年会費が高い
  • 同額のボーナスポイントを受け取るための条件が厳しい
    (ゴールドカード・プラチナカード)
  • 年会費の差額を埋めるほどのメリットを見出しづらい

といった懸念があるためです。

付帯保険など、同グレードの「NL」シリーズと比べて優れている点がないとは言えませんが、結局のところ「良くも悪くも従来型」といった立ち位置のカードと言って良いでしょう。

さらにプラチナカード以外はほとんど見た目も同じなため、ステータス性という方向からも差別化しづらいのが現状です。
(ちなみによく見るとクラシックシリーズのみ、表面に会員名が記載されています)

三井住友カード(クラシックシリーズ)の比較
三井住友カード三井住友カード ゴールド三井住友カード プラチナ
デザイン
年会費1,375円
※NLは無料
11,000円
※NLは5,500円・条件付き無料
55,000円
※プラチナプリファードは33,000円
基本還元率0.5%0.5%0.5%
※プラチナプリファードは1.0%
国際ブランドVisa、Mastercard
年間ボーナス特になし年50万円の決済ごとに2500円相当
(最大1万円相当)
※NLは100万円で1万円相当の獲得可
年50万円の決済ごとに2500円相当
(最大5万円相当)
付帯保険最大2000万円最大5000万円
※NLは2000万円
最高1億円
※プラチナプリファードは5000万円
投資積立での還元率(SBI証券) 0.5% 1.0%2.0%
※プラチナプリファードは5.0%
特徴対象のコンビニ等で「スマホのタッチ決済」利用時、7.0%還元左記に加え、ボーナスポイントや国内空港ラウンジサービス等左記に加え、コンシェルジュサービスや選べる特典等
詳細

ちなみに以前のクラシックカード(リニューアル前のもの)にはコンビニ優待は設けられていませんでしたので、その頃よりは大幅にサービスが改善されていると言えます。

【Tポイントと統合】三井住友カードを使ってもらえるVポイントとは?

三井住友カードのプロパーカードを使って貰えるのが「Vポイント」。

クレジットカード会社のオリジナルポイントと言うと使い勝手が悪い……ことが多いのですが、Vポイントはその例外を行く、画期的なポイント規格です。

ここではそんな「Vポイント」の概要や、貯め方・使い方を簡単に解説していきましょう。

三井住友カードを使うと原則として「200円につき1ポイント」Vポイントが貯まる

画像引用元:三井住友カード公式サイト

三井住友カード(NL)をはじめとする標準的な三井住友カードの発行カードを使用すると、「200円につき1のVポイント」が還元されます。
(プラチナプリファードは例外的に100円につき1ポイント還元)

dカード改悪が入った楽天カードとは違い、「200円につき1ポイント還元」は「お買い物ごと」…ではなく「毎月の利用金額の合計」に適用されますのでご安心ください。

基本還元率自体は高くない(0.5%)ものの、端数が無駄になりづらいポイントシステムでもあります。

言わずもがなVポイントの還元率は、「対象店にてスマホでタッチ決済」等の条件を達成することで飛躍的にアップしますよ!

貯めたポイントはタッチ決済加盟店やインターネットで1円単位で広く使える

日々の決済や投資信託などで貯めたVポイントは、以下のような形で使用できます。

Vポイントの使い方
  • 三井住友カードの支払い充当(キャッシュバック)
  • 公式アプリを経由したタッチ決済
    (Visaのタッチ決済、またはiD加盟店で使用可能)
  • 公式アプリを経由したインターネット決済 (Visaを使えるネット決済で使用可能)
  • 三井住友銀行の振込手数料への充当
  • SBI証券の投資信託の買付
  • その他他社ポイントへの交換、お好きな商品との交換など

特筆すべきは「クレジットカード会社のオリジナルポイント」らしからぬ、使い勝手の良さでしょう。

貯めたポイントは公式アプリと「タッチ決済」を経由して、多くのコンビニやスーパーなどで、1円単位で使用可能

さらにインターネットでの決済にも自由に使えます。

おまけにキャッシュバックや投資信託などにも利用できることから、Vポイントはまず持て余すことのないポイントサービスと言えるでしょう。

三井住友カード公式サイトより、こちらは現行のVポイントアプリの利用イメージ。
このようにアプリ上に表示されるカード番号等を通し、ネット決済が可能となります。
(※クレジットカードがなくても利用可能)

2024年4月22日からはTポイントと統合して「青と黄色のVポイント」へ、有効期限は実質無期限に!

画像引用元:三井住友カード公式サイト

Vポイントは2024年4月22日から、Tポイントと統合(実質的には吸収でしょうか)して「青と黄色のVポイント」に変わります。

これにより現行のVポイントユーザーは、

  • 現行のTポイント加盟店で「ポイントの二重取り」が可能になる
    (TSUTAYA、ファミリーマート、ENEOSなど)
  • ポイントの有効期限が「最後にポイントを貯めたり使ったりしたときから1年間」、つまり三井住友カードを使用し続ける限り実質無期限となる

といった恩恵を受けられることでしょう。

ポイント統合の際には特に手続きも必要ないということで(VポイントとTポイントそれぞれを保有している場合を除く)、Vポイントユーザーにとっては純粋に嬉しい仕様変更と言えます。

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三井住友カードの比較と選択についてのよくある質問と回答

ここからは、各三井住友カードの違いや選択に関するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

VisaとMastercardはどちらを選べばいいですか?

