
100名を対象にアンケートを実施したところ、皆さんがクレジットカードを選ぶ上で最も重視していたのが、「年会費が無料であること」「ポイント還元率が高いこと」の2つでした。
そこで今回はその2つを一度に叶える、「年会費が無料で高還元」なクレジットカードをピックアップ。
あまり選択肢が多すぎても迷ってしまうので、多くの候補の中から7枚を厳選してまとめました。
あなたに合った1枚を見つけて、日々のお支払いを今より便利&お得なものに変えてみてくださいね。
目次
- 年会費無料で還元率が高いおすすめクレジットカード7選
- あなたに合った「年会費無料で還元率が高い」クレジットカードの選び方
- クレジットカードが「年会費無料」であることにデメリットはある?
- 年会費無料で還元率が高いクレジットカードに関するよくある質問と回答
- ブランド(Visa、Mastercard、JCBなど)はどのように選べばいいですか?
- 年会費無料でポイント還元率が高い、学生向けのクレジットカードには何がありますか?
- 年会費無料で作れるゴールドカードはありますか?
- 年会費無料で「マイル」が貯まるクレジットカードには何がありますか?
- 年会費無料でETCカードを作れるクレジットカードには何がありますか?
- 海外旅行保険が自動付帯する、年会費無料のクレジットカードはありますか?
- 年会費無料のクレジットカードの審査は甘いですか?
- Suicaのオートチャージができる、年会費無料のクレジットカードはありますか?
- 女性におすすめの年会費無料のクレジットカードには何がありますか?
- 使わない年会費無料のクレジットカードは、解約した方がいいですか?
- 年会費無料で還元率が高いクレジットカードについてのまとめ
年会費無料で還元率が高いおすすめクレジットカード7選

「年会費無料で高還元(1.0%~)」のクレジットカードは意外と多いため、すべて紹介しようとすると(書いている方も読んでいる方も)大変です。
そこで今回は、カタログスペックや使い勝手に優れる「年会費無料で高還元」なクレジットカードを7枚、厳選して紹介させて頂きましょう。
迷ったらこれ!P-oneカード<Standard>は「毎月の請求が自動で1.0%オフ」に

はじめにどのカードを紹介するか迷った結果、選んだのがこの「P-oneカード<Standard>」です。
あまり宣伝を打っていないこともあって、楽天カード等に比べると知名度は低いものの、基本還元率は1.0%の高水準。
そして注目すべきは、このカードがポイント制ではなく自動キャッシュバック制、具体的に言うと「毎月の支払い額が自動的に1.0%オフとなる」機能を備えている点でしょう。
その性質上、「ポイントを貯めて一気に使いたい」という方に、このカードは向いていません。
ですが、
- 普段利用しているサービスやポイントにかかわらず、誰でもお得に使える
- ポイントの交換レートや有効期限について心配する必要が一切ない
という点から、個人的に「P-oneカード<Standard>」は、今一番広い層におすすめできる、「無料で高還元」な1枚と言えます。

「誰が使っても自動で1.0%オフ」という性質から、「どのカードを選べばいいか分からない」というクレジットカードの初心者にもおすすめです!


年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | なし ※自動1%オフ |
発行元 | ポケットカード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上 ※高校生は卒業年度の1月より申込み可 |
- 新規入会で最大15,000円相当還元!
┗詳細は公式サイト 参照
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リクルートカードは年会費無料で1.2%の高還元を実現

「誰が使ってもお得で汎用性に優れる」のがP-oneカード<Standard>とするなら、リクルートカードは少しピーキーな1枚です。
このカードの基本還元率は1.2%と、P-oneカード<Standard>や楽天カード(1.0%)を上回ります。
そのためポイント還元率を何より重視するのなら、申込先候補となりやすいのはこちらの方でしょう。
ただしリクルートカードを使ってもらえる「リクルートポイント」は、少し用途が限定的です。
申し込みを決める前には、
- ホットペッパー(グルメ・ビューティー)での決済
- じゃらんでの決済
- ポンパレモール(ショッピングサイトでの決済)
- Pontaポイント、またはdポイントへの交換
といったリクルートポイントの使い道を確保しておくことをおすすめします。

リクルートカードにはVisa、Mastercard、JCBの選択肢がありますが、入会特典やタッチ決済機能が付帯するのは「JCB」のみですのでご注意ください。
→ブランド(Visa、Mastercard、JCBなど)はどのように選べばいいですか?


年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.2% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | リクルートポイント |
発行元 | 株式会社ジェーシービー(JCB) 三菱UFJニコス株式会社(VISA、Mastercard) |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 【JCB限定】新規入会で6,000ポイントプレゼント
- モバイルSuicaへのチャージでもポイント還元
(月3万円まで/1.2%還元はVISA、Mastercardのみ)
- 「タッチ決済」対応は現在JCBブランドのみ
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P-one Wizはクセがあるが年会費無料カードで最強の1.495%還元を実現

P-one Wizは名前から想像できる通り、P-oneカード<Standard>と同じ発行元(ポケットカード)のクレジットカードです。
このカードを使用するとP-oneカード<Standard>と同じく、毎月の請求が自動で1.0%オフとなります。
さらに残額に最大0.5%相当のポイントが付与されることから、このカードの実質還元率Xは、
- X=0.01+0.99×0.005
を解いて1.495%相当と言えるでしょう。
この数字は紛れもなく、年会費無料のクレジットカードの基本還元率としてはトップとなります(学生専用カードを除く)。
さて、ここまでの解説を聞くとP-oneカード<Standard>の上位互換のようですが、実際のところそんなに旨い話はありません。
P-one Wizはすべての支払いが自動的に「リボ払い」となる、リボ払い専用のクレジットカードです。
設定を変更することで「実質的な一回払い」は可能なものの、クレジットカードの初心者にはおすすめしづらいところでしょう。
その他にも、
- 基本のシステムがリボ払いのため、回数分割払い等が使用できない
- 1%オフの残額に還元される「ポケット・ポイント」の使い勝手があまり良くない
(高レートが適用されるポイントの交換先が非常に限定的 である等)
といった背景を持つことから、P-one Wizは「本当の意味で還元率特化」の1枚と言えます。

「年会費無料で高還元」を突き詰めたい、中級者や上級者の方であれば上手に活用できるかもしれません。
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PayPayカードは月10万円以上の決済などを条件に1.5%還元を達成可能

PayPayカードは一見すると、ごくスタンダードな「年会費無料で高還元(1.0%)」のクレジットカードです。
このカードの最大の特徴は、コード決済アプリPayPayとのシナジー…ではなく、以下の条件を満たすと基本還元率が1.5%相当にアップする点にあります。
- PayPayの名前が付くサービス(PayPay、PayPayカード)を1ヶ月に合計10万円以上利用する
- PayPayの名前が付くサービスを、1ヶ月に30回以上利用する
(※200円以上の決済のみカウント)
この特徴から、クレジットカードを含むキャッシュレス決済を月に10万円以上使用する方であれば、大変お得にPayPayカードを使用できることでしょう。
日々の決済で貯めた「PayPayポイント」は、コード決済アプリ「PayPay」での支払いの他、Yahoo!ショッピング等で使用可能です。

ちなみにPayPayカードを使ってPayPayにチャージを行っても、ポイントは還元されませんのでご注意ください。

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年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% ※条件達成で最大1.5% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | PayPayポイント |
発行元 | PayPayカード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 「PayPay」の名前が付くサービスを月10万円以上、30回以上利用すると翌月の基本還元率が1.5%に
- ソフトバンクの携帯料金支払いで還元率+1.5%
(ワイモバイルは+1.0%) - ファミペイやモバイルSuica等へのチャージでもポイント還元
※ファミペイへチャージできるのはJCBブランドのみ
PayPayへのチャージはポイント還元の対象外
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【39歳以下限定】JCBカードWは実質1.2%~還元も可&Amazon等で優待あり