基本的にはお手持ちのカードと被らない方…と言いたいところなのですが、Androidユーザーの方は「Visa」をお選びください。

これはAndroidユーザーの方がMastercardのタッチ決済を利用できない、つまりAndroidユーザーがMastecardブランドを選ぶと、対象のコンビニ等で7.0%還元を受けられなくなるためです。

いいえ、 Google Pay でMastercard®タッチ決済はご利用いただけません。
※Apple Payではご利用いただけます。

引用元:三井住友カード公式サイト

またiPhoneユーザーであればMastercardブランドを選んでもタッチ決済を使えますが、

  • 日本国内の場合、タッチ決済の加盟店数はVisa>>Mastercard

であることを考えると、特別な理由がない限りはVisaブランドの選択が推奨されるところです。

Androidユーザーなら「絶対Visa」、Apple系端末のユーザーなら「基本的にVisa」の選択がおすすめ、ということですね!

三井住友カードは二枚持ちできますか?

三井住友カードは、Visa・Mastercardそれぞれの発行(=二枚持ち)に対応しています。

ただし特典をほとんど同じくするカードを二枚持つ意味があるかというと話は別。

個人的には「AndroidユーザーなのにMastercardを選んでしまった」といった状況でない限り、サブカードには特典が重ならない他社カードを選ぶことをおすすめします。

ただしサービス内容が異なる、「三井住友カードが発行する提携カード」(ANAカード等)を選ぶ場合はその限りではありませんよ!

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積立で一番ポイント還元率が高くなるのはどの三井住友カードですか?

「三井住友カード プラチナプリファード」または「Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード」(いずれも積立額に対し5.0%還元)です。

SBI証券で「ポイントを貯めながら投資信託をしたい」という場合には、このカードを選ぶのが良いでしょう。

5.0%還元は、NISA(つみたて投資枠)、NISA(成長投資枠)を使った投資信託にも適用されます。

※ただし2024年10月10日以降、プラチナプリファードのSBI証券における還元率は「最大3.0%」に引き下げられます。

詳細:三井住友カード公式サイト

三井住友カードの最上位のカードは何ですか?

年会費という意味で言うなら、

  • プロパーなら「三井住友カード プラチナ」(年55,000円)
  • 提携カードを含むなら「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」または「スノーピークカード プラチナ」(いずれも年88,000円)

でしょうか。

ただし「三井住友カード プラチナ」の基本還元率はプラチナプリファード(年33,000円)の半分であるなどの事情を考えると、これをプラチナプリファードの上位互換と言うことはできません。

従来型のゴールドカード・プラチナカードは硬派な印象ながら選びづらいかも

ちなみに現在の三井住友カードには、JCBのザ・クラスにあたるような「完全招待制のブラックカード」はありません。

グレード別の家族カードの年会費について教えてください。

三井住友カードのプロパーカードにおける、年会費設定は以下の通りです。

三井住友カードの年会費
本会員家族会員
三井住友カード(NL)無料無料
三井住友カード1,375円一人目無料
二人目以降440円
三井住友カード
ゴールド(NL)
5,500円
※年100万円の決済で翌年以降無料
無料
三井住友カード ゴールド11,000円一人目無料
二人目以降1,100円
三井住友カード プラチナプリファード33,000円無料
三井住友カード プラチナ55,000円無料

NL系列(推奨)
クラシックカード系列

このように三井住友カードでは、多くの場合で家族カードの年会費は発生しません

特に高還元な「プラチナプリファード」を、追加の年会費を掛けずに家族と共用できる点には注目したいところです。

ちなみに「Oliveフレキシブルペイ」は銀行口座と紐づけられる都合上、家族カードを発行できませんのでご注意ください。

Vポイントの有効期限はいつまでですか?

現在のVポイントの有効期限は「原則として獲得した月から数えて24ヵ月後の月末まで」です。

ただし2024年4月22日の「Tポイント」との統合以降、Vポイントの有効期限は「最後にポイントを貯めたり使ったりしたときから1年」(=継続的にVポイントを貯めていれば実質的に有効期限なし)となります。

「青と黄色のVポイント」の有効期限は、Tポイントの有効期限の考え方にあわせて、最終利用日(貯める・使う・交換する)から1年後が有効期限となります。

引用元:Tポイント公式サイト

Vポイントが貯まる「三井住友カード」の比較と選択についてのまとめ

個性豊かで選択肢の多い「三井住友カードのプロパーカード」。

ですが、カードの使い道や年間決済額、三井住友銀行の口座の有無といった点を一つずつチェックしていくと、意外と申込先選びは難しくないと分かります。

「現時点でどのカードを選べばいいのか分からない」という場合には、とりあえず「お試し」感覚で無料カードを使ってみるのも良いでしょう。

年会費
永年無料
基本還元率
0.5%
国際ブランド
Visa
Mastercard
還元ポイント
Vポイント
発行元
三井住友カード株式会社
申込条件
18歳以上(高校生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay(※Visa、iD)
主な特徴と特典
  • 【6月30日まで】新規入会で合計最大17,600円相当プレゼント
    (※つみたて投資を条件としない場合は最大5,000円相当)
  • 対象のコンビニや飲食店で最大7.0%還元
    (条件を満たせば最大20.0%還元)
  • 「選べるお店」や「ポイントUPモール」、UFJで還元率アップ
  • 最短5分でデジタルカードが発行される「モバイル即時入会サービス」対応
    (9:00AM-8:00PM申し込み完了時のみ適用/顔写真付き本人確認書類(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)による本人確認が必要です)
  • 【学生限定】対象のサブスクサービスなどで最大10%還元

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