JCBカードWは、39歳以下の方のみを対象に大手「株式会社ジェーシービー」が発行している高還元カードです。
「ポイントの交換先によって実質還元率が変動する」という仕様上、このページで紹介したその他のカードに比べると、やや手を出しにくいところはあるかもしれません。
ですが、
- ポイントをANAやJALのマイルに交換する場合、実質還元率が1.2%を超える場合がある
(マイルは航空券への交換を前提とするとき、1マイル=2円以上の価値を持つことが多いため) - 入会後のアフターサービス(顧客対応)に定評のある、大手ジェーシービー発行
- ジェーシービーのステータスカード(JCBゴールド等)に繋がる将来性がある
- お得な入会キャンペーンや利用者向けのキャンペーンを行っていることが多い
- 「JCBカードW plus L」を選べば人気デザインを選択可
といったように、なかなか旨味のあるカードであることは確かです。

アフターサービスに定評があるJCBということで、万が一のトラブルに備えたいという方や、安心・安全を重視したい方にもおすすめです。





年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% JCB ORIGINAL SERIESパートナーでの決済なら最大10.5%相当※ |
国際ブランド | JCB |
還元ポイント | Oki Dokiポイント |
発行元 | 株式会社ジェーシービー |
申込条件 | 18歳以上~39歳以下 |
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
※いずれも規格は「QUICPay」
- 【2025年3月31日まで】新規入会で最大19,000円キャッシュバック
- 39歳以下限定(40歳になっても継続利用可)
- Amazonでポイント還元率2.0%※
- スターバックスカードへのチャージでポイント還元率5.5%※
- 最短5分でデジタルカードが発行される「モバイル即時入会サービス(モバ即)」対応
※受付時間(9:00AM~8:00PM)を過ぎた場合は、翌日受付扱いとなります。
※顔写真付き本人確認書類(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)による本人確認が必要です。
※「モバ即」入会後、カード到着前の利用方法について詳しくは、公式サイトをご確認ください。 - その他セブンイレブンやローソンなどでポイントアップ
- 女性向けデザインを選べる「JCB カード W plus L」も選択可能
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
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※JCBカードW plus Lへもこちらから申し込み可
楽天カードは「改悪」が気になるが今なお人気ランキング1位を誇る

「年会費無料で高還元」なクレジットカードの代表格とも言えるのが、この「楽天カード」でしょう。
2023年11月から適用された「改悪」によって実質的な還元率は若干下がってしまったものの、
- 新規入会+簡単な条件の達成で5,000円相当のポイントがもらえる
- 楽天系のサービスやファミリーマート、西友などで簡単に使える「楽天ポイント」が貯まる
- コード決済アプリ「楽天ペイ」との併用で、1.5%還元が可能
- 楽天市場で優待あり
といった強みは今でも確かです。
日常の決済で、頻繁に「楽天ポイントカードはお持ちですか?」と訊かれる方であれば特に、この「楽天カード」を活用しやすいと言えるでしょう。

気になる「改悪」の内容は、「100円につき1ポイント還元の対象が、<1ヶ月ごとの利用合計額>ではなく<都度のお買い物ごと>になった」というものです。
詳細については以下のページをご覧ください。


年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB Amex |
還元ポイント | 楽天スーパーポイント |
発行元 | 楽天カード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
- 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
- 楽天ポイントカード機能付き
(=楽天ポイント加盟店でいつでもポイント二重取り) 楽天市場 でポイント還元率+1.0%
5と0が付く日なら+2.0%(要事前エントリー)
※いずれも税抜き価格に対し適用- 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%
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dカードはポイントカード機能付きで利用しやすい高還元カードの1つ

2023年にリニューアルされたdカードもまた、「年会費無料で高還元(1.0%)」なカードの一角です。
ローソン、ファミリーマート等で簡単に使える「dポイント」が貯まることから、日常生活においても使い勝手の良い1枚と言えるでしょう。
docomoユーザー向けの特典もないわけではないものの、このカードはどちらかと言うと、「dポイントカードはお持ちですか?」という声を掛けられやすい方におすすめの1枚となっています。

1ポイント=1円として簡単に使えるポイントが貯まる、便利でスタンダードな1枚です!


年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard |
還元ポイント | dポイント |
発行元 | 株式会社NTTドコモ |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
※29歳以下限定
- 新規入会で最大2,000ポイントプレゼント
- dポイントカード機能付き
(=dポイント加盟店でいつでもポイント二重取り) - マネックス証券にてクレカ積立を行う場合、積立額に対し1.1%還元
(※積立額が月5万円以下の場合) - 「iD」機能付き
- マツモトキヨシなどのdカード特約店でポイントアップ
- 「dカード ポイントモール」経由のショッピングでポイントアップ
- dカードケータイ補償(1年間、最大1万円)
- 5つのカードデザインを選択可能
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あなたに合った「年会費無料で還元率が高い」クレジットカードの選び方

「年会費無料で還元率が高い」として紹介されているクレジットカードは、上に挙げたもの以外にも多くあります。
そんな中で自分に合ったクレジットカードを、一体どのようにして選べばよいのでしょうか?具体的な要素をもとに解説してみました。
メインで使うクレジットカードは「どこで使っても高還元(1.0%~)」なものがおすすめ
他のサイトを見てみると、「どこで使ってもお得」なカードと、「特定のお店で使うとお得」なカードをごちゃまぜに紹介しているため、「結局どれを選べばいいのか分からない」という事態が生じがちなように思えます。
結論から言うと(特定のお店でしかカードを使わない、という方でなければ)、まず入手すべきは「どこで使ってもお得(=高還元)」なクレジットカードです。
具体的に言うと基本還元率が1.0%、あるいはそれ以上のカードを選べば、大きく損をすることはないでしょう。
P-oneカード<Standard>や楽天カードなどがこれに当たりますね。

先の項目で紹介したのは、すべて「基本還元率が1.0%以上」のクレジットカードですよ!
ただし「超高還元」なカードにはクセがあることも多い
基本還元率は原則として高いほど良い…のですが、1.0%を超えるような還元率を持つカードは、
- ポイントの使い道がやや限定的(リクルートカード等)
- リボ払い専用、かつポイントの使い勝手がよくない(P-one Wiz等)
- 超高還元をうたってデビューしたと思ったらすぐに改悪する
(名前を出すのは控えておきましょう…) - 年会費が無料でない(ANAカード、JALカード等)
といった「クセ」を持つことが多いです。
クレジットカードの初心者であれば、あまりに尖ったスペックのカードは避けておくのが無難でしょう。

初心者の方がお得なカードを探すのであれば、「基本還元率1.0%」のクレジットカードを狙うのがおすすめです。
特定のお店でお得なカードは「クレジットカードの使用に慣れてから」
「基本の還元率は低いが、特定のお店で使うとお得」なクレジットカードは多いです。
三井住友カード(NL)あたりは典型的な例で、基本還元率は0.5%(高還元カードの半分程度)でありながら、特定のコンビニエンスストア等では最大7.0%ものポイント還元を実現させています。
そしてこういった性質を持つクレジットカードは、「よく使うお店」に合わせ、2枚目・3枚目のカードとして活用することが一般的。
「まずはどこで使っても高還元なカードを作ってみて、支払いに慣れてきたときに」申し込みを検討するのが良いでしょう。

優待対象のお店で「三井住友カード(NL)」を使い、それ以外のお店では「P-oneカード<Standard>」を使う…といった方法を取れば一番お得だということですね!
ただしまずは、どこで使っても高還元なカード(P-oneカード等)を取得したいところです。
貯めたポイントの使いやすさや使い道も重要
クレジットカード、特にメインカード(場所を問わず広く使うカード)を選ぶ上で重視したいのが、「貯めたポイントの使い道」です。
例えば「リクルートカード」は年会費無料ながら基本還元率1.2%を実現させているクレジットカードですが、「リクルートポイント」の使い道が確保できなければ、どんなにポイントを貯めても意味がありません。
ポイント制のクレジットカードを選ぶ際には、
- ポイントをどこで使えるか
- ポイント交換が必要な場合、レートの良い交換先は何か
- 有効期限は長いか、短いか
等をあらかじめ確認しておきたいところです。
その意味で言うと、身近なお店でポイントを使える「楽天カード」や「dカード」は優秀と言って差し支えありません。

毎月自動的に1%オフが適用される「P-oneカード<Standard>」のように、そもそもポイントシステムが存在しないクレジットカードもありますよ!
VisaやJCBの「タッチ決済」機能付きクレジットカードは優先度が高まっている

申し込み先のカードに迷ったら、「タッチ決済機能が付いているか」を基準とするのもおすすめです。
タッチ決済とは「クレジットカードをかざすだけ」で支払いができる機能を指します。
- 従来の「クレジットカードを読み取り機に挿入」という方法よりもスムーズ&スピーディに決済が完了する
- タッチ決済限定のキャンペーンに参加できる場合がある(特にJCB)
といった特徴を持つことから、「タッチ決済機能付き」カードの優先度は高いと言えるでしょう。

先に紹介したのは最新機能に敏感な人気カードなので、いずれもタッチ決済付きとなっています(一部例外除く)。
カード名 | タッチ決済 |
P-oneカード<Standard> | あり (Visa、Mastercard、JCB) |
リクルートカード | JCBのみあり |
P-one Wiz | あり (Visa、Mastercard、JCB) |
PayPayカード | あり (Visa、Mastercard、JCB) |
JCBカードW | あり(JCB) |
楽天カード | あり (Visa、Mastercard、JCB) ※Amexブランドを除く |
dカード | あり (Visa、Mastercard) |

タッチ決済の詳細や使えるお店について詳しくは、以下のページをご覧ください。
→ブランド(Visa、Mastercard、JCBなど)はどのように選べばいいですか?
スマホ決済を使いたいAndroidユーザーはGoogle Payへの対応状況も要チェック
多くのクレジットカードは「ApplePay」に対応している一方、Google Payに対応しているカードは数が少ないです。
「Android系のスマートフォンをかざすだけ」で支払いが完了するGoogle Payを利用したいのであれば、Google Payに対応しているカード会社が発行するクレジットカードを選択しましょう。
カード名 | スマホ決済 |
P-oneカード<Standard> | ApplePayのみ可 |
リクルートカード | ApplePayのみ可(Visa、Mastercard) ApplePay、Google Pay(JCB) |
P-one Wiz | ApplePayのみ可 |
PayPayカード | ApplePayのみ可 |
JCBカードW | ApplePay、Google Payどちらも可 |
楽天カード | ApplePay、Google Payどちらも可 |
dカード | ApplePayのみ可 |
「キャラクターデザインが可愛い」「券面がおしゃれ」といった理由で選ぶのもアリ
申込先に迷ったら、いっそのこと「カードデザイン」を決め手にしてしまうのも良いでしょう。
クレジットカードのデザインとは、ある意味最も替えが利かない要素でもあります。
特にカードの利用金額があまり高くない方であれば、スペックよりデザインを重視しても、さほどの差は生じないはずです。

現在は楽天カードが、枚数限定の「お買いものパンダ10周年デザイン」を提供していますよ!
クレジットカードが「年会費無料」であることにデメリットはある?

クレジットカードの年会費が無料であるに越したことはない…ように思えますが、実際のところ「有料カードではなく無料カードを選ぶ」ことにデメリットはあるのでしょうか?
具体例を挙げながら解説します。
特に高還元カードは「会員限定の優待サービス」や付帯保険が乏しい傾向にある
年会費無料のクレジットカード、それも特にポイント還元率が高いカードは、会員限定の優待などがあまり充実していない傾向にあります。
もちろん例外はあるものの、ラグジュアリーなサービスが揃ったゴールドカードやプラチナカードに比べると、その差は顕著でしょう。
とは言え有料カードならではの会員サービスにさほど興味が無いのなら、こちらはデメリットとまでは言えないかもしれませんね。

ちなみにカードグレードをアップさせても、基本還元率はアップしないことが多いです(例外はありますが)。
例えば楽天カードの場合、無料カードもプレミアムカード(年11,000円)も「基本還元率1.0%」です。
参考:特典が充実しているJCBプラチナ(税込年会費27,500円)のサービス内容


年会費 | 27,500円 (税込) | 基本還元率 | 0.5%
JCB ORIGINAL SERIESパートナーでの決済なら最大10.0%相当※ |
国際ブランド | JCB |
還元ポイント | Oki Dokiポイント |
発行元 | 株式会社ジェーシービー |
申込条件 | 20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 |
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
※いずれも規格は「QUICPay」
- 【2025年3月31日まで】新規入会で最大64,500円キャッシュバック
- 24時間365日対応のコンシェルジュサービス
- 海外空港ラウンジサービス(無料)
- 国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
- 対象のレストランで2名以上でコース料理を頂くとき、1名分の料金が無料に
- 対象のホテルで割引などの優待あり
- テーマパーク内の「JCBラウンジ」を使用できる
- 最大1億円の旅行保険が付帯、さらに航空機遅延保険なども付帯(利用付帯)
- 全国7万ヶ所以上の施設で使える優待サービス
- Amazonでポイント還元率1.5%※
- スターバックスカードへのチャージでポイント還元率10.0%※
- その他セブンイレブンやローソンなどでポイントアップ
- 国内空港ラウンジサービス(無料)
- お取り寄せグルメの優待
- その他ライフスタイル特典、ゴルフ特典など
:プラチナ限定特典
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
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2.0%以上の超高還元を実現したいなら有料カードを選ぶことに
年会費無料でも還元率が高いクレジットカードは多数存在します。
が、基本還元率が1.5%や2.0%を超えるカードを狙うのであれば、年会費の発生はほぼ避けられません。
例えば「JAL普通カード」は実質還元率2.0%~を実現できるカードですが、このカードの実質年会費は7,150円に達します。

「年会費度外視」の高還元カード情報については、以下のページで紹介していますよ!
とは言え必要性を感じない限り、申込先は無料カードで十分
このように、有料カードを選択すると無料カードにない特典が適用されたり、より高い還元率を実現できたりといったメリットがあります。
が、実のところ有料カードを選択肢に入れるのは、その必要性を強く感じるようになってからで構いません。
特にクレジットカードの初心者のうちは、使い勝手の良い無料カードで「クレジットカードに慣れる」ことを重視した方が良いでしょう。

私も現在こそ有料カード(JALカード)を使用していますが、はじめて作ったのは無料の楽天カードでしたよ!
年会費無料で還元率が高いクレジットカードに関するよくある質問と回答

ここからは、年会費無料で還元率が高いクレジットカードに関連する、よくある質問にお答えしていきます。
- ブランド(Visa、Mastercard、JCBなど)はどのように選べばいいですか?
- 年会費無料でポイント還元率が高い、学生向けのクレジットカードには何がありますか?
- 年会費無料で作れるゴールドカードはありますか?
- 年会費無料で「マイル」が貯まるクレジットカードには何がありますか?
- 年会費無料でETCカードを作れるクレジットカードには何がありますか?
- 海外旅行保険が自動付帯する、年会費無料のクレジットカードはありますか?
- 年会費無料のクレジットカードの審査は甘いですか?
- Suicaのオートチャージができる、年会費無料のクレジットカードはありますか?
- 女性におすすめの年会費無料のクレジットカードには何がありますか?
- 使わない年会費無料のクレジットカードは、解約した方がいいですか?
ブランド(Visa、Mastercard、JCBなど)はどのように選べばいいですか?
日本国内でカードを使う分であれば、主要ブランドのどれを選んでも大差はありません。
ただし近頃の、「タッチ決済」の普及率まで鑑みると、優先されやすいのは「Visa」または「JCB」ブランドでしょうか。
Visaは日本のみならず国外でも使用しやすい汎用性が、JCBは国内で頻繁に行われているキャンペーンが魅力といったところです。
VISA | ・国内外で加盟店数が多く(約1億店※)、使いやすい ・タッチ決済の加盟店数が多い ・日本トップシェア(参考元:イプソス株式会社) |
Mastercard | ・国内外で加盟店数が多く(約1億店※)、使いやすい ・「コストコ」で使える唯一の国際ブランド ・国内のタッチ決済の加盟店が少ないので注意 |
JCB | ・タッチ決済の加盟店数&関連キャンペーンが多い ・日本発祥のブランドなので海外の加盟店数が少ない 全世界での加盟店数はVISAの半分未満※ |
American Express | ・タッチ決済の加盟店数が多い ・JCB加盟店で利用できる(一部例外あり) |
Diners Club | ・JCB加盟店で利用できる(一部例外あり) ・審査難易度が高い |
※参考元:Mastercard公式サイト
※Diners Clubブランドは無料カードには適用されません。
年会費無料でポイント還元率が高い、学生向けのクレジットカードには何がありますか?
学生もこのページで紹介したクレジットカードへの申し込みが可能ではありますが、「学生専用のカード」という観点で言うのなら、ぜひチェックしたいのが「JALカードnavi」でしょう。
一言で言うとこのカードは、有料オプションに加入した場合のJAL普通カード(年会費7,150円)を超えるサービスを持つ、学生専用のクレジットカードです。
「マイルを貯めて卒業旅行に行きたい」という方にとっても、非常に有力な申込先候補と言えるでしょう。

JALカードnaviのマイル還元率は1.0%。
JALマイルは航空券への交換を前提とするとき、1マイル=2円以上の価値を持ちうるため、このカードの実質年会費は2%以上と言えます。
JALカードnaviについて詳しく見る


年会費 | 在学中無料 | 基本還元率 | 2.0%前後~ ※マイルを航空券に交換する場合 |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | JALマイル |
発行元 | 三菱UFJニコス株式会社 他 |
申込条件 | 18歳以上30歳未満の学生の方 |
- 国内線・国際線航空券との交換に必要なマイルが減額される
- 割引運賃を使った場合でもフライトマイルが100%貯まる
(ツアープレミアム/要申し込み) - JALカードが指定する外国語検定に合格すると500マイルプレゼント
- マイルの有効期限が在学中無期限
- 入会またはカード継続後の初回搭乗で1,000マイルプレゼント
- JALのフライトマイル+10%
- ファミリーマート、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
- 対象の空港内ショップや機内販売の割引
- パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待
:学生限定特典
※学校卒業後は「JAL普通カード」へ自動切換となります。
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年会費無料で作れるゴールドカードはありますか?
といったカードで利用実績を積み、カード会社からの案内を受けると、無料でゴールドカードへのアップグレードが可能となります。
ただしいずれも基本還元率は0.5%相当と、あまり高くはありません。

ただし「エポスゴールドカード」に限っては、ボーナスポイントの活用により「実質的な1.0%還元超え」が可能です。
年会費無料で「マイル」が貯まるクレジットカードには何がありますか?
学生専用カードを除くと、無料カードにおいてマイルを貯めやすいのは「JCBカードW」です。
貯めたポイントをJALやANAのマイルに交換すれば、実質還元率は0.6%に達します。
この数字は有料オプションに加入しない場合における、JALカードやANAカードのマイル還元率(0.5%)を上回るものと言えるでしょう。
無料でマイルを貯める方法について詳しくは、以下のページをご覧ください。
年会費無料でETCカードを作れるクレジットカードには何がありますか?
先に挙げたカードにおける、ETCカードの発行コストは以下の通りです。
カード名 | ETCカードにかかる諸費用 |
P-oneカード<Standard> | 年会費無料 発行手数料1,100円 |
リクルートカード | 年会費・発行手数料ともに無料 (JCBの場合) ※他ブランドは1,100円の発行手数料が発生 |
P-one Wiz | 年会費無料 発行手数料1,100円 |
PayPayカード | 年会費550円 |
JCBカードW | 年会費・発行手数料ともに無料 |
楽天カード | 年会費550円 ※会員ランクが「プラチナ」以上の場合は無料 |
dカード | 年会費550円 ※初年度無料、年1回以上の使用で翌年も無料 |
このようにETCカードに掛かるコストは、発行元のカード会社によって異なります。
コストを掛けずにETCカードを作りたいのなら、ジェーシービー発行のクレジットカード等を選ぶのが良いでしょう。
海外旅行保険が自動付帯する、年会費無料のクレジットカードはありますか?
残念ながら、海外旅行保険が「自動付帯」する無料カードはもはや見当たりません。
以前は横浜インビテーションカードやエポスカードが「海外旅行保険の自動付帯」をウリとしていましたが、いずれも仕様変更(いわゆる改悪)により、「利用付帯」に変更となっています。
海外旅行保険を基準としてクレジットカードを選びたい場合には、以下のページを参考にしてみてください。
年会費無料のクレジットカードの審査は甘いですか?
甘い・厳しいの基準は人によって異なるため何とも言えませんが、一般に高い収入や社会的ステータスは要求されません。
実際、100名を対象にアンケート調査を行った際にも、無料カードの審査通過者には「年収100万円未満」「専業主婦」といった方が多く見られました。
Suicaのオートチャージができる、年会費無料のクレジットカードはありますか?
- ビックカメラSuicaカード(年1回以上の使用で年会費無料)
- イオンカードSuica(年会費無料)
といったカードであれば、年会費を発生させずにSuicaのオートチャージを使用可能です。
特にビューカード(JR東日本グループのカード会社)発行の「ビックカメラSuicaカード」であれば、Suicaユーザーと相性の良い特典も揃っていますね。
女性におすすめの年会費無料のクレジットカードには何がありますか?
100名を対象にアンケートを行った際、特に女性からの人気を集めていたのは、
- ディズニーや「お買いものパンダ」デザインの楽天カード
- マルイで優待を受けられるエポスカード
- コンビニ優待のある三井住友カード(NL)
あたりでした。
この3つのカードの中で言うと、基本還元率が高いのは「楽天カード」ですね。

個人的には飲食や旅行関連、さらに医療脱毛などでも優待を受けられる「横浜インビテーションカード」あたりもおすすめしたいところです。
使わない年会費無料のクレジットカードは、解約した方がいいですか?
結論から言うと、どちらでもいいかと思います。
「そのうち使うかも」と思える特典などがあればカードを残しておくのも手ですし、
- 有効期限が迫った時に、新しいカードが届くのが煩わしい
- 使わないカードを持っておくのが何となく気持ち悪い
という場合には、当該カードを解約してしまってもよいでしょう。
カードの解約方法はカード会社によって異なるため、公式サイトなどを確認してみることをおすすめします。
年会費無料で還元率が高いクレジットカードについてのまとめ
P-oneカード<Standard> | リクルートカード | P-one Wiz | PayPayカード | JCBカードW | 楽天カード | dカード | |
デザイン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
基本還元率 | 1.0% | 1.2% | 1.495% | 1.0% ※条件達成で1.5% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
特徴 | 毎月の支払いが自動1%オフ | ポイントの使い道が確保できればお得 | リボ払い専用を条件に高還元 | 月10万円~の決済等で最大還元 | 39歳以下限定 アフターサービスにも定評アリ | 改悪は入ったが楽天ポイントの使い勝手は随一 | dポイントを貯めたい派ならこちら |
初心者向け度 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
詳細 | CHECK! | CHECK! | CHECK! | CHECK! | CHECK! | CHECK! | CHECK! |
「年会費無料で還元率が高い」クレジットカードの数は意外と多く、それぞれ微妙に特徴が異なります。
それぞれのカードのメリット・デメリットを見比べて、あなたに合った1枚を選んでみてくださいね。



年会費 | 永年無料 | 基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
還元ポイント | なし ※自動1%オフ |
発行元 | ポケットカード株式会社 |
申込条件 | 18歳以上 ※高校生は卒業年度の1月より申込み可 |
- 新規入会で最大15,000円相当還元!
┗詳細は公式サイト 参照
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